2011年07月23日

野田スクリーン(6790)2011年株主総会レポート1

2011年7月22日(金)10時から、愛知県小牧市の名鉄小牧駅ビル3階 小牧コミュニティホールで開催された野田スクリーン(6790)の第27回定時株主総会に出席しました。野田スクリーンは、スクリーン印刷法によるプリント配線板の穴埋めの受託加工と、フッ素ケミカル製品などの化学品事業を行っている会社です。
野田スクリーンの株主総会に参加するのは初めてです。
2011年7月22日(金)の株価 27,500円(東証・名証2部 6790) 1株単位 4月決算
PER 20.2倍、PBR 0.43倍、配当利回り 1.45%、株主資本比率 93.6%
監査費用 2,280万円(売上比 0.69%、営業利益比 9.19%) あずさ監査法人
株主優待 なし

   野田スクリーン(6790)のホームページ

   野田スクリーン(6790)のヤフー株価情報
野田スクリーン2011年株主総会
上場来の株価推移を見ると、2003年頃まではIPO銘柄特有の値動きで低迷しています。その後はかなり激しい値動きをしていますが、ここ3年ほどは低迷が続いています。2010年に強気な中期計画を発表したものの、初年度から未達となるなど最近の業績は伸び悩んでいるので、株価が低迷しているのもやむを得ないのかもしれません。
前期実績と今期計画を追記します(売上高、純利益、1株当たり利益)
2012/04計画 3,320百万円 145百万円 1,359.93円
2011/04実績 3,308百万円 173百万円 1,626.42円

野田スクリーン2011年株主総会
スケジュール
10:00〜10:21 報告事項
 10:04〜10:06 監査報告 小野田哲常勤監査役
 10:06〜10:21 事業報告 堀尾貞夫社長が読上げ+スクリーンに関連するグラフ表示
10:21〜10:39 質疑応答 質問者4人 計8件 18分
10:39〜10:50 決議事項の審議 拍手方式 すべて可決
 第1号議案 剰余金の配当の件 200円 年間400円で200円減配
 第2号議案 定款一部変更の件 小縣英明前社長を処遇するため会長職を新設 質問者2人3件
 第3号議案 取締役4名選任の件 4名全員改選、全員再任
 第4号議案 監査役1名選任の件 伊藤猛雄監査役が任期満了に伴い再任
11:00〜11:21 経営方針説明会 決算説明会資料中心
11:21〜11:30 営業担当者からお土産の自社商品について説明
11:30〜11:51 質疑応答 質問者3人 計8件 21分
野田スクリーン2011年株主総会
お土産 自社製品の靴用防水スプレー、スマホ保護シートと洗剤・ハンドソープ
飲み物サービス セルフサービスでお茶とオレンジジュース
事業説明会 あり
 説明会前に麦茶か水の500mlペットボトル
注目の株主総会格付けですが、集中日を外して株主総会を開催していますし、飲み物・お土産も用意され会社説明会も開催されています。質疑応答も質問が出尽くすまで対応していて良かったですね。一方で回答は想定問答を読上げている感じで少し残念でした。これらを総合的に判断し、野田スクリーン(6790)の株主総会格付けは 『C+』 としました。
   議決権を有する株主数     4,593名、その議決権数   106,623個
   議決権返送&出席株主数     854名、その議決権数    71,753個
野田スクリーン2011年株主総会
野田スクリーンの株主総会は、名鉄小牧駅直結の小牧コミュニティホールで開催されました。元は名鉄小牧ホテルの宴会場だったそうですが、採算が取れなくなって?独立採算の小牧コミュニティホールになったようです。小牧駅周辺には市営の駐車場があり、30分100円(最初の30分は無料)でした。私は車で行きましたが駐車券のサービスはありませんでした。招集通知にも駐車場は有料と書いてありましたが、そう書いてあっても実際は多くの株主総会では駐車券のサービスがあったりします。
まあ近くの平和堂で買い物すると3時間まで無料になるので、ちょっとした買い物をして帰りました。車で来る人は駐車料金を払うよりお買い物をした方がお得だと思いまするんるん
会場内には机付の席が(2×5)×8のレイアウトで80人分用意されていました。正面にはスクリーンが用意され、事業報告や会社説明会で使われました。
出席者数は45人ほどで、ほぼ株主数4,593名の1%位という標準的な出席者数でした。前方は比較的空いていて、ワイシャツ姿の人が12人ほどいて目立ちました。区切り毎に拍手も起こっていたので、社員株主や取引先などの関係株主の出席も多そうです。質問は後方の株主からが多かったですし、前方はワイシャツ姿の人など関係株主の比率が高そうですね!
堀尾貞夫社長は5月1日付けで社長になったばかりであり、初めての株主総会議長なので社員株主を動員したのかもしれません。見ていても堀尾社長は緊張しているんだろうな〜という感じが伝わってきました。質疑応答の際も、質問毎に少々お待ちくださいとなり、事務局と相談して回答者を決めて、質問内容に近い想定問答を読んでいる感じでした。株主総会中の様子を見ていると大丈夫かな〜と心配になりましたが、株主総会後の説明会では質問にもしっかりと答えていたので安心しました。初めての株主総会なので安全運転に徹していたんでしょうね。来年はもっと自らの言葉で回答して欲しいと思います。
招集通知にも軽装(クールビズ)で対応させて頂くと書いてありましたが、ネクタイなしのクールビズ株主総会でした。とても良いことだと思いますが、今日は少し肌寒いくらいの天候だったので、会場内は少し寒く感じました。もう少し設定温度を上げても良かったですね。

事業報告は堀尾貞夫社長が招集通知を読上げ、関連するグラフがスクリーンに表示されていました。
株主総会後には10分間の休憩を挟んで会社説明会も行われ、こちらではスクリーンが大活躍していました。説明会前には麦茶かミネラルウォーターのペットボトルが用意されていました。会社説明会は小川執行役員経営管理部長の司会で行われ、堀尾社長の説明に続いて営業の担当者からお土産のスマートフォン用防指紋保護フイルムと靴用防水スプレーの使い方や特徴について紹介がありました。
自社商品を株主総会のお土産にする会社も多くありますが、このように説明があるのはあまり記憶にありません。自社商品についての説明があると商品についての理解も深まりますし、購入につながる可能性も高まると思います。とてもいい取り組みだと感じました

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)長期未払い金が9,400万円あるがこれは何か?手元キャッシュも豊富なので支払ってしまえばいいのでは?
→(小川執行役員 経営管理部長)2008年の株主総会で役員退職金制度を廃止したが、それまでの積立分を未払金として計上している(実際に支払うのは役員が退任する時なので)
(2-1)利息などはかからないんですね?
→その通りです。
(3-2)化学材料事業は、昨年発表した中期計画では毎年売上が倍増するような計画になっていて、山梨に新工場も作ったが、前期に続いて今期も赤字を見込んでいるなど計画を大きく下回っている。売上が目標を大きく下回っている要因といつ頃から利益に貢献する見込みなのか教えて欲しい。山梨工場の新設は過剰な投資なのではないか?
→中期計画策定時点では顧客の評価・認定が進んでいて、それを前提に山梨工場の新設などの設備投資を行った。しかしながら野田スクリーンのレスポンスが悪かったことや、東日本大震災などの市場環境の変化により、顧客の評価・認定スケジュールが遅れている。遅れはあるものの認定作業は進んでいる。山梨工場はハイテク設備でクリーンルームなども必要になるので、ある程度の投資額は必要になる。今後価値のある製品を開発していく。
(4-2)時価総額が30億円程度で、手持ちキャッシュと同じくらいまで下がっている。市場からは野田スクリーンの企業としての価値はゼロ評価という状況になっている。この市場からの評価を経営陣はどう捉えているのか?ここ数年毎年減配していることも株価低迷の要因だと思うが、財務内容も強固であり、近い将来業績を回復させる自信があるなら、ある程度は安定配当を行ってもいいのではないか?
→株価については言及できない。事業を拡大していくしかない。配当については配当性向30%を目標にしている。
注記)非常に物足りない回答ですね。上記株価チャートの通り株価は低迷していて、現金同等物以下にしか評価されていないのに木で鼻を括ったような回答です。想定問答を読上げただけという感じです。株主資本比率が93%で無借金、手持ちキャッシュも豊富なんですから、毎年のように減配をせず、800円なり千円なりの下限配当額を決めるだけでも株価へのインパクトは大きいのではないかと感じます。業績回復に自信があり事業を拡大していけると考えているなら、最低限これだけは配当するという配当政策もあるのではないかと感じます。ぜひ検討して欲しいですし、大々的に打ち出してほしいものですね。
(5-2)6月17日に行った自社株買いは前日の発表であり、特定の株主から引き取ったのだと思うが、株価も低迷しているのになぜ市場から買い上げる方法を取らなかったのか?また自社株が5千株近くになったが、今後どう活用していくのか?
→(小川執行役員 経営管理部長)先方からの要請により一括処理した。自社株については機動的に運用する。
注記)機動的に運用するでは回答になっていないと思うんですが。早急に消却して欲しいものです。それにしても一体誰が1,102株も売り抜けたんでしょうか?大株主であることは間違いありませんが気になります。まさか役員exclamation×2ということはないですよね?事業を拡大していくと言いながら裏では自社株を売却していたexclamation×2となると、不信感を感じてしまいます。10月末の株主名簿をチェックしないといけませんね。

まだまだ質問は続きます。後半の質疑応答や会社説明会の様子は、野田スクリーン2011年株主総会レポート2にまとめます。

 野田スクリーン(6790)2011年株主総会レポート2
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ひらめき
posted by Zaimax at 21:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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