2011年07月15日

名証IRエキスポ2011第1日目

今日は早起きして名証IRエキスポ2011に行ってきました。
名証IRエキスポとは、名古屋証券取引所に上場している会社が一堂に集まり、投資家向けに説明会を行う名証最大のイベントです。
名証IRエキスポは毎年7月の第三金曜日・土曜日に開催されていますが、例年この時期は梅雨の最終盤なので、土砂降りの雨の中自転車で吹上ホールまで行き、びしょ濡れになって会場に着くというのがお決まりでしたが、今年は早々と梅雨明けしてしまったので、真夏の日差しが照りつけるなか自転車で行ってきました。節電が叫ばれている中で梅雨明けが10日近くも早くなるというのは、日本に更なる試練が与えられているような感じがしますね!
名証IRエキスポ
名証IRエキスポへの出展社数は年々減少していますが、その代わりに投資スクエアとして証券会社の出展スペースが増えてきています。さらにはプレミアム説明会と題して、会場の一部を仕切って会社説明会の会場が作られていました。昨年まではトッププレゼンテーションとして、オープンなスペースで会社説明会を行っていたんですが、なぜか今年からはクローズドなスペースでプレミアムな説明会になっていました(笑)今日は参加しませんでしたが、明日はプレミアムにも参加してみようかな?

例年1日目は平日の金曜日なので、証券会社の関係者や年配の人が中心で、比較的ゆっくりと話が聞けましたが、今年は思った以上に多くの参加者がきていました。今年はトヨタ系の会社が木・金休みになったので、その影響で参加者が増えたのかなと感じました。株式相場が活況というわけではないので、出展社数も減っている名証IRエキスポの参加者が増加する要因はあまり考えられません。明日は昨年よりは参加者が減少しそうに感じました。その分ゆっくりとIR担当者から話が聞けるならありがたいことなんですけどね。
常連だったJBイレブン、壱番屋、中広なども出展していませんでしたし、一六堂(3366)も結局は出展しませんでした。株主総会であれほどIR活動にも力を入れて欲しいとお願いしてきたのに、結局は出展しなかったということで、残念ですが売りという判断をしなければいけないのかな〜と感じました。
株主総会レポートは 次項有 一六堂(3366)2011年株主総会レポート
株価は下げ続け半値になっています。またしても損切りタイミングが遅れてしまいました(^_^;)

以下各社のブースで聞いてきた話などをまとめてみます。
その前に、事前に配られていた名証IRエキスポの案内には社名が載っていたECI(4567)は出展していませんでした。事務所の家賃も滞納していて支払えないような状態では、IR活動どころではないですよね。それにしてもLTTバイオファーマ(4566)も上場廃止が決まりましたし、日本のバイオベンチャーはなかなかうまくいきませんね。研究開発力が不足しているのか、製薬までにつなげるノウハウが不足しているのか、日本の薬事行政に問題があるのか分かりませんが、海外では成功しているバイオベンチャーも出ているのに、日本の現状は寂しいですね!
偶然なんでしょうがこの2社は証券コードも連番だったんですね。家賃も払えないようではECIも上場廃止秒読みかな?

ティア(2485)
今日は証券アナリスト向けの個別ミーティングが開催されているので、冨安社長はそちらに専念しているそうで、個人投資家向けのブースには顔を出さないようです。明日はブースで会社説明会も自ら行うので、冨安社長ファンの方は明日の参加がお勧めです。
今日は4月に入社したIR担当者が説明会を行いました。説明会資料も以前とは変わってきていて、業界動向やティアのシェア推移などがグラフで示されていたり、今期の業績見込みについても要因別に詳しく説明されていて、業績動向のチェックが大好きな私にはありがたい資料でした。今後も更なる充実をお願いします。
とはいえ繁忙期である上期の計画未達を、閑散期である下期で取り戻すのは困難ではないかと感じます。私は2Q決算時に通期の業績予想を下方修正すると思っていたので、据え置いたのは意外でしたが、頑張った結果結局は未達に終わるよりも、一度は下方修正したものの頑張って修正後の目標は上回って着地という方が、結果は同じでも市場や株主からの評価は全く違うと思います。あまり株主を期待させすぎるのは逆効果になる恐れがあるので、心配ですね。
ティアをウォッチしているアナリストが3名いるそうで、いちよし証券、高木証券、安藤証券に担当アナリストがいるそうです。ティアをフォローしているアナリストがいるとはちょっと意外でした。私が一番ティアをフォローをしていると思っていたんですけどね(笑)
今期の業績の足踏みについて、アナリストを訪問して見方を聞いたところ、カンブリア宮殿などで取り上げられた反動が出ているだけで、高いレベルでの横ばいなので心配ない、来期以降はまた成長していくだろうという考えだということでした。自社の業績見通しについてアナリストの意見を聞きに行くというのは違和感を感じます。普通は逆で、今後の業績見通しの材料を探るため、アナリストが会社を訪問して会社側の考えを聞くのが一般的です。まだアナリストにフォローしてもらっているという状況なんでしょうね。

VTホールディングス(7593)
特に会社説明会などは実施せず、立ち寄ったお客さんに個別に説明していました。高橋社長は証券アナリスト向けの個別ミーティング中心に対応していたようですが、ブースにも立ち寄っていました。
省電力装置を製造・販売しているE−FOURをイギリスの会社に売却したことで、13億円の特別利益が発生し、業績の上方修正を行っています。この売却で財務内容も改善されますし、財務的な心配は徐々に薄れてきそうです。今後は国内自動車ディーラーのM&Aに力を入れて欲しいですね。
今年は株主総会も名古屋市内での開催になりましたが、出席者は若干増えたそうです。私は今年はずっと東京での株主総会に参加していたので、質問も少なかったのかなと思いましたが、3名の株主が質問しうち1人は5件質問したので、今年もけっこう質問が出たようです。私が居ないので質問も少なくシャンシャンと終わったのかなと思いましたが、たくさん質問する人もいるんですね!私も出席していたら大変でしたね(笑)

アトム(7412)
最近ステーキの宮の出店が続いています。近所のネットカフェも宮に変わりました。大繁盛しているので当面の業績にはプラスに働くと思いますが、比較的高単価業態だけに景気が悪くなるとちょっと心配です。コロワイドグループはM&Aなどで業態が広がりすぎ、なかなか強い業態が生まれてこないのが問題です。業態を絞って強い業態を育てていくためにも、当面は宮への業態転換を進めていくそうです。ある程度の店舗数がないとコスト面で不利なので、中部圏でもステーキの宮を増やしていくそうです。
オープン当初は行列ができるほどの大繁盛ですが、その後も好調に推移しているそうです。宮に業態転換して売上・利益を稼ぎ、それを出店投資が多額になる寿司業態の出店に振り向けていくようです。中部圏では宮を増やし、関東圏では逆に寿司の徳兵衛を出店していきたいようです。
ハンバーグ大魔王は当初は話題になったもののその後は失速しているようです。昨年のコロワイドの株主総会では期待の新業態みたいな感じで紹介されていましたが、期待通りにはなっていないみたいですね(笑)
アトムの社長が、ステーキの宮を展開していたジクトの社長に変わったので、ステーキの宮の出店が続いているのかな〜と思っていましたが、ちゃんと戦略的に業態転換しているようで安心しました。

マルサンアイ(2551)
私も毎日マルサンアイの豆乳を飲んでいます!牛乳よりヘルシーで栄養がありそうですし、以前と比べると本当に美味しくなったと思います。そんなマルサンアイも名証上場企業です。業績は伸び悩みという感じですが、味噌の消費が年々少しずつ減少しており、もう一方の柱の豆乳もブームが一巡した感じで停滞しているそうです。豆乳と野菜ジュースブームが交互に来ていて、今は野菜ジュースの方がスポットが当たっているそうです。味噌についてはペットボトルに入った液体状の味噌の販売を開始し、より手軽に使ってもらえるように商品の改善を進めています。
豆乳については、高級感を出した一つ上の豆乳シリーズを投入(笑)していますが、量販店では価格が高すぎるということで門前払いになってしまい、販路が高級スーパー中心なので少し苦戦しているようです。量販店では価格が重視されるので、プライベートブランドとして豆乳も納品しており、PB商品の取引を通じてナショナルブランドの商品も棚に並べてもらう戦略です。PB商品が増えすぎるとマルサンアイのブランド力がなくなってしまうので、PB商品は一定割合以下に抑えるように気を使っているそうです。
大豆などの原材料価格が上がっていますが、それに加えて電気代や原油価格の上昇もコスト増要因として厳しいので、原価アップを吸収するためコスト削減努力を続けている。原材料が上がっても値上げできるような状況ではないので大変ですが、消費者としてはやはり値上げは困ります(笑)
円高傾向が続いているので、海外での原材料価格上昇は相殺されていますが、円高が反転するとさらに厳しくなりますね。為替動向にも注意が必要です。
それにしても色々と話を聞いていたら、待っている人がいるのでそろそろ代わってくださいと言われてしまいました。確かにアンケートを書いてお土産をもらいたい人の列ができていましたが、本来会社の現状を聞く場なのにな〜と少し複雑な想いがしました。すぐに席を譲りましたが(^_^;)
どこより〜もっるんるんドミーにも行列ができていました。お土産が良いのでしょうか?

中央紙器工業(3952)
トムさん一押しの愛知銘柄です。段ボールなどを作っている会社で、トヨタ系向けの売上が7割ほどを占めているそうです。となると自動車生産に業績が連動するのかと思いましたが、修理部品用の箱などを納入しているので、自動車の生産台数には左右されず需要は比較的安定しているようです。
ただ自動車の保有台数も徐々に減ってきているので、段ボールだけではなくビニール製の緩衝材などへも進出し、製品の幅を広げています。
株価は千円くらいですが売買単位が千株なので、1単位購入するのに100万円ほどかかります。100万円となるとちょっと躊躇してしまいますね。配当は安定して36円配当を続けていく予定なので、配当銘柄として長期保有して欲しいそうですが、1単元が10万円くらいなら少しずつ買い増していこうかなとも考えますが、いきなり100万円必要となると投資しにくいなと感じてしまいます。しかしながら単元を100株に見直す考えはないそうです。

日本商業開発(3252)
商業施設に特化した不動産流動化会社です。以前にも名証IRエキスポで説明を聞きましたが、とてもリーマンショックは乗り越えられないだろうな〜と思っていました。ところがしっかりと生き残り今回も出展していました。
ライフコーポなどのスーパーや家電量販店などに土地を20年の定期借地権で貸して、借主に建物を建ててもらい土地の賃料をもらうというビジネスです。土地は銀行借り入れで調達しているので、返済のため出口戦略としてJリートなどに売却しています。そんな小口の物件をリートが買うのかなと思いましたが、建物は借主が建てて管理しているのでプロパティマネジメントの手間がかからず、費用は固定資産税くらいで利回りが比較的高いので、意外と売れるそうです。株式公開企業のオーナー向けにも手ごろな投資物件として販売しています。
小売業だと撤退の判断もドライなので大丈夫かなと思いましたが、返済する時には更地にして返還する必要があるので、意外と解約は少ないそうです。思ったより面白いビジネスモデルかもしれません。
ただリーマンショックの時に減損で大赤字を計上しているので、手持ちの物件は原価が大幅に切り下がっていて、売却すると利益が出やすい体質になっています。これは新たに手当てした物件では発生しない一時的なボーナスなので、業績の継続性には注意が必要です。目先の好業績に目を奪われると失敗する可能性もあります。繰越損失の影響で法人税負担がほとんどなく、純利益の水準がかさ上げされていることにも注意が必要です。あまりPERは役に立ちません。

あとダイコク電機(6430)の説明会も聞いてきました。ダイコク電機は名駅前に新本社ビルを建てました。立派な本社ビルを建てると業績が低迷するというのは株式市場の定説ですが、ダイコク電機も前期は赤字、今期予想もさらに赤字拡大となっています。本社ビルの祟りは怖いですね〜がく〜(落胆した顔)

こんな感じで1日目は終了しました。
出展社数が減ったり、新しく登場する会社がないと新鮮味に欠けて面白くないですね。名証も新規上場発掘にもっと力を入れないと、地盤沈下がさらに進んでしまいます。とはいえ変な会社を安易に上場させても困るわけで、悩みが尽きないんでしょうね。地元の証取だけに頑張って欲しいんですが。
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ひらめき
posted by Zaimax at 19:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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