2011年02月16日

ティア(2485)2011年2月15日会社説明会報告レポート

2011年2月15日(火)に名古屋証券取引所主催 株式投資ウィンターセミナー2011の中で開催された ティアの会社説明会に参加してきました。
ティアは名古屋で葬儀を行っている会社です。葬儀会館は名古屋市内を中心に愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県にも展開しています。
ティア会社説明会
出席者は冨安社長と山本取締役でした。
2011年2月15日の株価 1,593円(名証2部 2485) 100株単位 9月決算
PER 9.1倍、PBR 2.0倍、配当利回り 1.9%、株主資本比率 23.7%
株主優待 株数に応じてお米を贈呈
 詳しくは 次項有 ティアの株主優待情報へ

 葬儀会館ティア(2485)のホームページ
 ティアのホームページ以上に詳しい情報が集まっていると噂のティア情報ページわーい(嬉しい顔)
 ティアイズム〜名古屋の葬儀会社ティアTEAR情報

 ティア(2485)のヤフー株価情報
毎年冬と夏の2回開催される名証主催のセミナーで、ティアは欠かさず参加しています。
ただ、1社当たりの時間が40分と短いので、ティアの場合は質疑応答の時間がありません。他社では5〜10分ほどの質問時間を用意する会社もあります。
冨安社長が伝えたいことがたくさんあって、40分では足りないんでしょうね。
会社概要などについては過去の会社説明会と変わりませんので、気になったポイントを中心にレポートをまとめてみます。
ティア会社説明会
お土産は、和菓子型の箸置きでした。美味しそうですが食べられません(笑)
ティアは2月4日に第1四半期決算を発表しましたが、大幅減益となり期待を大きく下回る結果になったので、株価も急落しています。そのような中で開催された会社説明会ですので、心配になり駆けつけた株主もたくさんいたと思います。私もその1人なんですが(笑)
ティア会社説明会
株価は決算発表以降大きく下がっています。チャートを見ると、見事に天井を打って崩れたような形をしていますね。こんな安い株価で天井を打ってもらっては困るんですがわーい(嬉しい顔)
説明会資料の最後の方に、過去1年間の株価チャートやPERなどの株価指標が掲載されていましたが、基準は1月31日の株価1,900円が使われていました。上記の株価チャートではちょうど赤線が引いてある所までです。
今回の配布資料はカラー印刷で用意するのに時間がかかるのかもしれませんが、第1四半期決算の内容も資料の中で説明しているわけですから、もっと最新のチャートも載せられたのではないか?と感じます。この資料を見た印象は、会社としては株価が急落していることには触れたくないんだな〜と感じてしまいますね。できる限り正直に、最新のデータを載せてほしいと思います。
説明会の中では、減益になった要因について詳しく説明していました。

今期は直営の葬儀会館を4会館、フランチャイズ会館を現状発表しているもので6会館オープン予定です。今期三重県初出店として11月にティア桑名をオープンしたが、4月には2会館目としてティア津をオープン予定です。直営会館のうち10月にティア岡崎北をオープンしたが、残りの3会館は下期のオープンになる。4月に豊橋市内3会館目となるティア豊橋西をオープンし、三河地区にもう1会館オープンする。関西には直営ではティア門真1会館しかないが、関西にももう1会館オープン予定です。
フランチャイズ部門については、12月末時点で8社とフランチャイズ契約を結び、17会館を展開しているが、近いうちに直営会館数を上回ることになると思う。FC契約については、基本的に同業者の参加は断っていて、異業種からの参入を歓迎している。FCもただティアの葬儀会館を作ってもらうだけでは意味がないので、人財教育はティアで一括して行っている。人が育たなければ拡大する意味はないと思っているので、これからも人材教育にお金と時間と労力をかけていく


業績概要
2011年第1四半期は、前年同期比で4.8%増収64.8%減益となった。葬儀件数は10.5%増の1,543件となり、葬儀件数・売上高ともに上場以来4期連続で過去最高を更新している。上場以前は四半期決算を行っていないので4期連続と説明しているが、ティア設立以来の最高ですexclamation×2
ティア会社説明会
(注記)確かに会社設立以来の最高値だと思いますが、上記の通り葬儀会館数が伸びてきているので、過去最高になるのは当然ではないかと感じます。ティアの知名度を向上させてきたり、地道に感動葬儀を適正価格で提供してきた結果なので、当然というのは失礼かもしれませんが、ティアは成長中の会社なので、現状に満足せず過去最高を今後も継続して欲しいですね。

営業利益から純利益までは、35%〜65%の減益となった。
今期の葬儀件数は、前年の5,867件に対し6.9%増の6,274件を計画している。
地域別では、名古屋市内のシェアは1Qで19.2%となり、前年同期の3位から2位に浮上している。1位は平安会館さんで2位は愛昇殿さん、ティアは3位だったが、今は2位です。2009年7月にテレビ東京系列のカンブリア宮殿で、ティアが初めて葬儀会社として取り上げられた。感動葬儀として実際の葬儀の様子が取り上げていただき、それ以降葬儀の依頼が急増している。2010年2Q(2010年1〜3月)から名古屋市内では2位になっている。1位を目指してがんばっていく
葬儀依頼のベースとなるティアの会の会員数も順調に伸びている
2010年度はカンブリア宮殿やその後多くのテレビで取り上げられたので、会員数も19,451人と大きく伸びたが、1Qはその前年同期実績を9.8%上回って推移している。
ティアの場合、互助会のように毎月会費を積み立てる形式ではなくて、1回会費をいただくだけで大きな会員特典を用意していて、入会しやすい制度になっている。会員数を増やしていくことが将来の葬儀依頼につながるので、会員数の増加に力を入れていく。

貸借対照表については、新規オープンしたティア岡崎北の建物を取得したこと、賃借していたティア岡崎の土地・建物を買い取ったことで、有形固定資産が増加している。これらの設備投資に充当するため、借入金が増加している。
損益計算書については、葬儀の低価格化が進んだが、会員数を拡大したことで葬儀件数・売上の増加につながった。売上原価については、仕入原価率は0.3ポイント改善したが、労務費の増加、新店の出店コスト、ティア岡崎買取に伴う費用、減価償却費の増加などにより1.3ポイント悪化した。
販管費については、新店オープンに伴うテレビCMなどの広告宣伝費、店舗運営充実のための人件費が増加した。今回大幅減益となった原因なのでもう少し詳しく説明します。
前年の出店は名古屋市内のティア瑞穂・ティア名東・ティア栄生と、名古屋近郊のティア春日井であり、ティアの知名度が高い地域への出店だった。そのため知名度を上げるための広告宣伝はそれほど必要ではなかった。今期の出店はティアの知名度が低い三河地区への出店なので、ティアを知ってもらうためにテレビCMなどを積極的に行う必要があり、広告宣伝費が増加している。2会館を展開している豊橋市では、単月ではトップになる月も出てきており、4月には3会館目のティア豊橋西をオープンするので、シェアトップを目指していく。岡崎でも同じくシェアトップを狙っていく。そのための先行経費が発生している。
人件費については、テレビで感動葬儀が取り上げられて以降、葬儀依頼が急増しており、葬儀の現場で働く社員の負担は限界に達している。人員の採用も進めているが、1人前に育つまでには時間がかかるので、この面でも経費が先行している。現場の負担を減らすため、葬儀に関連する間接事務などを一括して行う部署を作って対応している。これらの人員増により人件費が増加している。

(注記)確かにティアの知名度が低いエリアへの出店では、広告宣伝費などが多くかかるのは理解できます。それなら尚更すでにティアの葬儀会館があって知名度が高い地域の周辺への出店に力を入れていく必要があるのではないか?と感じます。10月にオープンしたティア岡崎北も、イズモ葬祭のすぐそばで苦戦しているようですし、経費先行の状況が当分続きそうです。今後も知名度の低い三河地区への出店が中心となると、減益が続く可能性もあります。
三河地区はイズモ葬祭の地盤でもあり、ティアに対する対抗意識は相当強いと思います。ティア岡崎北のオープン時にも、近隣の葬儀会館で対抗して大葬祭展を開催していました。
冨安社長には、三河地区の消費者のために打倒イズモ葬祭exclamation×2という想いは強いのかもしれませんが、三河にこだわりすぎるのもリスクではないかな?と感じます。
知名度の低いエリアへ出店するなら、マーケットの大きな関東を優先して欲しいと思いますし、全国的な知名度をもっと上げてから、三河に進出してもいいのではないかと感じます。
今期の出店は三河地区とさらに知名度の低い関西ということなので、よほど名古屋周辺でがんばらないと、販管費の増加を補えないのではないか?と心配になります。
今期の2Q・通期の計画は据え置いていますので、冨安社長としては勝算があるのだとは思いますが、1Qが大幅減益となったことで2Qの目標がかなり高くなり、クリアするためのハードルが高くなっています。
広告宣伝費などは今後も高い水準が継続しそうなので、販管費の増加は続きそうです。
ティア会社説明会
キャッシュフローについては、前期の業績が好調だったので法人税等の負担が大きくなり、1Qの営業キャッシュフローはマイナスになっている。
市場環境についての説明は今までと同様です。2040年頃に向けて死亡者数の増加は続いていく。小規模な葬儀業者は、後継者難や葬儀会館への設備投資ができなくて廃業が進んでいる。葬儀会場も自宅から専用会館への流れが進んでおり、2010年では75%が葬儀専用会館になった。
結婚式も昔は自宅で行っていたが、互助会の結婚式場、ホテルウェディング、そして今ではレストランウェディング、ハウスウエディングなどに変わってきており、自宅でウエディングを行う人はほとんどいなくなった。葬儀でも同じ流れがゆっくりではあるが進んでいる。
都市別の葬儀一式価格(寺院の費用や飲食・返礼品などの変動費、火葬料などを除く葬儀式の費用)は、2005年度で133万円だったが、ティアの前期平均は82万円になっている。名古屋市や愛知県と比べても大幅に安い価格で葬儀を行うことができる。価格は安くても、悲しみにくれる遺族に寄り添い、感謝されるような感動葬儀を目指している。

経営の基本方針は、顧客第一主義を徹底し、サービス・価格・利便性をバランスよく実現していく。
人材教育にはもっとも力を入れており、ティアアカデミーでティア独自のセレモニーディレクター制度を設けている。葬儀業界にもセレモニーディレクター制度があるが、儀式や知識を問うだけのナンセンスなものだと考えているので、将来的にはティアのセレモニーディレクター資格を持っていないと評価されないひらめきというくらいの制度にしていきたい。
今後喪主もさらに高齢化していくので、近くに葬儀会館があることが重要になる。ティアはドミナント出店を基本とし、2ホールくらいの小さな葬儀会館をたくさん作っていく。以前勤務していた葬儀会社では、11ホールexclamation×2もあるような巨大な葬儀会館を作っていたが、ティアはお客様の身近な場所にたくさんの葬儀会館を出店していく。ドミナント出店をすることで、近隣の会館で人員の融通などもできて、人件費を大幅に削減することもできるので、消費者の方々に高い利便性と安心な価格を提供することができる。
最後に配当と株主優待について説明がありました。
株価チャートは参考にご覧ください。株主優待については、以前は株主優待券とお米を贈呈していたが、株主の分布が広がり近くにティアの葬儀会館がない株主が増えて、株主優待券の使い道がないという声も多かった。そのため、前期より株主優待券は廃止して、お米の贈呈のみに変更した。株主平等の原則からも、株主優待制度はティアのPRおよび株主様への感謝の意を表すものと、考えている。お米の株主優待は今後も続けていく考えですので、ぜひご理解をいただきたい。


第1四半期は減益となったが、第2半期で取り戻すべく行動を起こして頑張っています。第2四半期決算発表時には、きちんとした数字を伝えられるよう、この繁忙期おかげさまで忙しくさせて頂いています。ティアは装置産業型の葬儀ビジネスであり、今後死亡人口も増えていきます。短期ではなく中長期にわたって応援して頂く会社だと思っています。ぜひ長い目で応援していただけたらと思います。
ティアは日本で一番ありがとうと言われる葬儀社を目指しています。日本で一番ありがとうと言われるような会社になれば、売上・利益でも日本で一番の会社になると思う。私は葬儀の仕事を天職と感じ、ティアの社会的使命を果たしていきたいと考えていますので、今後とも応援のほどよろしくお願い致します。
以上で会社説明会は終了となりました。時間いっぱい使った説明だったので、質疑応答はありませんでした。せっかく経理など管理部門担当の山本取締役も出席していたのに残念ですね。
ところどころ注記も入れましたが、もう少し詳しい感想などはティアイズム〜名古屋の葬儀会社 葬儀会館ティアTEAR情報 の方に書いてみたいと思います。
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ひらめき
posted by Zaimax at 13:23 | Comment(2) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
岡崎北のチラシは多いですね。少しかけすぎではないかと感じていました。
他方で法人会員なども獲得しているみたいです。
これくらいの減益でヘコタレル会社でもないと思っています。少し安心できる情報をありがとうございます。
Posted by okazaki at 2011年02月16日 22:30
okazakiさん、ティア岡崎北の情報ありがとうございます。
名古屋でもティア、平安会館、愛昇殿の大手3社は、毎週のように折込チラシが入っています。それだけ熾烈な競争をしているんでしょうね。
名古屋より知名度が低い岡崎では、なおさら多くのチラシやテレビCMが必要になりますね。
広告宣伝効果が早く出てくると嬉しいですね!
それまでは名古屋エリアががんばらないといけません。
繁忙期である2Qは忙しくさせていただいているということなので、2Qに期待しながら株価の回復を待ちたいと思います。
それにしてもよく下がりますよね〜^_^;

この程度の減益は、ティアにとっては何も問題ないと思います。株主がどう判断するかだけですね。

法人会員については、確かに法人契約先を増やしているようです。
ただ法人契約は複数の葬儀会社と契約しているのではないかと思いますし、入会金なども必要なく会員扱いになるので、ティアで葬儀を行う強い動機付けにはならないのではないか?とも感じます。
もっともっと知名度・好感度を上げて、法人契約しているならぜひティアにお願いしよう!と感じてもらえるように、努力していく必要がありますね。

これからもティアを応援していきましょう!
Posted by Zaimax at 2011年02月17日 00:29
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