ザッパラス(3770)の株主総会に参加するのは初めてです。
2011年の株主総会レポートは

2010年7月26日(月)の株価 133,100円(東証1部 3770)1株単位 4月決算
PER 9.2倍、PBR 2.86倍、配当利回り 3.16%、株主資本比率 76.3%
監査費用 連結2,500万円(売上比 0.22%) あずさ監査法人
株主優待 なし
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ザッパラス(3770)のヤフー株価情報

過去5年間の株価推移を見ると、20万円を中心に上下10万円程度のレンジで推移しています。ここ2年ほどは下落傾向ですが、そろそろ下げ止まるのでしょうか?株価指標面からは徐々に割安感も感じる株価になってきました。経営体制を一新し新たな領域に広げていく戦略が成功するかどうかに、今後の株価はかかってきそうですね。
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スケジュール
13:00〜13:20 事業報告
13:04〜13:05 山口豊義常勤監査役から監査報告
13:05〜13:14 事業報告 杉山全功社長が招集通知を読上げ 関連する図表をスクリーン表示
13:14〜13:20 連結計算書類・単体計算書類説明
13:20〜13:25 議案説明
第1号議案 剰余金処分の件 期末配当4,200円
第2号議案 定款一部変更の件 今後の事業内容の多様化に対応し、事業目的を追加・変更
第3号議案 取締役3名選任の件 5名全員が任期満了で退任し、新たに3名を新任
第4号議案 監査役1名選任の件 山崎浩史取締役を新任
第5号議案 退任取締役に対する退職慰労金支給の件 退任取締役4名に総額1.433億円を支給
第6号議案 当社取締役に対して株式報酬型ストックオプションとして新株予約権を発行する件
取締役報酬上限2億円とは別枠で1億円分のストックオプションを無償で発行
13:25〜14:20 質疑応答 質問者8人 計19件 55分
14:20〜14:24 議案決議
14:24〜14:25 新任役員紹介 よろしくお願いしますのみ
14:42〜15:27 平井陽一朗新社長から今後の戦略説明
15:27〜16:01 質疑応答 質問者4人 計8件 34分

お土産 先渡し フィナンシェ5個、開運ストラップ 一番下にフィナンシェの写真
飲み物サービス いろはす280ml 株主総会後の休憩時間に飲み物・お菓子サービス
経営戦略説明会 株主総会後に今後の戦略を詳しく説明
さて注目の株主総会格付けですが、株主が出席しやすいように毎年午後1時から開催しています。お土産も用意されており、株主総会後の休憩時間には飲み物サービスもありました。株主総会に続いて今後の経営戦略説明会も開催されていて、会社の事業内容や戦略を理解してもらおうという意図が伝わってきました。質問時間も長く取り、どんな質問に対しても丁寧に答えていました。これらを総合的に判断し、ザッパラス(3770)の株主総会格付けは 『C+』 としました。
議決権を有する株主数 8,211名、その議決権数 123,775個
議決権返送&出席株主数 1,673名、その議決権数 80,422個
株主総会は恵比寿のウェスティンホテル東京で行われました。
今日は4月決算の株主総会集中日で、私も午前中はヤーマンの株主総会に出席し、終了後に東陽町から恵比寿まで移動してきました。ランチタイムは取れなかったので、途中で購入したマックポーク1個で済ませました。

会場内は椅子のみで(5×4)×7の形で配置され、最前列にはバリケードのように机が隙間なく並べてありました

最前列だけですが机が用意されているのはありがたいですね。メモを取るのに便利でした。150人分くらいの席が用意されていましたが、7割くらいの出席率でした。会場後方には丸テーブルも用意されていて、総会後の休憩時間に飲み物サービスがありました。会場前方左右にはスクリーンも用意されていました。
最前列の右手側は関係者席になっていて、新任の取締役候補3名が座っていました。ザッパラスも比較的前方には空席が目立ちました。
受付でお土産とよく冷えたいろはすを渡されましたが、暑い中出席した株主への配慮もうれしいですね。

事業報告は杉山全功社長が招集通知を読上げる形で行われ、関連するグラフなどがスクリーン上に表示されていました。ザッパラスでは毎年株主総会後に説明会を開催しているので、事業報告は簡単に読上げる形でもいいと思います。
続いて議案の説明があり、質疑応答となりました。質問は議長の指名を受けると、会場係の人がマイクを持ってきてくれるので、その場で出席票の番号と名前を述べて質問する形式です。質問数の制限などはありませんでした。今回は取締役が総入れ替えとなり、定款変更で事業目的もたくさん追加されることから、これらに関連する質問が多かったですね。私も取締役が全員変わるなんて何か内紛でもあったのかな?と感じましたが、そういうわけではないようです(笑)
質問にはすべて杉山全功社長が答えていました。他の取締役から回答があってもいいと感じましたが、それ以上に新任の取締役候補から回答があっても良かったのではないか?と感じましたね。杉山社長は質問がなくなるまで丁寧に対応していたと思います。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(1-1)日活に投資した成果はあがっているのか?
→日活と共同で映画情報検索携帯サイト「サクッとシネマサーチ」略称サクシネを作っており、サイト運営の業務委託を受けている。成果はあがってきている。
(2-1)定款変更案に映画の製作が入っているが、リスクが高いのではないか?日活と何か関係があるのか?追加される事業内容が本業とかけ離れすぎている。
→株主総会終了後に事業説明会を行うので、そちらで詳しく説明する。ザッパラスが主導権を取って映画を作るわけではなく、コンテンツの幅を広げていくため、映画の版権をぜひ欲しいと思う場合や、ザッパラスのコンテンツを活用して映画化などの可能性もあり、定款の事業目的を幅広くした。
(3-1)取締役全員を入れ替えるのは異常ではないか?
→私の在任中の6年間は増収増益を達成できた。株主の皆様にお礼申し上げる。ただ前期は伸び率が10%くらいに落ちており、過去と比べると低いので満足はできない。公式コンテンツ中心に成長してきたが、さらに高い成長を目指すためにはそれだけでは難しい。事業の幅を広げるため、過去のしがらみを断つためには経営陣の刷新が必要となる。このような思い切った選択は業績のいい時にしかできないと考え、このタイミングで行った。
(注記)確かにその通りかもしれませんが、取締役総入れ替えというのは尋常な事態ではないので、定款変更も含めてこの後も関連する質問が多く出ました。それにしても業績の伸びが鈍ったから自ら身を引き、取締役も全員退任させて後進に道を譲るというのは潔い決断ですね。業績が低迷している他の会社にこそぜひ見習って欲しいものです。ただあまりにも潔いので、本当は何かあるんじゃないの

まだまだ質問は続きます。続きは、株主総会レポート〜その2でお楽しみくださいね

ザッパラス(3770)2010年株主総会レポート〜その2

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マナーを守っていないのではなく、あきらかに法律違反(個人情報保護法違反)であり、議長により予め『撮影、録音等はご遠慮願う』説明がある場合は、議長の指示に従わなかった違反になり、退場命令を受ける立場です。失礼ながら株主だからなんでも行ってよいという驕りを感じます。ご自分の都合の良い理解で、法令に基づいた株主総会をフリーな株主懇親会と混同しないでください。
新任取締役は取締役に選任される前は株主総会に出席し発言する権利・義務はありません。
もう少し全体的に『会社法』を勉強しましょう。あなたの書いた文章で、『そうなのか?会社が努力不足&運営努力不足なのか?』と勘違いする読者もいます。
あなたが一方的に間違って読者をミスリードしていることも多々ありますので発言には十分注意して下さい。
また、あなたも古いですね。
昨今の総会屋行動は別に利益供与をしなくとも、会社が困ることや担当者が困惑する行動を取れば十分業務妨害になります。
エセ総会屋またはクレーマー株主に近いです。
今後は十分注意して書き込みをおこなってください。
コメント頂いてから1年近くが経っていますのでもう見ていないかもしれませんね。
大変遅くなりましたが、私の考えをコメントしたいと思います。遅くなってしまいすみません。
こういったコメントにはやはり凹みますし、自分のなかで消化するのに時間がかかることもご理解ください。
まず会社法について詳しく勉強したことはありませんので、法令と比べるとおかしな部分もあると思いますが、そういった部分も含めて、一個人投資家が感じた株主総会の感想と受け止めていただければ幸いです。
「新任取締役は取締役に選任される前は株主総会に出席し発言する権利・義務はありません」といういことですが、議案として取締役選任が上程されている以上、選任前に新任取締役が株主に取締役となる抱負などを述べるのは、私は当然のことだと思います。
どんな人なのかも分からないのに、取締役に承認しろという方がおかしいのではないでしょうか?
特に今回は取締役全員が入れ替わるというレアケースですし、株主に新経営陣が自らの考えを述べるのは当然ではないでしょうか?
私はこんな経歴の人間で、取締役として選任されればこんなことに取り組んで、社業の発展に寄与したいということを株主に宣言する、それをもとに株主は選任の可否を検討するというのが普通の感覚だと思います。
新任取締役が株主総会で発言する義務はないと思いますが、発言することは可能であり、実際議案説明の際に抱負を述べたり、株主から促されて抱負を述べる会社は増えています。
会社法に沿っていればそれで十分という考え方自体が古いのではないでしょうか?過去のシャンシャン総会も会社法にはたぶん沿っていたのだと思います。
今は個人株主も増えており、株主総会を株主とのコミュニケーションを深める場と積極的に捉える必要があると思います。
会社法に則っていれば良いではなくて、それ以上の株主総会が求められていると思いますし、株主に会社のことをもっと理解してもらおう!という会社が株主の支持も得て発展していくのだと思います。
感じ方は人それぞれですが、「エセ総会屋またはクレーマー株主に近い」という評価は悲しいですね。とはいえそれも1つのご意見として、謙虚に受け取らせて頂きます。
私としては自分の信じる道を進むのみです。