2012年03月24日

グローバルダイニング2012年株主総会レポート

2012年3月24日(土)10時から、東京都中央区銀座にあるグローバルダイニングの自社店舗 権八G-Zone銀座で開催されたグローバルダイニング(7625)の第39回定時株主総会に参加しました。
グローバルダイニングは、都心中心にゼスト、モンスーンカフェなどパスタや東南アジア料理などを展開している会社です。グローバルダイニングの株主総会に出席するのは昨年に続いて2回目です。
   グローバルダイニング(7625)2011年株主総会レポート まだ半分でした^_^;

2012年3月23日(金)の株価 123円(東証2部 7625)100株単位 12月決算
PER 20.9倍、PBR 0.32倍、配当利回り 無配、株主資本比率 47.9%
監査費用 2,565万円(売上比 0.22%、営業利益比 営業赤字) 清明監査法人
株主優待 6・12月末の500株以上保有の株主に15%割引株主優待証を進呈
 詳しくは 次項有 グローバルダイニングの株主優待情報ページ

   グローバルダイニング(7625)のホームページ
   グローバルダイニング(7625)のヤフー株価情報
グローバルダイニング株価
最近2年間の株価推移を見ても低迷から横ばいが続いています。上場当時は1万円を超えていた時期もあるようですが現状は100円台まで株価は下落しています。営業赤字が続いているのでやむを得ない部分もありますが、今期はぜひ黒字化して欲しいものです。
スケジュール
10:00〜10:29 報告事項
 10:03〜10:05 監査報告 若畑博常勤監査役
 10:06〜10:29 営業報告 長谷川耕造社長がスクリーンを使用して説明
10:29〜10:33 議案説明 取締役4名選任の件 3名全員任期満了に伴い再任、小林庸麿氏新任
10:33〜11:27 質疑応答 質問者8人 計20件 54分
11:27〜11:27 議案の採決
11:35〜11:50 幹部社員紹介&自由に質疑応答タイム
お土産 なし
飲み物サービス なし
経営戦略説明会 営業報告の中で詳しく説明

注目の株主総会格付けですが、参加しやすい土曜日に株主総会を開催し、役員との歓談の場も設けています。事業報告の内容もスクリーンを使用して詳しく説明しました。一方で事業報告の時間と比べると、質疑応答の時間が短いように感じます。これらを総合的に判断し、グローバルダイニングの2012年株主総会格付けは昨年より1段階格上げし 『C』 としました。
   議決権を有する株主数   3,314名、その議決権数 100,232個
   議決権返送&出席株主数   409名、その議決権数  80,752個(80.6%)
グローバルダイニングの株主総会は今年も銀座の自社店舗、権八G−Zone銀座で行われました。
会場内には椅子がたくさん並べられ、140人分くらいの席が用意されていました。到着した頃は出席者数もまばらでしたが、株主総会開始以降も続々と増えて、満席に近い状況になっていました。
会場正面右側にはスクリーンが用意されていましたが、店舗なので真ん中に大きな柱が2本あり、見難い席もありました。特に支障はありませんが、全体的に暗いとも感じました。
事業報告は長谷川社長からスクリーンを使って説明し、事業の現状や今期の改善策などについて説明がありました。2期連続で営業赤字ですが、昨年後半から業績も回復しつつあるので、今期は黒字化できるよう全力でがんばるという説明でした。株主から指摘されていたPRが下手という点についても、他社に先駆けた新たな取り組みを行なっているので、期待して欲しいということでした。今期取組む課題は
(1)組織力の強化
(2)メニュー・商品力の強化
(3)営業力の向上
(4)不採算店舗の閉鎖
(5)海外子会社(GDC)の業務改善

旗艦店であるゼストキャンティーナ恵比寿の状況についても説明がありました。今年の6月で賃貸契約が切れるが、契約更新は難しく閉店の可能性が高い。それでも黒字化可能と説明していました。ゼストキャンティーナ恵比寿は、店舗の規模と立地で高稼動だった面もあり、退店を機にさらに魅力的な業態に磨き上げていきたいと前向きに捉えていました。
続いて議案の説明があり、取締役2名が辞任したので好調な業態であるモンスーンカフェのコンセプトシェフの小林庸麿執行役員を総料理長にするとともに、今回取締役に選任したいと説明がありました。議案説明の中で小林庸麿執行役員から挨拶もあり、とても良かったと思います。やはり採決の前に、取締役候補の方々から所信表明をしてもらいたいと思います。形式的とはいえ株主から取締役に承認してもらうわけですから、採決の前に「取締役になったらこんなことに取組む!」と宣言して欲しいと思います。
小林庸麿氏は原点回帰とイノベーションが重要と強調していました。
続いて質疑応答となりました。
業績が悪化し株価の低迷が続いているのでしょうがないのかもしれませんが、今年も長谷川社長を非難する質問が続きました。毎年同じ人が同じ様な質問をしているようです。そんなこともあって、質問数は毎年多くてネガティブな内容も多いことから、レポートをまとめるのにも疲れてしまったのかもしれません。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)色々説明があったが、社員が楽しく働ける仕組みが無いと会社は良くならない。
→財務的に力が弱っているが、やる気とは例えば登山のようなもので、お金になるわけではないが自分へのチャレンジとして挑戦する部分もある。結果を出してボーナスをもらうという表面的なことだけではなくて、自分の能力を高めることに取組んでいる。社員の士気は落ちていないと思う。
(2-1)社長の力が強すぎるのではないか?外部のブレーンは活用しているのか?
→社外役員も活用している。私が独裁的に見えるかもしれないが、社内では議論を尽くすようにしている。
(3-2)社債の発行を続けているが、業績が底を打ったということは今回で終了と考えてよいのか?
→店舗などの優良な資産が多いが、借り入れも多いのでリーマンショック以降は貸し剥しに遭うなど、金融機関がなかなか貸してくれない。店舗資産を切り売りして縮小均衡を図る方法もあるが、上場時に入ってきたお金を使わずに残していたので、これを会社に貸している。資金には限りがあるので、会社には今回限りと伝えている。
(4-2)役員を始め人材の流出が続いている。店舗の社員も元気は良いが人数は足りていないと思う。
→来客数は様々な要因で変わるので予測がし難い。1人当りの生産性を上げる事で、人員が少なくても店舗が回るようにし改善している。
(5-2)バックオフィスの2人の取締役が辞任した。営業責任者は独立して店舗展開しているが好調だ。
→営業と財務の取締役が辞めたのは私の責任だと思う。厳しい言い方をするので、真意が伝わらず思い違いがあったと思う。2人ともそれぞれの分野で活躍している。
(6-3)前期は東日本大震災で業績が悪化したと説明があったが、ずっと業績は悪化を続けている。地震のせいにして欲しくない。長期的に低迷している反省がない。きっちり説明して欲しい。
→売上が落ちている理由はお客様から支持されていないため。ラ・ボエムも39年が経ち、改善・改良してきたが魅力が低下している。デフレに対応した飲食店は伸びているが、高級店のマーケットは確実に縮小しているが、グローバルダイニングはその間で中途半端な立ち位置になっている。上場前から後継者を育てようとコンセプトリーダーに任せたが、うまくいかなかった。
(7-3)数年前に辞めた取締役は、銀座で出店し店舗網を拡大させ売上も伸びている。売上が減り続けているグローバルダイニングとは大違いだ。
→私と意見が対立したから降格したり辞めさせた者はいない。能力がなくて辞めていった人間はたくさんいる。まだ人間が出来ていなくて厳しく言ったりするので、合わなかったり行き違いが生じて辞めるケースもある。辞めた中にも優秀な人材はたくさんいた。人を見る眼がまだないと思う。
(8-3)業績の悪化が続いているが、いつ頃資金がショートするのか?
→今回が私の資金を会社に入れる最後だと考えている。私の資金にも限界がある。
(9-3)新川義弘さんの店HUGEは売上が40%も伸びている。なぜこんなに差が付いているのか?
→グローバルダイニングも私が直接管理していた時は伸びていた。会社の規模が大きくなり、間接管理になっても伸びていくかが重要。彼ならうまくやれるのかもしれないが、私の場合はコンセプトリーダーに任せたがうまく行かなかった。
(10-3)いつ頃資金ショートするのかはっきり答えて欲しい。
→不動産屋から買いたいと言われている店舗物件が国内に2つ、アメリカに3つあり、資金ショートはしない。ゴーイングコンサーンの観点からも今期中に資金ショートすることはない。
(株主)不動産なんてそんなに簡単には売れない!
注記)いつ資金ショートするのかという質問に拘っていましたが、こんな質問に答えられるわけがないと思います。資金ショートすると言った時点で倒産決定になってしまうので、社長は今日の資金に不足していても、資金繰りは大丈夫!と言い続けなければいけない立場です。営業赤字が続き資金ショートが近い会社に誰が貸してくれると思うんでしょうか?この株主は空売りでもしていて、グローバルダイニングを倒産させたいのでしょうか?
(11-4)まずお聞きしたいのは、長谷川社長 昨夜はよく眠れましたか?
→よく眠れました。寝付きが良いのが取り柄で(笑)
(株主)(こんな業績で株主総会前に熟睡できるとは)図太い神経をしているんですね!
昨年もまったく同じ様なやり取りがあったので、同じ株主が同じ様な質問をしているのだと思います。これ以降も長く株主で100万円ほどで買ったのに、先ほどの質問では潰れそうだという怖い話もあった、営業赤字ではどうしようもない...などと苦情を並べていました。社長から質問をお願いしますと促され、2点質問していました。
(質問)貸借対照表を見ると流動比率が最悪だ。株主としては大丈夫かなと思う。中森監査役は公認会計士だが現状をどう見ているのか?
→(中森真紀子監査役)飲食業は日々店舗からキャッシュが入ってくる。負債には会計上の引当金なども計上しており、キャッシュとは関係のないものもある。流動比率も以前より改善している。平均よりは低いが業種によって大きな違いがあり、ありうる数値の範囲内です。
(12-4)株主構成を見ても長谷川社長の会社だ。大株主に機関投資家がまったくいない。後継者の育成はどう考えているのか?
注記)長々と質問していたためか、この件については回答がありませんでした。
(13-5)OHPの説明の中で業績グラフがあったが、前期の3Q・4Qは黒字化したのか?今期の業績予想もそろそろ分かる頃だと思うので教えて欲しい。
→前期の3Q・4Qは黒字化した。(今期計画は決算短信を見れば分かります)
(14-5)業態ごとの売上の説明はあったが、利益はどうなっているのか?
→業態別の売上から販管費7%を引けば利益になる。
(15-5)アメリカ事業のGDCは1店閉鎖してどの程度業績が改善するのか?
→今期も赤字が残るが、24万ドル赤字が減る。6億円の売上で8,600万円の赤字だったが、売上が変わらなければ今期は6,600万円ほどの赤字になる。
(16-5)社外取締役のリーブレック氏の任期中ずっと赤字が続き、結果を出していない。経歴を見てもP&Gでオムツを売っていたような人で、飲食関係の経験は少ない。なぜリーブレック氏を選任しているのか?
→リーブレック氏はIT業界で活躍しており、PRやプロモーション面などでアドバイスを頂いている。

(17-6)広尾?のお店をランチタイムに利用しているが、行列ができるほどの人気だったのに、昨年の11月頃から客足が大幅に減ってしまった。ランチタイムのポイントカードを止めたり、メニューやサラダバーの内容が変わったりしている。こんな状態ではお客さんが来なくなり赤字になって当たり前だ。12時前までは500円で食べられたのにそれもなくなる。赤字で施策がコロコロ変わるのは困る。まずはポイントカードを復活させて欲しい。
→リーマンショック以降、消費者が財布の紐を締めてしまったので、採算を度外視してビュッフェを導入した。あの料金で手作りのビュッフェを提供すれば人気が出るのは分かるが、赤字を垂れ流している状態では続かないので、ビュッフェは見直してサラダバーにしている。ランチタイムの客数は減ったが、収益性は向上した。今まではランチタイムの営業で現場が疲れ果ててしまい、ディナータイムに影響が出ていたが、ビュッフェを止めて以降ディナータイムも好調を取り戻している。
ポイントカードについては全社的に再検討している。
注記グローバルダイニングのお店で500円でビュッフェ食べ放題のお店があったとは驚きです。一度行ってみたかった(笑)そんな無理な営業を続けていたから、業績が営業赤字に転落してしまうんですね!社員や株主を犠牲にして赤字を垂れ流していたら会社として持ちません!
(18-7)店舗のコンセプトが古くなっているなどの説明があったが、現状のグローバルダイニングのターゲット層はどこなのか?
→以前は30歳前後から50代・60代までという幅広いコンセプトだったが、価格帯を下げたことでターゲット層がばらけてしまった。女性に評価される店作りに再度取組んでいく。シニアマーケットも大きくなっていくので、力を入れていきたい。
(19-8)社外取締役の責任限定条項を外した方がいいのではないか?
→責任限定を外すと優秀な人材が社外取締役を引き受けてくれなくなる。
(20-8)社外取締役のリーブレック氏はMBAも取得しており、国際的に見たこの業界の状況についてお考えを聞かせて欲しい。
→(デービット・リーブレック社外取締役)社外取締役は会社の業績を良くするのが役割ではなく、株主と同じ目線でコーポレートガバナンスなどをチェックするのが主な役割です。
飲食店は国内・海外を問わず、立地・コンセプト・PRの仕方などが重要になる。来店してくれたお客様に期待以上の素晴らしいサービスを提供することに尽きる。マージン(利益)よりもコンセプトの改善がまず重要だと考えている。良い立地に集約して伸ばしていくことが重要。

「そろそろ時間なので」という議長の一言で、質疑応答は終了となりました。
今年も業績が悪かったので、厳しい質問が続きました。どうやら社長の時間配分が間違っていたようで、株主総会後に幹部社員の紹介と自由な質疑応答の時間が設けられました。
会社経営をしているという株主から、株主は社員と同じ立場であり、お店に行ってもお客様ではないので、社員の方々や来て下さっている他のお客様に心の中ででも感謝した方が良いという意見があり、本当にその通りだと感じました。
株主総会に言っても文句を言う株主が多いですが、こうした考えの人もいるんだな〜と温かい気持ちになりました。私もよく株主優待でお店を利用しますが、ありがたいな〜と感謝しながら利用させてもらっています。会社と株主の関係がもっと良くなっていくといいですね!
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ひらめき
低株価銘柄投資の名人と言われている人が株主総会に来ていましたが、グローバルダイニングも買い集めているんでしょうか?確かに低株価ではありますが(^_^;)
posted by Zaimax at 23:37 | Comment(1) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつも貴重な情報をありがとうございます。今回は、店舗での株主の姿勢について、総会で発言された方の記述があり小生も、店舗では気にはしておりましたが、これからの姿勢をハッキリさせる言葉でした。ありがとうございました。
Posted by WegmansNY at 2012年03月25日 09:07
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