2011年09月05日

パシフィックネット(3021)2011年株主総会レポート

2011年8月30日(火)10時から、東京都千代田区秋葉原の秋葉原センタープレイスビル地下1階 STUDIO3021で開催されたパシフィックネット(3021)第23回定時株主総会に出席しました。
パシフィックネットは中古パソコンなどのリユース・リサイクルを行っている会社です。
パシフィックネットの株主総会に参加するのは初めてです。
2011年8月30日(火)の株価 28,700円(東証マザーズ 3021)1株単位 5月決算
PER 12.6倍、PBR 0.46倍、配当利回り 3.83%、株主資本比率 65.2%
監査費用 2,340万円(売上比 0.68%、営業利益比 390%わーい(嬉しい顔)) 九段監査法人
株主優待 なし

   パシフィックネット(3021)のホームページ

   パシフィックネット(3021)のヤフー株価情報
パシフィックネット2011年株主総会
上場来の株価推移は上記の通りで、IPO銘柄に特有の値動きとなっています。新規公開銘柄は上場時には人気化するものの、その後は人気が離散し株価が低迷するのが一般的です。業績が好調であればどこかのタイミングで株価も立ち直ってきますが、パシフィックネットの場合上場前後が利益のピークで、その後は減益となっていることが上場来安値近辺から抜け出せない最大の要因です。業績推移は下記の表を見てもらえばよく分かりますねもうやだ〜(悲しい顔)ただ前期の赤字は、資産除去債務会計に伴う一時的な影響です。
2012/05計画  3,795百万円  58百万円  2,278.15円
2011/05実績  3,449百万円 ▲22百万円 ▲886.86円

パシフィックネット2011年株主総会
スケジュール
10:00〜10:19 報告事項
 10:03〜10:05 監査報告 有川弘常勤監査役
 10:06〜10:19 事業報告 上田満弘社長が事業報告を読上げ
10:19〜10:24 質疑応答 質問者1人 計2件 5分
10:24〜10:37 決議事項の説明・審議・採決 拍手方式 すべて可決
 第1号議案 剰余金の処分の件 1,100円 前年から据置き
 第2号議案 定款一部変更の件 事業目的に自然エネルギー等による発電設備を追加
 第3号議案 取締役6名選任の件 任期満了に伴い全員改選、全員再任 質問者1人
10:38〜10:39 役員紹介 よろしくお願いしますのみ
パシフィックネット2011年株主総会
お土産 PCにUSB接続して使用する扇風機、飴 後渡し
飲み物サービス 受付後に冷えた緑茶紙パック250mlのサービス
経営戦略説明会 なし

注目の株主総会格付けですが、お土産や飲み物も用意され、質問にも丁寧に答えていました。一方で株主総会準集中日の10時から開催というのは少し残念です。これらを総合的に判断し、パシフィックネット(3021)の株主総会格付けは 『D+』 としました。
   議決権を有する株主数     1,174名、その議決権数   25,875個
   議決権返送&出席株主数     204名、その議決権数   21,078個(81.5%)
パシフィックネット2011年株主総会
パシフィックネットの株主総会は、秋葉原駅すぐそばの秋葉原センタープレイスビル地下1階STUDIO3021で行われました。昨年とは会場が変わったようです。地下1階にはPCNETの秋葉原中央口店もあり、株主総会後に店内を見学することができました。
会場内には(2列×3席)×6のレイアウトで、テーブル付の席が用意されていました。パソコン関連の会社なのに、スクリーンは設置されていませんでした。この会場は以前はKCR総研のIRセミナーでも利用されていましたが、プロジェクターやスクリーンなども常備されています。株主により分かりやすく説明するためにも、決算説明会資料などを使いながら説明して欲しかったですね。節電に協力するため室温は28℃に設定していると案内がありましたが、私には少し寒く感じられました。役員の方々はスーツにネクタイという普通の株主総会でした。軽装のクールビズ総会にすればいいのにと感じました。
役員席は、前列に取締役6名が座り、後列右に監査役3名、左に事務局席というレイアウトでした。
出席者は遅れてきた人も含めて18名でした。株主数が1,200人弱ですし、8月30日は5月決算企業の株主総会準集中日なので、意外と多いなと感じました。
事業報告は上田満弘社長が事業報告を読上げる形式でした。前期は赤字転落していますし、株価も低迷が続いているので心配している株主も多いと思います。もう少し詳しくパシフィックネットの現状とこれからについて語ってほしいですね。続いて報告事項に対する質疑応答となりました。
議長の指名を受けると、会場係の人がマイクを持ってきてくれるので、その場で質問する形式です。質問は1回に1問ずつお願いしますとのことでした。とはいえ出席者数も少ないので、質問は1人だけと低調でした。質問には上田満弘社長が丁寧に答えていたと思います。質疑応答の様子などを見ていると、上田満弘社長は人柄の良い人なんだろうな〜と感じました。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)前期は大幅な下方修正を発表して赤字転落となったが、今期も前期計画並みの黒字目標を発表している。今期は本当に目標を達成できるのか?
→前期は第3四半期まで赤字で、子会社のアールモバイルも赤字だった。昨年来、回収から流通・販売に至るまであらゆる部分を改革し、思い切った手を打ってきた。その結果第4四半期は利益が出て通期でも経常利益は黒字になった。今期は販管費もかなり削減している。新しくバイセル営業部を立ち上げPC以外の商材も取り扱い、リユース・リサイクルの総合商社を目指していく。6月には海外業務部も作り、長年日本で培ってきたリユース・リサイクルの技術を今後は海外にも展開していく。特に成長著しいアセアン中心に事業展開していきたい。このような取り組みにより、今期は利益が出やすい体質になったと思う。

(2-1)レンタル事業が好調で中古パソコン事業の赤字を補っているが、官公庁・地方自治体の入札に参加したり、長期のレンタルに手を広げていくと、中古パソコンの主要仕入れ先であるリース・レンタル会社の事業と競合することになる。先々仕入への影響は出てこないのか?
→実はリース会社とは提携している。リース会社は4年契約が中心で、1〜2年の短期契約には対応が難しい。パシフィックネットは1年くらいの短期契約が得意なので、リース会社もパシフィックネットと業務提携して事業展開した方がメリットがある。実際数社のリース会社と提携している。官公庁などの入札ではバッティングすることもあるが、パシフィックネットは短期契約中心に対応しているので問題ない。
注記)1年など短期の契約では、契約期間終了後のパソコンの価格をどう見積もるか?というノウハウが重要になってきます。その点でパソコンの買取販売をしているパシフィックネットには有利なんでしょうね。リース会社とはお互いの長所を活かしあって提携していると聞いて安心しました。

以上で報告事項に対する質疑応答は終了となりました。
パシフィックネット2011年株主総会 パシフィックネット2011年株主総会
続いて議案の審議に入りました。第2号議案までは質問もなくスムーズに進みましたが、第3号議案 取締役6名選任の件で事件は起きましたexclamation×2と言うのは大袈裟で(笑)、厳しい質問がありました。
(1-2)株価は上場来安値の27.000円くらいで推移している。役員のやり方が間違っている証拠ではないかexclamation×2今の株価は危機的だexclamation×2上田満弘社長のままではまだまだ株価が下がるのではないか。このままでは上場廃止になり、来年の株主総会は無くなるのではないかexclamation×2今の役員のままではダメだと株価が示しているのは明らかだexclamation×2山崎健一副社長の経歴は立派だが一体何をしているのか。役員報酬をもらっているのに赤字とはどうゆうことか。社長以下のやり方が正しいとは思わない。現場はがんばっているのに現場の声を聞かない経営陣が会社をダメにしている...などとずっと株価低迷に対する不満をぶちまけ続けていました。途中からは同じことの繰り返しになり、延々と終わりそうになかったので、他の株主から「何を質問したいんですか?質問したいならきちんと質問した方がいいし、取締役選任に反対なら採決で反対すればいいのでは?」と助け舟が出ましたが、株価を上げて欲しいんです、とその後も発言を続けていました。途切れたところで回答となりました。
→ご指摘の通りで株価が低迷し大変申し訳ないが、第4四半期の3ヵ月間で大きな利益を上げることができた。山崎健一副社長も中小企業に入って頑張ってくれている。中古パソコンのリユース・リサイクルではNo1だと自負しているし、技術も蓄積してきた。上場以来サブプライム危機、リーマンショック、東日本大震災と大きな環境変化が続いた。昨年からこのままではいけない、企業価値を上げるためには仕組みを大きく変える必要があると考え、現場のアルバイト、社員の意見も取り入れ大きく体質改善してきた。前期の第4四半期から利益が出る体質になってきたというのが、嘘偽りのない正直な気持ちです。ぜひ今後もご支援いただきたい。私のやり方がよくなかったのではないかという指摘はもっともであり、ご意見を真摯に受け止めこれからも努力していきますので、ぜひご支援いただければと思っています。
注記)怒りをぶちまけているうちに感情が昂ぶり、止まらなくなるのはよくあることです。この株主は株価低迷に対してかなりお怒りの様で、社長をはじめとする経営陣に怒りをぶちまけていましたが、株価が低迷しているのはパシフィックネットだけではありません。前日に株主総会に参加したアウンコンサルティングなんて株価低迷は当たり前で、3年連続して下方修正して赤字転落ともっと酷いですからちっ(怒った顔)業績低迷とは言っても利益を出し配当も続けているパシフィックネットはまだマシだと思います。
さらにかなり事実認識に誤りがあるようで、現状の低迷した株価でも時価総額は7億円以上あり、東証マザーズの上場廃止基準である時価総額5億円未満(平成23年12月末までは3億円未満)には余裕があります。株価が低迷してもすぐに上場廃止になるわけではありません。さらに仮に上場廃止になったとしても、株主総会は開催されます。なので来年もパシフィックネットの株主総会は開催されると思いますわーい(嬉しい顔)
株主がかなりお怒りだったこともあり、上田満弘社長もかなり低姿勢な回答となりました。

しかしながらただ取締役に辞めろ!やり方が間違っている!と言っても建設的ではありません。取締役が変わればいいというわけではないですし、やり方が間違っていると指摘するならどう間違っていたのか、今後どうすればいいのか自分なりの考えを伝える必要があると思います。出席している株主・役職員全員の貴重な時間を使って質問しているんですから、もっと建設的な発言をお願いしたいですね。
こんなことを書くと、会社側の回し者かexclamation×2的な書き方をされることがよくありますが、私は与党総会屋ではありませんのでがく〜(落胆した顔)私の個人的な感想を書いているだけです。会社によっては厳しい質問もしますので、どちらかというと嫌われ者に近いと自負しています(笑)ので的外れな非難は勘弁してくださいね。与党総会屋と言えばパシフィックネットの株主総会にも大物与党総会屋のY氏が出席しており、あっさりと短時間で終わるかと思いきや、最後の最後で大揉めになりました。このような展開では大物与党総会屋Y氏の評判もガタ落ちですあせあせ(飛び散る汗)それでもY氏は、今日も多くの会社から利益供与があったようでわーい(嬉しい顔)上機嫌でした。
来年は業績も回復し株価も上昇して、穏やかな株主総会になるといいですね。
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ひらめき
posted by Zaimax at 19:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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