2012年06月26日

エスクリ2012年株主総会レポート

2012年6月26日(火)10時から、東京都中央区京橋のエスクリ運営のブライダル施設 ラグナヴェールTOKYOで開催されたエスクリ(2196)の第9期定時株主総会に参加しました。
エスクリは都市部の駅チカ物件にこだわったブライダル施設を展開している会社です。
エスクリの株主総会に参加するのは2回目ですが、前回は少し覗いただけで他の会社の株主総会に参加したので、今年が実質的に初めてということになります。

   エスクリ(2196)のホームページ
   エスクリ(2196)のヤフー株価情報
エスクリ2012年株主総会
過去2年間の株価推移をみると、業績の伸びとともにきれいな上昇傾向が続いています。しかし5月の決算発表で今期計画が下方修正となったことで、株価が大きく下落しました。足元は戻り歩調ですが、この間の会社側の対応には不満を感じている株主も多いようです。
スケジュール
10:00〜10:28
 10:06〜10:23 映像による事業報告
 10:23〜10:28 対処すべき課題について岩本博社長が読上げ
 10:28〜10:34 議案説明
 第1号議案 定款一部変更の件 事業目的を幅広く追加
 第2号議案 取締役4名選任の件 全員任期満了、澁田隆一専務が退任、安藤正樹執行役員が新任
 第3号議案 監査役の報酬額改定の件 年額2千万円を2.5千万円に増額
 第4号議案 ストックオプションとして新株予約権を発行する件
10:34〜10:50 質疑応答 質問者5人 計6件 16分
10:51〜10:54 議案の採決 拍手方式ですべて可決
10:55〜10:55 新任取締役安藤正樹氏の紹介 よろしくお願いしますのみ
11:12〜11:28 岩本社長から今後の事業戦略について説明
11:28〜11:52 質疑応答 質問者6人 計11件 24分

お土産 なし
飲み物サービス ミネラルウォーター280mlペットボトル
事業説明会 あり

注目の株主総会格付けですが、株主総会準集中日の開催でお土産も用意されていません。会社の今後の戦略についての説明会はありましたが、全般的に質疑応答の時間は短く、早く株主総会を切り上げたいという雰囲気を感じてしまいました。これらを総合的に判断しエスクリ(2196)の2012年株主総会格付けは 『D+』 としました。

エスクリの株主総会は今年も京橋のラグナヴェールTOKYOで行なわれました。今日は株主総会の準集中日で多くの会社の株主総会が開催されており、10時開始だと他社と重なってしまいなかなか参加しにくいですね。それが会社側の狙いなのかもしれませんが(笑)
会場内にはテーブル席が(3×2)×7のレイアウトで42人分の席が用意されていました。出席者は30人ほどでした。テーブル上にはミネラルウォーターとコップが用意されていました。
正面にはスクリーンが用意され、事業報告や株主総会後に開催された説明会で活用されていました。ただ天井からはシャンデリアが釣り下がっているので、真ん中より後ろの席からはシャンデリアが邪魔してスクリーンの一部が見えなくなっていました。スクリーンの位置や高さなど改善の余地があると思います。また役員席の前には机が横一列に並べられ、バリケードが築かれていました。バリケード上には花などを飾り上品に仕上げていましたが、それでもこんなバリケードを築かれると物理的な距離以上に壁を感じてしまい、株主との対話を拒絶しているように感じてしまいます。身の危険を感じるなどの特別な事情がないのであれば、こんなバリケードの設置は止めて欲しいものです。
事業報告は映像で行い、女性ナレーションが詳しく業績などを説明していました。続いて岩本博社長から対処すべき課題について説明がありましたが、こちらはただ召集通知の内容を読上げているだけでした。株主総会後に説明会があるとはいえ、株主総会だけで帰る株主もいるので、もう少しプレゼ画面なども使って詳しく説明すれば良いのにと感じました。
岩本博社長は声がとても大きく、投資家仲間でも話題になっているように独特の喋り方をします。けっこう威張ったような話し方に感じてしまう部分もあるので、声の大きさとも相まって高圧的に読上げているように感じてしまいました^_^; 質問した株主のなかには、社長はとても元気が良くてよい!と高く評価する人もいたので、高圧的に感じたのは私だけかもしれません(笑)
ただ質疑応答時間の短さや打ち切り方などみると、あまり株主との対話を重視しているようには感じませんでした。それがバリケードの設置などにも現れているように感じます。岩本博社長や株主総会全体の印象から感じたのは、事業展開については絶対の自信を持っているので、ごちゃごちゃ言わずに俺に任せておけ!という感じです(笑)
ワンマン社長が引っ張っている会社では良くあるスタイルですし、それ自体が悪いわけではありませんが、株主に対してさえそのような姿勢なので、社内では取締役といえども社長には意見できないのではないか?という懸念も感じてしまいます。戦略が当っているうちは急成長を続けると思いますが、社長の考えと顧客のニーズにズレが生じた時に、果たして軌道修正が柔軟にできるのかが心配ですね。会社の規模が大きくなるにつれてこの辺りを改善していかないと、急成長が一転して大赤字に転落ということにもなりかねません。急成長した会社ではよくあるパターンなので注意が必要だなと感じました。
議案の上程に続いて質疑応答となりました。質問は議長の指名を受け、その場で起立し1回につき1問に限定、質問後は着席して回答を待つように!と議長から指示がありました(笑)ちょっと誇張していますがおおまかそんな感じです。皆きちんと起立して質問していました。
回答はすべて岩本社長が行ないました。この辺りもワンマン経営者という感じですね。
質問した人はスーツ姿の人と一般の個人投資家と思われる人が半々でしたが、なぜかスーツ姿の人はまずは岩本社長をはじめ経営陣を褒めてから質問していました。関係株主なのか、よく知っているアナリストか機関投資家なのでしょうか?

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)まずは1年間経営ご苦労様でした。株主を代表してお礼申し上げます。同業のノバレーゼなどは営業利益率が20%を超えているが、エスクリは10%程度と低い。新規施設のオープン経費などがかかっているためだと思うが、将来的にはどの程度の利益率を目指しているのか?
役員席の前に花が置いてあって名前が見えない。株主総会後の休憩時間に片付けて欲しい。
→現状の利益率には満足していない。エスクリは成長をしていきたいので、同業他社とは違って積極的に新規投資を続けている。前期は4施設をオープンしており、出店経費などで利益率が低くなっている。会社の規模が大きくなれば、同じペースで出店しても全体に占める経費の割合は低くなる。成長を続けることで競合他社並みの利益率を目指していきたい。
(2-2)第4号議案でストックオプションを発行するが、SOは株式の希薄化につながる。SOより役職員に自社株を買ってもらった方がいいのではないか?自社株を持てば株主と同じで株価の上昇を意識するようになると思う。また今後もストックオプションの発行を続けていくのか?私としてはSOは止めて欲しい。
→ストックオプションは役職員のモチベーションアップにつながり、業績の向上に役立つと考えている。株式の希薄化によるデメリットより、業績向上に伴う企業価値向上の方が大きいと思う。今回のSOでは3%程度の希薄化であり、株価への影響は小さいと考えている。今後もストックオプションは続けていく予定。
注記)最近またストックオプションの発行を行なう会社が増えてきており、第2次ストックオプションブームと言う感じもします。ただどこの株主総会でもSOに対する株主の反応は厳しいものがあり、SO議案に反対する意見が多く出ています。ストックオプション発行の目的として役職員のモチベーションアップが挙げられていますが、そもそもSOがもらえないとやる気にならないような役職員では困ります。SOをもらえないなら仕事をする気にならないような取締役は辞任して欲しいですし、ちゃんと給料をもらっているのに、さらにSOをもらえないと仕事をする気にならないような社員を採用するのはおかしいと思います。ストックオプションを乱発するのはやめて欲しいですね。
(3-3)昨年業績連動型のストックオプションを発行していたが、業績の向上につながるとてもおもしろい取り組みだと思う。株主としてはSOを発行するならこのような仕組みにしてほしい。
→業績連動型のストックオプションは、昨年主に役員向けに発行した。今回は普通のストックオプションだが、今後発行するSOについては検討の余地はある。
(4-4)第9期での売上100億円突破おめでとうございます。エスクリは都市部に特化して成長してきたが、地方に特化して同規模の売上まで成長している非上場の同業他社もある。地方にも出店するとさらに成長が加速するのではないか?
→地方に特化して成功している会社は承知している。超長期的にはエスクリも地方に出店するなど出店戦略が変わる可能性もゼロではない。しかし中期計画の範囲では今まで通り都市部に出店していく。都市部の方がマーケットが大きいので、当面は出店エリアの変更は考えていない。
(5-4)定款変更で出版事業を目的に追加するが、どんなことを想定しているのか?
→今回は広く事業目的を追加している。出版については、将来的に顧客向けに雑誌を出したりする可能性もあるので、色々な可能性を広く考えて事業目的に追加した。私がゼクシィ出身ということもあり、出版事業の可能性もあるので追加した。
10時48分となり、時間の関係で質問はあと1人との議長発言。
まだ質疑応答開始から14分しか経っていないんですが、時間の関係でという理由で打ち切りです。いくらなんでも打ち切りが早すぎます。この辺りからも株主からの意見や質問に応えたいという意思はあまり感じられません。
(6-5)中期計画を発表しているが、キャッシュフローベースの数値や受注情報など投資判断に役立つ情報をもっと充実させて欲しい。
→貴重なご意見とさせて頂く。IR方針については東証からも指導があるので、投資家により的確な判断をしてもらえるように取り組んでいく。

以上で株主総会での質疑応答は打ち切りとなりました。
いくらなんでも質疑応答時間が16分というのは短すぎます。質問した株主もいくつか質問があったようですが、岩本社長から質問は1つと制限されて戸惑っていたようです。出席者が30人程度の株主総会で質問を1人1件に制限する意味が理解できません。質問などして欲しくない!と感じてしまうのがふつうです。
年に1回の株主総会ですから、もっと積極的に株主と対話して欲しいと思います。
経営説明会での質疑応答の様子は後日まとめてみます。
こちらも1人1〜2問と言われてしまい、活発な質疑応答という感じではありませんでした。
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posted by Zaimax at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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