VTホールディングスは東海地区中心に、ホンダ系・日産系の自動車ディーラーを展開しています。子会社のトラストでは中古車をアフリカ中心に海外輸出したりレンタカー事業を行うなど、自動車中心の事業展開を行っています。省電力装置の販売や、デザイナー住宅の設計・販売なども行っています。
VTホールディングスの株主総会に参加するのは3回目です。
ブログに書いている疑問点について会社側から連絡があったので、追記しました。レポートで指摘した内容を、今後の株主総会運営やIR活動の参考にしていくと言うことなので、今後が楽しみですね

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2010年6月29日(火)の株価 149円(名証2部・ヘラクレス 7593)100株単位 3月決算
PER 3.2倍、PBR 0.53倍、配当利回り 4.03%、株主資本比率 14.4%
株主優待 3月末時点の株主にグループ会社の店舗でご利用頂ける株主優待券を贈呈
詳しくはVTホールディングスの株主優待ページをご覧ください

VTホールディングス(7593)のホームページ
VTホールディングス(7593)のヤフー株価情報

過去2年間の株価推移を見ると、50円近くまで売られてさすがに底打ちした後、100円程度まで戻していましたが、2009年7月の転換社債発行の発表以降株価が不自然に急騰し、その後は荒い値動きが続いています。それまでは数十万株の出来高だったものが、発表以降は1千万株以上も出来るなど、かなり異様な状況となりました。株価が上がるのはいいことですが、何か不自然さを感じてしまいます。
一方株価指標面では、PERが3倍台と非常に割安な水準が続いています。本来ならもっと業績の良さが評価されてもいいと思うんですが、仕手株に手を出して大きな損失を出したり、最近も上場後すぐに破綻して話題になったエフオーアイに投資していて損失を出したり、転換社債の発行後は仕手株的な値動きになるなど、何か釈然としないことに手を出す傾向があり、不透明な感じがして株価が正当に評価されない一因になっていると感じています。本業に集中して株主還元にも積極的に取り組んで欲しいものです。

過去10年間の株価推移を見ると、株価が1,500円近かったことがあったなんて信じられないような株価推移です



スケジュール
10:00〜10:25 事業報告
10:04〜10:06 東谷栄治常勤監査役から監査報告
10:07〜10:18 事業報告 映像+ナレーション 基本的に報告書を読上げ
10:18〜10:22 連結計算書類説明 一部スライドも使用
10:22〜10:25 個別計算書類説明 一部スライドも使用 不要だと思います
10:25〜10:44 質疑応答 質問者2人 計9件 19分
10:44〜10:49 議案審議 質問なし
10:44〜10:46 第1号議案 取締役5名選任の件 高橋社長他5名全員再任 選任後取締役紹介
10:46〜10:49 第2号議案 取締役の報酬額改定の件 年額180→220百万円に変更 22%増
10:50〜11:15頃? 会社説明会 途中退席したので内容・終了時刻は不明

お土産 後渡し クオカード 500円分
飲み物サービス なし
経営戦略説明会 株主総会後に開催
懇親会 なし
さて注目の株主総会格付けですが、額は少ないもののお土産も用意され、どんな質問に対しても丁寧に答えていました。会社説明会を開催しているのも素晴らしいと思います


議決権を有する株主数 3,339名、その議決権数 343,490個
議決権返送&出席株主数 796名、その議決権数 264,187個
VTホールディングス(7593)は地元の会社であり、私の最大の投資先でもあります。さらには周りの人たちにも、割安で成長の可能性の高い会社として薦めてきました。しかしながら当初掲げていた中期計画での成長戦略はほとんど実現できず、業績は中期計画を大幅に下回っています。そのため株価も低迷が続いています。環境の変化はあるものの、どうも言っていることとやっていることが一致していないように感じてしまい、残念に感じています。またできる限り株主総会にも参加して近況をお伝えしたいと思っていますが、下記しているように株主総会は参加しにくい日時・場所で開催していますし、年々個人株主向けIRが後退しています。そんなこともあって、お薦めした方々には申し訳ないと思いますし、会社側には有言実行をお願いしたいと思っています。
5月26日に開催された決算説明会の様子もまとめていますので、こちらもご覧ください。
VTホールディングス(7593)の2010年3月期決算説明会

株主総会は毎年一番の集中日の10時から、名古屋市から遠く離れた東海市で開催しています。定款上の本社が東海市なので、東海市での開催は可能なんですが、実質的な本社は名古屋市中区栄のVTビルなので、本来なら名古屋市で開催するのが当たり前だと思います。出席する株主にも便利ですし、役員陣や会社の人たちも本社から来ているはずなので、ほとんどの人にとって名古屋市での開催の方が便利だと思います。それなのにわざわざ東海市で開催するのは、株主にできるかぎり来て欲しくないということなのではないか?と感じてしまいます。質疑応答への自信のなさを感じてしまいますね。株主総会後に会社説明会を開催するなど評価できる部分もあるので、もっと参加しやすい株主総会にして、株主との対話を充実させて欲しいものです。年に1回の貴重な機会なので、改善を強く要望したいと思います。
東海市まで行くには名鉄でも往復1,000円ほどかかるので、お土産のクオカード500円分では足代にもなりません。30名程度の出席者なら本社会議室などで開催しても十分入れるのではないでしょうか?栄での開催なら交通費もあまりかからないですし、往復の時間も節約できます。来年以降改善して欲しいですが、以前にも要望したのにまったく開催日が変わらないので、当分無理なんだろうな〜と無力感も感じてしまいます。
会社の期待通りに(笑)参加者は少なく、開始時点で24名でした。うち半分以上はスーツ姿で、損保会社などの取引先などではないかと思われます。
2年前は2列目から座ることが出来ましたが、今回は3列目からしか使用できず、さらに役員陣と株主の間に距離感を感じてしまいました。参加人数も少なく、飛び掛ってくるような株主はいない(笑)と思うので、最前列から座ってもいいと思うんですが、なぜこんなに距離を取っているんでしょうか

(会社側からの補足説明)壇上の役員席が邪魔になり、前方のスクリーンが見づらくなることを考慮したためですが、次回以降距離に関しては何らかの改善を図りたい。
写真でも分かるように、議長席が一段高くなっているので、前方の席だとスクリーンが見えにくいですね。せっかくの株主総会ですから役員の方々の顔色や表情なども近くで感じたいと思っています。やはり先行きが厳しい会社は、トップの顔も曇りがちですので

VTホールディングスの株主総会は2年ぶりですが、事業報告が映像も使ったナレーションになっていました。前は高橋社長が読上げていたので、かなりの進化ですね


事業報告の間は上記写真の通り、役員陣が左右に分かれて座り、映像を見やすくしていました。ただ中央の議長席のマイクスタンドが若干邪魔でした。また、議長席までの距離があることと、役員席の照明が暗かったことなどで、役員の方々の表情などがよく分かりませんでした。役員席はもっと明るくして株主との距離も縮めて、壁を作らず意見交換をおこなって欲しいと感じました。
事業報告は基本的に招集通知の読上げです。計算書類の報告では、連結と単体の両方を報告していましたが、連結決算の方が重要なことや、時間短縮のためにも単体の説明は不要だと思います。事業報告が長いので、あくびをしている株主もいました。事業報告はポイントを絞って簡潔に行って、その後の質疑応答を充実させるか、あるいは詳しく説明するかどちらかにして欲しいと思います。多くの株主は事業報告には目を通していると思うので、ただ読上げるだけなら時間の無駄だと思います。
その後質疑応答となりました。質問したい人は手を挙げて議長の指名を受けます。会場係の人がマイクを持ってきてくれるので、その場で出席票の番号と名前を述べてから質問します。毎回のことですが、質問にはすべて高橋社長が答えていました。せっかくの機会ですから他の取締役の方にも発言して欲しいものですね

VTホールディングスの株主総会は質問も少なく、例年40分前後で終わっていますが、会社側ではロングラン総会になっても大丈夫なように、会場は遅くまで押さえているようです


17時まで会場を取っていたとは今回はじめて知りました

こんなに株主総会に対してやる気があったとは驚きです


質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(1-1)厳しい環境のなか過去最高益をあげたのは素晴らしいことだと感謝しています。質問ですが、損保会社などの取引先を除けばお客様でもある個人株主に支えられていると思うが、個人株主向けとアナリスト向けでは、情報発信のスピードや質などで差がありすぎではないか?業績が良いのに株価に反映されないのは、個人投資家向けのIRが不足しているからではないか?
→名証IRエキスポや証券会社のアレンジで会社説明会も開催している。今年も証券会社のアレンジで会社説明会を開催する予定です。ホームページでも、以前は必要最低限の開示しかしていなかったが、前期からPR情報も掲載するなど取り組んでおり努力している。
確かに以前と比べるとホームページでの情報開示は増えています。一方で以前は夏と冬に名証の会社説明会に参加していたのに、最近は参加していません。アナリスト向けには決算説明会を開催しているのに、個人向け説明会はほとんど行われていません。VTホールディングの現状では、コンプライアンスに厳しい機関投資家の投資対象になるとは思えないので、もっと個人株主を大事にして欲しいと思います。
(2-1)5月25日に決算修正を発表している。上場直後に粉飾決算で破綻した株式会社エフオーアイの株式で8,200万円の損失が発生したということだが、なぜエフオーアイに投資したのか経緯を教えてほしい。以前から高橋社長は、本業に集中し投資事業は縮小・撤退すると説明していたが、まだこんな投資をしているのか?
→エフオーアイについては、3年以上前に某大手証券会社関係のファンドを購入したがその中身がエフオーアイだった。最近投資したわけではなくて、4年ほど前の投資案件が今回このような形になった。
投資事業から撤退している中で、未公開株が上場したのなら売却する絶好の機会だと思うのに、なぜ売却もせずそのまま保有していたのか疑問に感じます。こんな瑕疵のあるファンドを販売した某大手証券会社にも問題はあると思いますが、社長の言う通り投資事業から撤退を進めているのであれば、常識的に考えると上場時に売却していると思います。未公開株では売るに売れないですが、上場すれば容易に売却できます。それなのに売却もせずに持ち続け、結局損失となってしまったのは、この会社の体質が変わっていないことを表しているように感じてしまいます。もっと上がるのを待ってたくさん儲けようと言う相場好きな体質が結局は裏目に出たのでは


(会社側からの補足説明)エフオーアイ株は、上場後も半年間のロックアップ条項が付されており、半年間は売却ができなかったためです。意図的に保有を継続していたわけではありません。
新規公開時にはロックアップ条項が付くのはよくあることなので、納得できました。上場後半年も経たずに上場廃止になってしまうような会社に問題がありますし、そんな商品を販売した大手証券会社にも瑕疵責任があるんじゃないか?と思うんですけどね


まだまだ質問は続きます。質疑応答の続きは、株主総会レポート〜その2でお楽しみくださいね

VTホールディングス(7593)2010年株主総会レポート〜その2
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