バンダイナムコはプリキュアやパックマンなどのキャラクターグッズやおもちゃ、ゲームソフトなどを開発販売している会社です。バンダイナムコホールディングスの株主総会には会社設立以来参加しているので、今年で8回目です。
2012年バンダイナムコ株主総会レポート
2013年6月24日(月)の株価 1,536円(東証1部 7832)100株単位 3月決算
PER 13.0倍、PBR 1.37倍、配当利回り 1.56%、株主資本比率 66.0%
監査費用 2.28億円 前年比600万円増(売上比0.05%、営業利益比0.47%) あずさ監査法人
役員報酬 取締役8名4.06億(実質4名平均 8,975万円、前年比1,755万円増)監査役4名0.67億
報酬総額1億円以上の役員3名
石川祝男社長1.61億、上野和典バンダイ社長1.77億、橘正裕ナムコ社長1.30億
株主優待 3月末の株主に対し株数に応じてこども商品券などを贈呈
株主優待について詳しくは → バンダイナムコ株主優待ページ
バンダイナムコホールディングス(7832)のホームページ
バンダイナムコホールディングス(7832)のヤフー株価情報

過去5年間の株価推移を見ると、1,000円前後での推移が続いています。2012年秋頃からはアベノミクス相場に乗り、2,000円近くまで上昇しましたが、その後は調整の動きとなっています。上場来高値の更新を目指して、まずは中期計画を着実に実行してほしいですね!
スケジュール
10:00〜10:21
10:02〜10:03 役員紹介
10:05〜10:07 監査報告 本間浩一郎常勤監査役
10:07〜10:18 映像による事業報告 今年のナレーションは藤原歩さん
10:18〜10:23 石川祝男社長から中期計画の進捗状況について説明
10:24〜11:23 質疑応答 質問者19人 計19件 59分
11:23〜11:52 議案の審議 質問者6人 計6件
第1号議案 剰余金処分の件 19円増配で年間45円 配当性向30.5%
第2号議案 取締役9名選任の件 9名全員任期満了に伴い全員再任

お土産 プリキュアグッズ 保冷バッグ、入浴剤、シャンプー 花やしきフリーパスポート 後渡し
飲み物サービス コーヒー、オレンジジュースなどのサービス
経営戦略説明会 事業報告の中で詳しく説明
注目の株主総会格付けですが、お土産も用意され、集中日を外して開催していることは評価できます。質問時間もしっかり取っていますし、参加して楽しい株主総会です。一方で品川は不便ですし、駅から会場までが遠いのも少しマイナスです。お土産が花やしきパスポートになったのもショック!です。これらを総合的に判断し、バンダイナムコの2013年株主総会格付けは、昨年と同様 『C+』 としました。
今年は1段階格上げしようと思っていただけに残念です。
議決権を有する株主数 39,422名、その議決権数 2,192,270個
議決権返送 10,220名、その議決権数 1,762,209個(80.4%)
議決権返送&出席株主数 11,659名、その議決権数 1,826,346個(83.3%)

バンダイナムコホールディングスの株主総会は、今年も品川のグランドプリンス新高輪で開催されました。
品川駅からの上り坂を夏に歩くのは疲れますね(笑)もう少し便利な場所で開催してもらえるとありがたいんですが^_^; 館内に入ると冷えたおしぼりが用意されているなどの配慮はありがたいです。
バンダイナムコの株主総会では、例年出席票がナンジャタウンのフリーパスポートになっていて楽しみ だったんですが、今年は浅草の花やしきのフリーパスポート になっていました。他に、クレーンゲームの無料券が2枚付いています。こちらの期限は9月30日までです。
ナンジャタウンは無くなってしまったのか!と心配しましたが、現在改装中で7月11日(木)にリニューアルオープンするようです。フリーパスポートの使用期限は12月31日までなので、ナンジャタウンが来週リニューアルオープンするならナンジャタウンでも使えるようにしてくれたらいいのに!と感じますね。
毎年楽しみにしていただけに残念です。
バンダイナムコの株主総会お土産は、ガンダムのプラモデルや戦隊もののフィギュアなど男の子向けのものが多かったですが、今年はプリキュア誕生10周年ということでお土産もプリキュアグッズでした。

イベント会場でも等身大のプリキュアが展示されているなど、大きく取り上げられていました。
他にはパックマンや太鼓の達人などが展示されていました。
例年株主総会後のイベントは大混雑なので、私はお土産を頂いて帰りました。
家族連れでも楽しめた昔のナムコの株主総会が懐かしいですね!
会場内には多数の椅子が並べられ、正面左右に大型スクリーンという例年通りのレイアウトでした。今年も多くの株主が参加していました。質問用のスタンドマイクが8本ほど設置されていました。
案内によると株主総会会場内でのつぶやきは固くお断りするそうで、バンナムの株主総会始まったー!とつぶやくのはだめらしいです(笑)そんなこと禁止しなくてもいいのにと思います。
正面左側スクリーンの上部に株主監視用カメラが設置されていたので、株主総会中にスマホなどで不用意に呟くと係員が飛んでくるのかもしれません(笑)
石川祝男社長の株主総会開会宣言に続き、役員一人ずつ株主に挨拶してから株主総会が始まりました。株主から1年間の経営を任されているわけですから、まず株主に自己紹介するというのはとても良いことだと思います。他社でもこのくらいは標準にして欲しいですね。担当職務や1年間の簡単な成果なども報告があればもっと良いと思います。
監査役の須藤修氏は弁護士業務のため欠席すると案内がありました。
事業報告は映像で行われ、毎年声優さんがナレーションを担当しています。今年は藤原歩さんと出ていましたがどんな人なんでしょうか?ネットでググってみてもよく分かりませんでした。私の見間違いかな?
続いて進行中の中期計画について、石川祝男社長からスクリーンを使いながら説明がありました。
例年通りですが、これも良い取り組みだと思います。
続いて質疑応答となりました。
質問の機会は報告事項に関する質疑応答と議案に関する質疑応答の2回に分かれていますが、質問内容はどちらも大差ない感じなので、まとめてしまっても良いのではないか?と感じました。最近の株主総会では報告事項に続いて議案を上程し、まとめて質問を受ける形式が主流になっています。
多くの株主から質問を受けるため、1人1問と制限がありました。
議案の説明では、第2号議案 取締役9名選任の件で、取締役候補1人づつ自己紹介と取締役として今期取り組むことについて説明があり、とても素晴らしいと感じました。株主としては取締役候補の方々の決意表明を聞いてから選任に賛成したいと思うので、これも他社も見習うべきだと思います。
他社でも決意表明をお願いしますが、抱負を述べてくれる会社もあれば、時間がないのでと逃げられたり、最悪の会社ではシダックスの様に懇親会の時間もありますので!と懇親会を人質にとって拒否するような会社もあります。こういった所からも会社側の株主に対する姿勢がうかがい知れるので、株主総会に出席するのは価値あることだと思います。
バンダイナムコだけにコアというかオタクな質問も多く出て、付いていけませんでした(笑)
間違いがあったらすみません^_^;
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)今期の計画は減収減益になっているが、バンダイナムコの実力からすればもっと業績が伸ばせると思う。保守的な計画過ぎるのではないか?
→先ほども説明したが今期は種まきの年であり、もちろん前期の実績を超えたいと思っているが、今後の成長のために先行投資に力を入れる。主な投資は、パックマンなどに15億円、ネットワークへの投資に5億円、ネットワーク関連の研究開発に10億円、スタジオへの投資に5億円など30〜40億円の投資を行い、将来の成長につなげたい。
(2-2)ナムコも覆面調査をしているが、調査員はネットで募集したような素人が多くて、調査方法も不自然だ。調査結果はどう活用しているのか?精度の低い調査結果を人事評価に使うのは問題ではないか?
→再度調査会社に確認するが、素人調査員ということはないと思う。
→(橘正裕ナムコ社長)覆面調査結果は人事評価には反映していない。依頼している調査会社は2年前から新たに使い始めた調査会社で、大手流通業などでも活用されていると紹介された。普段のアミューズメント施設の状況を把握するために利用している。イオンなど自社で覆面調査している結果も入手できるので、他社と比較して自社のレベルも把握できる。
(3-3)ナンジャタウンでのアトラクションがあまり良くない。昔のナムコの大型筐体を入れたらどうか?
→夏にナンジャタウンをリニューアルオープンするし、ジャンプワールドもオープンするので、今後テーマパークSBUの事業にも力を入れていく。
(4-4)電王戦(将棋ソフトとプロ棋士の5番勝負)のスポンサーになったらどうか?ニコニコ動画で中継されているが、視聴者も多くターゲット層も重なっていると思う。
→貴重なご意見として検討させて頂く。
(5-5)前期は増収増益だが、コンテンツ事業以外は減収減益になっている。強い事業を伸ばしていくのも必要だが、ドルアーガやゼビウスなどの昔のコンテンツももっと活用して欲しい。
→前期は過去最高益となったが、すべてのSBU(戦略ビジネスユニット バンダイナムコの事業単位)で計画を達成して、本当の意味での最高益を達成したい。
→(大下聡取締役コンテンツ担当)世の中がネットワーク化しつつあり、その波にうまく乗って業績を伸ばすことができた。まだまだ初期段階と考えており、昔のコンテンツも活用してさらに伸ばしていきたい。
(6-6)いろいろ聞きたいことがあるがどうすればいいのか?→のちほど懇親会に役員の参加するので聞いてください。
マンガ・アニメなど源流部門への展開についてどう考えているのか?
→仰る通りでコンテンツ、強いIP(Intellectual Property知的財産)をいかに生み出していくか?獲得していくか?が重要。早い段階から参画して育成していきたい。
→(上野和典バンダイ社長 トイホビー担当)出版社やメディアと良好な関係を築けている。次に来そうなIPなどについて、ご協力いただける環境になっているので、さらに関係を深めていきたい。
まだまだ質疑応答は続きます。続きについては、バンダイナムコホールディングス2013年株主総会レポート2にまとめます。
バンダイナムコホールディングス2013年株主総会レポート2 作成中
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