あみやき亭は、焼肉業態のあみやき亭・スエヒロ館・カルビ家と釜飯と焼き鳥の美濃路を、東海地方と関東の一部で展開している会社です。
あみやき亭の株主総会に参加するのは2003年以来8回目です。昨年はちょっと覗いただけですぐに横浜に移動し、コロワイドの株主総会に参加したので、レポートは作成していません^_^;
→ 2008年あみやき亭株主総会レポート → 2010年あみやき亭株主総会レポート
2012年6月3日(水)の株価 182,700円(東証1部 2753) 1株単位 3月決算
PER 13.2倍、PBR 1.05倍、配当利回り 1.64%、株主資本比率 81.0%
監査費用 2,000万円(売上比 0.09%、営業利益比 1.31%) あずさ監査法人
株主優待 3月末の株主に株数に応じてお食事券(額面1,000円)を贈呈
詳しくはこちら→ あみやき亭株主優待情報ページ
あみやき亭(2753)のホームページ
あみやき亭(2753)のヤフー株価情報

過去2年間の株価推移をみると、セシウム牛やユッケでの食中毒発生など、焼肉業界を取り巻く環境はとても厳しい状況が続き、あみやき亭の株価にも大きく影響しています。最近も藤本美貴の焼肉店美貴亭で食中毒が発生、生レバーの提供禁止などの逆風が吹いていますが、あみやき亭には逆境をチャンスに変えて、シェアを伸ばしてほしいですね!
スケジュール
11:00〜11:18
11:04〜11:06 山田修三常勤監査役から監査報告
11:06〜11:18 事業報告 佐藤啓介社長が読上げ
11:18〜12:03 質疑応答 質問者6人 計11件 45分
12:03〜12:10 議案審議 拍手方式 すべて可決
第1号議案 剰余金処分の件 1,500円 年間3千円で据置き(配当性向28.9%)
第2号議案 取締役6名選任の件 6名全員任期満了に伴い全員再任
第3号議案 監査役2名選任の件 山田氏、大西氏が任期満了に伴い再任
第4号議案 監査役1名選任の件 中西安廣氏(米久取締役)選任

お土産 お食事券1,000円×2枚 使用期限9月末まで 先渡し
飲み物サービス 会場入り口でコーヒー、ウーロン茶、オレンジジュースなど
事業説明会 なし
注目の株主総会格付けですが、飲み物サービス・お土産もあり、早い時期に株主総会を開催しているのも評価できます。一方で、今年は質疑応答をあっさりと打ち切ってしまいましたし、もう少し会社の現状と今後の戦略について株主に説明すると良いとも感じます。これらを総合的に判断し、あみやき亭(2753)の2012年株主総会格付けは 『C−』 としました。
議決権を有する株主数 9,671名、その議決権数 68,488個
議決権返送&出席株主数 2,732名、その議決権数 54,541個(79.6%)
あみやき亭の株主総会は、今年も勝川のホテルプラザ勝川で行われました。
2008年頃が出席者数もピークで、会場に入りきれないほど多くの株主が来ていましたが、株価下落や株主優待改悪などの影響なのか出席者数は減っており、今年は前方中心に空席も目立ちました。この調子なら当面この会場で継続できそうですが、株価の低迷は悲しいですね。
今年も佐藤社長以下役員の方々が、10時45分頃まで会場入り口で株主を出迎えていました。
今年もネクタイなしのクールビズスタイルでしたが、とても良いことだと思います。今後も継続して欲しいですね。
事業報告は今年も佐藤社長が読上げましたが、スライドを使用するなどしてもう少し分かりやすく説明して欲しいですね。
あみやき亭の株主総会ではけっこう質問も出て、例年1時間以上質疑応答を行っています。今年も多くの株主に質問してもらうため!ということで、質問数も2問にしているのに、わずか6人の質問で打ち切ってしまいました。それも会場左側からばかり指名していて、正面目の前でずっと手を挙げている人には目も合わそうとせず、無視していました^_^;厳しい質問が来るのでは?と恐れていたのでしょうか(笑)
今回は質問も短時間で打ち切ってしまいましたし、ちょっといつもの佐藤社長では無いように感じました。体調が悪かったのでしょうか?
質問者数が少なかったのは、1人で4問も質問する人や、長々と質問する人が多かったという要因もあります。質問が長そうな人を選んで指名したり、仕込んでいたんでしょうか(笑)そう感じてしまうほど残念な質疑応答でした。来年以降はもっと多くの質問を受けてほしいですし、質問が長い人は議長が要約するなど改善してほしいものです。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)議長から2問までと言われたが、いくつか質問したい。セシウム牛の問題があったが、あみやき亭は被災地域から調達している食材があるのか?検査体制はどうなっているのか?
→牛肉については現状は500ベクレル以下という国の基準があるが、9月以降は100ベクレル以下と厳しくなる。牛肉については食肉市場ですべて検査しているが、食肉市場での検査基準は50ベクレル以下と国の基準よりさらに厳しくなっている。日本国内ではどこで牛肉を買っても、この基準をクリアした安全な牛肉しか流通していない。福島県産の牛など被災地の食材利用は、気にするお客様もいる反面、被災地を支援したいという考えもあり悩ましい問題です。お客様の反応を見ながら検討していく。
(2-1)売上の減に比べて利益の減益幅が大きいが、なぜ原価率が上がっているのか?
→外食産業は固定費が高い業態であり、売上減の影響は大きい。お客様の人数とは関係なく家賃は固定であり、ガラガラでも照明やエアコンを消すわけにいかないので光熱費も発生する。新店も含めて全体で売上2%減であり、既存店はもっと落ちている。売上が10%減ると、利益は20〜30%落ちることになる。
(3-1)焼肉は落ち込んでいると思うが、焼き鳥は伸びているのではないか?業態ごとの増減は?
→焼き鳥は、昨年三重県と愛知県で鳥インフルエンザが発生しその影響も受けた。
→(千々和康常務取締役管理本部長)新店も含めた売上高の前年比は焼肉業態で▲3.7%、焼き鳥業態で+5.0%です。
(4-1)昨年の株主総会で増配して欲しいという意見があったが、内部留保を充実させたいということで平行線だった。配当方針として配当性向目標を打ち出してほしい。CoCo壱番屋は株主総会で同じようなお願いをしたら、翌年から配当性向目標を30%と打ち出し、毎年増配になっている。株価も順調だ。
→前期の配当性向は28.9%になっている。平均が35%くらいなので、若干低いレベル。ただ今後も成長して行きたいので、内部留保を厚くして成長投資に振り向けたい。東海地方でも地震の危険が言われており、何が起こるか分からないので、この点からも手元資金を厚くしておく必要がある。M&Aなどの案件があった時にも対応できるので、もっと内部留保を厚くしておきたい。
(5-2)なぜこの時期に出店を加速する必要があるのか?既存店の立て直しが先決ではないか?
→まだ会社の規模は小さくて、中部と関東の一部にしか店舗がない。将来は全国展開したいので、今後も出店を続けていきたい。外食産業は出店することで成長して行くし、社員の成長という面からも出店を続ける必要がある。会社の成長が止まると社員が成長するステージが減ってしまう。今期は焼肉10店舗、焼き鳥10店舗、レストラン1店舗の合計21出店を計画している。焼肉は関東5店舗、中部5店舗の予定。前期はセシウムやユッケ食中毒の問題で、業績にも影響を受けた。出店も一時止めて、計画の半分以下にするなど内部固めを行った。これらの問題の影響も徐々に薄れてきており、既存店も回復傾向なので再度出店を加速する段階に来たと判断している。ただ状況に応じて出店スピードは調整していく。
(6-2)今期の増収計画はどうなっているのか?
→(千々和康常務)既存店は前年比105.8%で設定している。前期は特殊要因もあるので、2010年と比較すると97.9%となる。
まだまだ質問は続きますが、株主総会もまだまだ続くので、続きは落ち着いたら更新します(笑)
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