2010年09月03日

日本エンタープライズ(4829)2010年株主総会レポート〜その2

2010年8月27日(金)10時からの東京都港区の ホテルフロラシオン青山 1階 ふじの間 で開催された日本エンタープライズ(4829)第22回定時株主総会に行ってきました
株主総会レポート〜その2では、日本エンタープライズ(4829)2010年株主総会レポート〜その1に続いて後半の質疑応答の様子をまとめていきます。
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ひらめき
日本エンタープライズ(4829)
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(2-1)海外事業について中国、インドに進出しているが、もう少し詳しく説明して欲しい。中国については一定の時間をかけながら拡大していくとのことだが、中国に進出する会社も多く競争が厳しくなると思う。中期的にどの程度の業績を目指しているのか?
→中国には他社も続々と進出しているが、インドはまだあまり進出が進んでいない。
中国についてはいろいろあったが10年間事業を続けてきた。中国でコンテンツを配信するにはISPライセンスとICPライセンスの2つがあるが、両方とも中国全土に配信する免許を持っている。上場企業でこれらの免許を持っている会社は珍しい。日本の会社が今から配信ライセンスを取ろうとしても極めて難しいと思う。ライセンスがないと末端の部分へコンテンツを配信することができない。他社はライセンスを持っている中国企業と組んで参入することになり、高額の手数料を取られてしまう。その分日本エンタープライズには優位性がある。
一方で3Gが思ったように普及しなくて、政府もキャリア(チャイナモバイル、チャイナユニコム、チャイナテレコム)も焦っている。中国では携帯電話が7億台となっているが、そのうち3Gは3千万台程度と言われている。なかなか普及が進まないので、私が委員長になって3G応用研究院というものを立ち上げた。8月にはコンテンツプロバイダーやキャリアをはじめ百数十社の会社を集めて、政府の要人の方にも参加いただき、中国の人民大会堂で3Gの大会を行った。10年間中国で事業を行っているので、共産党や通信キャリアともつながりが増えてきて、上層部とも人脈ができている。共産党の幹部からも支援をいただいているので、3Gの普及が進むとともに可能性が広がっていくと考えている。以上の通り他社よりも先行しているので、これをいかに日本エンタープライズの収益に結び付けていくかが大切だと認識している。
規模感については、いつ中国で3Gの普及が進むのかまだ不透明な部分もある。3Gの普及が進み、それをうまく売上に結び付けることができれば、市場規模も大きいので大きな期待ができると考えているが、そうなるかどうかはまだ不透明な部分もある。
インドについても、携帯台数が5億台を超えており、伸び率はトップになっている。先日インドに訪問したが、3年前に行ったときは2億台程度だった。インドでも競合他社より先に布石を打っていく。
海外では中国、インドに事業展開しているので、ぜひ期待して欲しい。他社より先行していると認識しているが、それがどれだけエンジンとなって売上につながるかが大事だと思っている。
日本エンタープライズ(4829)
(3-2)売上の中の海外比率はどの程度か?
→売上高21億円のうち海外では8千万円程度なので4%ほどになる。
(4-2)為替の影響は?
→元建ての売上をすべて円換算して表示している。元は通貨バスケット制が前提だがほぼドルペッグなので、円高が進み元も円に対して下がっている。今後も円高が進めば、現地での売上がばーんと伸びても円換算後の売上は現地の伸び率より伸び悩む可能性もある。いずれにしても5月31日時点のレートで円に換算するので、この日の為替レート次第になる。
(5-2)売掛金がけっこうあるが与信は大丈夫か?引当金の内容は?
→携帯電話へのコンテンツ配信事業を行っているので、主な売掛先は通信キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル)になる。過去入金が遅れたことはなく、貸し倒れもゼロだったので今後も比較的安心だと思っている。ソリューション事業では中堅企業との取引もあるので、若干貸倒引当金を計上している。
(6-2)回収不能見込み額100万円を計上しているが、これはもう回収不能なのか?
→回収不能が明らかになっているわけではなくて、回収不能の可能性があるものを引き当てている。100%回収不能なら償却ということになる。
(7-1)対処すべき課題で人材育成を挙げているが、使用人の状況を見ると1割近い社員が減少している。本当に人材育成が進んでいるのか?
→当社のようなベンチャービジネスでは、人財教育を行い必死に人を育てても、特に入社年次の浅い人ほど流動していってしまう。優秀な人材を補填しようと努力しているが、なかなか優秀な人材に巡り合わなくて、人数が減ってしまうこともある。日本エンタープライズは本格的に事業を開始してから13年になるが、やっと10年選手が何人か出てきて本当に頼りがいがある社員が増えている。一方で入社年次の浅い人ほどすぐに辞めてしまう人もいる。
(8-1)今は就職が厳しいので優秀な人材を採用するチャンスだと思うが、それでも辞めてしまうのか?
→就職できない人が余っていると報道される割には、腕に覚えのある人、何かに打ち込んでがんばってやってきたような人はなかなかいない。日本エンタープライズの努力不足かもしれないが、就職できない人が増えている割には、採用のし甲斐のある人が減ってきているように感じる。


日本エンタープライズ(4829)
(9-3)稲盛さんはまだ株を持ってくれているのか?第2位株主のプラントフィールドはどんな会社か?
→(田中勝常務取締役 管理本部長)個人の株主様に関する情報なので詳しい説明はできないが、稲盛様は引き続き変わりなく保有いただいている。プラントフィールドは植田社長の資産管理会社であり、社長の持ち株と合わせると55%強を保有していることになる。
→(植田社長)稲盛和夫さんについては、ずっと同じ株数を保有して頂いていて、陰に陽に経営のご指導をいただいている。トヨタさんも上場以来株を売られることもなく保有いただいている。私の保有株については、将来なんらかの社会貢献に使うことができたらいいなと考え、一部を資産管理会社に移した。

10時52分となり、議長から質問はあと1人という発言がありました
(10-4)業績悪化の原因は競合の激化ということだったが、競争相手は固定しているのか?
→有料課金コンテンツのビジネスは、次々と新しい企業が参入してきている。昔からの競争相手は上場後すぐに廃止になったり、倒産する会社も出てきており、競争相手が入れ替わっていく。
一方で新しいビジネスモデルとして、無料でコンテンツを提供する会社が増えてきたり、スマートフォン向けのビジネスも出てきており、今後競争相手になってくる。日本エンタープライズでも無料への対抗手段も準備を進めている。スマートフォン向けの対策も行っている。減収減益となっているのは大変申し訳ない。これらへの対応に少し時間がかかって減益になっているが、手は打っているので今後に期待して欲しい。
(11-4)クラウドコンピューティングが普及すると、低コストで配信ができてコンテンツビジネスに影響が大きいと思うが対応はどうか?
→(杉山浩一常務取締役 技術本部長)分散型とクラウドが脚光を浴びているが、日本エンタープライズではコンテンツ配信用のサーバーとしてクラウドを2年前から導入している。サーバーの経常的なコスト削減に貢献している。

最後の1人ということでしたが、質問があるままで帰るのは申し訳ないのであと1人お受けします!と呼びかけていました。しかし手を挙げる人がいませんでした。せっかくの機会なので、もっと積極的に質問すればいいと思うんですけどね。以上で質疑応答は終了となりました。
植田社長は、回答後に「○○様、以上の回答でよろしかったでしょうか?」と問いかけていて、とても好印象を感じました。質問の趣旨と回答がずれていたり、回答が足りないと感じた時は簡単に再質問することができて、質問した株主の満足度も高まると思います。
また、あと1人と言いながらもできるだけ多くの株主からの質問に応えたいという感じも伝わってきました。
中国事業など、株主の期待を集めながらもなかなか業績に結び付けられていない部分もあるんですが、質疑応答を聞いていると今後に期待したくなってしまいますね(笑)
これが吉と出るか凶と出るかは分りませんが、これからも応援してみたいと感じました。まずは底打ちしているという今期の業績が、本当に増益に転じるのか?がポイントになりそうですねひらめき

続いて議案の決議が行われ、無事株主総会は終了となりました。
 最後の植田勝典社長の挨拶
本日は大変多数の株主様にご出席いただき誠にありがとうございます。ぜひこれからも日本エンタープライズの事業につきまして、ご意見、ご指導、ご鞭撻を賜りたいと心から思っております。
本日はありがとうございます。


せっかくの機会なので、株主総会後に役員の方々との懇談会を行えば、もっと気軽に話を聞けると思います。ペットボトルのお茶くらいを用意すれば懇談会は開催できるので、ぜひ検討して欲しいですね。
株主総会終了後にも、受付でCDなどのお土産をいただき、2台用意された送迎バスで渋谷駅まで送ってもらいました。ホテルの周りはマイクロバスが通るのもたいへんな細い道でした(笑)行きは歩きましたが、やはりバスは楽チンですね。来年の株主総会では、増収増益になりました!中国事業も収益に貢献するようになってきました!という報告が聞けると嬉しいですね
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日本エンタープライズ(4829)


posted by Zaimax at 00:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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