2010年10月25日

マネーパートナーズ(8732)の会社説明会報告レポート

2010年10月23日(土)に行われた、日興アイ・アール主催 マネーパートナーズグループ(8732)の投資家向け会社説明会に行ってきました。今回はキユーピー(2809)、ゼネラルパッカー(6267)とマネパの3社が登場しました。
マネパは、FX取引(為替証拠金取引)や株式の取引をネット上で提供している会社です。
2年前に行われた日興アイ・アール主催の会社説明会でマネパを知り、面白そうな会社だと感じ、株価も割安で5万円で底を打ったように見えたことから株主になりました。
   2008年12月20日の会社説明会レポート
その後株主総会にも2回参加しています。株主総会レポートもご覧ください。
   2009年株主総会概要レポート まだ完成していなかった(^_^;)
   2010年株主総会レポート なぜかこちらは完成(笑)

マネーパートナーズ(8732)会社説明会
しかしながら、その後も見事に株価は右肩下がりが続いていて、6割近くも下落していますもうやだ〜(悲しい顔)5万円で底を打ったと勝手に思い込み、配当に目が眩んだこともあって一度にまとめてドカンexclamation×2と買ってしまったので、大変痛いことになっておりますたらーっ(汗)
つくづく金融関連株は業績の先行きを読みにくいし、世界的な景気変動の影響をもろに受けて業績のブレも大きいな〜と実感させられました。やはり身近なサービス業の方が私には合っているなと思いますし、損切りもしたいんですが、奥山社長の説明を聞くともう少し我慢してみようかなと思ってしまいます。そう言えば別の金融関連株でも同じような状況で痛い目にあっていた事を思い出しました。反省が活かされていないですね。心を鬼にして損切った方がいいのか、期待してもいいのか迷っています。
2010年10月22日の株価 23,000円(ジャスダック 8732) 1株単位 3月決算
PER 5.04倍、PBR 0.74倍、配当利回り 6.0% 1370円の場合
株主資本比率 20.5%、配当性向目標 30%、株主優待 なし

予想利益・配当は発表していないので、会社四季報2010年秋号の予想利益を使用
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ひらめき
     マネーパートナーズ(8732)のホームページ

     マネーパートナーズ(8732)のヤフー株価情報

株主還元のところで現在の株価からすると配当利回り4%前後は期待できるという説明があり、ここから逆算すると配当額は920円前後、配当性向目標30%から推定EPSは3,070円前後、予想PERは7.49倍となります。四季報予想はEPS4,568円なので、奥山社長の見込みと比べると5割ほど高めの予想利益になっています。
マネパの業績は為替相場の変動次第ですが、奥山社長の見込みが堅めの予想だとするとEPS(1株当たり利益のことです)3,000円から5,000円の範囲内という見方になりそうです。為替が方向に関わらず大きく動くと取引が増えて、マネパの業績も良くなります。反対にこう着状態が続いて値動きが乏しいと、業績も乏しくなってしまいます(笑)為替動向のチェックと毎月発表される月次業績が重要になってきます。
利益構造については改めて分析してみたいと思います。
マネーパートナーズ(8732)会社説明会
奥山泰全社長から説明がありました。会社概要などはあまり変わっていませんので、2年前のレポートを参考にしてください。
マネーパートナーズはマネパと呼ばれているが、実は証券会社であり、証券会社と名前の付かない証券会社の第1号です。外国為替証拠金取引(FX取引)を主力としているが、株式取引のサービスも行っている。
1998年4月に外国為替が完全に自由化されたが、99年10月からFX取り扱いを開始したパイオニア的存在の会社です。2005年6月に楽天のバックアップでFX専門会社として独立し、2007年6月にFX専業業者として初の上場を実現した。上場FX会社としてはトップであり、未上場を含めてもトップクラスです。
10月21日(木)スタートのドラマ『ナサケの女〜国税局査察官〜』第1話でもFX取引が取り上げられていて、FX取引も一般に浸透してきたなと感慨深かった。以前ならまず株取引が登場したと思う。

FX取引は24時間取引可能というのが特徴の一つで、特に日本時間の夜はヨーロッパ、アメリカで取引が活発になる時間帯なので、会社員の方でもリアルタイムで取引ができる。レバレッジを掛けることができるので一般にはハイリスク・ハイリターンと言われているが、自動ロスカットの仕組みがあるので、ローリスク・ハイリターンの商品だと思う。
FX取引は今年の8月、来年の8月とレバレッジ規制が強化されるので、取引が減少すると言われている。これが株価下落の一因だと思うが、レバレッジ規制の強化はFX取引が一般化していくために必要なステップだと前向きに捉えている
日本人のうちパスポートを持っている人は3,000万人おり、海外旅行者数も毎年1,500万人ほどいる。これらの人は外貨両替などで為替に触れることになり、潜在的な顧客だと捉えている。FX取引の透明化・一般化に伴い、市場は更なる拡大の可能性もある。
株式投資では信用取引という制度があるが、戦後は証拠金の10倍くらいまで建てることができた。それが徐々に規制が強化されて今は2.5倍くらいまでレバレッジは低下している。しかし信用取引市場は拡大し現在に至っている。
FX取引も急拡大が続いてきたので、金融庁も先手を打って規制を強化し、安全で分りやすい金融商品として育てていく考えだと思う。8月からレバレッジが50倍以下に規制されたが、取引高は10%減程度にとどまっている。為替マーケットは株式マーケットより大きな市場なので、規制が浸透し分りやすい商品になれば、株式取引以上の規模に成長する可能性がある。
マネパは業界No1の約定力と付加価値の高いサービスを提供して、FX業界のパイオニアとして真面目に頑張っていく。
マネパの収益は、1回の取引ごとにスプレッドの差から100円ずついただく売上の積み重ねでできている。取引量が増えたことで、買い注文・売り注文が両方入る割合も高くなり、店内マリー取引というカウンターパーティの銀行に取り次がない取引も、全体の半分程度を占めるようになってきた。
取引ツールも自社で開発しており、顧客ごとにトレードレポートも提供している。50回くらい取引するとその人の特徴が出てくるので、レポートにまとめて損切りをもう少し早くした方がいいなどのアドバイスを提供している。今後も自社開発を活かして、顧客の要望を取り入れながらより使いやすいツールにしていく。
FX会社としては取引システムを止めないことが非常に重要であるが、マネパは業界最高水準のシステム安定性と信頼性を持っており、業界トップの約定力を支えるとめない、とまらない取引環境を提供している。
(注記)確かに業界大手の外為どっとコム(未上場)はシステム障害を発生させたことで1ヵ月の業務停止命令を受けています。このような事態になれば顧客の信頼を失いますし、業績への影響は甚大です。マネパもより一層安定したシステム運営に取り組んで欲しいですね。


上場他社と比べても強靭な財務体質であり、赤字になったこともない。それでも株価は安くなっており、私は非常にお買い得だと思う。
有価証券取引サービスも拡充している。日興証券さん主催のセミナーでこんなことを言うのもなんですが、株を買う時の手数料はネット証券並みの低価格ですし、株を売る時には手数料は無料です。
マネパはFX取引がメインなので、株式取引で儲ける必要はないということと、株というのはアセット、資産だと私は考えているので、短期で売買するものではないと思っている。長く株を保有してくれたのに売る時に手数料を取るのはおかしいと考えていて、売却時の手数料は無料にした。
一方、為替は国と国との力関係で動くものなので、バイアンドセルが基本だと思う。
FX口座は15万あるが、そのうち有価証券の預かりはまだ1,000口座くらいしかない。ぜひマネパで口座を開設して株式取引やFX取引を行って、資産を増やして欲しい。
でも今日は会社説明会なので、マネパの株を買ってくださいわーい(嬉しい顔)
外国為替証拠金取引|マネーパートナーズ
   ひらめき 口座開設はこちらからよろしくお願いします グッド(上向き矢印)
私も有価証券口座を利用していますが、特定口座にも対応していますし、売却時の手数料が無料というのは大きなメリットです。特に出来高の少ない株を売却する時には、小口での注文になってしまうので、よりメリットが大きくなります。しいて言えば名古屋証券取引所の上場銘柄も売買対象に加わると嬉しいんですけどねるんるん
長期保有株式を証拠金として使って、FX取引が行えるのもマネパのメリットです。マネパは約定力も高いですし、新しいサービスも積極的に導入しているのでお薦めのFX会社だと思いますし、特に株式投資も行っている人には最高の会社だと思います。
ぜひ口座開設をお薦めしますexclamation×2収入に直結しているので力が入りますね(笑)
マネパで取引する人がもっと増えればマネパの業績も良くなるし、使い勝手が良くて開設者にもメリットがあり、私にもメリットがあるという皆にメリットがあることなので手(チョキ)よろしくお願い致します。
以下また説明会レポートに戻ります。

マネパはインターネットを通じてサービスを提供しており、装置産業と同じような収益構造になる。毎月5.5億円〜6億円の固定費が発生するので、売上がこれを上回れば利益になるし、下回れば赤字になる。
FX業界の展望としては、規制が強化されFXマーケットが整備されることで、一時的には取引が落ち込むが、その後はまた順調に成長していくと思う。2011年8月からはレバレッジが25倍までに規制され、業界全体では15〜20%ほど取引高が落ち込むと推定している。一方マネパの顧客のレバレッジは平均30%程度なので、業界全体よりはインパクトが軽微で、10〜15%減程度の影響だと考えている。レバレッジ規制や広告規制の強化により、透明性・健全性が高まり、更には税制改正で店頭FXも取引所FXと同じように20%分離課税になれば、金融商品としてのメリットが増して、更に一般化していく
マネパの目指す方向としては、日経平均先物やCFDなどの取扱商品を増やすことと、外貨両替需要や事業会社の為替ヘッジを手数料の高い銀行で行わず、マネパに取り込んでいくことなどを考えている。
実需の取り込みについては成田や羽田、関空などに店を出すのが夢です。すでにオーストラリアへの留学生の親が、外貨を仕送りするためにマネパの両替サービスを利用していたり、事業会社が為替のヘッジのためにFX取引を行っている例もある。
BtoBの展開では、海外展開として韓国No1のネット証券会社Kiwoon証券と業務提携を予定している。100万口座以上ある証券会社です。
FX取引はグローバルなマーケットなので、海外展開も進めていきたい。
こうした取り組みで取引高アップと限界利益率アップを図っていく。
株主還元については、業績向上に取り組み株主利益の向上に努めていく。配当性向目標は連結純利益の30%を目処としているが、今の株価は2万円ほどなので4%前後の配当利回りは期待できると思う。
本当に株価は安いと思うので、ぜひマネパに投資してください。
以上で説明は終了となりました。
持ち時間を超える熱弁で、質疑応答の時間がほとんどなくなってしまいました。説明終了後にも奥山社長にいろいろと聞いてきましたので、説明会の感想も含めて別途まとめてみますね。
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ひらめき


マネーパートナーズ(8732)会社説明会
今回説明会に参加した3社からのお土産グッド(上向き矢印) マネパはマウスパッドとクオカードと思われる
キユーピーはすぐ分りますが、どの会社からどんなお土産が入っているのか紹介した方がいいと思いました。なかには入れ忘れもあるかもしれないし(笑)
posted by Zaimax at 20:03 | Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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