2013年06月23日

テクマトリックス2013年株主総会レポート

2013年6月21日(金)14時から、東京都品川区品川の品川プリンスホテル メインタワー15階 トパーズ15で開催されたテクマトリックスの第29期定時株主総会に参加しました。
テクマトリックスは楽天傘下のIT企業で、情報基盤事業とアプリケーション事業を展開しています。テクマトリックスの株主総会に参加するのは初めてです。

2013年6月21日(金)の株価 538円(東証1部 3762)100株単位 3月決算
PER 11.8倍、PBR 1.17倍、配当利回り 2.32%、株主資本比率 44.9%
監査費用 2,850万円(売上比0.17%、営業利益比2.39%) あずさ監査法人
役員報酬 取締役4名0.40億(平均 991万) 監査役3名0.14億
株主優待 9月末の株主に対し、株数に応じて特産品など贈呈
 株主優待について詳しくは → テクマトリックス株主優待ページ

IT企業なんですから、自社ホームページに株主優待紹介ページくらい用意してほしいですね!

   テクマトリックス(3762)のホームページ
   テクマトリックス(3762)のヤフー株価情報
テクマトリックス株主総会
過去3年間の株価推移を見ると、300円前後で推移していましたが、アベノミクス相場に乗り800円越えまで上昇しています。その後は期待外れの今期予想が出たりして株価は低迷し、500円台での推移が続いています。安定したクラウドビジネスへの展開が計画通り進むのかが注目ですね!
スケジュール
14:00〜14:23
 14:03〜14:05 監査報告 小川博章常勤監査役
 14:05〜14:23 事業報告 由利孝社長が召集通知を読上げ
14:23〜14:28 議案説明
 第1号議案 剰余金の処分の件 2,500円 前年据え置き 配当性向23.9%
 第2号議案 定款一部変更の件1 単元未満株主の権利について新設
 第3号議案 定款一部変更の件2 配当を取締役会で決めるように変更
 第4号議案 取締役5名選任の件 5名全員任期満了に伴い4名再任、楽天常務の安武弘晃氏新任
 第5号議案 監査役1名選任の件 杉原章郎取締役が監査役に就任し3名から4名に増員
 第6号議案 補欠監査役1名選任の件 員数を欠く場合に備えて内田宗興氏を選任
14:28〜14:52 質疑応答 質問者5人 計8件 24分
14:52〜14:55 議案の採決 拍手方式ですべて可決
テクマトリックス株主総会
お土産 鮭の缶詰3缶 先渡し
飲み物サービス エビアン330mlペットボトル
経営戦略説明会 なし


注目の株主総会格付けですが、お土産もあり、質問にも丁寧に答えていたと思います。株主の出席しやすさを考慮して午後から開催しているのも評価できます。一方で品川はメトロでの移動を考えると不便で参加しにくいですし、特に品川プリンスホテルは利便性が低いように感じました。これらを総合的に判断し、テクマトリックスの2013年株主総会格付けは、 『C−』 としました。
   議決権を有する株主数     3,703名、その議決権数  59,507個
   議決権返送&出席株主数    1,071名、その議決権数  37,655個(63.3%)
テクマトリックス株主総会
テクマトリックスの株主総会は、品川プリンスホテルで開催されました。
品川駅から近いのは便利ですが、株主総会会場のメインタワー15階にはロビーがなく、エレベーター横に椅子が2つ置いてあるだけです。午前中は同じく品川で三井物産の株主総会に参加していたので、ランチ後13時前に会場に着いたので、座る場所もなくて困りました。しょうがないので2階のロビーまで下りて座る場所を探しましたが、下にも休憩スペースはあまりなく、やっと見つけた椅子席は隣のカフェスペースからタバコの煙が流れてきて最悪でした。品川プリンスホテルは分煙に対する意識が低いですね!トイレに行くため階段を利用したら、階段もタバコ臭かったです。こんなホテルでの株主総会開催は見直してほしいものです。

会場内にはテーブル席が(6席×2)×5のレイアウトで60人分の席が用意されていました。最初は出席者も少なかったですが、総会開始後も続々と増えて、後方に椅子席を増やしていました。想定を大幅に上回る出席者数だったようで、お土産も途中で無くなってしまい、最後に社長がお詫びしていました。今年は他の会社でもお土産が足りなくなる会社が目立ち、出席者数が大幅に増えているようです
アベノミクス効果で株式投資を始めるor再開する人が増えて株主数が増えているのに加えて、退職者の増加などで株主総会に出席する割合も高まっているようです。
今後株主総会を開催する会社は注意が必要です!

会場正面左にスクリーンが用意され、事業報告などで利用されていました。
まずは第5号議案が修正となる件についてお詫びと説明がありました。
当初は楽天取締役の高山健監査役が辞任し、代わりに同じく楽天ソシオビジネス社長でテクマトリックス取締役の杉原章郎氏が取締役を辞任して監査役に就任する議案でしたが、杉原章郎氏はテクマトリックスの取締役だったため、監査役の半数以上を社外の人間にするという条件を満たすことができないことが判明し、急遽高山健監査役の辞任を取りやめて、監査役を4名に増員する議案となりました。この程度のことも事前に確認できないとはちょっとお粗末な感じがしますね。
事業報告は由利孝社長が召集通知を読上げる形で行われ、関連するグラフなどがスクリーンに表示されていました。続いて議案の説明がありましたが、なぜ定款変更議案を2つに分けているのかよく分かりませんでした。1つの議案にまとめてしまえばすっきりするのにと感じます。
続いて質疑応答となりました。ほとんど質問も出ないかな〜と思っていましたが、意外に多くの質問が出て驚きました。最初に手を挙げたのが女性株主というのも珍しいですね。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)(女性)医療クラウドという事業はまだ知名度が低いと思うが、フェイスブックなどのSNSを使ってもっとPRしたらどうか?将来的には個人が自分のカルテを見られるようになって行くと思うので、世界に向けてPRしてほしい。大手企業が参入してきたら顧客を取られてしまうのではないか?と心配だ。
→多くの企業が医療クラウドに参入すると言っているが、テクマトリックスのNOBORIはすでに50社くらいに採用されており、特に画像診断クラウドではトップクラスだと思っている。今後さらにPRに努めていく。
→(依田佳久取締役 医療システム事業部長)医療クラウドNOBORIを始めた時に意識したのはBtoBtoCであり、個人がカルテを見られるようにすることも意識している。ただ様々な抵抗もあってすぐに実現するのは難しいが、実現できるように取り組んでいく。
(2-1)テクマトリックスのホームページのデザイン性をもっと高めてほしい。
→ご意見は参考にさせていただきます。
(3-2)クラウド型サービスの売上を事業分野別に教えてほしい。
→開示している範囲でしかお答えできないが、クラウド型と売り切り型の売上割合は開示していないし、手元に資料もないので答えられない。
現状では医療向け、CRM、楽天などのネットショップ向けの3つのクラウドサービスを展開している。医療向けクラウドは2012年後半から始めたので売上貢献はこれからだが、契約件数は売り切りよりクラウドサービスのほうが多くなっている。CRMサービスはクラウド事業を開始して4年になるが、クラウド単体でも黒字化している。従来型と両建てで事業展開している。ネットショップ向けクラウドはまだ売上貢献は小さい。親会社の楽天以外にもグループ会社向けも含めて広げていきたい。
(4-2)今後公表予定はないのか?
→将来的には検討して行くが、現状では結論が出ていない。
(5-3)定款変更で中間配当についても書いてあるが、今後は中間配当も行うのか?配当金額はどの程度を予定しているのか?
→今期の配当予想は開示しており、実質据置きの12.5円の予定です。まだ四半期ごとの業績変動が大きく、3月の利益が大きいこともあり、当面は期末配当のみの予定。今後クラウド型事業などが増えて業績変動が小さくなったり、内部留保が厚くなってきたら中間配当も検討していく。
注記)今期の業績予想や配当予想は決算短信に載っていますが、読んでいない株主が多いんですね。決算短信に目を通すと勉強になると思うんですけどね!
(6-4)インドのマヒンドラ サティヤムとの提携の進捗状況と今後の海外展開を教えてほしい。
→アジアでの海外展開を考えている。マヒンドラ サティヤムはインドのIT大手企業マヒンドラ マヒンドラの子会社でシンガポールにある会社です。一緒に営業開拓をしている状況で、まだ売上貢献という段階ではない。少し時間がかかるかもしれないが、地道に取り組んでいく。
今日の10時にマレーシア企業との提携も開示している。
 Anise Asia Cloudとのマレーシアにおける販売代理店契約締結についてのお知らせ
これ以外にも提携交渉している会社があり、近々公表できると思うアジア圏で自社開発のクラウドビジネスを展開していく。まずは英語が公用語になっているなど、英語が通じる国前提で展開していく。
(7-5)ストック型ビジネスの割合を飛躍的に高めていくと説明があったが、現状のストック型ビジネスの割合と、今後どの程度まで伸ばしていくのか中長期的な目標を教えてほしい。
→ストック型ビジネスの割合については決算説明会資料で開示しているが、手元に資料がない。
(そこへ後方の事務局から決算説明会資料が差し入れられる。決算説明会資料ぐらいはパワポで用意しておいてほしいですね)
アプリケーションサービス事業はずっと伸びていて、35%がストック型ビジネスになっている。今後もクラウド中心にもっと伸ばしていきたい。
情報基盤事業ではストック型事業は保守が中心になるが、監視サービスなども行っており、45%がストック型ビジネスになっている。こちらは装置販売なども伸ばしていかないと保守なども先細りになってしまうので、ストック型ビジネスの割合は40%前後で推移すると思う。
(8-5)バランスシートに前払保守料が17億円近く計上されており、これは保守を外部に委託していると思うが、主要なストック型ビジネスである保守を外部に委託している割合が多いのか?今後内製化していく予定はあるのか?
→海外から輸入している機器の保守料の前払いであり、機器の交換・修理などは米国のメーカーが行うので前払保守料が発生する。

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。
過去質問が少なかったのか、手元資料などの準備が不足しているように感じました。
来年はもう少し改善するといいですね!
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posted by Zaimax at 19:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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