2012年06月20日

コロワイド2012年株主総会レポート

2012年6月20日(水)14時から、横浜市みなとみらいパシフィコ横浜 国立大ホールで開催されたコロワイド(7616)の第50期定時株主総会に参加しました。
コロワイドは全国で居酒屋甘太郎、北海道、ステーキの宮、にぎりの徳兵衛などを展開している会社です。
コロワイドの株主総会に参加するのは2011年に続いて5回目です。
   2011年コロワイド株主総会レポート
2012年6月20日(水)の株価 607円(東証1部 7616)500株単位 3月決算
PER 141.5倍、PBR 3.55倍、配当利回り 0.82%、株主資本比率 22.7%
監査費用 10,900万円(売上比 0.11%、営業利益比 3.40%) あずさ監査法人
株主優待 半期に2万ポイント贈呈

   コロワイド(7616)のホームページ

   コロワイド(7616)のヤフー株価情報
コロワイド2012年株主総会
過去5年間の株価推移をみると、500円台での推移が続いていましたが2010年以降は低迷していました。しかし2011年以降は回復傾向で、最近は600円前後で推移しています。業績は改善傾向のようなので、今後の株価にも期待しています。
スケジュール
14:00〜14:18 
 14:04〜14:05 久下暉彦常勤監査役から監査報告
 14:05〜14:18 映像を使って事業報告 女性ナレーションが読上げ
14:19〜14:22 議案説明
 第1号議案 剰余金処分の件 5円前年と同額(配当性向68.1%)
 第2号議案 監査役2名選任の件 久下常監再任、サントリーからの監査役が交代
14:22〜14:50 質疑応答 質問者8人 計12件 28分
14:50〜14:51 議案の採決 拍手方式 すべて可決
14:52〜14:52 新任監査役の石川一志氏を紹介 名前とよろしくのみ
14:53〜15:06 コロワイド会社紹介映像
15:07〜15:42 質問大会 毎年恒例蔵人会長の大放談(ぼやき?)もあり
コロワイド2012年株主総会
お土産 お食事券500円×6枚、シルスマリアの生チョコ・クッキー 後渡し
飲み物サービス なし
事業説明会 なし


注目の株主総会格付けですが、株主総会集中日を外して午後からの開催も参加しやすいですし、お土産もあります。毎年恒例の蔵人金男会長のぼやきも聞き応えあります(笑)一方で質疑応答の時間は短く、手を挙げている人もいたのに途中で打ち切った感じです。これらを総合的に判断し、コロワイド(7616)の2012年株主総会格付けは 『C+』 としました。
   議決権を有する株主数  75,049名、その議決権数 148,182個
   議決権返送&出席株主数  19,808名、その議決権数   81,462個(55.0%)
コロワイドの株主総会は、今年もパシフィコ横浜で開催されました。
午前中はゼンショーの株主総会に参加しようと思っていましたが、渋谷駅から遠いので参加をあきらめて、P&Pの株主総会&経営計画説明会に参加しました。今日も色々な会社の株主総会を回って、最後に横浜にたどり着きました。
会場内に入ると、早速多くのお土産をゲットした人がたむろしています。12個もお土産をかき集めバッグに詰め込んでいる人を見かけましたが、アトムの小澤社長が見たら激怒しそうですね^_^;
今年のお土産は上記写真の通り、シルスマリアの生チョコが復活していましたが、東京に長期滞在する私としてはあまり嬉しくありません。夏場に溶けやすいチョコをもらっても扱いに困ります。お食事券とクッキーだけで十分だと思います。
コロワイド2012年株主総会
今年は社長が野尻公平氏に代わったので、株主総会議長も野尻氏が務めます。
事業報告は映像で行なわれましたが、写真やグラフは使っているものの召集通知を読上げるだけでした。せめて今後の戦略などは野尻社長から語って欲しかったですね。計算書類の報告は連結と単体の両方を行なっていましたが、コロワイドの場合単体決算を説明してもあまり意味がありません。時間の無駄なので連結決算の説明だけで十分だと思います。
続いて議案が上程され、質疑応答となりました。
今回は議長の野尻社長がすべて回答していました。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)たった1年で息子の蔵人賢樹取締役が常務に昇進している。きっと戦略本部で顕著な実績を挙げたのだと思うが、あまりにも露骨に出世させているのではないか?大株主だからとはいえひどい。もっと下働きをしてから出世させた方が良いのではないか?
→戦略本部は非常に重要なポストであり、役職が他の取締役より上でないとスムーズに動かないので、常務にした。大株主だから常務にしたのではない。
(2-1)支払金利が高すぎるのではないか?来年以降500億円以上投資していくようだが、3%以上の金利を払っても儲かるような商売があるのか?支払利息11億円は配当と比べてもはるかに多い。吉野家も業績悪化で苦しんでいるが、支払金利は1%くらいだ。
→当面低金利が続くと思うが、金利変動で業績に影響を受けたくないので、固定金利で借りている部分も多い。その分短期の変動金利と比べると金利は高くなる。長短金利を含めると平均で1.9%程度の金利になる。営業キャッシュフロー358億円、投資キャッシュフロー207億円で、フリーキャッシュフローも厚くなっており、3年後には借入金も減らしていける。
(3-1)なぜ平均金利が1.9%になるのか?支払利息と有利子負債を比べると1.9%にはならない。私は中小企業を経営しているが、金利は1%程度でないと経営できない。長期借入れが多いのも異常だ。
息子を常務にした件でも無難な回答だが、横にいる会長は気にせず、野尻社長は思う存分言いたいことを言えばいい。
→会長を気にして回答しているわけではない。
注記)金利が1%でないと経営できないというのはおかしいと思いますね。低金利なのはここ10年ほどのことであり、それまでは借入金利は3〜5%位あったと思います。1%で借りられないと経営できないようでは、少し金利が上がるだけで倒産です。私も今の低金利のうちに長期固定で借りておくのが正しい選択だと思います。
(4-2)(女性)アジアの4店舗は連結に含まれないと書いてあったがなぜか?
→コロワイドアジアは影響が軽微なため連結から外している。他にも障害者雇用を行なっているココットという会社も、100%出資だが連結に含めていない。コロワイドアジアについてはまだ4店舗と規模も小さいし、海外は日本と会計基準も異なっていることも連結に含めていない理由。規模が大きくなればすぐに連結に含める。
(5-2)アジア店舗の足元の状況はどうなのか?
→ステーキビュッフェ店を2店、焼肉レストランを2店出店しているが、業績の悪い1店は4月に売却した。軌道に乗せるにはもう少し時間がかかる。
(6-3)昨年と比べると優先株への配当が増えているのはなぜか?
→優先株は発行後5年目から配当が増える商品設計になっているためです。
(7-4)50期を迎えて記念配当も期待していたのに、5円配当で据え置きだ。半世紀も事業を続けてきて記念配当も出せない現状を経営陣はどう考えているのか?
→コロワイドは良い時も悪い時も安定した配当を続けていくのが配当方針です。
(8-4)拡大投資をしていくということだが、売上だけを拡大しても意味がない。まずは既存店を立て直すのが先ではないか?海外出店している場合ではない。
→外食日本一を目指すのがコロワイドの方針。既存店の立て直しでは42ある業態を集約していく。業態が多いと特にマーチャンダイズの部分で効率が悪くなる。短期的には販売力のアップが喫緊の課題。適宜プロモーションを行い、活性化していく。神奈川工場の稼動開始でマーチャンダイズが強化されたので、増強された生産能力を活かすため、M&Aなども進めていく。

(9-5)対処すべき課題についてもっと詳しく説明して欲しい。
→少子高齢化や顧客ニーズの変化に対応し、収益構造の見直しを行なっている。グループの効率化については、業態の集約を進めることが重要。それに伴い使用食材の集約や内製化が進められる。グループ内で重複している機能も集約していく。人材の育成も重要で、30代・40代の人材を集めて、五十嵐がコロワイドアカデミーで教育を行なっている。
(10-6)単体と連結のバランスシートを比較すると、連結の負債が単体の倍くらいになっている。負債が多くて心配だ。
→子会社のアトムは上場企業であり、コロワイドとアトムの両社でそれぞれ借入を行なっている。また子会社のコロワイドMDでも買掛金が発生しており、これらの要因で連結の負債が増えている。心配いただく必要はない。
(11-7)1年以内に返済する必要のある金額が現預金の倍ほどもあり、返済が負担になっているのではないか?資金繰りに問題がないと経営陣から言って欲しい。
→のれんの償却などキャッシャアウトを伴わない費用も多い。EBITDAは高水準で推移しており、フリーキャッシュフローも増えているので、返済に問題はない。
注記)経営陣が返済に問題あります!なんていう会社はもうほとんど破綻状態ですから(笑)経営者に言質を取ってもしょうがないですよね。
(12-8)優先株の配当が3.5%ほどになり、平均借入金利1.9%と比べてもかなり高い。
→優先株は金利ではなくあくまで配当。優先株なので配当は高く設定している。上場もしないし議決権もない。60億円分発行しているが、ダイリューションが発生せず株主の皆様にも迷惑をかけない資金調達になっている。優先株発行当時はM&Aを拡大しており、財務的な裏付けとして優先株の発行が必要だった。ただ将来的には自社株買いして消却していきたい。
ここで突然質疑を打ち切り、議案の採決に移りました
ふつうは「審議を尽くしたので、そろそろ質疑応答を終了したい」などと言った後に質問を打ち切るんですが、いきなり決議に移行しました。まだ手を挙げている人もいましたし、質疑応答も30分も経っていないんですが^_^;
まだ株主総会の仕切りに慣れていないのかもしれません。
無事採決も終了し、52分で株主総会は終了となりました。

続いて13分ほど会社紹介映像を上映し、大質問大会となりました。こちらでも5人が9問の質問をしていました。
そして毎年恒例の蔵人金男会長の大放談もありました。
ここには書けないようなぼやきも全開でした(笑)

大質問会の様子などは順次まとめて行きたいと思っています。
まだまだ株主総会シーズンは続くので、気長にお待ちください。
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posted by Zaimax at 22:07 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> 今の低金利のうちに長期固定で借りておくのが正しい選択だと思います。
結果論ですけど、この選択は間違ってなかったですね。
これからアベノミクス効果で、金利はどんどん上がって行くと思いますので。
Posted by au200x at 2013年06月18日 09:54
au200xさん、コメントいただきありがとうございます。
金利が乱高下する状況では、長期固定金利で借りていると安心ですね!
金利がどんどん上がっていくのは困りますが^_^;
Posted by 財満 at 2013年07月02日 21:58
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