【個別銘柄】 の一覧
2012年01月20日
ヤーマンが東証1部上場!
私の周りで人気のヤーマンですが、2012年1月20日(金)に遂に東証1部上場が発表されました。
ヤーマンは順調に東証1部までステップアップしてきましたが、ここまでの道のりを振り返ってみます。
ヤーマン(6630)は2009年12月24日にジャスダック証券取引所に上場しましたが、その後は新規公開銘柄特有の値動きとなり、株価低迷が続きました。上場前後はほとんどの銘柄が話題になり人気化しますが、その後は人気が離散するのが一般的です。ヤーマンも同じような展開となったので、2010年7月に開催された上場後初の株主総会では株主からの苦情のオンパレードでした(^_^;)
→ ヤーマン2010年株主総会レポート
上場後初めてで緊張するであろう株主総会で、厳しい質問の矢面に立たされた山ア貴三代社長は大変だったでしょうが、質問が出尽くすまで対応し、27件にも及ぶ質問に答えていたのは素晴らしいですね。
初の株主総会でしかも株価低迷中で厳しい質問が続けば、途中で質疑応答を打ち切ってしまいたい!と感じても不思議ではありません。そんな会社もけっこうありますから、余計に素晴らしいですね。
2010年10月22日(金)には3万株の立会外分売(分売価格は1,393円、分割調整後は697円)を実施しました。実施の目的として、
当社は当社株式の東京証券取引所新規上場の申請を行っており、今回の立会外分売は新規上場の形式要件の一つである流通株式比率の充足を図るために行うものであります
と発表しています。
そして立会外分売の目的通り、2011年1月20日に東証2部への上場承認の発表を行っています。
東証2部への上場日は2011年1月27日(木)となっており、ジャスダック証券取引所上場から約13ヵ月で東証2部上場企業となりました。
立会外分売実施からは約3ヵ月での上場承認となりました。
その後も業績は順調に推移したこともありますし、株主総会で指摘された株主優待制度を導入したり、株式分割を行ったりと手探りながら対策を進めた結果株価も底打ちとなり、株主数も大きく増加しました。
そして迎えた上場2回目となる2011年7月に開催された株主総会では、前年とは打って変わって厳しい質問は姿を消し(笑)、質問数も8件に減りました。前年に指摘されたことはほとんど達成しているんですから、文句の付けようもないという感じでした。
→ ヤーマン2011年株主総会レポート
出席者数は2010年の28人から2011年には121名に達し、お土産が足りなくなるくらいでした。出席者は4倍になったわけですが、それでも質問数は1/4程度なんですから、出席者数に比例せず反比例しているところが面白いですね。
ほとんどの出席株主は質疑応答にはあまり興味がないようです(^_^;)
その後2011年10月14日(金)にはまた立会外分売を実施。今回は291,700株と前回の3万株(分割後では6万株相当)と比べても急増しています。分売価格は993円です。今回の実施の目的は、
当社は当社株式の東京証券取引所市場第一部銘柄指定の申請を行っており、今回の立会外分売は市場第一部銘柄指定の形式要件の一つである流通株式比率の充足を図るために行うものであります
となっていて、今度は東証1部を目指すために立会外分売を実施しています。
そして約3ヵ月後の2012年1月20日(金)に遂に東証1部上場を発表したという流れになります。
ジャスダック証券取引所上場から毎年順調にステップアップしてきました。
このままいくと来年は香港かシンガポール市場に上場しそうな勢いです(笑)
ここまで立会外分売は実施していますが、公募増資を行っていないことも評価できますね!
東証に上場しても公募増資を行うと、株価上昇効果が打ち消されてしまうこともあります。一番大事なのは調達した資金をどう使うかではありますが、やはり市場が不安定な時期には株式の希薄化の方が嫌気されることも多くあります。
東証1部に上場することですし、今回も増配の可能性が高いと思います。
来週以降の株価推移とともに増配も楽しみに待ちたいと思っています。
今後もヤーマンの成長を楽しみにしています。
こんなに順調に東証に上場する会社も珍しいと思いますが、こういった事例を分析しておくと、他の会社が同じ理由で立会外分売を行った時に、その後のスケジュールが想定できるようになります。あるいは立会外分売を行ったのにその後東証への上場が発表されなければ、上場審査で何か問題があったのかもしれないということになります。
上場審査では決算期も大事な要素になるので、決算期がいつか?というのも押さえておくポイントです。
ヤーマンは4月決算なので、7月以降前年の決算を基に上場申請を行い、審査の終盤に立会外分売を実施して株主数基準を満たしたうえで、東証上場が決まったのだと思います。
審査が長引いたりして決算期を越えてしまうと、最新の決算を基に再度上場審査ということになりかねないので、そうなると審査が長引いてしまいます。上場決定時期の見極めは、立会外分売の実施時期と決算期末であり、決算期末を越えても上場承認の発表がない場合、承認まではまだしばらく時間がかかるのか、あるいは今回は承認されなかったということになるのかもしれません。
いろいろな会社の上場承認事例を研究することで、参考になることもたくさんありますね!
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ヤーマンは順調に東証1部までステップアップしてきましたが、ここまでの道のりを振り返ってみます。
ヤーマン(6630)は2009年12月24日にジャスダック証券取引所に上場しましたが、その後は新規公開銘柄特有の値動きとなり、株価低迷が続きました。上場前後はほとんどの銘柄が話題になり人気化しますが、その後は人気が離散するのが一般的です。ヤーマンも同じような展開となったので、2010年7月に開催された上場後初の株主総会では株主からの苦情のオンパレードでした(^_^;)
→ ヤーマン2010年株主総会レポート
上場後初めてで緊張するであろう株主総会で、厳しい質問の矢面に立たされた山ア貴三代社長は大変だったでしょうが、質問が出尽くすまで対応し、27件にも及ぶ質問に答えていたのは素晴らしいですね。
初の株主総会でしかも株価低迷中で厳しい質問が続けば、途中で質疑応答を打ち切ってしまいたい!と感じても不思議ではありません。そんな会社もけっこうありますから、余計に素晴らしいですね。
2010年10月22日(金)には3万株の立会外分売(分売価格は1,393円、分割調整後は697円)を実施しました。実施の目的として、
当社は当社株式の東京証券取引所新規上場の申請を行っており、今回の立会外分売は新規上場の形式要件の一つである流通株式比率の充足を図るために行うものであります
と発表しています。
そして立会外分売の目的通り、2011年1月20日に東証2部への上場承認の発表を行っています。
東証2部への上場日は2011年1月27日(木)となっており、ジャスダック証券取引所上場から約13ヵ月で東証2部上場企業となりました。
立会外分売実施からは約3ヵ月での上場承認となりました。
その後も業績は順調に推移したこともありますし、株主総会で指摘された株主優待制度を導入したり、株式分割を行ったりと手探りながら対策を進めた結果株価も底打ちとなり、株主数も大きく増加しました。
そして迎えた上場2回目となる2011年7月に開催された株主総会では、前年とは打って変わって厳しい質問は姿を消し(笑)、質問数も8件に減りました。前年に指摘されたことはほとんど達成しているんですから、文句の付けようもないという感じでした。
→ ヤーマン2011年株主総会レポート
出席者数は2010年の28人から2011年には121名に達し、お土産が足りなくなるくらいでした。出席者は4倍になったわけですが、それでも質問数は1/4程度なんですから、出席者数に比例せず反比例しているところが面白いですね。
ほとんどの出席株主は質疑応答にはあまり興味がないようです(^_^;)
その後2011年10月14日(金)にはまた立会外分売を実施。今回は291,700株と前回の3万株(分割後では6万株相当)と比べても急増しています。分売価格は993円です。今回の実施の目的は、
当社は当社株式の東京証券取引所市場第一部銘柄指定の申請を行っており、今回の立会外分売は市場第一部銘柄指定の形式要件の一つである流通株式比率の充足を図るために行うものであります
となっていて、今度は東証1部を目指すために立会外分売を実施しています。
そして約3ヵ月後の2012年1月20日(金)に遂に東証1部上場を発表したという流れになります。
ジャスダック証券取引所上場から毎年順調にステップアップしてきました。
このままいくと来年は香港かシンガポール市場に上場しそうな勢いです(笑)
ここまで立会外分売は実施していますが、公募増資を行っていないことも評価できますね!
東証に上場しても公募増資を行うと、株価上昇効果が打ち消されてしまうこともあります。一番大事なのは調達した資金をどう使うかではありますが、やはり市場が不安定な時期には株式の希薄化の方が嫌気されることも多くあります。
東証1部に上場することですし、今回も増配の可能性が高いと思います。
来週以降の株価推移とともに増配も楽しみに待ちたいと思っています。
今後もヤーマンの成長を楽しみにしています。
こんなに順調に東証に上場する会社も珍しいと思いますが、こういった事例を分析しておくと、他の会社が同じ理由で立会外分売を行った時に、その後のスケジュールが想定できるようになります。あるいは立会外分売を行ったのにその後東証への上場が発表されなければ、上場審査で何か問題があったのかもしれないということになります。
上場審査では決算期も大事な要素になるので、決算期がいつか?というのも押さえておくポイントです。
ヤーマンは4月決算なので、7月以降前年の決算を基に上場申請を行い、審査の終盤に立会外分売を実施して株主数基準を満たしたうえで、東証上場が決まったのだと思います。
審査が長引いたりして決算期を越えてしまうと、最新の決算を基に再度上場審査ということになりかねないので、そうなると審査が長引いてしまいます。上場決定時期の見極めは、立会外分売の実施時期と決算期末であり、決算期末を越えても上場承認の発表がない場合、承認まではまだしばらく時間がかかるのか、あるいは今回は承認されなかったということになるのかもしれません。
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タグ:ヤーマン東証1部上場
ゼットン(3057)2011年第3四半期決算
2012年1月13日(金)にゼットン(3057)の2011年第3四半期決算が発表されました。
前年同期と比べると、売上+1.9%と微増収、営業利益+46.5%、経常利益+48.1%、純利益+25.7%と大幅増益となり、絶好調のように見えます。しかし通期の見込みを見ると、売上+0.5%、営業利益+20.0%、経常利益+20.2%、純利益+7.8%となり、3Qまでと比べるとかなり見劣りする計画になっています。
通期の業績予想は据え置いているので、今後上方修正が期待できるという見方もできますが、例年ゼットンの4Qは業績が低迷しています。
ゼットンはちょっと高級なレストランや普及価格帯のハワイアンレストランなどを展開しており、通常であれば12月、1月が含まれる第4四半期は稼ぎ時のはずですし、4Qで失速するのは不思議でなりません。
株主総会でも質問したことがありますが、稲本社長の回答は
「第4四半期はブライダル需要が落ち込むが人件費などのコストは発生するので、売上は他の四半期より減り赤字になっている」という内容でした。
ゼットンの事業の中でブライダルの比率は低いと思いますし、なんか納得できない説明でした。
実際ゼットンの四半期業績がどのように推移しているのか、過去5年分の業績推移をグラフにしてみました。

ゼットンの売上高の推移は上記の通りです。
売上は年々着実に伸びていることが分かります。特に目立つのは2Q(6〜8月)の夏場の売上の伸びです。
2008年頃までは四半期ごとにそれほど売上に差はなかったんですが、2009年以降は徐々に2Qと3Qの売上の伸びが顕著になっています。いわゆる夏場の売上が伸びているわけですが、これはハワイアン業態のアロハテーブルの店舗数が伸びている影響と思われます。
やはりハワイアン業態は冬より夏の方が賑わいそうですからね!
また最近は、夏季限定のビアガーデンや海の家などのオープンエアの仮設店舗にも力を入れています。
ハワイアン業態のアロハテーブルや夏季限定店舗が増えるとともに、夏場の売上が伸びてゼットンの業績を牽引していることが分かります。
一方で本来飲食店が稼ぎ時である4Qは、この5年間でもほとんど売上が伸びていません。
これはちょっと異様に感じますね。売上が伸びていないのは4Qだけです。1Qも伸びは低く見えますが、これは2011年1Qに東日本大震災が発生した影響が大きく、もし地震がなければ2011年1Qはもっと売上が伸びていたと思います。
稲本健一社長が言う冬場はブライダル需要が少ないから売上が伸びない!と言う説明も、4Qに売上が伸びない理由にはなりません。なぜ本来稼ぎ時の忘年会・新年会シーズンの売上が過去5年でも伸びていないのか不思議でなりません。5年のうちには店舗数も増えていますし、せめて店舗数の伸び程度は売上が伸びてもいいと思うんですが。ビアガーデン同様、ハワイアン業態も冬場は閉店しているんでしょうか(笑)

営業利益の四半期毎推移を見るとさらにブレが大きくなります。
2009年の1Qが大幅な赤字になったのは、横浜マリンタワー開業時に計画以上に経費がかかった影響です。
この特殊要因を除けば4Q以外は利益を出しているのに、2007年以外は4Qはすべて赤字になっています。
せっかく夏場の利益が大きく伸びているんですから、冬場も赤字にならないような体制を作っていけばもっと内容の良い会社になるんですが、長所を伸ばすのか短所を無くすのかという難しい問題なのかもしれませんね。
少々の短所には目をつむり、良い点を徹底的に伸ばしていった方が全体としてはいいのかもしれません。
稲本健一社長のイメージは夏!と言う感じですが、そうは言ってももう少し冬場の営業にも力を入れて欲しいですね。
特に今期の4Qの赤字額はマリンタワー開業時に匹敵する大幅赤字計画になっていますが、こんなに赤字になるような要因はないと思います(ないと思いたい(笑))
東京都美術館のレストランは2012年4月にオープン予定ですが、横浜マリンタワーでしっかりと勉強しているはずなので、当時のようなことにはならないと思います。
なので今期の上方修正は堅そうな感じがします。
前年同期並みの赤字に収まれば営業利益で0.77億円の上方修正(32%の上方修正)になりますし、昨年の株主総会で稲本社長が回答していたように4Qの赤字低減が進めば1億円近い上方修正も不可能ではありません。
今期のゼットンは東日本大震災で始まり、お客様がぱったりと来なくなってしまい飲食業の存在意義まで考えさせられるスタートとなりましたが、上方修正前でも売上は過去最高、営業利益も過去最高を更新する勢いです。

来期にはいよいよ東京都美術館もリニューアルオープンとなり、ゼットンが運営するレストランもオープンします。来期以降の成長が楽しみですね。
同業の四半期業績とも比べてみると、同じ名古屋のジェイプロジェクト(3063)は4Qの売上が多いですし、営業利益では4Qがずば抜けて高くなっています。ジェイプロジェクトは居酒屋中心ですが、ゼットンのような高級店舗も持っておりブライダルにも力を入れています。
一方で高級レストラン運営のひらまつ(2764)を見てみると、2Q(1〜3月)の売上が一番低くて、営業利益も低水準になっています。ゼットンの四半期業績はひらまつにかなり近い感じですね。
ゼットンはコマーシャル部門も増えてきましたが、全体としては高級レストラン業態の影響が大きいようです。
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前年同期と比べると、売上+1.9%と微増収、営業利益+46.5%、経常利益+48.1%、純利益+25.7%と大幅増益となり、絶好調のように見えます。しかし通期の見込みを見ると、売上+0.5%、営業利益+20.0%、経常利益+20.2%、純利益+7.8%となり、3Qまでと比べるとかなり見劣りする計画になっています。
通期の業績予想は据え置いているので、今後上方修正が期待できるという見方もできますが、例年ゼットンの4Qは業績が低迷しています。
ゼットンはちょっと高級なレストランや普及価格帯のハワイアンレストランなどを展開しており、通常であれば12月、1月が含まれる第4四半期は稼ぎ時のはずですし、4Qで失速するのは不思議でなりません。
株主総会でも質問したことがありますが、稲本社長の回答は
「第4四半期はブライダル需要が落ち込むが人件費などのコストは発生するので、売上は他の四半期より減り赤字になっている」という内容でした。
ゼットンの事業の中でブライダルの比率は低いと思いますし、なんか納得できない説明でした。
実際ゼットンの四半期業績がどのように推移しているのか、過去5年分の業績推移をグラフにしてみました。

ゼットンの売上高の推移は上記の通りです。
売上は年々着実に伸びていることが分かります。特に目立つのは2Q(6〜8月)の夏場の売上の伸びです。
2008年頃までは四半期ごとにそれほど売上に差はなかったんですが、2009年以降は徐々に2Qと3Qの売上の伸びが顕著になっています。いわゆる夏場の売上が伸びているわけですが、これはハワイアン業態のアロハテーブルの店舗数が伸びている影響と思われます。
やはりハワイアン業態は冬より夏の方が賑わいそうですからね!
また最近は、夏季限定のビアガーデンや海の家などのオープンエアの仮設店舗にも力を入れています。
ハワイアン業態のアロハテーブルや夏季限定店舗が増えるとともに、夏場の売上が伸びてゼットンの業績を牽引していることが分かります。
一方で本来飲食店が稼ぎ時である4Qは、この5年間でもほとんど売上が伸びていません。
これはちょっと異様に感じますね。売上が伸びていないのは4Qだけです。1Qも伸びは低く見えますが、これは2011年1Qに東日本大震災が発生した影響が大きく、もし地震がなければ2011年1Qはもっと売上が伸びていたと思います。
稲本健一社長が言う冬場はブライダル需要が少ないから売上が伸びない!と言う説明も、4Qに売上が伸びない理由にはなりません。なぜ本来稼ぎ時の忘年会・新年会シーズンの売上が過去5年でも伸びていないのか不思議でなりません。5年のうちには店舗数も増えていますし、せめて店舗数の伸び程度は売上が伸びてもいいと思うんですが。ビアガーデン同様、ハワイアン業態も冬場は閉店しているんでしょうか(笑)

営業利益の四半期毎推移を見るとさらにブレが大きくなります。
2009年の1Qが大幅な赤字になったのは、横浜マリンタワー開業時に計画以上に経費がかかった影響です。
この特殊要因を除けば4Q以外は利益を出しているのに、2007年以外は4Qはすべて赤字になっています。
せっかく夏場の利益が大きく伸びているんですから、冬場も赤字にならないような体制を作っていけばもっと内容の良い会社になるんですが、長所を伸ばすのか短所を無くすのかという難しい問題なのかもしれませんね。
少々の短所には目をつむり、良い点を徹底的に伸ばしていった方が全体としてはいいのかもしれません。
稲本健一社長のイメージは夏!と言う感じですが、そうは言ってももう少し冬場の営業にも力を入れて欲しいですね。
特に今期の4Qの赤字額はマリンタワー開業時に匹敵する大幅赤字計画になっていますが、こんなに赤字になるような要因はないと思います(ないと思いたい(笑))
東京都美術館のレストランは2012年4月にオープン予定ですが、横浜マリンタワーでしっかりと勉強しているはずなので、当時のようなことにはならないと思います。
なので今期の上方修正は堅そうな感じがします。
前年同期並みの赤字に収まれば営業利益で0.77億円の上方修正(32%の上方修正)になりますし、昨年の株主総会で稲本社長が回答していたように4Qの赤字低減が進めば1億円近い上方修正も不可能ではありません。
今期のゼットンは東日本大震災で始まり、お客様がぱったりと来なくなってしまい飲食業の存在意義まで考えさせられるスタートとなりましたが、上方修正前でも売上は過去最高、営業利益も過去最高を更新する勢いです。

来期にはいよいよ東京都美術館もリニューアルオープンとなり、ゼットンが運営するレストランもオープンします。来期以降の成長が楽しみですね。
同業の四半期業績とも比べてみると、同じ名古屋のジェイプロジェクト(3063)は4Qの売上が多いですし、営業利益では4Qがずば抜けて高くなっています。ジェイプロジェクトは居酒屋中心ですが、ゼットンのような高級店舗も持っておりブライダルにも力を入れています。
一方で高級レストラン運営のひらまつ(2764)を見てみると、2Q(1〜3月)の売上が一番低くて、営業利益も低水準になっています。ゼットンの四半期業績はひらまつにかなり近い感じですね。
ゼットンはコマーシャル部門も増えてきましたが、全体としては高級レストラン業態の影響が大きいようです。
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2011年10月30日
一六堂の株価が好調!
一六堂(3366)の株価が堅調に推移しています。
私のポートフォリオの中ではずっと問題児でしたが、明るい兆しが見えてきました。
一六堂は居酒屋銘柄の中では財務内容の良好な珍しい会社であり、浜田漁港や塩釜漁港などの買参権(漁港でのセリに参加する権利)を持っているという特徴ある会社です。
名証IRエキスポで一六堂を知り投資しましたが、長らく株価の下落が続いていました(泣)
2005年の上場当時の株価は20万円を超えていたんですから、2万円割れというのは名証セントレックス銘柄とは言え悲しすぎますね。

3月の東日本大震災後は業績見通しも発表できない状況に陥り、塩釜漁港の営業所も津波の被害を受けていますし、企業の接待需要など高額消費銘柄なので震災後の自粛ムードの蔓延で、業績への影響も大きいんだろうな〜と心配していました。
しかしながらその後のリリースを見ると、意外と影響は小さかったようです。
2011年7月14日には増収増益の今期計画を発表し、2011年9月16日には2Q決算の上方修正も発表しています。
さらに2011年10月27日には、1株を100株に分割し100株単位にするという発表をしています。
東京証券取引所は100株単位への統一を目指しており、これに沿った動きだと思います。
さらに2011年10月28日には、創業者で代表取締役社長の柚原洋一氏の持ち株のうち12,000株(議決権所有割合14.07%分)を市場外で譲渡したというリリースも出ています。
日経新聞には、アサヒビールが7%分の一六堂株式を約1.7億円で取得するとの記事も出ています。酒類などの取引関係を強化する目的で11月2日付けで買い取るそうです。
7%ということは6,000株だと思うので、1株当たり28,300円ほどで買い取ることになります。
柚原洋一社長が譲渡したのは12,000株なので、アサヒビール以外にも複数の取引先が引き受けたのだと思います。株式の分布状況を改善するのも東証上場への重要な布石だと思います。現状は名証セントレックス市場に上場していますが、市場自体の流動性も低くまったく目立たないので、早期に東証2部上場を目指して欲しいですね。
2011年5月30日に開催された一六堂の株主総会で、柚原社長は東証上場は常に目指していると語っていましたが、それに沿った動きが感じられるのは嬉しいことです。
一六堂(3366)2011年株主総会レポート
現状の株主数は1,500名ほどだと思いますが、東証を目指すには2千名以上は欲しいところです。
(追記)2011年11月4日に一六堂から中間報告書が届き、2011年8月末の株主数は1,408名でした。2011年2月末の1,446名から38人減っていました(^_^;)
東日本大震災もあり3月から6月くらいまでは株価も低迷していたので、売ってしまった株主も多いようです。
今後の動きとして予想されるのは、立会外分売の実施、長年検討中になっている株主優待制度の導入を行い、個人株主の獲得を目指すのではないかと感じます。
逆に言えば、今後このような動きが出てきたら、東証上場を本気で考えているということになると思います。
株主優待については、以前から干物の贈呈など一六堂らしい株主優待制度を検討していると言っているので、一連の流れからすると今期末の株主から株主優待を導入する可能性は高いと思います。
個人的にはお食事券の方が嬉しいですし、遠方の株主にも配慮して干物なども選べるようにするのがベストだと思います。
一六堂のお店は高いというイメージがあり、いつも外から見ているだけで中に入ったことはない(^_^;)ので、ぜひ株主優待お食事券で一六堂を体験してみたいものです(笑)
当面一六堂の動きから目が離せませんね!
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一六堂の客層を考えると、企業の管理者層など比較的資産に恵まれた方々の知名度が高いと思うので、東証に上場すればそういった方々からの注目も集まり、株価もかなり上がるのではないかな〜と密かに期待しています(笑)
私のポートフォリオの中ではずっと問題児でしたが、明るい兆しが見えてきました。
一六堂は居酒屋銘柄の中では財務内容の良好な珍しい会社であり、浜田漁港や塩釜漁港などの買参権(漁港でのセリに参加する権利)を持っているという特徴ある会社です。
名証IRエキスポで一六堂を知り投資しましたが、長らく株価の下落が続いていました(泣)
2005年の上場当時の株価は20万円を超えていたんですから、2万円割れというのは名証セントレックス銘柄とは言え悲しすぎますね。

3月の東日本大震災後は業績見通しも発表できない状況に陥り、塩釜漁港の営業所も津波の被害を受けていますし、企業の接待需要など高額消費銘柄なので震災後の自粛ムードの蔓延で、業績への影響も大きいんだろうな〜と心配していました。
しかしながらその後のリリースを見ると、意外と影響は小さかったようです。
2011年7月14日には増収増益の今期計画を発表し、2011年9月16日には2Q決算の上方修正も発表しています。
さらに2011年10月27日には、1株を100株に分割し100株単位にするという発表をしています。
東京証券取引所は100株単位への統一を目指しており、これに沿った動きだと思います。
さらに2011年10月28日には、創業者で代表取締役社長の柚原洋一氏の持ち株のうち12,000株(議決権所有割合14.07%分)を市場外で譲渡したというリリースも出ています。
日経新聞には、アサヒビールが7%分の一六堂株式を約1.7億円で取得するとの記事も出ています。酒類などの取引関係を強化する目的で11月2日付けで買い取るそうです。
7%ということは6,000株だと思うので、1株当たり28,300円ほどで買い取ることになります。
柚原洋一社長が譲渡したのは12,000株なので、アサヒビール以外にも複数の取引先が引き受けたのだと思います。株式の分布状況を改善するのも東証上場への重要な布石だと思います。現状は名証セントレックス市場に上場していますが、市場自体の流動性も低くまったく目立たないので、早期に東証2部上場を目指して欲しいですね。
2011年5月30日に開催された一六堂の株主総会で、柚原社長は東証上場は常に目指していると語っていましたが、それに沿った動きが感じられるのは嬉しいことです。
一六堂(3366)2011年株主総会レポート
現状の株主数は1,500名ほどだと思いますが、東証を目指すには2千名以上は欲しいところです。
(追記)2011年11月4日に一六堂から中間報告書が届き、2011年8月末の株主数は1,408名でした。2011年2月末の1,446名から38人減っていました(^_^;)
東日本大震災もあり3月から6月くらいまでは株価も低迷していたので、売ってしまった株主も多いようです。
今後の動きとして予想されるのは、立会外分売の実施、長年検討中になっている株主優待制度の導入を行い、個人株主の獲得を目指すのではないかと感じます。
逆に言えば、今後このような動きが出てきたら、東証上場を本気で考えているということになると思います。
株主優待については、以前から干物の贈呈など一六堂らしい株主優待制度を検討していると言っているので、一連の流れからすると今期末の株主から株主優待を導入する可能性は高いと思います。
個人的にはお食事券の方が嬉しいですし、遠方の株主にも配慮して干物なども選べるようにするのがベストだと思います。
一六堂のお店は高いというイメージがあり、いつも外から見ているだけで中に入ったことはない(^_^;)ので、ぜひ株主優待お食事券で一六堂を体験してみたいものです(笑)
当面一六堂の動きから目が離せませんね!
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2011年10月04日
超大現代農業有限公司0682.HK
数年前より中国株にも一部投資していますが、中国でも日本と同様に成長性が高そう(に見える(笑))な小さな会社に投資しています。そんな1社の超大現代農業有限公司がインサイダー疑惑や決算書に対する疑問などが出てきて取引停止が続いています。
中国株の投資先で取引停止になるのは、グリーンクールテックに続いて2社目になります。
グリーンクールテックはフロンに変わる環境に優しい冷媒を開発していた会社ですが、子会社との間で色々と問題が発生し、取引中止が続いた後で上場廃止になってしまいました。
グリーンクールテックの場合は夢のある会社でしたが、製品の有効性については疑問を投げかける意見もあったのでリスクの大きな銘柄でしたが、超大現代農業まで取引停止になるのはちょっと意外でした。
どちらも国営企業ではなく民営企業なので、リスクは大きいんですけどね。
超大現代農業は有機栽培野菜の栽培や果樹栽培、牧畜などを手掛ける民営の農業会社です。野菜は日本にも輸出されていて、日本のスーパーでネギを見かけたこともあります。
グローバルに考えると人口も増加しており、農業を手掛ける企業の将来性は高そうだと思い投資しました。
以前から言われていたのは下記のような問題です。
(1)本当に有機栽培をしているのか?実際は農薬などをたくさん使っているのではないか?
(2)栽培面積として公表している農地面積が、実際より多いのではないか?
これらの問題についてはそれほど大きな問題にはならなかったので、事実とは異なったのかもしれません。今年の5月から再度農地面積などに虚偽記載の疑いがあるという指摘が雑誌などに出てきたようですが、会社側は全面的に否定しています。
そんな中で、2011年9月26日午後1時30分から売買停止になってしまいました。一時停止の予定がずっと売買停止が続いています。
売買停止の理由としては、「香港政府は26日、超大現代農業に不正行為があった疑いがあるとして、調査に向けた手続きを開始したもようだ」と複数のメディアが報じています。
その後徐々に詳細が明らかになってきて、
郭浩主席と陳志宝CFOは2009年6月15日に開かれた電話ミーティングで、未公表の増資計画をフィデリティのファンドマネージャーなどに漏洩。この情報を受けフィデリティは、増資公表前の6月16日に保有している超大現代農業の株式を1株あたり5.3HKドルで売却した。
6月17日に超大現代農業は同社株の売買を前場終了後に停止し増資を発表。フィデリティは超大現代農業の増資に参加し、1株あたり4.6HKドルで新株を取得した。6月18日に同社株は売買を再開したが15.5%安と急落した。フィデリティのファンドマネージャーの行為を認知していたとして、郭主席と陳CFOのインサイダー取引が指摘されたという。
確かに増資計画を外部に漏らしたのはよくないと思いますが、それ以上に酷いのはその後のフィデリティの動きではないでしょうか?
増資を計画しているという話を聞いて翌日には持ち株を売却して株価を下げ、その下がった株価をベースに設定された増資に参加して安値で株を買い戻しています。
日本でも外資系の投資家による同じような増資に絡んだインサイダー疑惑が報道され、規制の強化や調査が行われているので、中国でもこのような事例は多くあるのかもしれません。
それにしてもフィデリティがこのような不正取引を手掛けていたというのはショックです。
フィデリティといえば世界でも有数の投資信託会社ですし、優良なファンドを低コストで提供している会社というイメージを持っていました。ピーター・リンチが米フィデリティの「マゼラン・ファンド」のポートフォリオ・マネジャーを務めていて、小型成長株投資で投資家の資産を大きく増やしたことでも有名です。
私の基本的な投資手法も、ピーター・リンチの本を読んで参考にした点も多いので、フィデリティに対して良いイメージを持っていました。
それだけにフィデリティがこんな明らかなインサイダー取引に手を染めていたというのはとても残念です。
今回の件もフィデリティがインサイダー情報を元に売買しなければ、これほど大きな問題にはならなかったはずです。コンプライアンスに厳しいフィデリティのファンドマネージャーであれば、増資の情報はインサイダー情報に当たるので、軽々しく口に出してはいけませんよ!と注意するくらいの矜持を持って欲しいものです。フィデリティといえども儲かれば何をやってもいいというのが実態なんでしょうか?
インサイダー取引を行ったのはフィデリティなんですから、フィデリティこそ罰を受けるべきで、超大現代農業はおとがめなしにしてくれないかな〜(^_^;)
1つ問題が出てくると次々と報道が続くのはどこの国でも同じなんでしょうが、インサイダー疑惑以外にも問題点が「アノニマス・アナリティクス」のウェブサイトに掲載されているようです。
(3)財務諸表のうえでは同社は多額の手元現金を有しているが、それにもかかわらず増資を頻繁に行って資金を調達しているのはおかしい。
(4)資本投下が同業他社を37%も上回っているにもかかわらず、事業の成長率は同レベルにとどまっている。
(5)超大現代農業が使用する肥料は郭主席の支配会社からのみ購入している点も不自然。
(6)自社の企業価値を誇大に宣伝している疑いもある。
今後どう推移するのかは分かりませんが、中国株と言えどももう少し頻繁にチェックする必要があるのかなと思います。今までは月に1度程度しかチェックせず放置状態だったので(笑)
2011年10月3日付のニュースでは、
超大現代農業は、9月30日に2011年6月決算の発表が遅れることを発表した。各種の報道を受け、公認会計士が2011年6月本決算について追加の監査を実施することに同意したため、だそうです。
立ち直ってくれるといいんですが。
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中国株の投資先で取引停止になるのは、グリーンクールテックに続いて2社目になります。
グリーンクールテックはフロンに変わる環境に優しい冷媒を開発していた会社ですが、子会社との間で色々と問題が発生し、取引中止が続いた後で上場廃止になってしまいました。
グリーンクールテックの場合は夢のある会社でしたが、製品の有効性については疑問を投げかける意見もあったのでリスクの大きな銘柄でしたが、超大現代農業まで取引停止になるのはちょっと意外でした。
どちらも国営企業ではなく民営企業なので、リスクは大きいんですけどね。
超大現代農業は有機栽培野菜の栽培や果樹栽培、牧畜などを手掛ける民営の農業会社です。野菜は日本にも輸出されていて、日本のスーパーでネギを見かけたこともあります。
グローバルに考えると人口も増加しており、農業を手掛ける企業の将来性は高そうだと思い投資しました。
以前から言われていたのは下記のような問題です。
(1)本当に有機栽培をしているのか?実際は農薬などをたくさん使っているのではないか?
(2)栽培面積として公表している農地面積が、実際より多いのではないか?
これらの問題についてはそれほど大きな問題にはならなかったので、事実とは異なったのかもしれません。今年の5月から再度農地面積などに虚偽記載の疑いがあるという指摘が雑誌などに出てきたようですが、会社側は全面的に否定しています。
そんな中で、2011年9月26日午後1時30分から売買停止になってしまいました。一時停止の予定がずっと売買停止が続いています。
売買停止の理由としては、「香港政府は26日、超大現代農業に不正行為があった疑いがあるとして、調査に向けた手続きを開始したもようだ」と複数のメディアが報じています。
その後徐々に詳細が明らかになってきて、
郭浩主席と陳志宝CFOは2009年6月15日に開かれた電話ミーティングで、未公表の増資計画をフィデリティのファンドマネージャーなどに漏洩。この情報を受けフィデリティは、増資公表前の6月16日に保有している超大現代農業の株式を1株あたり5.3HKドルで売却した。
6月17日に超大現代農業は同社株の売買を前場終了後に停止し増資を発表。フィデリティは超大現代農業の増資に参加し、1株あたり4.6HKドルで新株を取得した。6月18日に同社株は売買を再開したが15.5%安と急落した。フィデリティのファンドマネージャーの行為を認知していたとして、郭主席と陳CFOのインサイダー取引が指摘されたという。
確かに増資計画を外部に漏らしたのはよくないと思いますが、それ以上に酷いのはその後のフィデリティの動きではないでしょうか?
増資を計画しているという話を聞いて翌日には持ち株を売却して株価を下げ、その下がった株価をベースに設定された増資に参加して安値で株を買い戻しています。
日本でも外資系の投資家による同じような増資に絡んだインサイダー疑惑が報道され、規制の強化や調査が行われているので、中国でもこのような事例は多くあるのかもしれません。
それにしてもフィデリティがこのような不正取引を手掛けていたというのはショックです。
フィデリティといえば世界でも有数の投資信託会社ですし、優良なファンドを低コストで提供している会社というイメージを持っていました。ピーター・リンチが米フィデリティの「マゼラン・ファンド」のポートフォリオ・マネジャーを務めていて、小型成長株投資で投資家の資産を大きく増やしたことでも有名です。
私の基本的な投資手法も、ピーター・リンチの本を読んで参考にした点も多いので、フィデリティに対して良いイメージを持っていました。
それだけにフィデリティがこんな明らかなインサイダー取引に手を染めていたというのはとても残念です。
今回の件もフィデリティがインサイダー情報を元に売買しなければ、これほど大きな問題にはならなかったはずです。コンプライアンスに厳しいフィデリティのファンドマネージャーであれば、増資の情報はインサイダー情報に当たるので、軽々しく口に出してはいけませんよ!と注意するくらいの矜持を持って欲しいものです。フィデリティといえども儲かれば何をやってもいいというのが実態なんでしょうか?
インサイダー取引を行ったのはフィデリティなんですから、フィデリティこそ罰を受けるべきで、超大現代農業はおとがめなしにしてくれないかな〜(^_^;)
1つ問題が出てくると次々と報道が続くのはどこの国でも同じなんでしょうが、インサイダー疑惑以外にも問題点が「アノニマス・アナリティクス」のウェブサイトに掲載されているようです。
(3)財務諸表のうえでは同社は多額の手元現金を有しているが、それにもかかわらず増資を頻繁に行って資金を調達しているのはおかしい。
(4)資本投下が同業他社を37%も上回っているにもかかわらず、事業の成長率は同レベルにとどまっている。
(5)超大現代農業が使用する肥料は郭主席の支配会社からのみ購入している点も不自然。
(6)自社の企業価値を誇大に宣伝している疑いもある。
今後どう推移するのかは分かりませんが、中国株と言えどももう少し頻繁にチェックする必要があるのかなと思います。今までは月に1度程度しかチェックせず放置状態だったので(笑)
2011年10月3日付のニュースでは、
超大現代農業は、9月30日に2011年6月決算の発表が遅れることを発表した。各種の報道を受け、公認会計士が2011年6月本決算について追加の監査を実施することに同意したため、だそうです。
立ち直ってくれるといいんですが。
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2011年09月14日
トライステージ8月売上
先月会社説明会に参加したトライステージ(2178)の8月の月次売上が発表されました!
トライステージ個人投資家向け会社説明会
7月は過去初めてと妹尾社長がいうように、前年同月と比べて▲9.3%と大幅に売上が減りましたが、8月も同様の傾向が続いています。8月は前年同月と比べて▲8.6%となり、2ヵ月連続で前年を大きく下回りました。

妹尾社長も7月以降通販業界全体が思わしくなくて、原因はよく分からないと言っていましたが、9月以降変化が現れてくるのかが重要になりますね。
第2四半期累計(3月〜8月)の売上は、概算値ですが18,345百万円となり、若干前年同期を下回って着地しそうです。

7月の月次売上が発表されたのは8月12日(金)ですが、翌日以降株価の下落が加速しています。
株主も予想外の前年同月割れということで、狼狽売りが膨らんだんでしょうね。
8月12日は月次売上に期待する買いが入っていたのか、出来高を伴って上げていただけに、その反動が大きく出たようです。

トライステージの株価推移だけでは分かりにくいのでJASDAQ平均と比較してみると、12日を境に株価が大きく下落していることがよく分かります。
8月実績が悪いことはある程度織込み済みとも思われるので、先月ほど下げることはないかもしれませんが、これで悪材料出尽くしというわけにもいかなそうです。9月以降回復してくるという見込みが見えてこないと、なかなか株価の反発は難しそうに感じます。
株式市場全体が世界的に不安定ということも影響しそうです。
明日以降どんな反応が出てくるんでしょうね。
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7月は過去初めてと妹尾社長がいうように、前年同月と比べて▲9.3%と大幅に売上が減りましたが、8月も同様の傾向が続いています。8月は前年同月と比べて▲8.6%となり、2ヵ月連続で前年を大きく下回りました。

妹尾社長も7月以降通販業界全体が思わしくなくて、原因はよく分からないと言っていましたが、9月以降変化が現れてくるのかが重要になりますね。
第2四半期累計(3月〜8月)の売上は、概算値ですが18,345百万円となり、若干前年同期を下回って着地しそうです。

7月の月次売上が発表されたのは8月12日(金)ですが、翌日以降株価の下落が加速しています。
株主も予想外の前年同月割れということで、狼狽売りが膨らんだんでしょうね。
8月12日は月次売上に期待する買いが入っていたのか、出来高を伴って上げていただけに、その反動が大きく出たようです。

トライステージの株価推移だけでは分かりにくいのでJASDAQ平均と比較してみると、12日を境に株価が大きく下落していることがよく分かります。
8月実績が悪いことはある程度織込み済みとも思われるので、先月ほど下げることはないかもしれませんが、これで悪材料出尽くしというわけにもいかなそうです。9月以降回復してくるという見込みが見えてこないと、なかなか株価の反発は難しそうに感じます。
株式市場全体が世界的に不安定ということも影響しそうです。
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2011年02月08日
VTホールディングス(7593)の3Q決算について
2月7日(月)11時30分に、VTホールディングス(7593)の2010年度第3四半期決算が発表されました。
決算内容はすべての利益で第3四半期の過去最高を更新しており、順調に推移しています。

一方でなぜ昼休みに発表したのかは疑問に感じますね。
7日の株価は前場と後場で様相が一変しています。3Q決算と併せて通期の上方修正期待があったと思いますが、昼休みの発表で上方修正はされなかったので、後場は売られてしまい行って来いになってしまいました。結果としては高値でしこりを作っただけで終わっているので、何のために昼休みに発表したのか分かりません。

さて、ここからはそのVTホールディングス(7593)第3四半期決算を詳しく見てみたいと思います。
上記の通り3Qまでの状況は順調に推移していますが、詳しく見るためには四半期ごとの推移をチェックする必要があります。
1年だけでは傾向がよく分からないので、過去5年分の四半期ごとの業績をまとめてみました。
通常は営業利益が使いますが、VTホールディングスは借入金が多いので金融費用も含めて分析した方がいいと思い、経常利益で比較しています。
2009年と2010年の4Qの数字が間違っていたので修正しました

上記の表で黄色でマーキングしている部分は、エコカー買い替え補助金があった期間です。
この時期は利益が多いことがよく分かりますね。
過去の傾向から4Qの売上・利益の比重が多いことが分かります。特に利益面では顕著ですね。新車販売は2月〜3月にかけてピークを迎えるのでこの期間の売上が大きくなりますし、車検などのアフターサービスも、3年後・5年後の同じ時期に増えることになります。
ですからVTホールディングスの業績は4Q次第という面があります。
昨年は何度も上方修正がありましたが、これは2008年度の新車販売が大きく落ち込んでいたことと、その対策として買い替え補助金制度が導入されたことで、4Qの業績が大きく伸びたためだと思います。今年はその反動が出ますし、9月までに多くの人が新車を買ってしまったため、最大の商戦期である2〜3月にどの程度業績を伸ばせるのか、会社側としても見通しがつき難いのではないかと思います。そのため今回は上方修正を見送ったのではないでしょうか。
業績推移をグラフにすると下記の通りとなります。

今期も含めて、最近特に4Qの割合が高くなっています。
今年の第4四半期は政策面の反動など不透明な要因が多いので、見通しにくい部分も多そうです。
買い替え補助金があった期間は売上も増えていますが、傾向としては年々減少しているのがよく分かります。日本国内の自動車市場は年々縮小しているので、国内だけでは徐々に売上が減っていきそうです。インドなどでの海外展開が早く正式に決まるといいんですけどね。なかなか発表がありませんね。

経常利益の推移は上記の通りです。2010年も例年通りの動きをしていますが、買い替え補助金の影響で2Qの伸びが大きくなっているのが目立ちますね。その分3Qの反動減も大きくなっています。
利益面では売上の傾向とは異なり、少しずつですが年々改善している(グラフが上方にシフトしている)様子が見てとれます。2008年のリーマンショックや、2009年2Qから2010年2Qにかけての買い替え補助金効果などがあるので変動が大きいですが、上記グラフからも少しずつ体質改善が進んでいるように感じますね
ここ2年ほどでコストダウンなども進み、VTホールディングスの企業体質が強くなっていることを考えると、4Qの経常利益がここまで落ち込むことはないのではないか?と感じます。かなり慎重に見ているように感じます。
レンタカー事業や環境事業は絶好調で推移しているようなので、過去の実績と比べるとこの分は上乗せになるはずです。
今回の決算を見た印象としては、売上は未達となるかもしれないが、利益面では上方修正が期待できますし、配当性向目標20%を考えれば増配も十分期待できると思います。
私は長期間にわたってVTホールディングスの株主を続けているので、いい面に関心が向きがちというバイアスもあるかもしれませんし、もちろんポジショントークという部分もありますので、みなさんそれぞれの立場で判断していただければと思います。
今期の業績がどうなるかは、VTホールディングスの役職員の方々の今月・来月のがんばり次第です
4Qも引き続き好業績を期待しています
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決算内容はすべての利益で第3四半期の過去最高を更新しており、順調に推移しています。

一方でなぜ昼休みに発表したのかは疑問に感じますね。
7日の株価は前場と後場で様相が一変しています。3Q決算と併せて通期の上方修正期待があったと思いますが、昼休みの発表で上方修正はされなかったので、後場は売られてしまい行って来いになってしまいました。結果としては高値でしこりを作っただけで終わっているので、何のために昼休みに発表したのか分かりません。

さて、ここからはそのVTホールディングス(7593)第3四半期決算を詳しく見てみたいと思います。
上記の通り3Qまでの状況は順調に推移していますが、詳しく見るためには四半期ごとの推移をチェックする必要があります。
1年だけでは傾向がよく分からないので、過去5年分の四半期ごとの業績をまとめてみました。
通常は営業利益が使いますが、VTホールディングスは借入金が多いので金融費用も含めて分析した方がいいと思い、経常利益で比較しています。


上記の表で黄色でマーキングしている部分は、エコカー買い替え補助金があった期間です。
この時期は利益が多いことがよく分かりますね。
過去の傾向から4Qの売上・利益の比重が多いことが分かります。特に利益面では顕著ですね。新車販売は2月〜3月にかけてピークを迎えるのでこの期間の売上が大きくなりますし、車検などのアフターサービスも、3年後・5年後の同じ時期に増えることになります。
ですからVTホールディングスの業績は4Q次第という面があります。
昨年は何度も上方修正がありましたが、これは2008年度の新車販売が大きく落ち込んでいたことと、その対策として買い替え補助金制度が導入されたことで、4Qの業績が大きく伸びたためだと思います。今年はその反動が出ますし、9月までに多くの人が新車を買ってしまったため、最大の商戦期である2〜3月にどの程度業績を伸ばせるのか、会社側としても見通しがつき難いのではないかと思います。そのため今回は上方修正を見送ったのではないでしょうか。
業績推移をグラフにすると下記の通りとなります。

今期も含めて、最近特に4Qの割合が高くなっています。
今年の第4四半期は政策面の反動など不透明な要因が多いので、見通しにくい部分も多そうです。
買い替え補助金があった期間は売上も増えていますが、傾向としては年々減少しているのがよく分かります。日本国内の自動車市場は年々縮小しているので、国内だけでは徐々に売上が減っていきそうです。インドなどでの海外展開が早く正式に決まるといいんですけどね。なかなか発表がありませんね。

経常利益の推移は上記の通りです。2010年も例年通りの動きをしていますが、買い替え補助金の影響で2Qの伸びが大きくなっているのが目立ちますね。その分3Qの反動減も大きくなっています。
利益面では売上の傾向とは異なり、少しずつですが年々改善している(グラフが上方にシフトしている)様子が見てとれます。2008年のリーマンショックや、2009年2Qから2010年2Qにかけての買い替え補助金効果などがあるので変動が大きいですが、上記グラフからも少しずつ体質改善が進んでいるように感じますね

ここ2年ほどでコストダウンなども進み、VTホールディングスの企業体質が強くなっていることを考えると、4Qの経常利益がここまで落ち込むことはないのではないか?と感じます。かなり慎重に見ているように感じます。
レンタカー事業や環境事業は絶好調で推移しているようなので、過去の実績と比べるとこの分は上乗せになるはずです。
今回の決算を見た印象としては、売上は未達となるかもしれないが、利益面では上方修正が期待できますし、配当性向目標20%を考えれば増配も十分期待できると思います。
私は長期間にわたってVTホールディングスの株主を続けているので、いい面に関心が向きがちというバイアスもあるかもしれませんし、もちろんポジショントークという部分もありますので、みなさんそれぞれの立場で判断していただければと思います。
今期の業績がどうなるかは、VTホールディングスの役職員の方々の今月・来月のがんばり次第です

4Qも引き続き好業績を期待しています

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タグ:VTホールディングス
2010年09月28日
アークランドサービス(3085)について考える
私の周りにはやはり中長期投資をメインにしている人も多いですし、ブログつながりでも中長期派の人との交流が多いですね。
そういった方々とは持っている銘柄も重なることが多く、共通の話題もあって面白いですね。
あくまで私のイメージなんですが、共通に出てくる銘柄が3社あるように感じています。それは
ティア(2485) 名古屋の葬儀会社
ディーブイエックス(3079) 心臓ペースメーカーなどの医療機器メーカー
アークランドサービス(3085) かつやを展開している外食企業
の3社です。
それぞれ業種はまったく違いますが、中長期で保有したい銘柄として私の周りでは人気があるようです。
しかし私はティアしか持っていません。どうしてなのか考えてみました。
まずディーブイエックスについてですが、私は医療機器分野については詳しくないので、数ある医療機器メーカーの中でDVxが本当に素晴らしい会社なのか、私には判断できません。
医薬品開発メーカーや医療機器メーカーの会社説明会に参加することも多いですが、説明を聞くとどの会社も素晴らしい会社だと感じますし、株主として応援したいとも感じますが、よく分からないものには投資しない
という基本原則があるので、株主総会出席用に1株買う程度の投資に止めています。
さらには、事業展開にあたっては監督官庁から承認をもらう必要があるので、会社の計画通りに事業展開ができないリスクがあったり、価格も決められてしまい2年おきに改定されるので、企業努力だけでは業績を伸ばせないという部分が気になっていることもあります。
大きくは、医療分野に詳しくないこと、事業展開上の制約が大きいことから医療分野の会社には投資していません。

一方もうひとつのアークランドサービスは外食企業なので、私の得意分野です。かつやは500円でカツ丼が食べられるなど私好みの会社のように感じます。しかしなぜか投資していません。
今まで身近にお店がなかったこともありますが、一番大きいのは株主優待制度がない
という理由ですね。
私が外食企業に投資する場合、まずは1株買って株主優待券をもらい、それからお店に行って実際に食べてみる。気に入れば詳しく財務諸表などを分析して、成長性が確信できれば本格的に投資!という感じです。株主優待券より先にまずは食べてから買えよ!という感じなんですけどね(笑)
その点で、外食企業なのに株主優待がないという時点で、投資対象になりにくくなってしまいます。トリドールなども株主になっていません。
なかには例外もあり、株主優待がなくても投資している外食企業もありますが、それらは何か他社にはない特徴のある会社です。

アークランドサービスは底値近辺で丹念に拾っていれば、すでに3倍くらいになっていますし、素晴らしい会社だと思いますが、投資タイミングを逃した感じですね(笑)
以下は私が感じるアークランドサービスのイメージですが、私はかつやに入ったことはありませんし、詳しく分析しているわけでもありません。単なる負け惜しみみたいなものなので、大目に見てくださいね
私がアークランドサービスに投資していない理由は、取り扱っている商品がカロリーの高い揚げ物だということです。私もたまにはとんかつなども食べますが、脂っこい料理はたまにでいいかな〜と感じてしまいます。鶏のから揚げなどなら時々食べますが、とんかつやカツ丼は月に数回で十分かなと感じます。
今後高齢化が進めばあまり脂っこい料理は敬遠されてくるのではないか?と感じている部分もあります。
一方で家庭では後片付けの面倒な揚げ物は敬遠される傾向にあるので、この面ではかつやが繁盛する可能性はあります。
もうひとつの理由、こちらがより大きいんですが、カツ丼を500円で提供することはそんなに難しくないということです。そして今の牛丼戦争を見ていると、250円前後の攻防になっており、トリドールもそうですが、280円の素うどんや500円のカツ丼のお得感が薄れてくるのではないか?と感じているからです。
熾烈な牛丼戦争を戦っている3社からすれば、お客さんから500円も頂けるカツ丼業態はすぐにでも参入したいと感じているのではないでしょうか?
実際松屋はとんかつ業態を開発していますし、株主総会でも質問してみましたが、カツ丼業態に本格的に参入を検討しているようです。
名古屋ではサガミチェーンの子会社のどんどん庵というセルフうどんのお店で、500円のカツ丼が品揃えされています。私も時々食べますが満足しています。この程度の規模の会社でも500円でカツ丼を提供できるんですから、牛丼3社規模のバイイングパワーを持った会社が本格的に参入してきたら、500円という価格は維持できないのではないか?と思います。牛丼同様の不毛な戦いに巻き込まれる可能性が高いと思います。
まだ数年は一人勝ちの状況が続くと思いますが、業績が好調であればあるほど他社の参入が現実味を増してくるような気がするので、なかなか長期では投資し難く感じてしまいます。
牛丼やうどんと違って、毎日食べに行くというのが考えにくいこともありますね。毎日食べてたらメタボ一直線という感じですので
以上はすべてアークランドサービスへの買いタイミングを逃してしまった私のひがみですので(笑)厳しく追求しないでくださいね。イメージだけで書いているので、すぐにボロが出ると思います
こんなことは株主の方々は百も承知でしょうし、会社側も対応策を練っているんでしょうね。
それにしても株主優待くらい出してもいいと思うんですけどねぇ
今日の日経MJで、サトレストランシステムズ(8163)がカツ丼に参入するとの記事がありました。サトは私の優待銘柄の1社なので、気になって今日のブログ記事になりました。サトはアークランドサービスと合弁会社サト・アークランドフードサービス(サトが51%出資)を設立してカツ丼業態に参入します。すでに4月頃に発表されているようですね。サトの株主優待券が使えるといいんですが(笑)
他にも投資先の東京楽天地がアークランドSとフランチャイズ契約を結んで、かつやを出店しています。フランチャイズ展開を加速することで、カツ丼市場を早急に押さえてしまおう
という戦略のようです。意外と私の投資先ともつながりがあって驚きました。
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そういった方々とは持っている銘柄も重なることが多く、共通の話題もあって面白いですね。
あくまで私のイメージなんですが、共通に出てくる銘柄が3社あるように感じています。それは
ティア(2485) 名古屋の葬儀会社
ディーブイエックス(3079) 心臓ペースメーカーなどの医療機器メーカー
アークランドサービス(3085) かつやを展開している外食企業
の3社です。
それぞれ業種はまったく違いますが、中長期で保有したい銘柄として私の周りでは人気があるようです。
しかし私はティアしか持っていません。どうしてなのか考えてみました。
まずディーブイエックスについてですが、私は医療機器分野については詳しくないので、数ある医療機器メーカーの中でDVxが本当に素晴らしい会社なのか、私には判断できません。
医薬品開発メーカーや医療機器メーカーの会社説明会に参加することも多いですが、説明を聞くとどの会社も素晴らしい会社だと感じますし、株主として応援したいとも感じますが、よく分からないものには投資しない

さらには、事業展開にあたっては監督官庁から承認をもらう必要があるので、会社の計画通りに事業展開ができないリスクがあったり、価格も決められてしまい2年おきに改定されるので、企業努力だけでは業績を伸ばせないという部分が気になっていることもあります。
大きくは、医療分野に詳しくないこと、事業展開上の制約が大きいことから医療分野の会社には投資していません。

一方もうひとつのアークランドサービスは外食企業なので、私の得意分野です。かつやは500円でカツ丼が食べられるなど私好みの会社のように感じます。しかしなぜか投資していません。
今まで身近にお店がなかったこともありますが、一番大きいのは株主優待制度がない

私が外食企業に投資する場合、まずは1株買って株主優待券をもらい、それからお店に行って実際に食べてみる。気に入れば詳しく財務諸表などを分析して、成長性が確信できれば本格的に投資!という感じです。株主優待券より先にまずは食べてから買えよ!という感じなんですけどね(笑)
その点で、外食企業なのに株主優待がないという時点で、投資対象になりにくくなってしまいます。トリドールなども株主になっていません。
なかには例外もあり、株主優待がなくても投資している外食企業もありますが、それらは何か他社にはない特徴のある会社です。

アークランドサービスは底値近辺で丹念に拾っていれば、すでに3倍くらいになっていますし、素晴らしい会社だと思いますが、投資タイミングを逃した感じですね(笑)
以下は私が感じるアークランドサービスのイメージですが、私はかつやに入ったことはありませんし、詳しく分析しているわけでもありません。単なる負け惜しみみたいなものなので、大目に見てくださいね

私がアークランドサービスに投資していない理由は、取り扱っている商品がカロリーの高い揚げ物だということです。私もたまにはとんかつなども食べますが、脂っこい料理はたまにでいいかな〜と感じてしまいます。鶏のから揚げなどなら時々食べますが、とんかつやカツ丼は月に数回で十分かなと感じます。
今後高齢化が進めばあまり脂っこい料理は敬遠されてくるのではないか?と感じている部分もあります。
一方で家庭では後片付けの面倒な揚げ物は敬遠される傾向にあるので、この面ではかつやが繁盛する可能性はあります。
もうひとつの理由、こちらがより大きいんですが、カツ丼を500円で提供することはそんなに難しくないということです。そして今の牛丼戦争を見ていると、250円前後の攻防になっており、トリドールもそうですが、280円の素うどんや500円のカツ丼のお得感が薄れてくるのではないか?と感じているからです。
熾烈な牛丼戦争を戦っている3社からすれば、お客さんから500円も頂けるカツ丼業態はすぐにでも参入したいと感じているのではないでしょうか?
実際松屋はとんかつ業態を開発していますし、株主総会でも質問してみましたが、カツ丼業態に本格的に参入を検討しているようです。
名古屋ではサガミチェーンの子会社のどんどん庵というセルフうどんのお店で、500円のカツ丼が品揃えされています。私も時々食べますが満足しています。この程度の規模の会社でも500円でカツ丼を提供できるんですから、牛丼3社規模のバイイングパワーを持った会社が本格的に参入してきたら、500円という価格は維持できないのではないか?と思います。牛丼同様の不毛な戦いに巻き込まれる可能性が高いと思います。
まだ数年は一人勝ちの状況が続くと思いますが、業績が好調であればあるほど他社の参入が現実味を増してくるような気がするので、なかなか長期では投資し難く感じてしまいます。
牛丼やうどんと違って、毎日食べに行くというのが考えにくいこともありますね。毎日食べてたらメタボ一直線という感じですので

以上はすべてアークランドサービスへの買いタイミングを逃してしまった私のひがみですので(笑)厳しく追求しないでくださいね。イメージだけで書いているので、すぐにボロが出ると思います

こんなことは株主の方々は百も承知でしょうし、会社側も対応策を練っているんでしょうね。
それにしても株主優待くらい出してもいいと思うんですけどねぇ

今日の日経MJで、サトレストランシステムズ(8163)がカツ丼に参入するとの記事がありました。サトは私の優待銘柄の1社なので、気になって今日のブログ記事になりました。サトはアークランドサービスと合弁会社サト・アークランドフードサービス(サトが51%出資)を設立してカツ丼業態に参入します。すでに4月頃に発表されているようですね。サトの株主優待券が使えるといいんですが(笑)
他にも投資先の東京楽天地がアークランドSとフランチャイズ契約を結んで、かつやを出店しています。フランチャイズ展開を加速することで、カツ丼市場を早急に押さえてしまおう

他社が参入してきても大丈夫なのかもしれませんね

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2009年12月10日
ドクターシーラボ(4924)の2010年7月期 第1四半期決算
2009年12月10日(木)にドクターシーラボ(4924)の第1四半期決算が発表されました。
先日参加した株主総会の様子はこちら

2008年は12月11日、2007年は12月7日に発表していますので、例年並のスピードと言う感じですね。
ドクターシーラボ(4924)の第1四半期決算短信
金額単位:百万円 売上高 営業利益 経常利益 純利益 の順です
2008年1Q 4,325 471 467 189
2009年1Q 4,741 221 207 114
2010年1Q 6,473 1,932 1,929 1,070
過去3年の第1四半期決算を比べると、桁違いにいい業績ですね。
百貨店ルートは苦戦しているようですが、利益率の高い通販が好調に推移しているようです。通販の割合が高くなると利益率も高くなっていきます。
最近は日経新聞にも毎日の様に広告が載っていますし、ネット上でもバナー広告などが目に付きます。通販ルートを今まで以上に積極的に開拓している様に感じますね。
今回は第1四半期決算なので、2Qや通期の目標は据え置いていますが、この勢いが続けばそのうち上方修正されそうな勢いです。今後の業績の伸びが楽しみですね
先日参加した株主総会の様子はこちら

2008年は12月11日、2007年は12月7日に発表していますので、例年並のスピードと言う感じですね。
ドクターシーラボ(4924)の第1四半期決算短信
金額単位:百万円 売上高 営業利益 経常利益 純利益 の順です
2008年1Q 4,325 471 467 189
2009年1Q 4,741 221 207 114
2010年1Q 6,473 1,932 1,929 1,070
過去3年の第1四半期決算を比べると、桁違いにいい業績ですね。
百貨店ルートは苦戦しているようですが、利益率の高い通販が好調に推移しているようです。通販の割合が高くなると利益率も高くなっていきます。
最近は日経新聞にも毎日の様に広告が載っていますし、ネット上でもバナー広告などが目に付きます。通販ルートを今まで以上に積極的に開拓している様に感じますね。
今回は第1四半期決算なので、2Qや通期の目標は据え置いていますが、この勢いが続けばそのうち上方修正されそうな勢いです。今後の業績の伸びが楽しみですね
