2012年05月23日

コックスCOX2012年株主総会レポート

2012年5月18日(金)10時から、東京都千代田区秋葉原の富士ソフト秋葉原ビル5階 アキバホールで開催されたコックスCOX(9876)の第39期定時株主総会に参加しました。
コックスはイオン系のカジュアル衣料専門店です。
コックスの株主総会に参加するのは2011年に続いて2回目です。
 → コックスCOX 2011年株主総会レポート
2012年5月18日(金)の株価 166円(JASDAQ 9876)100株単位 2月20日決算→2月末へ
PER 91.7倍、PBR 0.31倍、配当利回り 無配、株主資本比率 70.8%
監査費用 3,700万円(売上比 0.15%、営業利益比 赤字で計算不可) 監査法人トーマツ
株主優待 2月末の株主に株数に応じて商品引換券(額面千円)を贈呈
 詳しくはこちら→ コックスの株主優待情報ページ

   コックスCOX(9876)のホームページ

   コックスCOX(9876)のヤフー株価情報
コックスCOX2012年株主総会
最近2年間の株価推移をみると200円前後で推移していましたが前期も大きな赤字となり163円まで下がるなど軟調な値動きが続いています。今期は黒字化する計画ですが、前期も黒字計画だったのでそろそろ実績を示さないとますます株主の信用を失ってしまいそうです。
スケジュール
10:00〜10:23 
 10:03〜10:05 平中輝夫常勤監査役から監査報告
 10:06〜10:23 映像を使って事業報告 女性ナレーションが招集通知を読上げ
10:23〜10:31 質疑応答 質問者1人 計5件 8分
10:32〜10:38 議案説明・審議・採決 質問者0人
 第1号議案 定款一部変更の件 決算期末を2月20日から2月末に変更
 第2号議案 剰余金処分の件 赤字により発生した繰越損失を解消するため、資本剰余金から振替
 第3号議案 取締役4名選任の件 5名全員任期満了に伴い3名再任、イオン出身の速水英樹氏を新任
 第4号議案 監査役1名選任の件 原田健至監査役が任期満了に伴い再任
コックスCOX2012年株主総会
お土産 CIQUETOの折りたたみ傘 後渡し
飲み物サービス なし
事業説明会 なし


注目の株主総会格付けですが、お土産はあるものの、赤字が続いているのに今後の戦略などについて詳しい説明もありませんでした。質問も少なく今年も30分少々であっさり終わってしまいました。イオン系の会社なのでペットボトルのお茶くらい用意すればいいのにそんなサービスもありません。これらを総合的に判断し、コックスCOX(9876)の2012年株主総会格付けは昨年同様 『D』 としました。
   議決権を有する株主数   2,002名、その議決権数 275,163個
   議決権返送&出席株主数   582名、その議決権数 230,795個(83.9%)
コックスの株主総会は今年も秋葉原の富士ソフト秋葉原ビル5階アキバホールで開催されました。昨年は雨模様でしたが、今年は良い天気でした。
アキバホールは電源、LANコネクタ付のテーブルが扇形に配置されている階段状のホールで、前方の舞台部分が役員席舞台左右が事務局席と新任役員席になっていました。正面にはスクリーンが用意され、事業報告で利用されました。昨年と同様のレイアウトです。
出席者は40人ほどでしたが、株主総会開始後も増えたようで最終的には50人以上来ていたようです。株主数も昨年と比べると倍増という感じです。業績も悪いし株価も低迷しているのになぜ株主が増えたのか疑問に感じますが、株主優待があるので株価が安くなると買いたい人が増えるのかもしれません。
株主総会前には例年通りイオングループのCSR紹介映像が流されました。昨日イオンの総会で見たものと同じです(笑)
役員席には名前の表示もなく不親切ですね。名前くらい大きく表示してほしいですし、株主総会前に役員を紹介して欲しいですね。イオングループなのでトップバリュのお茶くらい用意しても良いと思うんですが。

株主総会の冒頭、池内清和社長から業績悪化のお詫びがあり、後ほど今後の戦略について説明するとの挨拶があり、池内清和社長か(池内清和社長は株主総会終了後に退任するので)新社長から詳しく説明があるのだと思いました。大赤字で目が覚めてやる気になったのかな?と期待しましたが、何も説明はなくまったくの期待外れでした。映像による事業報告の中で、対処すべき課題も招集通知の通り読上げていましたが、どうやらこれが今後の戦略についての説明ということのようです。そんなものはすでに読んでますので、新社長からしっかりと今後の戦略について語ってほしかったですね!
その事業報告は女性ナレーションが招集通知を読上げる形で行われました。写真などを使っていて分かりやすいですが、今後の戦略などは新社長からプレゼ画面を使って説明して欲しいですね。
続いて質疑応答となりました。
最近は議案の上程まで行った後に一括して質問を受付けるという形式が多くなりましたが、コックスは昔ながらの形式です。私はこちらの方が質問内容が絞られるので、良いと思います。
出席者は昨年より倍増しましたが、今年も質問する株主はいないようで、質問ゼロになりそうな雰囲気でした。業績も低迷して営業利益段階から損失となり、特損も含めて大赤字を計上し株価も低迷しているのに、出席した株主の方々はあまり会社自体に興味がないようです。取引先なのかスーツ姿の株主も目立ったので、質問なんてとんでもない!ということなのかもしれません(笑)

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)営業段階から10億円の赤字なのに、なぜ法人税等が3億円以上も発生するのか?
→(野秀明 常務取締役経営管理統括部長)事業税や地方税など利益に関係なく発生するため。
注記)その通りですが、ずっと最終赤字が続いているのに法人税等の額は大きく変動しています。
 2008年2.12億円、2009年1.81億円、2010年0.41億円、2011年3.11億円
前期は過去4年でも最大の赤字額となる18億円を超える赤字を計上しているのに、税金支払い額も最大になっています。ここ数年不採算店の退店を進めて、事業展開エリアや社員数も減っているはずなのに、地方税や事業税が増えるというのは理解できません。税務会計で損金不算入となるような交際費や使途不明金などがたくさんあるのではないか?と疑問に感じてしまいますね。
(2-1)販管費を大幅に削減したと説明があったが、販管費は前年の125億円が141億円まで増えている。大幅に削減とは何を意味しているのか?高コスト体質が改善されないので営業段階から赤字になっていると思うが、どのような改善策を行っているのか?
→(野常務)販管費の全体の伸びは、新店の増加など規模の拡大に伴う経費の上昇です。特に大きく削減できたのは人件費で、昨年と同規模ベースでは90%強程度まで大きく削減が図れた。
(3-1)同規模ベースでは人件費が90%という説明だが、100店以上退店している中で既存店ベースだと90%に削減できたということなのか?
→(野常務)既存店というのは昨年も今年も同じように営業していた店舗を指しており、この既存店ベースでは90%の人件費になっている。
注記)前期の不採算店の閉鎖は160店に対し新規出店は27店舗なので、圧倒的に退店が多いですし不採算店が大きく減っているはずなので利益面の改善は大きくなりそうです。それなのに営業赤字に転落していますし、人件費や家賃も大幅に増加しています。結果として販管費率は53.2%から57.5%に悪化しています。店舗数が133店減(29%減)と大幅に減っているんですから、新店も含めた人件費や家賃も3割近く減ってもいいはずなのに、販管費は逆に13%近くも増えています。こんな状態で販管費は前年度より大幅に削減できたと誇らしげに報告する辺りに、コスト意識の低さを感じてしまいますし、こんな現状認識で黒字転換などできるのかな?と疑問に感じてしまいます。
今期から経営陣が大幅に入れ替わりますが、新経営陣の方々には現状をしっかりと認識して、業績立て直しに取り組んで頂きたいですね。
(4-1)今期は増収・黒字転換を計画しているが、4月までの月次売上は前年を下回っている。これで今期の計画は達成できるのか?ぜひ新社長から回答をお願いしたい。
→この質問については私(池内清和社長)から回答する。確かに全店ベースでは前年実績を下回っているが、既存店ベースでは3・4月、そして5月も現時点まですべて前年同月を上回っている。一番の課題は粗利益率が53.2%まで低下したことだが、ここ3ヵ月間はほぼ57%を維持しており、今のところ目標を達成している。今期は60店ほどの出店を予定しており、新店売上が上乗せとなることで目標を達成できると考えている。
(5-1)中期計画では現状の倍以上の売上500億円を掲げているが、国内での成長には限界があると思う。海外展開に力を入れていくと思うが、現状は遅れている。親会社のイオンはアジアに多くの店舗を展開しているのに、なぜ海外進出がスピーディに進まないのか?
→(吉竹英典取締役経営企画室長兼戦略事業本部長 株主総会後新社長に就任予定)前年度末の中国出店数は6店となっている。昨年もイオンとのアジア連動出店の交渉を進めてきた。中国に展開しているイオンのショッピングセンターで、コックスが出店可能と判断しているのが23店舗程度あり、このうち半分程度についてイオンと出店交渉を行っている。先ほど説明した中国で展開している6店舗は上海周辺に出店しており、近辺にはイオンのSCは出店していない。現状はSCやファッションビルなどに、コックス独自で出店し、ブランディングを行っている段階。
イオンのアセアン戦略はマレーシアを中心に周辺国への展開を進めている。私もマレーシアのクアラルンプールに通ってイオンと出店の検討を進めている。ただ相手も上場企業であり検討を重ねている状況。
注記今後アジア展開のスピードが上がっていきそうに感じられました。しかし親会社に気を使っているのかちょっと歯切れが悪い感じがしましたね。イオンのSC内にコックスが出店し業績を上げれば、家賃以外にコックスの業績の65%がイオンの連結決算に反映されるわけで、イオングループとしてもメリットがあると思います。現状は大きな赤字を出して足を引っ張っている状況であり、コックスが黒字化するのはイオンにとってもメリットだと思うんですが、イオンの規模と比べると大した影響ではないのかも^_^;
コックスは61億円もイオンに貸しているわけですし、もう少し強気の交渉をお願いします!
まあ赤字続きでイオンの足を引っ張っているので、肩身が狭いのかもしれませんが(笑)
堂々と交渉できるよう、今期の業績はしっかりと達成して黒字化してほしいものです。

以上で質問はなくなり、質疑応答は終了となりました。
出席株主数も倍増したことですし、もう少し質問が出るといいんですが少し残念ですね。
続いて議案の審議となりました。今期からイオングループは2月末決算に統一しますが、来年の株主総会は下旬開催になって他の会社と重なってしまうのかな?という心配がありますね。来年以降も他社と重なりにくい日程での開催をして欲しいものです。
第2号議案では、早期復配を目指すために繰越利益剰余金のマイナスをその他資本剰余金から振替えて解消します。昨年も同様の処理をしてゼロにしたのに、前期の18億円の赤字でまたマイナスになってしまいました。そろそろ黒字を達成して配当原資を確保して欲しいですね。
新経営陣の手腕に期待したいと思います。
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posted by Zaimax at 19:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
インターネットの日経に載ってるのを見ました。株主総会は自分も好きです。これからも頑張って伝えてください。
Posted by ジャン at 2012年05月26日 21:47
ジャンさん、コメントいただきありがとうございます。
株主総会は楽しいですし、投資の役にも立ちますよね!
株主総会を楽しみましょう♪
これからもよろしくお願いします。
Posted by Zaimax at 2012年05月26日 23:46
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