2013年05月21日

GMOインターネット2013年株主総会レポート1

2013年3月24日(日)10時から、東京都渋谷区渋谷駅前のセルリアンタワー東急ホテル 地下2階ボールルームで開催されたGMOインターネットの第22期定時株主総会に出席しました。
GMOインターネットは、すべての人にインターネットを企業理念として掲げ、グループ会社も含めドメイン取得やインターネット接続サービス、レンタルサーバーなど幅広く展開し、日本のネットのインフラ部分を支えている会社です。GMOインターネットの株主総会に出席するのは2011年から3年連続です。
   GMOインターネット 2011年株主総会レポート
   GMOインターネット 2012年株主総会レポート
2013年3月22日(金)の株価 893円(東証1部 9449) 100株単位 12月決算
PER 21.9倍、PBR 4.99倍、配当利回り 1.57%、株主資本比率 7.6%
監査費用 1.75億円(売上比0.34%、営業利益比2.56%、前年比0.12億円増) 監査法人トーマツ
役員報酬 取締役 12名4.41億円(平均3,675万) 監査役 5名0.18億円
株主優待 6・12月末の100株以上保有の株主に自社グループサービスの割引など
 詳しくは 次項有 GMOインターネットの株主優待情報ページ


   GMOインターネット(9449)のホームページ
   GMOインターネット(9449)のヤフー株価情報
GMOインターネット株主総会
過去2年間の株価推移は、上記チャートの通り綺麗に上昇トレンドを描いています。ずっと400円前後で推移していましたが、2013年に入ってから上昇トレンドに乗り、ネット選挙が話題になった4月には一気に1,000円を超えてきました。熊谷会長は一時的な話題で騒いでほしくないようですが、今後も株価上昇を続けられるのか注目ですね!
スケジュール
10:01〜10:26 報告事項
 10:04〜10:07 監査報告 岩倉正和監査役(武藤昌弘常勤監査役が欠席のため)
 10:07〜10:26 営業報告 映像と男性ナレーションで説明
10:26〜10:31 議案上程 配当方針についても説明
第1号議案 資本金の額の減少の件 29億円を資本金からその他資本剰余金に振替、新資本金1億円
第2号議案 定款一部変更の件 事業目的追加など
第3号議案 取締役15名選任の件 全員任期満了に伴い14名再任、橘法務部長退任、野村正光氏新任
第4号議案 補欠監査役1名選任の件 武藤昌弘常勤監査役の補欠として姫路芳宏内部監査室長を選任
10:32〜11:29 質疑応答 質問者8人 計17件 57分
11:29〜11:32 議案の採決
11:32〜11:43 役員1人ずつ挨拶
11:59〜12:10 経営近況報告会
12:10〜12:46 LINE開発者の森川亮NHN Japan社長と熊谷代表の対談
GMOインターネット株主総会
お土産 3,000円相当のポイント・割引、夢手帳パック、クッキーなど
飲み物サービス ミネラルウォーターのペットボトル
経営戦略説明会 株主総会後に開催


注目の株主総会格付けですが、参加しやすい日曜日に株主総会を開催し、株主が楽しめるようなイベントも開催しています。質疑応答の時間や対応を見ていても、株主と気軽な雰囲気で対話したいという経営陣の考えが伝わってきました。これらを総合的に判断し、GMOインターネットの2013年株主総会格付けは昨年同様 『B』 としました。
   議決権を有する株主数   32,833名、その議決権数 1,177,960個
   議決権返送&出席株主数  5,516名、その議決権数   937,324個(79.6%)

今年もGMOインターネットの株主総会は日曜日に開催されました。平日は仕事という株主にも参加しやすくしており、今年は1,100名以上出席しているそうです。GMOグループの上場企業は、夕方に開催するなど株主の参加しやすさに配慮しています。こういった取り組みが他社にも広がっていくと良いですね!
会場にはキッズルームや株主優待の使い方を案内するブースなどが用意され、株主への配慮が行き届いていました。株主総会後には今年は対談イベントが開催され、株主の方々が楽しみながらGMOグループの事業戦略を知ることができるように工夫されています。
GMOインターネット株主総会
株主総会会場内は、前方にはテーブル席、後方には椅子席が多数用意されていました。
正面には大きなスクリーンが用意され、営業報告などで利用されていました。
武藤昌弘常勤監査役は体調を崩して入院中のため欠席し、監査報告は代わりに岩倉正和監査役が行いました。営業報告は映像で行われました。分かりやすくて良いと思います。

質疑応答も活発で、基本的に熊谷正寿会長が回答していましたが、堅苦しい雰囲気ではなく親しみやすい対応で好感が持てました。ときおりお茶目な面を見せるなど、熊谷会長のキャラクターが感じられて、またファンが増えたんじゃないでしょうか。
それぞれ担当部門の責任者からも回答してもらっていて、バランスの取れた良い質疑応答だと思います。
質疑応答になると熊谷会長も議長席の前まで出てきて、質問する株主と真剣に向き合い質問を聞いていました。こういった姿勢も高く評価できますね!
GMOインターネット株主総会
普通の株主総会では、議長は議長席から前に出てくることはありません!
前に出ようものなら株主が飛びかかってくるんじゃないか!?と恐れているようで(笑)、わが身を守ってくれる議長席からは一歩たりとも離れないぞ!という感じです^_^;
私も多くの株主総会に参加していますが、熊谷会長以外で議長席を気にせず自由に動き回っているのは、ワタミの渡邉美樹会長(当時)とひらまつの平松博利社長くらいしか思い浮かびません。
株主総会に行ってみたい!という総会初心者の方にもお薦めの、敷居の低い株主総会です!

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
事前質問1)GMOグループには警察からの天下りはあるのか?
→警察からの天下りはない。反社会勢力とは一切関わらないよう専門家のアドバイスも受けている。
事前質問2)反社会勢力に対する姿勢や社会的不正に対するGMOのスタンスを聞きたい
→反社会勢力や社会的不正は断固として排除する方針
注記)上記の回答に満足したのか、回答を聞き終わると事前質問を提出していた株主は会場を後にしました。前日はリンク&モチベーションの株主総会で 議長解任! と叫んでいたようですが、GMOインターネットの株主総会では、解任動議も出さずに静かに会場から立ち去りました。この違いは何なのでしょうか?熊谷会長の人徳なんでしょうか?(笑) この辺りの経緯は下記の記事にまとめています。
 議長解任!と叫ばない議長解任おじさん
以下は、当日会場からの質問です。
(3-2)FXプライムを子会社化したが、FXプライムは業績もじり貧で、これといった特徴のない会社だと思う。マネーパートナーズやサイバーエージェントFXも最近大株主が変わっており、FXプライム以外の選択肢もあったと思うが、なぜFXプライムなのか?
→FX業界はスプレッド引下げ競争がし烈であり、勝ち抜いていくためにはシェア向上が必要。FXプライムとは顧客層も異なり、マーケティング手法も違うので、GMOクリック証券と競合が発生しにくくて一番シナジー効果が生まれやすいと判断した。今後事務所やバックシステムの統合を図り、シナジー効果を出しながら両社ともに業績を向上させていきたい。
(4-2)稲葉氏が相談役という役職に就いているが、なぜGMOインターネットに相談役などという旧態依然とした大企業のような、中途半端な役職を設けているのか?必要なのであれば取締役など明確な役職で処遇すべきではないか?
→定款上相談役を置くと定めている。定款は会社の憲法であり、そこに定めることで強い意志を持って相談役を置き、グループを支えてもらっている。相談役の稲葉は20年近く私を支えてくれているパートナーであり、創業以来要職を歴任頂いた。世間一般で言えば定年の年齢かもしれないが、インターネット業界は人とのつながりや経験の蓄積が大事な業界だと信じているので、可能な限り稲葉氏には相談役として残ってもらい、GMOインターネットグループを支えてもらいたいと思っている。
GMOインターネットはまだ若い会社であり、様々な経験を積んだ稲葉が居てくれることで、他のインターネット企業とは一味違った会社になっている と思う。

(5-3)招集通知がコンパクトなのは良いが、字が小さくて年寄りには読みにくい。
GMOグループでは情報の整理にはサイズの統一が重要と考えており、用紙はA4サイズか手帳サイズに統一している。今回から招集通知も手帳サイズにした。運営側からは反対されたが私が押し切って手帳サイズにした。じゃあなぜ穴がないのか?と言われそうだが、コスト面から穴をあけるのは勘弁してくれと言われた(笑)
字が小さくて読みにくいのは配慮が足りず申し訳ない。来年については社内で改善を検討するが、サイズに対する拘りもあり、より良い案を検討していく。
(6-4)資本金減少の目的をもう少し分かりやすく説明してほしい。
→資本金については質問があると思い、スライドを用意した(笑)株主総会で承認されれば、資本の部の組替は可能。資本金を減らすことで、繰越欠損金をフルに使えるなどのメリットがある。
(7-4)非常勤監査役の取締役会への出席率が低い。監査役には取締役会への出席義務があるはずだ。岩倉監査役は弁護士なんだからよく分かっているはず。常勤監査役が入院している中で、その他の監査役が欠席するのは問題ではないか?出席率の低い郡司掛氏と岩倉氏に欠席理由を説明してほしい。
→武藤昌弘常勤監査役が入院したのは最近のことであり、監査役会の運営に問題はない。
→(岩倉正和監査役)臨時取締役会の開催などもあり2回欠席となった。武藤常勤監査役はすべての取締役会に出席しており、法律上は問題ない。今後も出来る限り出席するよう努力していく。
→(郡司掛孝監査役)昨年の株主総会で監査役に就任したが、税理士もしており、監査役就任前からの予定などもあり、欠席となった。
(8-4)去年も文句を言ったのに、クリック証券の電話対応がまったく改善されていない。ずっと電話を待たせている。株主優待の範囲内しか取引したくない!
→いつもありがとうございます。GMOクリック証券にかぎらず、他のサービスも日々改善していると思うが、そのような指摘があり悲しい。
→(小川氏クリック証券の人?)たいへん申し訳ない。きちんと調査し、明日から改善していく。
→(熊谷会長)改善しないと他社に負けてしまう。他社より劣っているのは我慢できないNo1を目指さないと意味がないので、社内では日々改善を強く求めている
(9-4)伊藤取締役がGMOクラウドなどグループ会社の取締役になるのは人材流出ではないか?
→今までの職務をこなしながら、グループ会社とシナジーを出すための就任であり、流出ではない。
(10-4)クリック証券は名古屋証券取引所くらいは取り扱ってほしい(会場から拍手)
→早急に検討する。
注記)前にもGMOインターネットのネット上で開催された決算説明会で、熊谷社長にお願いしましたが、その時も早急に検討するというような回答だったような^_^;
そろそろ検討ではなく 実施に移してほしい ですね!

まだまだ質問は続きます。
後半の質疑応答の様子は、GMOインターネット2013年株主総会レポート2にまとめます。
 GMOインターネット2013年株主総会レポート2
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posted by Zaimax at 16:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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