イオンモールは日本全国にイオンを核店舗としたショッピングモールを展開している、イオン系のデベロッパー会社です。中国にも、北京と天津にショッピングモールを展開しています。
イオンモールの株主総会に参加するのは初めてです。
2011年5月11日(水)の株価 1,982円(東証1部 8905) 100株単位 2月20日決算
PER 16.7倍、PBR 2.03倍、配当利回り 1.01%、株主資本比率 34.2%
監査費用 5,400万円(売上比 0.04%、営業利益比 0.14%) 監査法人トーマツ
株主優待 期末の株主に株数に応じてイオンギフトカードなどを贈呈
詳しくは

イオンモール(8905)のホームページ
イオンモール(8905)のヤフー株価情報

過去の株価推移をみると、2007年中頃までは順調に上昇していましたが、その後はサブプライム問題のなどの逆風が吹き値下がりが続きました。最近は株価も持ち直しつつあったところに東日本大震災が発生しました。一方、業績は過去10年間ほぼ順調に伸びてきています。

スケジュール
10:00〜10:27 事業報告
10:01〜10:08 東日本大震災の影響について村上教行社長から説明
10:10〜10:12 監査報告 横井賢常勤監査役
10:13〜10:27 営業報告 映像により報告
10:27〜10:32 決議事項の説明
第1号議案 取締役14名選任の件 13名全員改選 11名再任、3名新任(1名増員)
第2号議案 監査役4名選任の件 4名全員改選 1名再任、3名新任
10:32〜10:54 質疑応答 質問者3人 計7件 22分
10:54〜10:57 議案の採決 拍手方式 すべて可決
10:57〜11:00 退任役員紹介 経歴や今後の役職なども紹介
11:00〜11:04 今年度の取り組みについて村上教行社長から説明

お土産 イオンギフトカード千円分 先渡し
飲み物サービス 株主総会前にコーヒーのサービス
事業説明会 なし
懇親会 今年は自粛
注目の株主総会格付けですが、事業報告は分かりやすく映像にまとめており、お土産も用意されています。村上社長はとても元気が良くて、全般的に株主に会社を理解してもらいたいという姿勢を感じました。一方で、今年は懇親会が中止になってしまいましたし、千葉での開催は遠方の株主には出席しにくいと感じます。これらを総合的に判断し、イオンモール(8905)の株主総会格付けは 『C−』 としました。
議決権を有する株主数 11,291名、その議決権数 1,809,907個
議決権返送&出席株主数 2,972名、その議決権数 1,632,413個

イオンモールの株主総会は昨年に引き続き、幕張のホテルニューオータニ幕張で行われました。
私は東京ディズニーランドまで高速バスで行き、そこからJRで海浜幕張まで移動しました。千葉での株主総会開催の場合、都内開催より交通費が千円以上多くかかるので困りますね。
舞浜駅周辺は東日本大震災による液状化で、かなりの被害を受けていました。
昨夜からずっと雨が降り続いていて雨の中での移動となり、会場に着いた頃には足元はずぶ濡れでした。駅から近い場所での開催だとありがたいですね。
今日は雨なので傘を持ってくる人が大半ですが、株主総会会場内には傘は持ち込めず、傘立てかクロークに預けます。傘立てに入れると帰りに忘れて帰ってしまうことがあるので、クロークに預けましたが、クロークは9時からでした。

受付は9時前くらいから開始となりましたが、その前から温かいコーヒーをサービスしていただきました。少し肌寒かったのでありがたいサービスですね。
受付周りには椅子やテーブルが用意されていて、コーヒーをゆっくりと楽しむことができました。こういったスペースのあるホテルが会場だと、早く到着する株主にはとてもありがたいですね。夜行バスで株主総会に参加している私にはありがたい配慮です。

受付横には、イオンモールが全国に展開するショッピングモールの位置を示したパネルが展示されていました。最近オープンした店舗などは写真でも紹介されていました。
9時少し前から受付が始まり、議決権行使書を渡すとお土産がいただけました。お土産は昨年と変わりイオンギフトカードになりましたが、パッケージに少しこだわっていて、立体的な丸みを帯びたパッケージに入っていました。

イオンの昨年のお土産も同じギフトカードでしたが、ギフトカード用の小さな封筒に入っており、印象はかなり違いますね。ここまでコストをかける必要があるのかは判断の分かれるところですし、パッケージに経費をかけるくらいなら、その分を義援金として寄付した方が株主の印象も良くなったかもしれませんね。
東日本大震災の影響については、東日本中心に営業休止となる店舗が出たが、生活インフラとしての重要性があるので、イオンなどのスーパー部門を優先して復旧を行い短期間でオープンしたこと、支援物資も含めた支援の内容や総額などについて説明がありました。
売上の状況については、大震災発生後の専門店売上高は前期比で5%ほど落ち込んだが、3月終わり頃から休業していたショッピングセンターの営業再開が進むとともに前期を上回るようになった。ゴールデンウィーク中の売上高は前期比で5%くらい上回って推移しており、震災前のトレンドに回復している。遠出をしない安・近・短の需要を取り込めた。

上記の通りスライドを使って説明がありましたが、東日本大震災が発生し被災して休業するショッピングセンターもあったことから、関東東北の18SCでは地震の翌週は前期比6割減まで落ち込んだそうです。その後は復旧が進み思った以上に早く回復しているようです。
居酒屋業界などでは震災後なかなか客足が戻らない会社もありますが、想像していた以上に早い回復で驚きました。スーパー部門なら早期回復も分かりますが、ファッションなども含めた専門店売上がこんなに早く回復するものなんですね。
昨年までは、株主総会終了後に懇親会があったので多くの株主が出席していたそうですが、今年は懇親会を自粛するとの案内が招集通知とともに送られてきたので、昨年よりはかなり減っているようです。
消費をけん引する立場にあるイオンモールまで、なぜ懇親会を自粛するのか?という質問が出るかと思っていましたが、懇親会についての質問は出ませんでした。というより質問自体がかなり少なく、意外でした。イオンモールはもっと活発な質疑応答が交わされている会社だと思っていました。
予想より早く11時頃に終わってしまったので、時間があまってしまいましたが、株主総会仲間の方々も来ていたので、明日はどこの株主総会に行くのか?とか昨年の株主総会の様子はどうだったのかなどいろいろと情報交換させていただきました。いつもありがとうございます

質疑応答の様子など詳しくは、イオンモール(8905)2011年株主総会レポート2 にまとめます。
イオンモール(8905)2011年株主総会レポート2
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