株主総会レポート〜その2では、燦ホールディングス(9628)2010年株主総会レポート〜その1に続いて懇親会の様子や私の感想などをまとめていきます。
ブログランキングに参加しています


トップ3を目指しています!クリック応援よろしくお願いします

FX取引なら 株式も証拠金として使える


株式を移管すれば現金を入れなくてもFX取引を始められるというのはありがたいサービスですよね

その分資金効率も高まります

株主総会レポート〜その1に書いたように、質問も少なく波乱の株主総会になるのでは


対処すべき課題には、経営理念と行動規範の社員への浸透、グループ会社のマネジメント体制の見直しなどが挙げられていますが、本当に実行しているかどうか注視が必要ですね

なぜ事件についてほとんど質問がないのか、ちょっと不自然に感じますね。個人の問題だから難しいという古内社長の回答も分かりますが、子会社の常務執行役員という幹部の問題ですし、社内でも不倫関係が知られていたという報道もあります。資質面で子会社の役員として果たして適切なのか?とも感じますし、今回の問題で誰かが責任を取ったという様子もありません。あくまで会社とは関係ない個人の問題と言う位置付けのようです。
減収減益が2期続き、今期も減益計画&減配予想を発表していて、株価も低迷しています。さらには今回の不祥事も起こしているのに、役員全員を再任して、役員賞与も限度額上限まで支給しています。こういった対応を見ると、業績不振なんて経営陣には関係ない、不祥事の責任もまったくない、だからボーナスは限度額一杯までもらって当たり前だ

本当に今回の事件を真摯に受け止めて、社内の改革を進めていく考えがあるのか疑問に感じてしまいます。経常減益が続いているのに役員賞与を満額支給するという時点で、株主から経営委託を受けている責任感が感じられないと思うのは私だけなんでしょうか


一言付け加えておくと、千里会館で案内をしてくれた女性スタッフの方々は、とても丁寧で素晴らしい心配りのサービスをしていました。現場はがんばっているのに、上のほうで問題が起こり現場の努力が報われないのはかわいそうだな〜と感じてしまいました。
その後議案の審議となりましたが、
古内社長 ご異議ございませんでしょうか?
会場から 異議な〜し
が3回続き、3議案とも質問もなく無事承認されました。
普通は議案の審議をお願いするんですから「何か質問はございませんでしょうか?」と聞きますが、燦ホールディングスの場合は「異議はないですよね?」という聞き方で、議案を審議しようという感じがしませんでした。懇親会も用意しているんだから、まさか異議なんてないですよね


これが事件を受けての今回だけの特別対応なのか、毎年こんな感じなのかが気になるところです。
こんな感じで、会社の狙い通りに無事株主総会は乗り切り、会場を2階に移して懇親会となりました。

無事株主総会が終わり、経営陣一同ほっとしているのでしょうね

株主総会は1階で行い、懇親会会場は2階になります。一度に移動すると混乱するので、ブロック毎に移動するよう係員が誘導していました。
懇親会場に入ると、入り口で飲み物を渡されます。ウーロン茶、オレンジジュース、アップルジュース?などがありました。アルコールはありませんので

立食パーティーなので、まずはテーブルを確保します。お寿司などの料理は3〜4ヵ所に用意されていましたが、下記の写真の通り豊富に用意されています。

手前が鮪のお寿司、真ん中がサンドイッチ、奥には重箱?が山積みされています。重箱?の中身は下記の通りです。

この他にもサラダやスモークサーモン、握り寿司、蕎麦など色々な料理が用意されていました。
目玉はなんと言っても鮪のお寿司ですね


こんなにたくさんのお寿司が3〜4ヵ所に用意されていました。鮪の赤身からトロまでいろんなお寿司が用意されていたので、私はそれぞれ1種類ずついただきました。鮪のお寿司を堪能できました。こんな料理が用意されれば、株主総会で白紙委任となるのも分からないわけではないですが、それとこれは別ですからね(笑)
こんなに用意されたお寿司ですが、あっという間になくなってしまいました

それはこんな株主



奥に見えるのは鮪のお寿司、それもトロばかりを15貫くらいも無造作に積み上げたものです。トロの山盛りです


他にもデザートのお菓子類を紙バッグにしまい込んでいる人や、重箱の料理を持って帰ろうとしている人がいたりして、なかなか凄惨な懇親会でした(笑)料理が豊富に用意されているのでそれほど目立ちませんが、こんな株主が多くて料理が少なかったら、大混乱の懇親会になっているでしょうね

株価が下がっている分食べて元を取らないと

懇親会は1時間程度でしたが、30分も経過すると食べるだけ食べて満足して、帰る人も増えてきて、スペースもゆったりとしてきました。最後まで残っていたのはサンドイッチやサラダ類でした。
美味しいお寿司も食べられて大満足の懇親会ですが、一番の目的である株主総会がもっと充実したら良いのにな〜と感じますね。
第3号議案では買収防衛策が更新されましたが、社内体制を見直してきちんと努力が報われるような会社になれば、業績も回復するでしょうし、それに伴い株価も回復して買収防衛策も必要なくなると思います。買収防衛策なんかを検討する時間があったら、会社の立て直し策を真剣に考えて欲しいものです。
社内取締役8名はAIG出身の中途入社が2人、創業一族が3人、銀行やメーカーからの転職組が3人という構成で、81期を経過している会社なのに、プロパー社員の取締役が1人もいません。もちろん現場に求められる能力と経営に求められる能力は違う部分もありますが、それにしても現場出身の取締役が1人もいないと言うのは、現場で頑張っている社員からすると、どれだけ頑張っても先は見えているよな〜という無力感を感じてしまうのではないでしょうか?そんな風潮が今回の事件の一因なのではないか?とも感じてしまいます。外資系の会社から役員をヘッドハントして社長をすげ替えているのは創業者一族だと思われるので、これらの方々の責任は重大だと思います。現状の無責任体制を早急に改めて、きちんとガバナンスの効いた会社に生まれ変わって欲しいものですね。
ブログランキングに参加しています


トップ3を目指しています!クリック応援よろしくお願いします

【株主総会の最新記事】
- 昭和ホールディングス2017年株主総会レ..
- あみやき亭2015年株主総会レポート
- ダイオーズ2013年株主総会レポート
- 三井物産2013年株主総会レポート
- バンダイナムコホールディングス2013年..
- 日本航空2013年株主総会レポート1
- ディーブイエックス2013年株主総会レポ..
- アミューズ2013年株主総会レポート
- そーせいグループ2013年株主総会レポー..
- ディーエヌエーDeNA2013年株主総会..
- テクマトリックス2013年株主総会レポー..
- ココスジャパン2013年株主総会レポート..
- スパークス・グループ2013年株主総会レ..
- シンプレクスホールディングス2013年株..
- アトム2013年株主総会レポート
- あみやき亭2013年株主総会レポート
- 松竹2013年株主総会レポート2
- 松竹2013年株主総会レポート1
- クリエイト・レストランツ2013年株主総..
- GMOインターネット2013年株主総会レ..