2011年04月15日

サガミチェーン(9900)2011年株主総会レポート〜その2

2011年4月14日(木)10時から、愛知県尾張旭市の尾張旭市文化会館ホールで開催されたサガミチェーン(9900)の第41期定時株主総会に行ってきました。
このページでは、次項有 サガミチェーン(9900)2011年株主総会レポート〜その1 に続いて、後半の質疑応答の様子をまとめていきます。
サガミチェーン2011年株主総会
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
またしても怒り爆発型の質問者登場です
(8-3)41期は縮小均衡と言えるのかもしれないが、42期も売上減を見込んでいる。これでは42死にになってしまうのではないか!立て直しの具体策をお聞きしたい。
→過去9年間で黒字は1年だけでありご指摘の通りです。では将来はないのか?というとそんなことはない。創業時にはいずみ庵、しば?などの大きなライバル会社があり、追い付け追い越せで頑張ってきた。それを実現し街のうどん屋が上場まで果たし、東証1部にまで登り詰めた。サガミは和食レストランだが、ファミレスには座敷はない。少子高齢化が進む中で、洋食のファミレスは親子2世代の来客に対しサガミは2〜3世代で来てもらえる。日本人なので3食和食でも問題ない。和食ファミレス業態には大きな可能性があると思う。サガミは麺類中心なので歯が悪くなっても利用してもらえる。
41年間の歴史でサガミの良いところはしっかりと受け継ぎ、改革すべきところは断固として改革する!この決意を持って社長に就任した。本来の輝きを取り戻すため意識改革、販売強化、コスト削減の3つの改革を行う。公平な人事考課制度も重要で、成果を出した人にはしっかりと報いていきたい。
今回多くの厳しい意見を頂いたことはとてもありがたいと思っている。ご意見を取り入れながら、お客様視点とお客様基点の両面から改革を進めていく。お客様視点は来店頂いたお客様の視点から改善を行っていくことで、お客様基点というのはサガミに来て頂いていない人・サガミを知らない人にも外食時の選択肢に入れてもらえるようにする活動です。その一環として100万人アンケートを行っていく。最近はサガミに来て頂けていない方のご意見も聞いていきたい。近々テレビCMも久し振りに行う。全店に石臼を置いて蕎麦粉を挽いているチェーン店はサガミだけです。日本一なのでたぶん世界一だと思う。これをもっと積極的に訴求してサガミへの来店につなげていく。
ずっと赤字が続いたことで社内が委縮してしまった。会社にはビジョンが必要であり、日本全国に出店したい!海外出店!など将来に向けたビジョンを社内で議論している。社長就任後、現状維持これ即ち脱落なり、稼ぐに追いつく貧乏なし、という2つの標語を社内に掲げ意識改革を促している。
注記)かなり長時間をかけて社長の考えを語ってくれて、静かな語り口でしたが聞き応えがありました。上記はかなり省略しています。サガミのホームページにも社長のあいさつとして一部掲載されていますのでご覧ください。 次項有 投資家の皆様へ
サガミチェーン2011年株主総会
(9-3)株主総会会場も尾張旭市に変えて、しにで終わりだ(第42期で尾張旭をちゃかしたようです。こんな所にまで難癖を付けられて会社側も大変ですね。お土産をやめたことにも文句を言っていました)昨年も座敷を掘りごたつにするようお願いしたのにまったく改善していない。関節が痛い人も増えているのに座敷なんか誰が座るんだ!もっとテレビを見て世の中の動きを知って頭を使えexclamation×2
→(中西)中京の店舗は20年を越えてきており、リニューアルの時期を迎えている。改装時に掘りごたつだけではなく全体的に見直しを行っていく。
注記)テレビなんか見ていたら馬鹿になりますよ!テレビなんか見ている暇があったら、繁盛しているお店を見て回って欲しいですね。
(10-3)役員報酬の削減について削減率の説明があったが、率で言われても分からない。総額でいいのでどれだけ減ったのか具体的に言ってもらわないと納得できない。1億でも1千万でも30%減なら同じじゃないか!株主を馬鹿にした回答だちっ(怒った顔) などと延々と文句を述べていました。
そのうち自分の持っていた携帯が鳴り出し(笑)トーンダウンしました。
最後は、少々過激な発言かもしれないが十分考慮して立て直して欲しい、と締め括りました(拍手多数)
→取締役報酬は12ページに記載の通り8人で6,030万円であり、1人あたり753万円です。決して多額の報酬をもらっているわけではないのでご理解頂きたい。
注記)招集通知の中に役員報酬の総額は記載されているので、他人を馬鹿呼ばわりする前に、テレビなんか見る時間があったら自分でも勉強する必要があると思いますねあせあせ(飛び散る汗)少々言い過ぎかもしれませんが。
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(11-4)社長の説明を聞きアイデアも大事だが、取締役は結果責任だ。株価が一番大事だが千円以上していた株価が今では500円以下だちっ(怒った顔)同じ時期に購入した木曽路(8160)は下がったと言っても1,600円以上している。どうしてこうなったのかよく議論して欲しい。復配を目指さないような経営者はダメだ。2・3年以内に復配できないようではダメだ。PDCが大事だが日本人はチェックが足りない。責任を取って辞めるのがチェックだ、代わりの役員はいくらでもいる...などまた長々と厳しい意見が続きました。
→復配は重要な課題であり、社内でも常に無配では一人前ではないと言っている。なんとしても実現したいが、不透明な環境でもありいつ復配できるかは確約できない。
(12-4)コスト削減ということだが、コストを下げるだけではダメだ。顧客に満足を与えないといけない。CSを一番大事にしないといけない。身勝手はダメだ。サガミのためになると思って苦言を呈しさせて頂いた。サガミランチの茶碗蒸しが半分になった。こんなことをしているようではダメだexclamation×2お客が満足しない!
→(長屋)サガミランチではそのようなことはないが、株主様がそう感じられたなら申し訳ない。ランチについては特にボリュームとスピードをテーマに、お客様に満足頂けるよう教育も含めて改善していく。
→コストカットについては、現状提供している質は変えずにコストを下げていくということなのでご理解頂きたい。お話から長年サガミをご利用頂いていることが分かり、本当にありがとうございます。
木曽路とサガミ比較
木曽路とサガミ比較
確かに木曽路の方が株価は安定していますね。業績はここ2年赤字ですがあせあせ(飛び散る汗)


(13-5)サガミにはもっと他社の店舗を見て欲しい。社員の働き方や接客など学ぶところがあると思う。他店を見ていないのではないか?
→(大西)おもてなしのうまいパートさんをパートリーダーに任命して、集合教育なども行っている。内側目線だったものをどうやってお客様目線に変えていくか?というのが昨年からの改革につながっている。
(14-5)参考になると思って他店のメニューを送ったこともあるが、他社のメニューを研究しているのか?
→(大西)先ほどコストカットという指摘もあったが、価格を下げるのではなく価値を高めるためにはどうすればいいか?ということに、ここ2年取り組んできた。年2回全店の蕎麦をランキングして評価するなど、蕎麦の品質はかなり上がっていると思う。他社のメニューも集めて、調理部・営業部を含め品質・価格・量などを研究し、新たな価値をお客様に伝えられるよう努力している。
(15-5)店舗網を見ると北陸など1県に1〜2店しかないエリアもあり効率が悪いのではないか?見直しが必要ではないか。
→(大西)数年前までは各県4店以上あったが、それぞれの地域の味に合わせるのに苦労し、業績が伸び悩んだ店を閉店してきた結果現状となっている。残った店は店員の方々も頑張ってくれているので、今後の再成長に向けて歩んでいきたいと思っている。
この時点で11時45分を過ぎ、審議も尽くしたので残り2〜3人でお願いしたいとの議長発言あり
(16-6)東日本大震災の後、外食店では売上が大きく落ちているが、サガミの足元の状況はどうか?
→(伊藤)埼玉、東京、神奈川の4店舗ずつと静岡の7店舗が計画停電の影響を受けている。一部営業停止した店舗もあり、3月度の売上は昨年対比で1割減となっている。今後については東日本の営業部長とも相談しながら計画停電などに対応していく。水道水の問題も出て、軟水のミネラルウォーターを乳児用ということで関東に配送する対応も行った。また震災後直ちに店舗、本社、工場などに募金箱を設置した。3月末までに195万円強が集まり、とても感謝している。サガミの春の感謝企画の売上の一部300万円を合わせて、4月8日に日本赤十字に送金した。募金箱は今のところ6月末まで設置する予定です。
(17-6)改革を進めていくとのことだが、まだ成長期の意識・体制が残っているのではないか?売上も今期は200億を切るのに大手監査法人を使い続けている。中規模の監査法人で十分ではないか?コストも数百万円下がると思う。
→(畑和夫代表取締役副社長事業開発担当)新社長のもと、過去の成功体験は捨てて、良いものは残すが徹底的に改革して体質を変えていく。ただ監査法人の変更は手ごわい問題で、株主総会での決議も必要です。余程の不手際がないか大幅な値上げでもないと変更は難しい。
注記聖域なく見直す、現状維持は脱落だexclamation×2と言いながら、監査法人に関しての副社長の回答は歯切れが悪かったですね。監査法人については、会社側との癒着や馴れ合いを防ぐため、定期的に変更することが望ましいという指針も出ています。問題がないと見直さないという姿勢に問題があると思います。中堅も含めた複数の監査法人に見積りを取り、最適な監査法人を選ぶのは取締役の責務だと思います。変更を拒むと逆に、監査法人が変わると何か不都合でもあるのかexclamation&questionと疑いたくなります。会社側の本気度を表すリトマス試験紙として、今後の動きを見守っていきたいと思います。
(18-6)バランスシートで土地が64億円と目立って多い。時価ではどの程度の評価額となるのか?
→(畑)昭和63年頃までは10店に1店くらいは自社物件にしたいという方針で、土地の取得もしてきた。土地を借りていた店でも、地主さんが亡くなったりした時に土地を購入して欲しいと要望されることもあり、店を続けるため購入したこともある。結果として土地の割合が高くなっている(連結総資産の4割が土地)バブル崩壊直後の購入が多いので、大まかな感覚では30%強の含み損が出ていると思う。
注記)今後国際会計基準IFRSイファースの強制適用が予定されていますが、時価評価が基本になります。保有している不動産も時価評価になった場合、30%含み損だと土地だけで20億円近い評価損の計上が必要になってきます。建物や有価証券も含めるともっと額が増えそうです。赤字が続いている中でさらなる巨額の評価損計上を迫られると、復配の時期などにも影響が出てきそうです。
(19-7)復配時期を明示して欲しい。中期計画も作っているはずで復配のめどもあると思う。
→中期経営計画を策定中だが、地震や原発の問題も織り込み見直す必要がある。現時点で復配時期を明言できるような状況ではない。
(株主)復配時期はいつですか?
→原発の問題の影響も見えず、食材にどの程度影響が出るのか分からない。夏場の計画停電の影響も不透明です。申し訳ないが復配時期を明示できる段階ではない。
(20-8)衛生管理について説明して欲しい。これから暑くなり食中毒など発生すると大変だ。
→(伊垣政利取締役商品本部担当)品質管理本部を中心に、店長なども含めてお店の衛生面をチェックしている。
(鎌田社長の締めの言葉)皆様は株主であると同時に当社のお客様でもあります。大変厳しいご意見の中に励ましの言葉をいただき、誠にありがとうございました。


以上で質疑応答は終了となりました。今年は特に厳しい質問が多かったですが、期待の表れと前向きに捉えて、全体的には真剣に対応していたと思います。今後サガミがどう変わってくるのか?そしてそれが業績にも表れてくるのか?今後もチェックしていきたいと思います。
来年は大震災を乗り越え黒字化も果たしました!お土産も復活しましたるんるんという鎌田社長の明るい報告を聞きたいですね。
サガミチェーン2011年株主総会
 株主に無配継続をお詫びするお辞儀あせあせ(飛び散る汗)ではなく、株主総会終了時のお辞儀です
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ひらめき
株主総会終了後も色々とお話を聞いてきました。またまとめてみますね。


posted by Zaimax at 18:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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