2011年5月25日(水)の株価 1,345円(東証1部 9946) 100株単位 2月決算
PER 15.6倍、PBR 0.73倍、配当利回り 3.27%、株主資本比率 53.9%
監査費用 4,300万円(売上比 0.04%、営業利益比 0.56%) 監査法人トーマツ
株主優待 2・8月末の株主に株数に応じてソフトクリーム無料券などを贈呈
詳しくは

ミニストップ(9946)のホームページ
ミニストップ(9946)のヤフー株価情報

過去10年間の株価推移を見ると2006年以降株価の下落が続いています。私も長く保有していますが、含み損が拡大中です(^_^;)一方業績面では、売上は増加しているものの利益は横ばいという感じです。東アジア展開が成功し業績が伸びていくといいですね。

スケジュール
10:00〜10:22 事業報告
10:03〜10:05 監査報告 平島福喜常勤監査役
10:06〜10:20 事業報告 映像+女性ナレーションが事業報告を読上げ
10:20〜10:22 配当方針について阿部信行社長から説明
10:23〜10:28 議案の審議 拍手方式 すべて可決 質問者0人
第1号議案 取締役9名選任の件 8名全員改選 8名再任、1名新任(1名増員)
第2号議案 監査役2名選任の件 1名任期満了で再任、1名辞任に伴い新任(4名)
10:28〜10:59 経営戦略説明会 阿部信行社長から説明
10:29〜10:39 東日本大震災の影響と対応
10:39〜10:41 中期経営計画について
10:41〜10:59 2011年の戦略について
11:00〜11:36 質疑応答 質問者5人 計10件 36分

お土産 花の鉢植え(クロサンドラ)、缶コーヒー 後渡し
飲み物サービス ロビーでトップバリュのジュース、お茶などのサービス
事業説明会 株主総会後に開催
懇親会 なし
注目の株主総会格付けですが、事業説明会も開催しお土産や飲み物も用意されています。一方で、幕張での株主総会は遠くて参加しにくいですね。お土産がかさばるのもちょっと困りました。これらを総合的に判断し、ミニストップ(9946)の株主総会格付けは 『D+』 としました。
議決権を有する株主数 19,303名、その議決権数 288,552個
出席株主数 116名、その議決権数 3,402個
議決権返送株主数 5,018名、その議決権数 229,937個
議決権返送&出席株主数 5,134名、その議決権数 233,339個
ミニストップの株主総会は幕張のイオンタワー別棟で行われました。幕張に来るのは今月3回目です。東京に滞在しただでさえ費用がかさんでいるのに、さらに交通費が掛かって困りものです。ぜひ本店所在地の千代田区で開催して欲しいですね。

今日は昨日とは一転していい天気で、海浜幕張駅からイオンタワーまで歩くと少し汗ばむほどです。エレベーターで別棟3階に上がると受付があり、その横にはテーブルが用意され飲み物サービスがありました。冷たいお茶をいただき暑さを鎮めてから会場に入ります。ホール内には椅子が並べられ、(6+6+6+7)×(6+8)のレイアウトで350人分ほどの席が用意されていました。株主総会前の集計結果は上記報告の通り116人の出席でしたが、最終的には157人の出席でした。思っていたよりは少なかったですね。今日は都内でも多くの株主総会が開かれているので、わざわざ幕張まで来る人は少ないんでしょうね。私も来年は都内の株主総会に出席しようと思いました。
株主総会会場内には質問用のマイクが3ヵ所に設置され、正面にはスクリーンが用意されています。
9時35分からイオングループのCSRビデオが始まり(見るのは4回目ですが)、続いてミニストップのCMが流されました。10年ぶりの新バニラソフトCMには戸田恵梨香さんを起用していますが、メイキング映像やインタビューなども流されました。イオン株主総会の武井咲さんに続き嬉しいサービスです(笑)
株主席から向かって右手側に新任役員候補席がありました。ミニストップでも節電に協力して室温を高めにしていると説明がありましたが、私には寒かったです。FC本部の株主総会なので加盟店の方々も多く出席しているようで、阿部社長の発言などに対し拍手がたくさんでていました。
まずは東日本大震災の影響から始まるかと思いきや、震災については株主総会後の今期の経営方針発表の中で行うと説明がありました。ミニストップの株主総会進行は独特で、まず事業報告を映像で行い、続いて質疑応答もなく議案の審議に入ります。普通は報告事項に対する質疑応答を行うか、議案の説明を行いまとめて質疑応答を行います。ミニストップでは報告事項に対する質疑応答はなく(正確には株主総会後の経営戦略報告会で行う)議案に関する質問だけに限定してさっさと株主総会を終わらせてしまいます。今回は役員選任議案しかないので、質問なしわずか28分であっさりと終わってしまいました。
続いて阿部社長から今期の経営方針や中期計画について30分ほど説明がありました。東日本大震災の影響と対応についても説明があり、震災の翌日には営業本部長をトップに社員を現地に派遣し、現状把握に努めたそうです。現地に行かないと分からないこともたくさんあり、現地の店舗の被災状況の確認や復旧作業の手伝いなどを行った。本部でも地震の10分後には対策会議を設置し、迅速に対応を進め他のコンビニに先駆けて、被災店舗の再オープンにこぎつけることができた。その結果震災後は東北地方で売上トップのコンビニになり、売上は足元も確実に伸びている。ライフラインの一翼を担う企業として、商売を通じて復興の一助となりたい。
最近のトピックスとしては、ソフトクリームとベルギーチョコソフトがモンドセレクションを受賞したので、今後訴求していく。ドラッグストアとコンビニを融合させたれこっずは男女比が半々くらいで、コンビニとドラッグストアそれぞれの利用客を取り込めている。海外では韓国のコンビニは好調で、今期末には1,700店、2012年末には日本の店舗数を上回る見込み。さらに店内加工のファーストフードを強化していく。中国では夏場でもおでんが好調。節電への対応では、店舗段階で20%の節電を目指して取り組んでいる。
などの説明があり、質疑応答となりました。質問は1人2問以内で、株主総会は終わっているのに出席票の番号と名前まで必要でした。経営戦略説明会では名前などは必要ないのが一般的です。
質問には担当取締役中心に回答し、阿部社長が補足するという形でした。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)被災したオーナーへの支援策について教えて欲しい
→(小西守彦取締役営業本部長)翌日現地に入った。自力での再開は不可能な場合もあるので、状況によっては本部がバックアップする必要がある。店舗が流されてしまったオーナーさんには他の店舗で経営して頂いている。津波に襲われた店もひどい状況で、ヘドロの掻き出しなどを手伝ったが、冷蔵ケースなども使えなくなっている。
(社長)被害が重篤な店舗のハード・商品はミニストップが保証する。イオングループの商品供給力も活用し、東北地域での商品供給に力を入れる。東北のオーナーで生活に困窮している人はいない。
(2-1)店舗増の計画は壮大だが、どの地域で増やしていくのか?ミニストップ間で競合になるのでは?
→壮大と言って頂いてありがたい(笑)3千店のうちミニストップは2,400店で600店はれこっずの計画。ミニストップは5年で350店増やすが、今までにないような店も増やしていく。
(3-1)海外での出店が増えるが、どのような体制で実現するのか?
→前田常務が海外事業も担当しており、実質的な責任者になっている。5年後には韓国3,000店、フィリピン600店、中国青島530店、ベトナム500店、その他で300店を目指す。今年も新しい国に出店する予定で、その後も新たな国に出店していく。決してハードルは高くないと考えている。
(4-1)計画通りに出店が進まなかった場合2013年に見直しを行うのか?
→見直しをしなくてもいいように、しっかりと進めていく。
(5-2)今度はおにぎりのミニストップを目指し全店で手作りすると説明があったが、食中毒などは大丈夫なのか?手作りだと衛生面や品質のばらつきをどう管理して全店に広げていくのか?
→(藤本明裕取締役商品本部長)ミニストップは過去31年間、店内に厨房を持って運営しており強みになっている。(ソフトクリームなど)乳製品の管理はおにぎりよりずっと難しくて、普通はできないと自信を持っている。衛生面にはさらに注意していくので、食中毒などの問題は起こらないと考えている。品質のばらつきについては、手で握るのではなく型を使うことでばらつかないように工夫している。
(社長)手作りおにぎりは一段上のオペレーションが求められるので、本部の人間がついて指導している。全店導入にあたっては衛生管理レベルの高い店から導入している。
(6-3)(女性)柏の葉キャンパスからなぜ撤退したのか?今後マンションも増えて期待できる場所だと思うが、また出店する予定はないのか?
→(浅野久司取締役開発本部長)積極的に出店していくので期待して欲しい。
(社長)すぐにできるとは約束できないが、周辺地域は重点出店地域になっているのでお待ち頂きたい。
(7-4)業績は良いがファーストフードは前年を割っている。この点をどう分析しているのか?
→(藤本)上期はコーヒーなどが好調だったが、下期に減速した。パフェ類も大きくは伸びなかった。
(社長)今期は手作りおにぎりが入るが、この分を除いたFF売上でも前年を上回ることが重要。開発体制もまだ不十分で、もっと新しいファーストフードを開発して、利益率を高めていきたい。
(8-4)天候要因もあるが、新商品の訴求が弱いのではないか?
→新商品のインパクトは大きいので、新商品の投入に力を入れていく。加盟店には総利益率が上がることが大事であり、ミニストップとしては価値ある商品を投入していく。新投入のおにぎりやコーヒーの利益率は高いので、オーナーさんにはこれらの売上を伸ばして欲しいとお願いしている。
(9-5)他のコンビニと比べて新商品が店に並ぶ時期が遅い。
→(藤本)アルコールの投入頻度を減らして週2回にしたので、発売日によっては他店より数日遅れることもある。猛暑が来ると売れ筋商品は品切れになる恐れもあるので、7月から週4回納入に改善する。
(社長)常温商品でも納入日が異なるので、1番に販売できないこともある。
(注記)毎日納品すればすぐに新商品が並ぶのかもしれませんが、環境面やコストという観点からは無駄だと感じます。バランスの取れた納入頻度を検討してほしいですね。
(10-5)FF商品の値引きメールが来たので、夜中の0時過ぎに買いに行ったらまだ値引き対応されていなかった。24時間営業しているのだから0時を過ぎたらきちんとレジの価格も変更して欲しい。
→(荒川勤取締役システム本部長)加盟店フォーラムでも指摘を受けている。明後日から全店一斉に価格を切り替えることにしている。今後は店ごとに切替えることはなくなる。ただ、日付が変わるとシステム全体の更新が必要になり、最短でも0時16分頃にならないとシステムの更新が終わらない。そのため0時に来ても価格が値引き後の価格には変わっていない。
(社長)お客様へのメールの表示方法も含めて、7時から開始など明記して時間通りに値引きスタートできるように改善していく。
この時点で11時36分となり、時間もかなり経ったので最後の質問にして欲しいとの議長発言
しかし次の質問者は現れず、以上で質疑応答は終了となりました。
帰りには出口でお土産の鉢植えと缶コーヒーを渡されました。遠方から来ている株主にとっては、鉢植えのお土産は困りますね。花に囲まれた生活を送って欲しいという気持ちも分かりますが、嵩張りますし今後5日間も持って移動するなんて考えられません。半日持ち歩いただけで半分ほど枯れかけてきました。今夜泊まるホテルにもらってもらいましたが、遠方から来て何日も滞在する株主もいるので、お土産は考えて欲しいなと感じました。
それでも以前の鉢植えと比べるとコンパクトになったそうです。前はどんな大きさだったんでしょうね(笑)
イオンタワー1階のミニストップでソフトクリームを買い、幕張を後にしました。お膝元のソフトクリームはちょっと小さめに感じました。これが標準サイズなのかもね(笑)
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