そんなわけで新興市場中心にリクルート出身社長が経営している会社もかなりあると思います。
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先日株主総会に出席してきたアウンコンサルティング(2459)も、リクルート出身の信太社長が始めた会社です。
ホームページのSEO対策などを行っている会社ですが、ここ数年は業績も低迷気味で株価も大きく下落しています。

株主総会に出席するのは初めてでしたが、質疑応答や株主総会後に行われた株主との懇談会から受けた印象は、とても好印象でした。株価はかなり下がっていますが、まだまだ株を持ち続けたいと感じました。
一方でリクルート出身者の特徴としてよく言われているのが、プレゼンテーション能力が高いということです。これはとてもいいことなんですが、悪用すると影響も大きくなるので注意が必要です。
分りやすく伝えるということは経営者として大事な技術の一つですが、場合によってはありもしないことを信じさせることもできてしまいます。
東京から青春18切符で帰りながら本を読んでいましたが、そのなかにもリクルート出身者の話が出てきました。偶然の一致ですがちょっと注意が必要なのかもしれませんね。
その本は、金森重樹さんの
借金の底なし沼で知ったお金の味 25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記
という本です。とても面白くて一気に読める本なので、一読をお薦めします。
エピソードの1つとして、大きな借金を背負った人たちに話を聞いて回ったなかの1人にリクルート出身の自称ベンチャー企業経営者M氏の例が出ています。
事業計画書を作っては投資家にプレゼンして資金を募り、豪遊をしていたそうです。元リクルート出身だけあってプレゼンの実力はピカイチで、話を聞いているとM氏の事業は確実に成功して簡単に上場できそうに感じるので、ついつい投資してしまうそうです。
この本を読んでいて、私もリクルート出身者社長の会社に投資していたなと思い出しました。
NowLoading(2447)という会社で、まだ名証のセントレックスに上場しています。
この会社を知ったのは、上場直後に行われた名証IRエキスポですが、中川哲也社長が来ていて自ら会社説明を行っていました。確かに話を聞くととても期待できそうに感じたので早速投資しましたが、その後の株価推移は下記の通りです。

かなり大きな損失になってしまいました。こんなこともあって、リクルート出身の社長は本当に信頼できるのかな?と疑問を感じてしまいました。
もちろんリクルート出身の社長でもきちんとした実績を上げている人はたくさんいると思いますが、たまたま私の周りでは株価が大きく下がっている会社が目に付きますね。上場当初に掲げていたバラ色の事業計画がまったく実現できていません。その意味では上場できている分M氏よりはましですが、上場後に買った株主との約束は果たせていないということになります。さらにはより多くの投資家に損失を与えているとも言えます。
まあ投資は自己責任なので鵜呑みにした私が悪いんですが、多くの学びを得た気がしますね。その1つがリクルート出身社長の話は9割くらい割り引いて聞いた方がいいということです。株価はもっと大きく下がっているので1%くらいでもいいのかもしれませんが(笑)そのくらい注意したほうがいいと感じました。
さて信太明社長はどうなんでしょうか?悩むところですね。印象はよかったのでとりあえず来年までは保有してみようと思っていますが、1年後の株価はどうなっているのでしょうか?楽しみです。
今までリクルート出身というのは1つのブランドになっていたと思いますが、株価の下落が続くと、私のようにリクルート出身社長だと躊躇する人も出てきそうですね。
リクルート出身というのがプラスに評価されるのかマイナスに評価されるのかは、ひとえにリクルート出身者の方々の実績にかかっています。本来の高い能力を事業に存分に発揮して、ぜひ好業績をあげて欲しいですね。
タグ:リクルート