2013年05月19日

アークランドサービス2013年株主総会レポート

2013年3月22日(金)10時から、東京都新宿区市ヶ谷のホテルグランドヒル市ヶ谷 新館3階 瑠璃東の間で開催されたアークランドサービスの第20回定時株主総会に出席しました。
アークランドサービスは、かつ丼のかつや、天丼あきばなどのファーストフード店を全国展開している会社です。アークランドサービスの株主総会に出席するのは初めてです。

2013年3月22日(金)の株価 2,134円(JASDAQ 3085) 100株単位 12月決算
PER 12.6倍、PBR 2.68倍、配当利回り 0.94%、株主資本比率 70.1%
監査費用 1,850万円(売上比0.14%、営業利益比0.94%) あらた監査法人
役員報酬 取締役 7名0.67億円(平均958万、社内1,098万、社外120万) 監査役 3名0.09億円
株主優待 なし

   アークランドサービス(3085)のホームページ

   アークランドサービス(3085)のヤフー株価情報
アークランドサービス株主総会
過去5年間の株価推移は、上記チャートの通り綺麗に上昇トレンドを描いています。株主総会後も勢いは止まらず、2,500円まで上昇しています。5年で10倍近くになっているわけですから、ピーター・リンチ的な銘柄で、身近な会社に中長期投資して資産を増やすのに最適な会社だったことが分かります。最近はかつ丼にも新規参入の動きが出ており、今までの様な安定成長が続けられるのか注目です!
スケジュール
10:00〜10:24 事業報告
 10:03〜10:06 監査報告 松永剛常勤監査役
 10:06〜10:24 営業報告 臼井健一郎社長が事業報告を読上げ
10:24〜10:49 質疑応答 質問者7人 計13件 25分
10:49〜10:53 議案の上程・審議・採決
 第1号議案 剰余金処分の件 20円(配当性向12.7%)前年より実質10円増配
 第2号議案 取締役7名選任の件 7名全員が任期満了に伴い全員再任
 第3号議案 監査役1名選任の件 染橋氏辞任に伴い、布施義男顧問(前コメダ社長)を新任
お土産 なし
飲み物サービス 株主控室でコーヒー、紅茶、クッキーのサービス
経営戦略説明会 なし


注目の株主総会格付けですが、質疑応答は丁寧に回答していたと思います。一方でお土産もなく、経営近況報告会もなしで、出席しても楽しみはあまり感じられません。これらを総合的に判断し、アークランドサービスの2013年株主総会格付けは 『D−』 としました。
   議決権を有する株主数     1,127名、その議決権数   70,582個
   出席株主数               22名、その議決権数   52,574個
   議決権返送              222名、その議決権数    7,092個
   議決権返送&出席株主数     244名、その議決権数   59,666個(84.5%)
出席株主の議決権数を見ると、親会社のアークランドサカモトも出席していることが分かりますね。まあ坂本会長が親会社の社長なので、自動的に出席扱いということなんでしょうが(笑)
集計以降に来た株主もいるので30名弱の出席者数でしたが、個人投資家にも人気のある銘柄の割には株主数も少ないですし、出席者も少ない感じです。
アークランドサービスで目立つのは役員報酬の低さです。社外取締役を除いた平均が1,098万円であり、これだけの好業績を続けている会社にしては少ないと感じます。坂本勝司会長は無報酬とすると平均が1,317万円になるので、実際はこのくらいなんでしょうね。

会場内には椅子席が、(3×4)×6のレイアウトで72人分用意されていました。出席者数からするとテーブル席の方がメモしやすいですし、落ち着いて参加できます。ぜひ来年は検討をお願いします。
会場正面右側にスクリーンが用意されていました。
出席者数も少ないですし、せめて自社商品のかつサンドくらいサービスしてもいいのにな〜と感じます。株主総会後にかつサンドを配り、今後の戦略などについて説明する経営近況報告会を開催すれば、会社に対する理解もより深まると思います。来年の株主総会はぜひ改善して欲しいですね!
アークランドサービス株主総会
株主総会前には株主控室で、ホットコーヒーか紅茶とクッキーが頂けました。

株主総会開始前には会場から拍手が沸きあがり、さすが業績・株価とも好調な会社は違いますね!
しかし前方に座った株主が、社長の発言に対して何でも拍手、賛成!の声だしでちょっと興ざめでした。アークランドサービスか臼井健一郎社長の熱烈なファンなのか、社員株主を動員しているのか分かりませんが、ちょっとやり過ぎですね。いまどき与党総会屋起用かよ!と思いました^_^;
好業績かつ株価も上場来高値を更新して上昇中なので、株主総会が荒れることは考えにくいんですが、慎重のうえにも慎重に!という会社側の姿勢が現れているんでしょうか? (笑)
営業報告に続いて質疑応答となり、その後に議案の審議を行う流れでしたが、議案の審議では質問する機会がなく^_^;実質的に議案の説明と採決という感じでした。普通は議案の説明後に「議案の審議をお願いします。質問はございませんでしょうか?」となり、質問がないか確認しますが、アークランドサービスが上程した議案に質問なんかないですよね?すぐ採決しますね!という感じでした(笑)
まあ質問もないとは思いますが、一応形だけでも審議をお願いしないとね〜

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)サトとの合弁会社のサトアークランドサービスは持分法適用会社に載っていないが、食材売上のみなのか?
→食材などの売上とロイヤリティ収入がアークランドサービスの売上になる。
(2-1)大阪でのかつやの評判はどうか?
→関西では京都、大阪中心に出店を加速しており、出店が増えるに連れて知名度も上がり、既存店売上も伸びている。
(3-2)国内ではどの位まで増やせると考えているのか?それはいつ頃達成できるのか?
→今まで通りの展開だと300〜400店舗、新モデルを加えると800店舗くらいまでと考えている。2015年までに350店という目標はあるが、800店到達時期は新モデル店舗の評価も含めて検討中。
(4-2)新橋岡むら屋は牛丼カテゴリーへの参入だが、勝算はどうか?
→出足は好調に推移している。牛丼チェーンの戦略が分かれてきており、メニューの多様化を進めるチェーンもあり、牛丼店としてはどうかと思う。新橋に物件も見つかったので、アークランドサービスの考える牛丼とはなんぞや?と考えて、出店した。かつやと比べると客足は変わらないが、単価が低いのが問題。改善して多店舗展開していきたいと思うが、まだオープンしたばかりなので、あまり大きいことは言えない(笑)
アークランドサービス株主総会
注記新橋岡むら屋には、私も株主総会前日に行ってみました
 新橋名物 肉めし岡むら屋 中長期投資で超富裕層を目指そう!
上記の記事にも書いているように、見た目とは違って非常に薄味で、何度も食べたくなるようなインパクトが無いように感じました。オープン当初は好調かもしれませんが、リピーターが少ないと次第に客足が減る可能性が高く、いつまで好調が続くのかな〜と疑問に感じます。薄味すぎるという意見は多いようですが、味の改善は検討しているんでしょうか?
上記の記事ではオープン当初ということもあり、言葉を選んで書いています^_^;が、一口食べた印象は
「あれ?味付けするの忘れてない???」という感じでした。でも周りを見てもみな何も言わずに食べていたので、こんな味付けなのかな〜と納得するしかありませんでした。大袈裟に言えば、調味料を入れずに牛肉をじっくりと煮込みました!(笑)という感じです。薄味なことが知れ渡れば問題ないのかもしれませんが、一般的な牛丼をイメージして食べに行くと、薄味で物足りなさを感じると思います。
アークランドサービスの考える牛丼 と社長は自信満々でしたが、この味付けではちょっと心配です。既存の牛丼チェーンと差別化するには、薄味しかなかったのかもしれませんが、今でも新橋名物肉めしの岡むら屋はリピーターで賑わっているんでしょうか?

(5-3)かつやが大好きだが、税抜き価格表示がメインで1円のお釣りが多い。他社は税込み表示だ。
→価格の表記方法については社内で検討中。価格訴求力を高めるために税抜価格を表示している。
(6-4)週刊ポストで株価が上がっている50社が掲載されていて、その中から厳選してアークランドサービスに投資した。今日は女性の出席者もゼロで、女性受けを狙うためにも株主優待導入が必要では?
株主優待は常に検討はしているが、株主間の公平性を考えて導入していない。出店計画を発表すると株価が上がっているので、アークランドサービスは成長力が求められていると感じている。まずは株主優待よりも成長力を高めていきたい。
注記)女性受けが必要とかいろいろ言い訳していましたが、要は自分が株主優待がほしいだけだと思われる(笑)素直に株主優待でかつ丼が食べたい!と訴えればいいのに
(7-5)かつやは順調だが、天丼あきばが閉店しているのは不調ということか?
天丼あきばは、店舗の損益より店舗運営上の限界を感じて閉店した。店舗数を絞りさらに業態改善に取り組んでいく。新橋の天丼あきばは新メニューも追加し、399円という低価格の天丼を出すなどテストを続けている。新メニューで客数も増加している
(8-6)駐車場が満杯のことも多いが、満車だとかつ弁も売れないのではないか?
→45%がテイクアウトとなっている。かつ弁併設店の方が(店内で飲食しないので)回転率が高くなり、駐車場の回転もよくなる。横浜のかつ弁併設店では駐車場20台で平均月商の3倍を記録している。
(9-6)円安になってきているが、円安だとコストアップになるのではないか?円安への対応策は?
→豚肉価格は国内価格が524円と決められており、円高になっても円安になっても関税が変わるだけで、仕入価格への影響はない。
注記)豚肉価格は変わらないとしても、パン粉や油、食材、光熱費などは確実に上昇してきます。円安対応は最近の株主総会では定番の質問なので、もう少し詳しい説明があってもいいですね。
(10-6)2人連れの男性客が2人ともアルコールを飲んでいたが、確認が必要ではないか?
→ロードサイド店ではアルコール販売時に、ドライバーかどうか確認するようにしている。再度徹底する。
(11-7)出店に関して何か障害はあるのか?
→他の外食チェーンやコンビニも出店を加速している会社があり、物件が競合することが障害になる。結果的に賃貸料が高くなってしまう。
(12-7)食中毒対策は?
→フランチャイズ、直営とも定期的に第三者による衛生検査、従業員の菌検査を行っている。工場も抜き打ちで検査している。
(13-7)株主総会の案内をもっと早く教えてほしい。出店計画もIRで教えてほしい。リクナビなどに将来ビジョンが載っているのに(IRでは教えてもらえなかった?)
→株主総会の案内は早く案内できるように努力する。
将来計画も社内で検討の上、IR情報として開示していきたい

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。
出席者が少なかったので、あまり質問も出ないかな〜と思っていましたが、意外と質問が出ました。
他の外食チェーンがかつ丼業態に進出してきているので、対抗策などの質問も出るかと思いましたが、競争相手と見ていないのか質問はありませんでした。
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posted by Zaimax at 00:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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