そしてブログやニュースをチェックしていたら、今度はHIS子会社のハウステンボスで、中国上海とハウステンボスを結ぶクルーズ事業を担当している子会社HTBクルーズの山本宰司社長が、取引先からのリベートをもらうなどの不適切な財務処理があった可能性が浮上しているようです。
山本宰司社長は24日付で顧問に退き、後任に小野秀一副社長が社長に昇格しています。
産経ニュースが2012.1.25 08:54 付けで ハウステンボス 子会社社長、不適切処理か 小野氏に交代 という記事を配信しています。
ハウステンボス社長で、親会社の旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)会長を兼ねる沢田秀雄氏は会見で、山本氏は資金計画が甘く当初予算より費用が2〜3割かさんでいると説明。「(不適切処理の)噂があることは事実で、調査を進めている。HISの強い要請に基づき、就航前に社長交代すべきだと考えた」と述べたと書かれています。
今回はそのHISの株主総会にも参加してきましたが、この件についての説明はまったくありませんでした。
HISの株主総会は1月26日(木)に開催されたので、この問題が表面化してすぐの開催になったわけですが、私もまったくこの記事に気付きませんでしたし、他の株主からも質問がなかったので誰も注目していなかったようです。
それにしても株主総会の中でハウステンボスの現状について質問があり、沢田秀雄会長は
前期はハウステンボス設立以来初の黒字となり、今期も足元の売上は30〜40%増で推移しており、期待してほしい!と力強く語っていましたし、HTBクルーズの事業についても簡単に説明がありましたが、報道にあるような「不適切な財務処理」については全く触れていませんでした。
この問題は山口利昭弁護士のブログ「ビジネス法務の部屋」で見つけましたが、「あやしい」というレベルで素早く対応していることが評価されています。
しかし、株主からすると記者会見で発表していることなんだから、株主総会でもきちんと説明して欲しいよな〜と感じてしまいます。まだ誰も知らないようだから、寝た子を起こす必要もないか!という対応は少し残念ですね。
株主総会でも悪い情報ほどきちんと説明してくれたなら、私も高い評価をすると思いますが...
HISの問題についても、コンプライアンスや企業統治の観点から記事にまとめる予定の様なので、山口利昭弁護士がどのような評価するのか非常に興味があります。今後の記事を楽しみに待ちたいと思います。
それにしても、私の投資先で次々と不正が明るみになってくるのはそろそろ勘弁してください(^_^;)
投資先の会社のには不正ネタより、もっと明るい話題を株主に提供してほしいと期待しています!
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