2010年07月30日

ヤーマン(6630)2010年株主総会レポート〜その1

2010年7月29日(木)10時から東京都江東区東陽の ホテルイースト21東京 3階 永代の間 で開催されたヤーマン(6630)第36回定時株主総会に行ってきました
ヤーマン(6630)は、家庭用の美容健康機器・エステ商品の開発・製造・販売、化粧品、生活雑貨等の仕入販売および先端電子機器の輸入販売をしている会社です。
ヤーマン(6630)は2009年12月に上場したばかりであり、上場後最初の株主総会です。
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2010年7月26日(月)の株価 1,290円(JASDAQ 6630)100株単位 4月決算
PER 4.2倍、PBR 0.76倍、配当利回り 3.57%、株主資本比率 42.9%
監査費用 連結3,760万円(売上比 0.20%) あずさ監査法人
株主優待 なし

     ヤーマン(6630)のホームページ

     ヤーマン(6630)のヤフー株価情報
ヤーマン(6630)
2009年12月24日の上場来(公募価格は3,700円、初値は4,200円)の株価推移を見ると、IPO銘柄特有の動きで上場当時は人気化したものの、その後はだらだらと株価が下がっています。特に会社側も手を打つ考えは無いようで、株価指標面からは割安感も感じる株価になってきました。ただ今期の業績予想を見てみると、今までのような伸びは無くほぼ横ばいという感じです。上場がゴールという会社ではないのか?と心配になりますね。今後の成長戦略を打ち出してこないと株価の反発は難しそうです。

スケジュール
10:00〜10:25 事業報告 
 10:05〜10:06 榊原純一常勤監査役から監査報告
 10:07〜10:20 事業報告 山ア貴三代社長が召集通知を読上げ スクリーン上に表など
 10:20〜10:25 連結計算書類・単体計算書類説明
10:25〜10:28 議案説明
 第1号議案 剰余金処分の件 期末配当46円
 第2号議案 定款一部変更の件 監査役の員数を3名→4名に変更
 第3議案 取締役1名選任の件 戸田執行役員を新任
 第4号議案 監査役1名選任の件 住友信託銀行出身の岩崎氏を新任
10:28〜11:25 質疑応答 質問者6人のべ8人 計27件 57分
11:25〜11:28 議案決議
11:28〜11:28 新任役員紹介 よろしくお願いしますのみ
ヤーマン(6630)
お土産 後渡し オンリーミネラル試供品、デビューポーチ、総合カタログ
飲み物サービス なし 
経営戦略説明会 なし
懇親会 なし

さて注目の株主総会格付けですが、ホテルイースト21東京は若干アクセスに難があり参加しにくい場所です。一応お土産も用意されていましたが、暑い時期の開催なのに飲み物のサービスもありません。質問は出尽くすまで対応していましたが、回答は事務局が用意した想定問答中心で、経営陣の個性はあまり感じられませんでした。上場後初めての株主総会なのでやむを得ない部分もありますが、これらを総合的に判断し、ヤーマン(6630)の株主総会格付けは 『D−』 としました。
   議決権を有する株主数      1,610名、その議決権数     29,166個
   議決権返送&出席株主数      354名、その議決権数     23,737個
ヤーマンは2009年12月に上場した会社なので、今回が一般の株主を迎えての初めての株主総会になります。山ア社長はきっと緊張していたでしょうね。
株主総会はホテルイースト21東京で行われました。江東区に本社がある会社ではよく利用されている会場ですが、最寄の駅から遠く不便に感じます。無料のシャトルバスもありましたが、本数が少なく実際にはあまり使えそうにありません。株主総会の時くらい終了後にバスを運行してもいいと思うんですが、そんな配慮は無かったようです。雨も降っていましたしバスがあるとありがたかったんですけどね。そんなわけでもっと錦糸町駅に近い会場にするか、東京駅周辺にして欲しいものです。
ヤーマン(6630)
会場内は椅子のみが(6×3)×9の形に配置され、162人分の席が用意されていました。出席者数は23人ほど+関係者という少人数だったので、テーブルも用意したスクール形式の配置のほうが良かったのでは?と感じました。出席者数は少ないですが、女性が6人ほどいて、さすがヤーマンという感じです。
前方はかなり空いていましたが、山ア貴三代社長の発言に拍手で応えている人がいて、関係者なんだろうな〜と感じました。まあ初めての株主総会なので、暖かく見守る必要はあると思います。
それにしても暑い7月末の株主総会ですから、飲み物ぐらい用意してもいいのではないか?と思います。水さえも用意されていませんでした。お土産も化粧品の試供品のようなものが2個入っていました。ドクターシーラボも最近は化粧品の試供品になってしまいましたが、それでももっと品種も多くて豪華な感じがします。たくさんの質問も出ましたし、わざわざ遠方から暑い中出席してくれている株主にもう少し配慮してもいいのでは?と感じました。そのため株主総会格付けもD−と低くなっています。
会場入り口外には商品展示コーナーが設置してありました。
ヤーマン(6630)
同じようにテレビショッピングを行っているプライムの株主総会では、商品展示と同時に株主向けに特別価格での販売会も行っていました。ヤーマンの場合出席人数が少ないので、販売してもあまり効果はないかもしれませんが、せめて展示を見ている株主に積極的に説明してもいいのではないかexclamation&questionと感じました。
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ヤーマン(6630)
事業報告は山ア貴三代社長が召集通知を読上げる形で行われました。スクリーンも用意されていて、関連する表・商品写真などが表示されていました。決算説明会なども行っているので、それらの資料を利用してもう少し詳しく説明してもいいのでは?と感じました。
続いて議案の説明があり、質疑応答となりました。
質問は議長の指名を受けると、2名の会場係の人がマイクを持ってきてくれるので、その場で出席票の番号と名前を述べて質問する形式です。質問数の制限などはありませんでした。
出席者数も少ないので質問もあまり無いんだろうな〜と思っていましたが、意外とたくさんの質問が出ました。1人で5〜6件質問する人が多かったので、人数の割に質問件数が多くなりました。株主優待や配当などの株主還元についての質問が多かったですね。会社側としてはあまり前向きではないように感じました。
株価はIPO銘柄特有の値動きで、上場当時は人気化したもののその後はズルズルと値下がりしています。株主にはかなり株価動向に不満を持っている人が多いように感じました。基本的にこれまでの株価推移は予想できたと言うか、やむを得ないという部分もあると思います。私は最低でもIPO後1〜2年は本格的には投資せずに、様子を見たほうがいいと思っています。上場時には華々しい中期計画を発表して注目を集めますが、その後は大幅下方修正という会社もありますので、上場直後の投資はリスクが大きいと私は思っています。ヤーマンは株主総会出席目的と株主優待を導入するんじゃないかな〜という淡い期待から100株だけ購入しました。それでも大きな含み損になっていますがく〜(落胆した顔)ここ2年ほどは新規上場が大幅に減っていますが、基本的に新規公開銘柄は次々と人気が移っていくのが普通で、上場後1〜2年は株価が低迷するケースが多いと思います。そこから上昇に転じるか、さらに下がるのかは、各社の業績次第になります。ヤーマンもまだしばらくは株価の低迷が続くと思うので、業績情報が蓄積されるまでは様子を見た方がいいと思います。質疑応答を聞いていても、今後の業績についてはあまり自信が無いように感じてしまいました。慎重なのかもしれませんが、経営者はもう少し明るい未来を語ってもいいと思うんですが。上場時には社長以外のインサイダーがほぼ全員持ち株を売り出していますし、この点からも持ち株の売却が上場目的ではないのか?という疑念は拭い去れません。上場時には公募しか行わない会社もありますし、一部の大株主だけが売り出すケースも多いと思います。ほぼ全員が持ち株を処分するというのは、株主からするといい兆候ではありません。上場がゴールという会社に投資してしまうと悲惨な目に合いますからね。今後の業績動向や大株主の持ち株推移を注視する必要があると思います。


質問にはほとんど山ア貴三代社長が回答していました。株主から指摘もありましたが、他の取締役から回答してもいいと思います。質問に対しては後ろの事務局からメモが入るので、それを元に回答していました。もう少し自らの言葉で語りかけてくれると、社長の人柄などを感じられていいと思うので、来年からはもう少し改善して欲しいですね。それでも質問がなくなるまで丁寧に対応していたと思います。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(1-1)大株主のVictoria Yamazakiとはどんな人なのか?
→山ア行輝代表取締役会長の親族です。
株主には山アさんがたくさん登場していますが、関係がよく分かりません。会長と社長は親子なんでしょうか?大株主間の関係なども目論見書に記載する必要があるのではないかと感じますね。
(2-1)山ア行輝会長の持ち株が10万株も減っている。上場時の高値で売り抜けているのではないか?他の大株主の持ち株も減っており、いつ売ったのか説明して欲しい。
→上場時に売り出した(公募価格3,700円で売ったということですね)
(3-1)なぜ前期までは無配なのか?配当できないようなヤバイ事情があったのか?
→大株主の日本政策投資銀行との契約で配当ができなかった。今は優先株が普通株になっているので、契約はなくなり配当できる。
配当として資金を山ア一族に流出させないように、配当できないという契約をしていたのでしょうね


まだまだ質問は続きます。続きは、株主総会レポート〜その2でお楽しみくださいねるんるん
 ヤーマン(6630)2010年株主総会レポート〜その2ひらめき
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posted by Zaimax at 15:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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