2011年03月04日

興銀リース(8425)会社説明会

3月4日(金)13時30分から名古屋東急ホテルで開催された、興銀リース(8425)の会社説明会に参加してきました。興銀リースは個人投資家向けのIR活動にも積極的で、毎年東京・大阪・名古屋で説明会を開催しているようです。私も2009年に続いて2回目の参加になります。
2011年3月4日(金)の株価 2,096円(東証1部 8425)100株単位 3月決算
PER 8.9倍、PBR 1.13倍、配当利回り 2.19%、株主資本比率 6.9%
株主優待 3月末の株主に図書カード3千円分 1年以上保有だと4千円分

 詳しくは 次項有 興銀リースホームページの株主優待情報へ

     興銀リース(8425)のホームページ

     興銀リース(8425)のヤフー株価情報
興銀リース
過去5年間の株価推移を見ると、リーマンショックなどの影響もあって2009年初め頃までは下落基調が続いていましたが、その後は順調に回復してきています。阿部勗社長が就任してから4年が経過しているそうですが、説明会の中で日経平均や同業他社と比べて堅調に株価が推移しているという説明をしています。東京の説明会では、社長就任時には3千円台だったが、まだ当時の株価に戻っていない!と指摘されたそうです。まあ100年に一度の金融危機もありましたし、それでも先行き不透明なリース業界の中で頑張っているのではないでしょうか?
一方でヤフー掲示板を見ても書き込みはまばらで、個人投資家には人気がないのがよく分かります。だからこそ説明会にも力を入れているのでしょうが、ノンバンクというイメージの悪い業種だったり、今後の成長性をイメージしにくいという部分で、個人にはあまり人気がないのかなと感じます。投資家向けの説明会ではもっと今後の成長戦略について時間を割く必要があるのではないかと感じました。毎回会社の説明部分が長いように感じます。興銀リースを理解してもらうという点では大事ですが、個人株主を増やしていくためには、今後株価が上がりそうだなと期待できるような内容も重要だと思います。
興銀リース(8425)
お土産は大型のメモ帳のようなものでした。ぱっと見た目は豪華なように感じますが、あまり使う機会はなさそうです。阿部社長はあまりお好きでないようですが(笑)クオカードなどのお土産の方がかさばらないしありがたいですね。もちろん図書カードも大歓迎でするんるん
会場内ではコーヒーのサービスもあり、至れり尽くせりという感じでしたわーい(嬉しい顔)

2年前と比べると株価も2倍以上になっているんですね!前回の説明会後に投資していたら良かったです(笑)
事業内容などについては2年前のレポートも参考にしてくださいね。
 次項有 興銀リースの会社説明会報告レポート 2009年3月2日

説明は阿部勗(つとむ)社長が行いました。300人以上が出席していて大盛況でした。
興銀リースグループの概要や特徴などは過去の説明会と同じような説明でした。
説明中には余談が挟み込まれたりしていて、分かりやすくて興味を持ってもらえるようなプレゼンテーションだったと思います。
最近の業績については、2009年以降市場金利の低下や企業倒産の減少により、リーマンショックによる業績の悪化から立ち直りつつあります。リース業にとっては借入金が事業会社の仕入れのようなものなので、金利の低下はプラス要因になります。
業界のリース取扱高全体では2010年第3四半期累計で7.8%減と市場の縮小が続いているが、興銀リースの契約実行高は7.4%増と好調に推移している。これは、大企業向けや海外向けの需要を取り込むことができたためであり、業界全体ではマイナス基調のなか好業績を達成できている。営業資産残高の減少が続いてきたが、堅調な契約実行により底打ちの兆しが出てきている。
2010年第3四半期実績は大幅増益を達成しており、通期の計画に対する利益進捗率も90%を超えている。今後も専門性の高い分野やアジア営業の強化により、特色ある法人向け総合金融サービス会社を目指していく。
株主還元については、今期の配当は46円を予定しており、9期連続の増配となる。年2回株主アンケートも実施しており、野村証券からも褒められている。
株主優待については、3千円分の図書カードを進呈している。1年以上保有いただいた株主様には4千円分の図書カードを送っている。
アンケートなどでは図書カードよりクオカードの方がいいと言われるが、クオカードだとコンビニなどで使っておしまいという感じになってしまう。図書カードならお孫さんに本などを買ってプレゼントすることもできる。私は新入社員には本を読むよう薦めており、今後も図書カードの株主優待を続けていきたい。

なぜ図書カードなんだろう?と思っていましたが、阿部社長の思い入れがあったんですね。
でも実際のところあまり使い道はありません。私も本をよく読む方だと思いますが、たいてい図書館で借りてきます。買ってまで読みたいという本は少ないので、図書カードも溜まる一方です。まあヤフオクで売ればいいんですけどね。そんな人が増えると阿部社長の思いも伝わらないことになってしまいますね^_^;


その後は質疑応答となりました。真っ先に手を挙げたのは、こういった会社説明会ではいつもたくさん質問をしている方です。会社説明会ではよくお見かけするんですが、株主総会ではまったくお見かけしないのが不思議です。投資している会社が違うのかもしれませんが、地元の会社の株主総会でもまったく見かけたことがないのは謎です(笑)

質疑応答 流れを考慮して若干順番を入れ替えています。
(1-1)みずほグループでは傘下の証券会社が合併するという報道もあるが、リース会社も3社ある。昨年も質問したが、グループの3社が合併すれば効率が上がり、もっと利益も出るのではないか?
→みずほグループの興銀リース、芙蓉総合リース、東京センチュリーリースの3社が合併する可能性は?という質問だが、私は合併しない方がいいと考えている。リース事業は借り入れが原材料であり、リーマンショック後に最初に立ち直ったのは興銀リースです。リース業界最大手はオリックスですが、業績を立て直すのに苦労していた。規模が大きくなると借入額も巨額になり、借り換えや資金調達が困難になる部分もある。もちろんある程度の規模は必要であり、当社も1.5倍程度までの規模拡大は必要だと考えている。
3社が統合すると効率が上がるという指摘だが、興銀リースの名古屋支店も十数人規模であり、少人数で運営しているので、規模を拡大してもコストダウンメリットは少ない。3社が一緒になることは絶対ない!とは言い切れないが、一緒になったから伸びるわけでもなく、それぞれの特色を出してやっていくのが一番いいと思っている。

芙蓉総合リース(8424)2月4日付のリリースで、2年以上保有の株主には5千円分の図書カードを進呈すると発表していて、株主優待を拡充しています。興銀リースの長期株主優遇制度は、1年以上保有で4千円ですが、2年以上は5千円にして欲しいという声が出てきそうですね。株主優待でもグループ内で切磋琢磨して欲しいものでするんるん興銀リースからするとやられた(笑)という感じなのでしょうか?
(2-1)3社でバッティングすることはないのか?
→よくあります(笑)やったりやられたりしています。そうして切磋琢磨しながら頑張っていきます。
(3-1)業績が好調という説明だったが、同じグループの芙蓉総合リースの方が売上・利益とも伸び率が高い。なぜ芙蓉総合リースに負けているのか?
→芙蓉総合リースは、日本抵当証券株式会社、シャープファイナンス株式会社を子会社化しているので、連結での伸びが大きくなっている。芙蓉総合リース単体と興銀リースを比べると、当社の方が伸びは大きい。
(4-2)メガバンクの業績は悪いが、何かアドバイスはないか?
→金融と言ってもやっているビジネスは全く違うので、アドバイスと言われても...(笑)


(5-3)資金原価が下がり、信用コストも低下しているのが好業績につながっていると思うが、3Qで90%以上の進捗率なのに通期業績見込みを上方修正しなかったのは、何か4Qに不安要因があるのか?
→他のリース会社も当社と同じように3Qは好調に推移しているが、上方修正はしていない。不透明な要因は2つあり、1つは法人税率の引き下げです。現状40%→35%に下げる方向で審議されているが、国会の状況が流動的で法案が成立するかが不透明です。35%に下がった場合、40%で計算している繰延税金資産を35%の税率で計算し直す必要があり、特別損失が発生することになる。当社の場合は7億円ほどだが、規模が大きい会社だともっと影響が大きくなる。他社も含めてこの問題のために今期の業績を慎重に見ていると思う。
加えて、興銀リースにはあまり影響がないと考えているが、中小企業金融円滑化法案(国民新党の亀井党首が提唱した法案で、中小企業の資金繰り救済のため、金融機関に借金の返済を一定期間猶予するよう努力する義務を課した法案)が延長されなかった場合、貸し倒れが少し出てくる可能性がある。
これらの要因があるので今期の業績を慎重に見て、上方修正を見送った。
興銀リース(8425)
今期の業績の状況は上記の通りです。(金額単位:億円)
特に利益面での進捗率は高く、なぜ上方修正しないのか不思議ですね。
回答では繰延税金資産と貸倒れ増加の可能性ということでしたが、貸倒れの影響はほとんどないと思うと回答していたので、特に営業利益・経常利益については上方修正してもいいのではないかと感じます。倒産が増えたとしても、金融円滑化法の影響ならば中小・零細企業でしょうし、興銀リースのメインの客層とは異なります。さらには担保などを押さえたり、与信管理もしっかり行っているはずなので、2月3月で急に貸倒れが増加するというのは考えにくいと思います。
繰延税金資産の評価替えで7億円の特損が発生する影響はありますが、その分税金が減るとすれば純利益への影響は4億円程度です。3Qまでで前年を22億円も上回っていますし、3Qまでの好調な地合いが続いているなら、4億円程度の特損は十分に吸収して計画を上回りそうに感じます。もう少し詳しい説明が欲しかったですね。個人投資家相手だからこの程度の説明で十分だろう、となめられているのかもしれません。アナリストミーティングなら、もっと突っ込んだ議論がされているのではないでしょうか。
興銀リースは個人株主が少ない点が問題だと思うので、業績や今後の成長戦略などについて、個人投資家にももう少し詳しい説明をして欲しいと思いますね。

(6-4)興銀リースのビジネスモデルは、自社で考えて客先に提案しているのか?それとも客先からこんな仕組みはできないか?という提案をもらって実施しているのか?
→両方ある。当社はテーラーメードで提案するケースが多いので、お客様が抱えている問題を解決するために、打ち合わせをしながら最適なスキームを作り上げている。顧客とコラボレーションしながら業務を行っているので、顧客に株主になってもらっていることも多い。それが当社の株主構成にも表れている。
(7-5)社長はプロパーが多いのか?天下りが多いのか?後継者はどう考えているのか。
→銀行がリース業務を始めた時は、本体で手掛けてはいけないということで、各社とも別会社を作ってリース業務に参入した。そのため銀行と一体になって営業活動を行っていたので、銀行から来た社員も多い。現在社員数は600人ほどだが、銀行にいた人間が30〜40人いる。他にはキャタピラー三菱にいた人や船会社にいた人など、それぞれの専門分野に詳しい人の寄りあい所帯になっている。私はみずほ銀行から来たが、後任社長が銀行系になるかは未定です。もうちょっとばかり私がやりたいと思っていますのでよろしくお願いします(笑)

以上で質疑応答は終了となりました。阿部社長の人柄が感じられて面白かったですね。
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posted by Zaimax at 19:48 | Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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