2012年11月02日

伊藤園2012年株主総会レポート2

2012年7月26日(木)10時から、東京都港区高輪のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミール3階崑崙で開催された伊藤園(2593)第47回定時株主総会に参加しました。
伊藤園2012年株主総会レポート1 に続いて、後半の質疑応答の様子をまとめていきます。
伊藤園2012年株主総会
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(6-4)6億円の減損の内容は?
→(渡辺實副社長)オーストラリアの工場設備です。現地で茶畑を行っているが、天候不順もあり設備の減損を3.2億円行った。他はタリーズなどです。
(7-5)社外取締役の設置義務化は見送られたが、努力義務になっている。伊藤園でも検討してほしい。
→(本庄八郎会長)本日は出番が多くて喜んでいる(笑)
伊藤園では社外取締役は検討していない。取締役本人が襟を正して公私混同せず職務に取り組んでおり、不正は発生しないと考えている。代わりに監査役は社外の人材を起用しており、優秀な方々にチェック頂いている。
(8-6)(女性)新入社員の育成について。アサヒビールでは3人の感謝したい人に無償で製品を贈るという取り組みを行っている。伊藤園には同じような制度はないのか?
→(中野悦久取締役人事総務本部長)アサヒビールと同じ制度はないが、毎年160人くらいの新人が入ってくるので、ご意見は参考にさせて頂く。
(9-7)ドトールの株主総会に行くとお土産に金券がもらえた。伊藤園もタリーズがあるのだからドリンク券位配ってもいいのではないか?
→(渡辺實副社長)タリーズの割引券も検討したが、店舗がない地域もあるのでコーヒー豆と緑茶にした。
注記)議案にはまったく関係ありませんし、お土産も用意されているのにさらにドリンク券とはよくばりですよね〜一体なんのために株主総会に来ているのでしょうか?→お土産を貰うために間違いない(笑)
(10-8)株価が4,300円の時に買ったが、株価が1/3になっている。株価対策をお聞きしたい。
→(渡辺實副社長)株価は種々の条件で決まるが、日経平均と比べると健闘している。まずは業績を上げることが重要であり、中期計画では過去最高益更新を目指している
注記)下記2年間の株価チャートの通り、確かに日経平均よりは健闘している期間が目立ちます。
伊藤園2012年株主総会
ただ質問した株主はもっと以前に購入したと思われるので、過去10年間で比較してみると、最近5年ほどは日経平均を下回って推移しているように感じます。過去最高益更新を期待しています!
伊藤園2012年株主総会
(11-8)株主優待はタリーズのドリンク券を付けてほしい。→検討していく。
(12-9)本田宗一郎は自分の子供は採用しないと言っていたが、伊藤園は子供が3人も役員になっており、他の取締役が意見しにくいのではないか?(会場から拍手)
→(本庄八郎会長)去年は1度も出番がなかったが、本日は出番が多くて嬉しい(笑)
本田宗一郎さんとは考え方が違うだけ。伊藤園は私と兄の2人で創業しており、現社長は甥に当たる。平社員として伊藤園に入社し、多くの部門を経験して実力で社長まで上がってきた。確かに同族役員は多いが、橋本副社長など社長がタジタジとなるほど意見しており、同族役員だから意見しにくいなどという問題はない。業績は必ず上げるのでご安心ください(会場から大きな拍手)
(13-9)お茶以外にもっと新しい商品の投入が必要ではないか?
→温故知新が重要であり、主力商品のお〜いお茶は頻繁に改善・改良を行っている。より顧客満足度を上げている。ティーズティーTEAS' TEAや朝のYoo(ヨー)など、幅広い年齢層向けに新商品も投入している。
(14-10)(女性)過去の株主総会で役員数が多いと指摘されてきたが、会長はこの位は絶対必要と回答していた。今回5名減の16人で納得した理由は?
→(本庄八郎会長またまた出て参りました(笑)本当は役員をもっと増やしたいが、また皆さんから怒られてしまう。世代交代も大事なので5名の定年役員に退任してもらう。代わりに執行役員制度を導入し、15名の執行役員を若手から抜擢した。(若手の登用は?)怖いので役員が徹底的に教育している。

(15-10)九州の大雨で茶畑にも被害が出ているが、支援体制は?
→(橋本俊治副社長生産本部長)被災地には飲み物をすぐに届けて喜んでいただいた。日本の茶園は少しずつ減っており、毎年0.1%〜0.2%減っている。伊藤園と共同で、農業が続けられるような体制を作っていく。
(16-10)海外でもこんなに伊藤園の商品が飲まれていると言う様なCMをやってはどうか?
→参考にさせて頂きます。
(17-11)(女性)株主優待を使ってお中元を贈ったが、缶ジュースの裏側が凹んでいた。箱には問題なかったので出荷時に凹んでいたと思うが、どんな管理をしているのか!
→大変申し訳ない。
→(波岡修取締役販売促進部担当)缶が凹んでいるというクレームは来るが、多くは輸送時の破損。
(18-12)牧の原で茶園をやっているが、塩分を含んだ強風で被害を受けた。異常気象などの天候リスクにはどう取り組んでいるのか?生産量が半減してしまう可能性もあるのでは?
→(橋本俊治副社長)6月に台風が来るという異常な状況であり、被害を受けた農業者の方々は大変でお悔やみを申し上げる。6月に強風が吹くと、2番茶の新芽が出る頃に強風が吹くことになり茶葉が擦れて赤くなってしまう。天災はどうしようもないが、多少価格は安くなっても仕入れられるものは仕入れるようにしている。一方で静岡から九州まで産地の分散も図っており、茶葉の安定供給に努めている。
(19-13)招集通知に海外の業績を載せるなど、良い部門・悪い部門も表示して欲しい。
→(渡辺實副社長)招集通知は法令に沿って記載している。ホームページに決算短信を載せており、その中に部門別のセグメント情報も記載されている。海外は売上の2%程度しかないので省略している。招集通知はページ数にも限りがあるので、ホームページを見てほしい。
(20-13)HPを見ろと言われても高齢者も多いので、招集通知に付けてほしい→特にコメントなし
注記)招集通知を読む人などほんの一部であり、ほとんどは読みもせずにゴミ箱行きなので、分厚くするのは資源とコストの無駄です。
(21-13)無塩トマトジュースの930mlペットボトルを出しているが、すぐになくなってしまうので1Lの紙パックを出してほしい。
→(社三雄専務取締役商品企画本部長)1L紙パックの理想のトマトを昨年発売している。もっと拡販するよう営業に力を入れる。
(22-14)敵対的買収に対する対策は?
→買収防衛策は何も設けていない。業績を向上させることが一番の防衛策になる。ただ定期的に株主調査は行っている。多くの方々に株主になってもらうための活動にも力を入れている。
(23-14)逆に今後のM&Aの計画はあるのか?
→(渡辺實副社長)伊藤園の規模に沿った案件があればM&Aを行う。国内の飲料では第3位グループの一角なので、さらに飲料を強化していきたい。
 11時51分となり、議長から「(私のw)お昼も近付いているのであと1人にしてほしい」とお願いあり
(24-15)セシウムの問題が出てきて心配した。業界の対応がばらばらで伊藤園も風評被害を受けたが、どんな対応策をしているのか?
→(橋本俊治副社長)原材料の検査、使用している水の検査、製品そのものの検査、しっかりとした産地の確保、生産工場の環境放射能検査の5つを行っている。20,131検体の原料を検査したが、すべて社内基準の2ベクレル以下になっている。ゲルマニウム検査機を6台設置して検査している。24時間検査できるオートガンマカウンターも2台設置して万全の体制で対応している。

以上で質疑応答は終了となりました。
今年も多くの質問が出ましたが、役員の方々が丁寧に答えていたと思います。
もう少し社長の出番もあるといいんですが、ほとんど担当取締役が回答していました。
今年は本庄八郎会長の出番も多く、会長も楽しそうでしたし、会場の出席株主も楽しんでいました。来年はもっと登場回数が増えるといいですね!
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posted by Zaimax at 13:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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