2011年09月04日

パソナグループ(2168)2011年株主総会レポート2

2011年8月18日(木)13時から、東京大手町のパソナグループ本部8階イベントスペースで開催されたパソナグループ(2168)第4期定時株主総会に出席しました。
次項有 パソナグループ(2168)2011年株主総会レポート1 に続いて質疑応答の様子などをまとめていきます。
パソナグループ2011年株主総会
1階のカフェには、漫画家の方々から被災地を応援するために寄せられたメッセージが飾られていました。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(2-2)以前は4%位の営業利益率だったが、最近は1%前後になっている。中期的にどの程度まで回復を見込んでいるのか?
→(仲瀬裕子 取締役財務経理部担当)上場してしばらくは確かに4%位だったが、最近は1〜2%で推移している。パソナの主力事業は派遣事業だが、利益率低下の要因の一つに社会保険料率の上昇がある。自分達で改善できることは全力で取り組んでいるが、社会保険料のアップはどうにもならない。人材派遣以外の事業には収益性の高い事業も多くある。アウトソーシングや再就職支援、現在力を入れている国内・海外の人材紹介も利益率が高い。これらの構成比を上げていくことで、利益率も改善させていきたい。どこまで改善できるか?というのは答えるのが難しいが、しっかりと伸ばしていきたいと思うので、引き続きご支援頂きたい。
南部靖之社長)少し付け加えさせて頂くと、そうは言っても利益も大事なので、医療分野や農業など新しい領域や海外事業を含めた新規事業にもチャレンジしていく。人材派遣分野についても、メディカルセクレタリーやエグゼクティブ秘書などの専門分野を強化することで付加価値を付けて、利益率を上げていきたい。
(3-3)一般に海外事業は難しいが、今後3〜5年で利益をあげる自信はあるのか?
→(佐藤司 取締役国際業務室担当)現時点で海外には27拠点あるがすべて黒字であり、パソナの海外展開には自信もある。次の3〜5年を見てみると、日本企業が海外特にアジアに出ていくのは確実だが、パソナが強いのはマネジメント層の紹介、人事絡みの業務の請負などです。利益率も高いので次の3〜5年は期待できると思っている。
南部社長)また補足させていただきます(笑)今は30億円程度の売上だが、5年後には3倍くらいに頑張って伸ばしたい。今そのための戦略を練っている。日本企業の海外展開は確実で、現地での人材斡旋、日本から人材を送り込むなど多方面の展開をしていく。
(4-4)パソナとして被災地の方々に職を斡旋するための短期・中期・長期的な取り組みがあれば教えてほしい。先ほどから利益についての質問が多いが、私は人を活かすというパソナの原点に忘れてほしくない。私たち株主は少し利益を我慢して、被災地の方々に職を見つけてあげることが大事だと思う。
→(佐藤取締役)震災後すぐにワークレスキューという仕組みを作った。被災者の仕事を見つける活動です。きちんと利益を出しながら、被災者の雇用創出にも力を入れていきたい。
南部社長)10回近く被災地に行った。来週も行く予定。キャンピングカー2台で回ったこともある。上場企業としてどうすればいいのか悩んでいる。やはり(地方自治体や官公庁などの)官と組んでやるのが一番だと思う。現地を離れたくないという人も多いので、期間を1年に限って体だけ淡路島に来てもらうようなことができないか検討している。今回は息の長い活動になると思うが、株主の利益を守りつつボランティアとして被災地支援にも力を入れていく。ベネフィットワンが取り組んだ、東北6大祭りを一堂に集めたイベント「東北六魂祭」も、祭りで被災地に力をexclamation×2という取り組みです。
注記)もっともな意見であり、表だって反論するのは勇気が要りますが、やはり株式会社である以上利益を上げ続ける必要があると思います。利益を度外視して活動したいのならNPO法人かボランティアで行えばいいわけです。利益があるからこそ寄付もできるわけですし、社員の雇用を維持・拡大したり、法人税として国に税金を納めることもできます。どんな環境でも利益を出すことが大事だと思いますし、それ以上に大事なのは利益をどう使うか?だと思います。家計も同じなんですけどね。
(5-5)誰とは言わないが、社外役員で取締役会への出席率が低い人がいる。パソナでは社外役員をどう位置付けているのか?
→(若本博隆 取締役経営企画部長)平澤創社外取締役は6回欠席したが、やむを得ない理由があった。多くの経験と素晴らしい見識をお持ちの方であり、取締役会だけでなく様々な機会に適切なアドバイスを頂いている。出席率についても改善できるように努力していく。
南部社長)海外出張などもあるようだが、できるだけ参加してもらいたい。TV電話の活用なども検討していく。
(6-6)6月に厚生労働省の研究会から高齢者雇用についての報告書が出たが、竹中会長は大臣時代から労働市場の自由化などに尽力されてきた。
などと演説が続きました。
パソナは生涯現役社会実現のために、南部社長、竹中会長とも頑張って欲しい。こういった取り組みが進めば株価も2割くらい上がると思う。今日の新聞にも6割増益という記事が出ていたが、私は長期に応援していきたい。日本の投資家が元気をなくしているが、欧米にも日本病が蔓延している。日本が元気にならなければ世界も元気にならない!パソナ株主は南部社長、竹中会長の神輿を担いでいってもらいたい。毎年このような演説ばかりで申し訳ない。
→貴重なご意見ありがとうございます。竹中平蔵会長ともども生涯現役社会を実現できるよう頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いします。
注記)毎年このような演説ばかりで申し訳ない、と本人も仰っていましたが、5分半以上にわたる演説を簡単にまとめさせて頂きました。竹中会長のお話が5分だったので、それ以上に長い演説でした。
最近このブログでも大物与党総会屋Y氏が話題騒然となっていますが、まさに与党総会屋的な大演説でした。
最後には会長・社長をヨイショする内容で、きっと大物与党総会屋Y氏にも参考になる演説だと思います。パソナの株主総会でも大物与党総会屋Y氏を見かけましたが、Y氏は毎年この演説を聞くためにパソナの株主総会に参加しているのかもなどと、演説を聞きながら感じました(笑)

14時20分となり南部社長から、この大演説を合図にしたかのようにわーい(嬉しい顔)「だいぶ時間も経ちましたのでそろそろどうでしょう」みたいな発言があり、質疑応答打ち切り体制に入りましたわーい(嬉しい顔)
まだ28分しか経っていないんですけどもうやだ〜(悲しい顔)今年も株主の顔を見るのはこの位で十分なようです。
会場では1人手を挙げていましたが、議長はそのまま打ち切り体制で、質問もないようですのでこれを持って...となりましたが、質問者がいることを指摘されやむなく、それでは最後の1人ということでと質問が認められました。これがなければ質疑応答時間は昨年を12分も下回る28分で終わるところでした。
(7-2)今年はMESIAメシアについて説明が無かったが、東日本大震災を受けて医療や観光分野など戦略に影響があるのではないか?
→(鈴木雅子 取締役ベネフィット・ワン副社長)昨年メシアを発表したが、観光分野では政策として観光立国が打ち出されていたので、海外の富裕層中心に特にベネフィット・ワンの事業の中で観光客を日本に呼び込もうと考えていた。しかし3.11の大震災で状況が大きく変わってしまったので、海外から観光客を誘致する事業は凍結している。ただやめてしまったわけでなく随時行っていく。新しい取り組みとしては、国内の企業向けに社員へのインセンティブとしての旅行を提案している。観光という面から地域復興への取り組みも行っており、東北六魂祭を開催したのもその一環です。観光需要が戻ってくれば通訳の需要も高まるので、通訳の育成なども行っていく。

以上で質疑応答は打ち切りとなりました。
と言っても他に質問しそうな人もいなかったので、南部社長がもっと質問してくださいね〜るんるんと株主に呼びかけない限り、低調な質疑応答は今後も続きそうです。
質疑応答には基本的に担当取締役から回答し、南部社長が補足するという形式でした。各取締役にも発言の機会があってとてもいい形式だと思います。あとはもっと活発に質問が出ることが大事だと思うので、質問しやすい雰囲気作りも大切だと思います。

続いて議案の決議が行われ、無事可決となりました。
最後に新任監査役の紹介があり株主総会は終了となりました。
パソナグループ2011年株主総会
 本部ビル内の農園アーバンファームの様子
緑がたくさんある社内での仕事は癒し効果もあって快適そうですね。こんなオフィスがもっと広がるといいですよね揺れるハート

竹中平蔵会長のお話しは後日まとめたいと思いますので、もうしばらくお待ちください。
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ひらめき


posted by Zaimax at 23:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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