2010年07月18日

ティア(2485)名証IRエキスポ ミニ会社説明会レポート

2010年7月16日(金)から17日(土)にかけて行われた名証IRエキスポ2010に参加してきました。ティアもブース参加していて、16日は2回、17日は3回ミニ会社説明会を行いました。うち3回に参加したので、説明内容をまとめてみます。
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2010年7月16日(金)の株価 1,709円(名証2部 2485)1株単位 9月決算
 2010年1月1日に1:100の分割を行い、100株単位になる予定
PER 9.87倍、PBR 2.32倍、配当利回り 1.46%、株主資本比率 24.7%
株主優待 株数に応じて1万円の株主優待券(3月末と9月末)とお米(9月末)を進呈
  100株以上 株主優待券1枚、お米  3kg
 1000株以上 株主優待券2枚、お米  5kg
 3000株以上 株主優待券3枚、お米 10kg

     詳しくはティアの株主優待ページをご覧くださいひらめき

     ティア(2485)のホームページ

 ティアのホームページ以上に詳しい情報が集まっていると噂のティア情報ページわーい(嬉しい顔)
     ティアイズム〜名古屋の葬儀会社ティアTEAR情報

     ティア(2485)のヤフー株価情報

   上場来の株価推移(名証)
名証IRエキスポ
上場以降はティアも典型的なIPO銘柄の値動きで、株価は低迷していましたが、徐々に好業績が評価されるようになり上昇に転じました。2009年7月6日には冨安社長がカンブリア宮殿に出演し、株価も2倍近くに急騰しました。その後はまた横ばいの動きが続いていましたが、第1四半期の決算好調、そして5月の業績上方修正などで株価は上昇しています。
チャートを見れば分かるように株価は大きく上がっていますが、利益も同様に伸びているので、株価指標面から見るとPERがまだ10倍以下exclamation×2など割安な水準です。
名証IRエキスポ
   16日(金)のティアブースの様子 グッド(上向き矢印) 少しさみしいですね
16日はIR担当の方から説明がありましたが、17日(土)は冨安社長がブースに登場し、自ら会社説明会を行いました。名証上場企業のうち87社が出展していますが、社長自ら会社説明会を行っている会社は少ないように感じました。他には電算システム(3630)も社長がブースで質問に答えていた程度です。社長自ら説明にあたるというのは、それだけ個人投資家も大事にしているという表れだと思います。ちなみに16日(金)は証券関係者向けのイベントが同時に行われているので、経営陣はそちらの会場で機関投資家などの対応に当たっていて、一般向けの展示ブースは社員に任せているケースが大半です。ティアが16日はIR担当者が会社説明会を行っていたのはそのためです。
16日は平日なのでイベントへの参加者も少なく、説明会への参加者も少なかったですが、17日は多くの参加者で賑わっていました。
ミニ説明会は30分なんですが、冨安社長の熱演で時間オーバーになりそうになり、社員の方々がヒヤヒヤしていました(笑)
私のセミナーに参加してくれている方も10人ほど来ていましたが、冨安社長の熱意あるプレゼンに大満足だったようです手(チョキ)また株主が増えそうですねるんるん
名証IRエキスポ
   冨安社長も登場した17日(土)のティアブースの様子 グッド(上向き矢印)

説明内容は過去の説明会と大きくは変わっていませんので、詳しくは下記のレポートをご覧ください。
   2009年8月18日説明会レポート   2009年8月25日説明会レポート

まずはティアを創業した想いなどについて話があり、その後会社説明会となりました。最近発表されたティア岡崎北は来期オープン予定のようです。フランチャイズ契約先も7社になっており、昨年末より1社増えています。
葬儀ビジネスは葬儀会館を作ればいいというものではない。そうであれば資金力のある会社がたくさん葬儀会館を建てれば成功することになるが、ハードが大事なのではなくそこで働く人が一番大切です。私は社員は同志と思っている。昨年の7月にカンブリア宮殿で取り上げられ、葬儀の依頼も増えているが、カンブリア宮殿出演が決まってから社員には、テレビを見てお客様の期待度も高まるから、その期待を上回るサービスを提供して行こうexclamation×2と言ってきた。社員の皆さんがお客様の期待にしっかりと応えてくれた事が、今期の好業績につながっている。
人が大切なので人材教育には力を入れている。葬儀業界には葬祭ディレクターという資格制度があるが、これは葬儀知識や技術をチェックしているだけで、遺族の気持ちに寄り添うなどの心の部分が抜け落ちている。ティアでは心の部分も含めたティアセレモニーディレクターという社内制度を作っているが、将来的には葬祭ディレクターと並び立つような資格にしていきたい。ティアセレモニーディレクターなら安心だねと言ってもらえる様に今後も教育には力を入れていく。

今期の業績は順調に推移しており、5月には業績の上方修正も行った。修正後の計画は葬儀件数5,497件(前年は4,481件)と千件近い増加を見込んでいる。カンブリア宮殿に出演してからは葬儀依頼が大幅に増加したが、今期に入ってもその好調さを維持している。当初は数ヵ月で落ち着くかなと思ったが、その後も継続的にテレビで取り上げられたこともあり、現状でも好調に推移している。
第2四半期の業績は売上が前年同期比21.7%増、営業利益37.6%増、経常利益38.2%増、純利益41.3%増と大幅に前年同期を上回っている。そのため通期の業績も上方修正した。
業績は上方修正したが配当は期首予想の25円を変えていない。配当性向は20%を目標としているが、将来的には25%、30%と配当性向を上げていき、株主還元にも力を入れていきたい
名古屋市内のシェアは第2四半期までで19.7%になり、名古屋市内の2位に浮上した。昨年までは1位平安会館、2位愛昇殿、3位ティアという状況が続いていたが、今期は愛昇殿を抜いて2位になっている。6月のシェアは20%を超えていて、6月末までの葬儀件数でも2位を維持している。
葬儀件数の元になるティアの会の会員数も、今期の目標15万口をほぼ6月末で達成している。


昨日の株価は1,709円ですが、昨年の同時期は800円くらいだった。それがカンブリア宮殿に出演すると伝わった頃から急騰して2倍近くになった。それまでなかなか株価が上がらなかったが、テレビの影響は大きいなと実感した。その後は下がるかと心配したが、それほど下がらず推移して、今年の5月には業績の上方修正もあり2,000円近いところまで上昇した。とはいえまだまだ流動性も低く、正当に評価されていないと思う。経営者としてはもっと上の市場を目指していくのは責務だと考えている

貸借対照表ですが、前年末と比べて現預金が4億円増加している。これは6月にオープンしたティア栄生の工事代金支払いに備えたものであり、今は減っている。
損益計算書ですが、売上については既存店売上が12.5%増加したことに加えて、新規オープンした葬儀会館も開店当初よりオープン後2〜3年目の既存会館並みの売上となっており、大幅に前年を上回っている。大幅な売上増加に伴い、仕入原価も増加しているが、葬儀件数の増加で廃棄ロスが減ったり、発注量の増加によりコストダウンも図れて、原価率は低下している。新規オープンに伴い広告宣伝費が増加したり人件費が増加している。

市場環境については省略(以前の説明会レポートをご覧ください)
ティアの儀式部分の葬儀費用(会食費用や返礼品などを除く費用)は92万円であり、その他を含めても平均で120万円以下です。名古屋市内の平均は200万円程度ですが、120万円でも利益が出るので他社は儲けすぎだと思う。ティアが価格を透明化したからここまで下がってきたが、以前は300万円近かった。関東でも葬儀価格の高い地域があるので、近い将来進出したいと思っている。

会館展開についてはドミナント出店を行っているが、今後は投資額を抑えた小型会館を出店していく。今は名古屋中心に愛知県と岐阜県に出店しているが、三重県にも出て行く。東名阪は直営会館を作り、FC会館も増やしていく。目標は全国で200会館です。いつまでに達成するかは言えないが、時間をかけるつもりはない。

株主優待については、株数に応じてお米と優待券を贈呈している。株主優待券についてはいろいろな意見を頂いているので、今後見直すかもしれない。

冨安社長は坂本龍馬の大ファンですが、最後は「今一度、日本を洗濯致し候」をもじって、「今一度、日本の葬儀業界を洗濯致し候」の言葉で締めくくりました。

熱の入ったプレゼで多くの人が聞いていましたが、残って質問する人が少なかったのは意外ですね。私は投資家仲間とともに色々と質問してきましたわーい(嬉しい顔)


初日に質問した内容などは、ティア情報ブログにまとめています。こちらもあわせてご覧くださいね。
   名証IRエキスポに行ってきましたぴかぴか(新しい)

2日目の説明では配当性向を上げていきたいという話もありましたし、上の市場を目指していくという説明もありました。これは東証を目指していくということですねわーい(嬉しい顔)これからも楽しみですね。
配当性向を上げるなど株主還元に取り組む一方で、冨安社長には出店を加速したいという想いもあるようです。ティアの知名度は上がってきていますし、不況ということで以前と比べると、葬儀会館も出店しやすくなっています。資金調達面では低金利で長期借入がしやすい状況なので、総合的に判断して私も出店攻勢の時期なんじゃないかなと感じます。少々株主資本比率が低下するのはやむを得ないと思います。まだ名古屋市内の空白区もありますし、この時期にいい場所に出店しておくと、将来がさらに楽しみになってきます。ティア栄生もいい場所だと思いますし、実際に好調に推移しているようです。これからも出店を加速させていって欲しいですねひらめき
お土産はチョコレートの形をした電卓でした。
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名証IRエキスポ
posted by Zaimax at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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