2011年02月21日

身近なところから投資対象企業を発掘する方法

今日は朝からセミナーのはしごで、まずは10時から名証株式投資ウィンターセミナー3日目です。
今日登場する企業は、東邦ガスと三菱重工という大企業なので、こちらはあまり興味を感じなかったんですが、講演会にレオス・キャピタルワークスの藤野英人氏が登場するので、早起きして行ってきました。
2社の会社説明会は、大企業なので経営トップではなくIR部門の責任者?が行いました。大企業は中小企業ほどの成長性が期待できないので、私はあまり投資対象にしていません。
大企業は機関投資家に任せておけばいいexclamation×2個人投資家は、機関投資家が投資できないような身近な中小型株に投資した方がいいと考えて実行しています。

楽しみだった藤野さんの講演ですが、タイトルは「身近なところから投資対象企業を発掘する方法」で、まさに私が日頃実践していることで、聞きたいなと思っていたことです。
藤野さんは中小型株のファンドマネージャーなども行っていて、たくさんの会社訪問などもしているので、藤野さん流の投資対象企業の発掘法はどんなものなんだろう?と興味津々でした。
今回は45分と時間が限られているので、すべてを説明するのは難しいのかもしれませんが、金融の語源や歴史、日本人の特性などの前半部分にかなり時間を割いたため、肝心の身近なところから銘柄発掘する方法についてはざっと流す感じになってしまいました。
前半のウミヒコ・ヤマヒコの話なども面白かったんですが、やはりタイトルに直結する部分、投資先企業の見つけ方やチェックするポイントなど詳しく聞きたかったんですけどね。
やはり45分は短すぎますよね。私がセミナーをするときでも2時間くらいはかかってしまいますからね(笑)45分にまとめろというのが無理な話なのかもしれません。

藤野さんが運用している直販投信のひふみ投信は、アクティブファンドなのに信託報酬は1%程度で非常に低く抑えられています。投資家との対話も積極的に行っていて、ひふみサロンやひふみアカデミーという形で定期的に行われています。
藤野さんと直接お話しすることもできるみたいなので、私もひふみサロンに参加してみようと思っています。投資銘柄の探し方やチェックするポイントなどについて、お話しを聞いてみようと思っています。
   次項有 ひふみ投信のホームページへ
藤野さんは名古屋の旭丘高校出身だそうで、なんだか身近に感じますね。
さらにスクールエイドジャパンの理事も務めています。スクールエイドジャパンは、東京都知事選挙に立候補するワタミの渡邉美樹さんが設立した公益財団法人で、カンボジア中心に小学校や寄宿舎を建設しています。私はワタミの株主ですし、投資先のティアの冨安社長は、著書の印税をすべてスクールエイドジャパンに寄付しています。なんかいろいろとつながりがあるんだな〜と嬉しくなりました手(チョキ)
渡邉美樹さんと言えば、先日東京都知事選挙に出るという決断をしたことに理解を求める手紙が届きました。ワタミの株主としては、ワタミは大丈夫なのかexclamation&questionという声もあるんでしょうね。
私はあまり心配していませんし、政治を仕事にしている人に任せるよりは、経営者に国の経営も任せた方がいいと感じるようになってきました。韓国の大統領も経営者ですし、やはり決断が速いですよねひらめき


そして午後からは、証券知識普及プロジェクトと愛知大学経済学部共催のスペシャル経済セミナーに参加です。
武者リサーチ代表の武者陵司氏が「近未来のグローバル投資環境」と題して講演しました。
武者さんと言えば万年弱気というイメージでしたが、ここ数年は強気派に転じています。
今回も、「今の世界経済は政府が輪転機を廻してお金をじゃぶじゃぶにすることで、なんとか回復してきている」という論調が主流だが、それは間違っている。アメリカ企業は景気の減速以上に雇用を削り、グローバル展開(海外生産)やIT技術の活用で省力化を進め、生産性が非常に上がっている。企業業績は大幅に改善しキャッシュも豊富だが、一方で失業率は高止まりが続いている。ニュースでは失業率などの悪い面ばかりを強調するが、生産性を高める努力を続けて企業は利益が出やすくなっているので、今後先進国の株価が上昇する。特に日本、アメリカ、ドイツの順で期待している。
今までは新興国が成長のエンジンとなってきたが、インフレや景気の過熱などいろいろと問題が出てきたので、今後数年はまた先進国が景気を引っ張り、先進国の株価が大きく上昇する。特に出遅れている日本株は大きく上昇する。
アメリカ経済については、私は誰よりも理解しているが、過去のダウの推移を見れば、今後10年でNYダウが3〜4万ドルを目指すことになる、とかなり強気の発言で講演を締めくくりました。

武者さんはどちらにしろ極端なことを言う人ですね。まあありきたりのことしか言わなかったら誰も注目してくれないからなんでしょうが、ちょっと極端ですよねわーい(嬉しい顔)
キャッシュ・イズ・キングの時代(現金や債券運用中心)から株・不動産・外貨資産などで運用する時代に変わっていく、などその通りだと思いますし納得できる部分もあるんですが、自慢なのか思い込みが強いのか、ちょっと受け入れにくく感じてしまいますね。
リーマンショック後の悲観論が蔓延する中で強気を通したのは私1人だった、とかホントなんですかねぇ。私も少しですが恐怖におののきながらも売らずに買い増ししていましたが(笑)ウォーレンバフェットも買い出動していますし、さわかみファンドは万年強気派です。武者さん一人が強気派だったとは思えないんですが。もしそれが本当ならリーマンショック後の売り注文を買い支えたのは、武者さんと政府系資金しかないことになってしまいますわーい(嬉しい顔)
さぞや武者リサーチは大儲けしているんでしょうねひらめき
人から言われるならまだしも、自ら私が第1人者だexclamation×2とか私1人だけだexclamation×2と言い切れる自信はどこから来るんでしょう?他にも同じような主張をしている人やすごい人がいるのを認識できないということは、リサーチ能力に欠けている部分があるのではないかexclamation&questionとも感じてしまいます。
事実なら自己主張するのもいいと思いますが、あまり自慢しすぎるのもどうかなと感じました。


今日はこんな感じでセミナー漬けの一日でした。
来週は2月の株主総会シーズンに突入するので、明日夜からまた東京に向かいます。
1月の株主総会レポートも十分にまとまっていないのに、2月の株主総会シーズンに突入とは...
先が思いやられますねわーい(嬉しい顔)
来週は東京と大阪の株主総会に参加するので、移動距離も長くなりそうです。映画の優待も消化しないといけないし、忙しくなりそうです手(チョキ)
 ブログランキングに参加しています 次項有 にほんブログ村 株ブログ 株 中長期投資へ
 トップ3を目指しています!クリック応援よろしくお願いします
ひらめき
posted by Zaimax at 00:16 | Comment(2) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スクールエイドジャパンって結構色々な人が関連しているのですね。
私もお金を出させていただきましたが、お金がどう使われているか会計報告を公表してくれと頼んでも「はい、手がすいたらやります」と放置状態です。スクールエイドのHPを見ればわかりますが2008年までで止ったまま。
http://www.schoolaidjapan.or.jp/f_report/report.html
事務局の人間が少なくて手が回らないなど、こちらの要望を10秒言っただけで、言い訳を3分くらい語っていて本当に信じていいのかと思ってしまいました。そんなに忙しいなら初めから掲載しなければいいのにと思うのですが。。。
関係各位に聞いてみたいものです。
Posted by マーケット at 2011年02月21日 17:57
マーケットさん、書き込みありがとうございます。
スクールエイドジャパンも最小限の人員で運営しているようなので、手が回っていない部分もあるんでしょうね。
毎年ワタミの株主総会のあとに、スクールエイドジャパンの活動状況がビデオで流されています。
ワタミの株主総会は誰でも参加できるので、関東圏にお住まいなら参加してみてはいかがですか?

私は大事なのは、運営に関わっている人たちだと考えていて、それらの方々が信頼できる人たちなら、会計報告など細かい部分までチェックしなくても大丈夫じゃないかと思います。やはり最後は人ですので。
投資となると、そうは言っても出来る限り調べますけどね(笑)
Posted by Zaimax at 2011年02月21日 22:38
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック