2013年06月30日

ディーブイエックス2013年株主総会レポート

2013年6月25日(火)10時から、東京都千代田区丸の内の三菱ビルコンファレンススクエア エムプラス10階グランドで開催されたディーブイエックスの第27期定時株主総会に参加しました。
ディーブイエックスは虚血事業や不整脈事業など循環器疾病分野の医療機器販売会社です。ディーブイエックスの株主総会に参加するのは初めてです。

2013年6月25日(火)の株価 1,610円(JASDAQ 3079)100株単位 3月決算
PER 13.2倍、PBR 2.56倍、配当利回り 1.61%、株主資本比率 35.4%
監査費用 2,670万円(売上比0.12%、営業利益比2.38%) 新日本監査法人
役員報酬 取締役6名1.21億(平均 2,014万) 監査役4名0.25億
株主優待 3月末の株主に対し、1,000円分のクオカードを贈呈
 株主優待について詳しくは → ヤフーファイナンス ディーブイエックス株主優待ページ


   ディーブイエックス(3079)のホームページ
   ディーブイエックス(3079)のヤフー株価情報
ディーブイエックス株主総会2013
上場以来の株価推移を見ると、横ばいの時期もあるものの基本的には順調に上昇しています。これだけ綺麗に上昇していても株価に不満を感じる株主がいるんですから、上場企業の経営者も大変ですね!
スケジュール
10:01〜10:20 事業報告 若林誠社長が召集通知を読上げ
10:20〜10:22 議案説明
 第1号議案 剰余金処分の件 25円 前年据え置き 配当性向20.6%
 第2号議案 取締役1名選任の件 医療機器販売会社を渡り歩いてきた千葉茂副社長を増員
10:22〜10:59 質疑応答 質問者4人 計16件 37分
10:59〜11:00 議案の採決 拍手方式ですべて可決

飲み物サービス ミネラルウォーターのペットボトル
経営戦略説明会 なし


注目の株主総会格付けですが、準集中日の10時開始で他社と重なり参加しにくいですね。質問への回答も煮え切らない感じでした。慎重な社長なのだと思いますが、年に1回しかない株主総会であり、もう少し株主に語りかけてもいいのにと感じました。東京駅近くの会場は便利だと思います。これらを総合的に判断し、ディーブイエックスの2013年株主総会格付けは、 『D+』 としました。

ディーブイエックスの株主総会は三菱ビルコンファレンススクエアで行われました。
今日6月25日(火)は株主総会の準集中日であり、私も何社か回ってきたので10分ほど遅刻となりました。受付をしたものの出席票がもらえず、遅刻した人は質問できないのかと思いました(笑)
今月の株主総会では、出席票が足りなくなり名前だけで質問していた会社もあるなど、出席者数が激増しています。大幅に増えている方々は経営陣をチェックするために来ているのか、お土産をチェックしに来ているだけなのかは分かりません(笑)
会場内にはテーブル席で(4テーブル×2席)×7のレイアウトで56人分の席が用意されていました。
正面にスクリーンが設置され、中ほど左右にも小さめのスクリーンがありました。
数年前にもディーブイエックスの株主総会を覗いたことがありますが、その時は前方に人体模型が置いてあったように記憶しています。今年はありませんでした。
徐々にクールビズ総会も過去のものになりつつありますが、室内は少し寒く感じました。
到着時には若林誠社長が事業報告を行っていました。
続いて議案説明があり、質疑応答となりました。質問は1回に1問と説明がありましたが、そんなに質問も出ないのに制限する必要があるのかな〜と思っていましたが、意外に多くの質問が出ました。毎年厳しい質問をしている株主がいるようです^_^;
回答はほとんど若林社長が行いましたが、慎重な回答が多くて議論が深まらず、少し物足りなく感じました。医療機器販売会社ということもあり、大きなことは言わずに地道に成長させてきたということなのでしょうね。
それにしてももう少し踏み込んで回答してくれてもいいのにな〜と感じました。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(1-1)虚血事業と不整脈事業それぞれの競合会社と、ディーブイエックスの強みを教えてほしい。
→不整脈事業は代理店で直接顧客に販売している。他社との差別化ポイントは専門知識の高さであり、先生方からも評価頂いている。医療機関が必要とする医療機器を提供できるよう、先生方と一緒に問題解決に取り組んできたことが評価されている。虚血事業も先生方のニーズから始まった事業です。以前は手動で造影剤を入れていたが、造影剤を機械で打つことで使用量を30%減らすことができた。造影剤は肝臓で分解されるので、使用量が減れば患者の負担を大きく下げられる。
他社には代理店だけやっている会社もあるが、DVxは卸売りも行っている。両方の機能を持ちながら顧客の近くでビジネスを行っている。
(2-2)まずは好業績を実現した経営陣や社員の方々に株主を代表してお礼申し上げる。
勝手に代表されても困るぞ!俺は満足してないぞ!とのブーイングが^_^; 確かに勝手に代表されても困りますが、わざわざチャチャを入れることもないと思いますが)
医師をしているが、ペースメーカーは7〜8年ごとに交換が必要で患者負担が重い。先輩の先生がアブレーション治療を行っているが、今後不整脈の治療がアブレーションに変わっていくと、ペースメーカーが不要になり売上が減っていくのではないか?
→不整脈には、脈拍数が遅い徐脈性不整脈(じょみゃくせい)と脈拍数が早い頻脈性不整脈(ひんみゃくせい)の2種類ある。ペースメーカーは脈の遅い人に使用して、心不全や心停止をカバーする機械です。カテーテルアブレーションは、逆に脈拍数の早い頻脈性不整脈の治療に使う。アブレーション治療が伸びているのは、心臓が勝手に興奮してしまう頻脈性不整脈の患者が増えているためで、日本に100万人以上いると言われている。血栓が通常の6倍くらいできてしまう。エベレストに登った三浦雄一郎さんも治療してから登った。
アブレーション治療は完治できるが、治療できる施設が少なくてまだ4万人ほどしか治療ができず、技術的にも難しいので、アブレーション治療ができる先生も少ない。
(3-2)エキシマレーザー治療が保険適用になったそうだが、保険適用されると単価が下がってしまうので、利益が出にくくなり決して良いことではないと個人的には感じている。利益が減ってしまうことで新たな医療機器の開発にお金が回らなくなってしまう。アメリカでは金のある人は高額治療でも行うので、新しい機器や技術がすぐに取り入れられている。
→エキシマレーザー治療は、コレステロールをレーザーで溶かす治療法で、新しい提案であり、保険適用で普及スピードが高まっている。
(4-3)いつも株価を上げて頂いてありがとうございます。これは私個人の意見です(笑)(先ほど勝手に代表するな!と野次っていた人)
円安で為替差損が出ているが、数年前の円高の時になぜ為替差益が出ないのか?と質問したら、あまり為替の影響は受けないという回答だったが、円安の時だけ差損を計上するのはおかしい。こんな状況では来年はもっと大きな差損が出るのではないか?
→(魚住洋二取締役 経理財務部長)前期の株主総会で為替の質問について回答したのは私です。前回の回答は影響がないという回答ではなく、売上原価と営業外損益に分かれて出てくると説明している。円高になると円ベースの仕入れ値が下がるので、売上原価が減少し粗利益が増える。逆に円安になれば粗利益は減ることになる。営業外損益に為替差損も出る可能性がある。現状は97円台半ばだが、社内レートと実際の決済レートの差が為替差損として営業外に出てくる可能性がある。営業外に出ないものは売上原価の上昇という形で表れてくる。(まとめていてもよく分かりませんでした。期末時点の買掛金や外貨建て資産などについての評価損益が営業外に出てくるのでは?どちらにしろ円安になれば仕入価格は上がるので利益を圧迫することになります)
(5-3)為替は成り行き任せなのか?
→(魚住洋二)為替予約や通貨オプションなどを織り交ぜながら為替ヘッジを行っている。
(6-3)2千万円の為替差損は大きいではないか!
→(魚住洋二)年間1千万ドル程度の取引を行っており、前期は3月末まで一方的に円安が進んだので、影響が大きく出ている。
(7-3)外部から迎えた副社長を取締役にするが、どんな仕事を担当するのか?経歴を見ると、失礼だが会社を転々としている。その辺りも踏まえてなぜ取締役にするのかお聞かせ願いたい。
→我が社は代理店として先生方に直接製品を売る仕事から始まった。ディーブイエックスの課題は関東エリアに集中し過ぎているという点であり、千葉副社長は日本全国に向けて仕事をしてきた人です。これから日本全国に展開していく時に、一緒に仕事ができるということは大きなメリットがあると考えている。経営陣に入ってもらって会社運営を強化していきたい。
(8-3)営業をするのか?それなら自社株を持って欲しい。
→ご意見として承っておきます。ありがとうございました。
(9-4)不整脈事業はエリアを拡大して展開しているが、現状のシェアはどの程度で、長期的な目標としてはどの程度のシェアを目指していくのか?虚血事業と比べると利益率が低いが、今後売上増加に伴い利益率は上がっていくのか?あるいはエリア拡大で営業効率が悪くなって、利益率は伸び悩むのか?
→関東では36%のシェアだが、全国ベースでは14〜15%くらいのシェアになる。今回西日本や東北に営業展開して売上を伸ばしているが、新規参入時にはいろいろと軋轢もあり、価格的には厳しい。ただ私達のペースメーカービジネスの基本になっているのは、患者さんを長期的にフォローしましょうということであり、ペースメーカーを埋め込んだ病院で、患者さんの状態を定期的にフォローしていくことを実現することが、製品を売る以上に大事だと考えている。私たちのようなレベルでやっていない会社も多く、トラブルが発生することもある。患者さんのケアを病院と一緒にきちんとやっていく、ということをしっかりやりながらビジネスとして広げていきたい。良い仕事をすれば利益も確保できるという信念で仕事をしている。
(10-4)将来のシェアなどもう少し具体的に説明してもらえないか?
→将来のことについてコミットメントするのはなかなか難しい。ただ年2ヵ所のペースで営業所を増やしているので、この程度でご勘弁願いたい。
(11-3)社長の顔を見ると色々と聞きたくなる。アベノミクスが始まっており、iPS細胞も話題になっていて、iPS細胞を使えば何でも治ってしまうのではないか?色々対策を考えていると思うが、この点も含めて今後の展望を教えてほしい。
→なかなか答えにくい質問が多いですが(笑)いま進めているのは、下肢の末梢血管の治療の治験をスタートしている。年間に3千人くらいの規模だが、糖尿病の最終治療で足を順番に切らなければならない人がおり、足を切らないで治療ができれば、との思いで治験を始めている。3年ほど厚生省と交渉してきたが、最初は大がかりな治験を求められ、とてもビジネスとして成り立たない状況だったが、アメリカでのデータなども活用して小規模な治験で済むようになった。
遺伝子治療は非常に難しいものであり、当社の事業にすぐに影響がでるようなものではない。下肢の治療の件については、事務局から話してもよいと言われた(笑)
(12-3)中期計画について教えてほしい。
→なかなかお話しできない。具体的な数字を作っていくことが私の仕事だと思っている。長期的な戦略は日々の仕事の中で、経営陣で激論を戦わせながらやっている。ただそれを具体的にこの場で申し上げることはできない。
(13-3)手堅い経営をしているので安心しているが、そうは言いながら先日株が上がった時に全部売ってしまった(会場から苦笑い)だがまた下がったので、来年も社長の顔を見に来たいと思って買い戻した。これからも期待している。
→ありがとうございます(本心なのでしょうかw)
(14-4)株主優待導入で大幅に株主数が増えているが、これは将来東証上場を見据えての施策なのか?最近東証上場を実現するとすぐに優待を廃止するような会社もあるが、DVXは優待を続けていく考えはあるのか?また東証に上場することで、医療機関が採用しやすくなるなどの営業上のメリットはあるのか?
東証に行くとか行かないというコミットはできない(苦笑)そのような機会があれば条件を満たして進んでいきたいとは考えているが、そうですという回答はできない。
(15-4)時期は別としても、東証を目指しているかどうかぐらいは回答すると思う。
→東証上場の条件が整えば、その方向に進んでいきたいとは考えている。
株主優待についてだが、DVXはこれまでも長期的な戦略に基づいて事業運営をしてきており、簡単に止めてしまうようなことはしていない。ずっと配当も続けていきたいし、やり始めたことは持続していきたい、というのが私たちの目指しているビジネスの形です。(なので株主優待も簡単に止めたりはしないということだと思います)
(16-4)東証に上場した場合のメリットについては?
→実はジャスダックに上場する時も同じことを考えていた。会社の中がちゃんとした仕組みになること、コンプライアンスが利いて、いい人材が集まって、いい仕事を組み上げていく、そのためには時々試験が必要になる。何もないとこういったことが実現できないと考えている。定期的にチェックをして会社のレベルを上げていくことで、ずっと永続していく会社を作り上げることが大事。優秀な人材を採用して、彼らが有機的に機能することが大事だと考えている。

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。
もう少し将来展望を語ってくれてもいいと思うんですけどね!
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posted by Zaimax at 20:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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