2011年10月20日

いちよし証券(8624)2011年株主総会レポート

2011年6月18日(土)10時から、東京都中央区水天宮のロイヤルパークホテル3階 ロイヤルホールで開催されたいちよし証券(8624)第69期定時株主総会に出席しました。
いちよし証券は中小型株中心に、グループ会社のいちよし経済研究所作成のアナリストレポートなどを提供しながらリテール営業を行っている証券会社です。
いちよし証券の株主総会に参加するのは初めてです。
2011年6月17日(金)の株価 440円(東証1部 8624)100株単位 3月決算
PER 244倍、PBR 0.79倍、配当利回り 2.73%、株主資本比率 69.1%
監査費用 3,700万円(売上比 0.28%、営業利益比 赤字) 新日本監査法人
株主優待 なし

   いちよし証券(8624)のホームページ

   いちよし証券(8624)のヤフー株価情報
いちよし証券2011年株主総会
過去10年の株価を見ると、中小型株人気に乗り2006年には2,500円まで上昇しましたが、その後は業績が落ち込むとともに株価も下落基調が続き、また元の500円前後まで戻ってしまいました。
2012/3計画 14,300百万円 80百万円 1.8円 四季報2011年秋号
いちよし証券2011年株主総会
スケジュール
10:00〜10:57 報告事項
 10:05〜10:08 監査報告 遠藤平司監査委員
 10:08〜10:11 東日本大震災の影響について
 10:11〜10:55 事業報告 武樋(たけひ)政司社長がプレゼソフトを使って説明
 10:55〜10:57 指名委員会、報酬委員会報告 委員長の武樋政司社長
10:57〜11:02 議案説明
 第1号議案 取締役7名選任の件 8名全員が任期満了に伴い5名再任、執行役員2名を新任
 第2号議案 監査役1名選任の件 2名が任期満了に伴い1名再任 監査役3名体制
11:03〜11:42 質疑応答 質問者8人 計13件 39分
11:42〜11:44 議案採決
11:44〜11:47 役員紹介 名前のみ
いちよし証券2011年株主総会
お土産 ブールミッシュのガトースフレ 後渡し 賞味期限2011年7月24日
飲み物サービス ロビーでコーヒー、紅茶、水のサービス
経営戦略説明会 事業報告の中で詳しく説明

注目の株主総会格付けですが、お土産や飲み物も用意され、詳しくいちよし証券の現状と今後について語っていました。土曜日に株主総会を開催しているのもプラスです。これらを総合的に判断し、いちよし証券(8624)の株主総会格付けは 『C+』 としました。
   議決権を有する株主数    13,520名、その議決権数   439,150個
   議決権返送&出席株主数   5,005名、その議決権数   326,649個(74.4%)

いちよし証券の株主総会は、ロイヤルパークホテルで行われました。同じ時間帯にハピネットの株主総会も開催されていて、元気のいい係員の方が案内していました。ハピネットの株主総会は早く終わったので、株主総会仲間の方々は2社をはしごした方も多いようです。
今日は両国で同時刻に行われているワタミの株主総会からスタートし、広い会場内を少し見てから歩いて水天宮を目指しました。意外と距離があり、いい運動になりました(笑)
会場前のロビーでは飲み物のサービスもあり、紅茶を飲みながらしばし休憩させてもらいました。
会場内には椅子が(4×8)×13のレイアウトで並べられ、400人分くらいの席が用意されていました。土曜日開催ということもあり8割くらいの出席率でした。椅子の上には事業報告のプレゼ資料と避難経路、役員の座席表が印刷された紙、ボールペンが置いてありました。筆記用具くらい持参すると思うので、ボールペンは必要ないと思います。
正面には大きなスクリーンが用意され、事業報告時に邪魔にならないように、議長席が右端になっている珍しいレイアウトでした。武樋政司社長は右端の議長席横に着席し、中央にはNo2の田名網信孝取締役専務執行役員が座っていました。
前列に取締役が座り、後列には執行役員の方々が座っていました。
役員の方々はスーツにネクタイ姿で、今年流行のクールビズ総会ではありませんでした。証券会社の株主は特に年配の人も多そうなので、服装にはうるさいのでしょうか?
事業報告は武樋政司社長がプレゼソフトを使って行い、今後の戦略なども含めて分かりやすかったですね。45分ほどの長時間の説明でしたが、説明終了後には会場から拍手も沸き起こっていました。武樋政司社長は人気があるのでしょうか?
議案の説明後、質疑応答となりました。回答には執行役員も参加していました、というより武樋政司社長と執行役員中心に回答していました。
事業報告に1時間近くかけているのに対して、質疑応答が40分弱というのは少し短いようにも感じますが、後が押しているので(笑)やむを得ないのかもしれませんね。
株主総会からかなり時間が経っているので、質疑応答の一部はうろ覚えになっており、間違っている部分があるかもしれません。ご了承のほどよろしくお願いします。
いちよし証券2011年株主総会
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)過年度決算の修正について
→(持田清孝執行役員 財務・企画部長)自己資本規制比率の計算方法の中で、土地評価について計上項目の考えが異なる部分があり、修正を行った。
(2-1)追証の未入金の影響は?
→システムの分散を行っており震災の影響はなかった。
(3-2)災害発生時の対応策は?
→災害対策本部をすぐに設置して対応する。社員の安全確認、顧客財産の保全などに取り組む。東日本大震災でも同様に対応したが、色々と問題点も明らかになったのでさらに改善していく。東京での業務を大阪でもバックアップできるようになった。
(4-3)仙台に住所があり、いちよし証券からお見舞いの品が届いた。20数社に投資しているがいちよしだけだったので、株主を大事にしている会社なんだなと感じた。
現状の株価の評価と自社株買いについての考えを教えてほしい。
→株価水準について言及するのは難しい。事務局からは絶対に株価水準については言及するな!ときつく言われている(笑)バリューから見ると安いと思うし、証券業界も転換の時期に来ており、変化に対応できるかどうかで今後の評価が変わってくる。中期計画を着実に進めて業績を向上させていく。
自己株の消却割合はトップクラスだと思う。PBR1倍割れの水準では自社株買いをしてもいいと考えている。ただ、財務内容やタイミングを見る必要がある。
(5-3)コンプライアンスはどう機能しているのか?
→(龍元裕志執行役員 業務管理本部長)クレドの理念を役職員に徹底している。投信の乗換え勧誘にあたっても、勧誘前に勧誘が適切かどうかしっかりチェックする体制を作っている。なぜコンプライアンスが必要なのか?という社員教育もしっかりと行っている。

(6-4)いちよし証券の株主総会を毎年楽しみにしている。大株主にカタカナが多いがどんな人たちなのか?概略でも知りたい。
→(高石俊彦常務執行役 内部統制担当)ハリスアソシエイツから15.71%保有しているという大量保有報告が出ている。シカゴの運用会社で、10年くらい前から保有している。直接IRも継続的に行っている。
(7-4)社外取締役も自社株を持って欲しい。
→新任の役員もよく分かっていると思う(笑)
注記)社外取締役の役割の一つは経営陣の監視なので、私は自社株を持つことに賛成ではありません。持株の下落が嫌で不正の監視が甘くなるようでは本末転倒です。
(8-5)1997年には大株主に銀行が多かったが今はいない。売ってしまったのか?
→結論的には全部お売りになった。山一證券や長銀の倒産などマーケットが悪かったこともあり、1年半くらいで全部売ってしまった。これを自社株買いして消却した。
(9-6)M&Aによる地方出店のイメージを教えてほしい。
→チャネルの多様化が目的。地元密着の証券会社で株の売買中心の会社や競争相手がほとんどいないような会社をイメージしている。預かり資産は50億円位と少ないが、投信を投入することで預かり資産の伸びが非常に大きい。投信での運用を薦めて、預かり資産高をもっと伸ばしていきたい。
(10-6)地方で小さな店を作るより東京や大阪に出店した方がいいのではないか?
→福岡に店を作るか、大牟田に作るか迷ったが、大牟田で正解だった。競争相手が少ないので預かり資産が大きく増えた。福岡に出店したら数年で撤退していたかもしれない。
11時32分になり、武樋政司社長からあと2〜3人でいいか?というお願いあり
会場からの大拍手で承認!皆さんお腹が空いているようです(笑)
(11-7)利益水準が低すぎるのではないか?
→ご期待に沿える利益になっていないのは申し訳ない。3年間でコスト削減をしてきたが、もう一段のコスト改善が必要と考えている。営業収益については最悪期は脱しており、ギリシャショック前までは戻った。リーマンショック前まで戻せるようがんばりたい。
コストと営業収益面から今期の業績は期待に応えられると思う
注記レポート作成時点では2Qの見込みが発表されていますが、増収増益で黒字転換しており、武樋社長の見込みは正しかったようです。
(12-7)北海道や東北エリアが弱いのではないか?
→東北や北海道は地場の証券会社が少ない。数年前の株主総会でも質問があったが、大北証券(岩手県盛岡市)に出資したので、まずは着実に成果を出して行きたい。
(13-8)営業損益段階で赤字になっている。アメリカも不安定で円高になる可能性もある。今期も業績が改善する見込みはないと思う。赤字でも配当を維持できるのか?
→今期は悲観していないが、楽観もしていない。2010年8〜10月で業績は底打ちしており、前期よりは改善できると考えている。今期も赤字でも配当したが、今の水準の配当であれば継続しても問題ないが、業績を上げることが大事。全体の株価が下がれば、配当よりも自社株買いの方が良い可能性もあり、無理して配当する考えはない。

以上で盛大な拍手とともに質疑応答は打ち切りとなりました!
みなさんもう空腹に耐えられなかったようです(笑)
午後からは銀座の第一商品で本間裕氏のセミナーがあるので、株主総会後は水天宮からまた歩きで(笑)銀座を目指しました。今日は本当によく歩いた1日でした。
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ひらめき
posted by Zaimax at 17:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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