2010年06月07日

VTホールディングス(7593)決算説明会レポート〜その2

5月26日(水)の16時から東京証券会館9階 第8会議室で開催された、日興アイ・アール主催exclamation&questionVTホールディングス(7593)の2010年3月期決算説明会に参加してきました
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この記事では、VTホールディングス(7593)決算説明会レポート〜その1 に引き続き、後半の説明会の様子をまとめていきます。

   VTホールディングス(7593)決算説明会資料ひらめき
   こちらの資料グッド(上向き矢印)とともに見て頂くと、より理解が深まると思います

経営課題と今後の成長戦略
安定成長への経営課題としては、業界一の利益率を軸とした安定した収益を稼ぐ部分と、事業分野を拡大することで成長していく部分のバランスが大切だと考えている。まずは事業の選択を行い、過去に手を広げすぎた不採算事業からは撤退してきた。今は不採算事業はない。
販売増減の激しい新車に頼らない事業構造については、基盤収益カバー率を向上させてきた。この点は後ほど説明する。
B/S(バランスシート 貸借対照表)のスリム化については、前期実質有利子負債(有利子負債−現金同等物)を100億円減らしたが、今期は50億円減らす計画。今期の営業キャッシュフロー70億円のうち、50億円を有利子負債の返済に回し、20億円は前向きの投資に使いたい。
その使い道である成長軸については、自動車販売業の海外進出として、商社の双日と組んでインド、中国に進出する。インドでは、以前から現地自動車部品メーカー傘下の自動車ディーラー(トヨタとフォードを取り扱い)のコンサルティングを続けてきたが、赤字から黒字化できた。現状3店だが1店建設中で4店体制になる。インドは外資の出資規制があり、過半数は出資できないので、双日と合わせて49%の出資を計画している。双日24%VTホールディングス25%程度のイメージで、VTホールディングスの持分法適用会社になる。土地・建物はインド側が保有してそれを借りてディーラー業を行うので、出資額は1億円程度の予定。今期は1.5億円ほどの黒字が出る予定なので、その1/4がVTのPL(損益計算書)の税引き前利益に反映される。(持分法適用会社の業績は、売上や経常利益などには反映されません。税引き前利益で0.38億円ほどの寄与になります。公表済みの今期業績計画に入っているのかは不明です)

中国については、双日の持っている現地ディーラーに対して、フィーをもらってコンサルティングを行っており、黒字化に向けて取り組んでいるところです。中国のディーラーに出資するかどうかは未定です。
環境事業は先ほど説明したように今後も伸ばしていく。
自動車関連事業に集中して収益性をアップし、環境事業も伸ばして営業キャッシュフローの最大化を図る。一方、不動産賃貸、投資関連事業は縮小・廃止して現金化し、回収した資金を負債の圧縮に回して財務体質を強化する。

新車に頼らない構造については、VTグループの全体利益に占める新車の割合は3割以下であり、サービス部門が収益に大きく貢献している。
基盤収益カバー率(新車販売以外の粗利益÷販売管理費 つまり新車販売以外の利益で、どこまで販管費がカバーできているかを表す。数値が高い方が良い。100%を超えていれば新車販売がゼロでも黒字になるということ)は、一般的には60%くらいだが、VTは90%で、中でもホンダカーズ東海は基盤収益カバー率が101%と、新車がゼロでも赤字にはならない。点検・車検や保険取り扱いなど周辺利益の拡大を図っていく。
新車についても、オリジナル商品(エアロパーツなど)との組み合わせ販売などにより台当り粗利を向上させる。

B/S(バランスシート 貸借対照表)のスリム化については、今期も負債を50億円削減し今期末の実質有利子負債を210億円と計画している。2012年3月期(来期です)までに自己資本比率を20%まで改善させる。今期末で自己資本は120億円ほどになるので、総資産が600億円まで圧縮できれば自己資本比率が20%になる。来期も20億円ほど自己資本が積みあがる予定です。自己資本比率20%はあくまでも通過点であり、2年以内には達成したい。

成長軸の海外ディーラー展開については、インドではすでに2年間のコンサルで黒字化させた実績があり、資本参加後は現地で資金調達して効率的な成長を目指す。インドではフォードの100万円の車が爆発的に売れており、1店当たりの売上高も20億円/年と大きい(日本は8億円/年くらい)1店当たりの売上高が大きいのは、人口が多くて1店当たりの自動車販売台数が多いことと、輸入関税が高いので輸入車のインド国内価格が倍になるためです。
前期は3店で30億円程度の売上だったが、今期は4店で50〜60億円くらいまでいけると思う。
(注記)決算説明会の資料30ページでは、今期のインドディーラーの売上は4店舗で45億円となっていますが、高橋社長の考えでは50〜60億円くらいまでいけるとかなり強気ですあせあせ(飛び散る汗)実績がどうなるかは1年後にならないと分かりませんが、資料を見ているだけではこの辺りのニュアンスは分かりませんね。

(1店舗当たりの売上高20億円という前提で)5店舗で売上100億円規模の会社になれば、利益率5%としても5億円の経常利益となり、現地で上場させたい。インドでは新規公開もしやすくて、PERも25〜30倍くらいに評価されているらしい。(VTホールディングスは日本ではPER4倍以下にしか評価されないのにインド市場ではそんなに高く評価されるのか...という高橋社長の想いがこもっていましたわーい(嬉しい顔)
上場後は自ら資金調達して成長できるので、VTホールディングスから追加で店舗展開用の資金を投入する必要もなくなり、VTホールディングスにとっても効率的な投資になる。
(注記)
インドディーラーの上場時の時価総額を推定してみました。
インドの法人税率はよく分かりませんが、経常利益5億円から純利益を3億と想定し、PER25倍〜30倍を当てはめると、
 時価総額 75億円(PER25倍)〜90億円(PER30倍)
 VT持分 18.8億円〜22.5億円(時価総額の1/4)

上場時の増資はなし、現地部品メーカー持分の売出しのみという前提

PERが25倍以上らしいexclamation&questionという部分の信憑性は分かりませんがあせあせ(飛び散る汗)本当なら1億円の投資で18億円以上の時価評価資産になるというのは美味しい投資ですね。さらに毎年利益も出してくれるんですからねexclamation×2
まあ株や相場を張るのが大好きな会社なので、こんな可能性もあるかもしれない(笑)くらいに考えておいたほうが安心ですひらめき


新規出店やM&Aにより、2013年3月期を目処に、10店舗、売上高200億円規模(ということは利益率を5%とすると、経常利益で10億円)を目標としている。

グラフではさらに先までグラフが伸びていて、店舗数50店舗、売上高1,000億円になっていました。期限は書かれていないのでいつ頃実現したいと考えているのかは分かりませんが、相変わらず高い目標が大好きなようです揺れるハートインドの成長とともに計画以上に伸びていくといいですねるんるん

環境関連事業については、先ほど説明したように高い収益性と成長性が続いており、今後も順調に伸びていく計画です。自動車セグメントに続く第2の収益源として期待している。取り扱い国数も順調に増えており、5年後の売上高として50億円規模を目標にしている。

株式上場から今までを振り返ってみると、上場後はM&Aなどで急成長してきたが、その分負債も多くなり財務内容が悪化した。その後は膨らんだ事業の選択と集中を進め、資産・負債の圧縮を図りながら安定成長を続けてきた。前期に過去最高益を実現し、業界随一の成長性と業界随一の収益性を達成した。自動車ディーラー業の平均的な営業利益率は1%程度だが、VTホールディングスは5%強の営業利益率を誇っている。このまま投資を控えて安定成長を続ければ、あと3年で無借金体制にすることも不可能ではない。しかし成長も大事なので、ストックビジネスであるサービス部門の強化などを継続し、安定成長の基盤を構築しながら更なる飛躍を目指していく。
株主還元については、成長のための投資と財務の安全性のバランスを考えながら実施していく。前期は期末に2円復配の予定で、来期までの自己資本比率20%達成を考慮し(営業CFの一部を借入金返済に回すため)、今期は6円の配当を予定している。配当性向目標は20%なので、利益が増えれば配当が8円、10円というのもあり得る

以上で高橋社長の説明が終わり、質疑応答となりました。
会社分析のプロが集まっているので、さぞかし専門的な質問がたくさん出るんだろうな〜と楽しみにしていましたが、意外と質問する人は少なくて、1人だけが4件ほど質問していました。これでは株主総会の質疑応答と変わりませんねあせあせ(飛び散る汗)
名古屋開催ではもっと多くの出席者があったので、活発な質疑応答だったのかもしれませんね。

(1-1)国内の新車販売台数は4月も好調で、5月も好調だと思うが、なぜ今期の売上が伸びないのか?売上が伸びないことに違和感を感じる。
買い替え補助金は9月で終わるかもしれないが、エコカー減税はまだ続くはず。
→(今期の売上高は)こんな数字ではないと思っているが、期中に下方修正するのはよくないので堅めの目標にした。10万円の買い替え補助金が9月に終わり、それ以降の販売動向は不透明な部分もあるので堅めにした。前期も4回業績を上方修正したが、右に座っている人(山内取締役わーい(嬉しい顔))がコンサバなので、堅めの目標になってしまう。私は営業系なのでイケイケの目標になってしまうんですがわーい(嬉しい顔)

今期も不透明な部分もあるので、高橋社長がイメージする業績よりはかなり堅めの目標を発表しているようです。足元の販売環境は好調ですし、四半期が進むに連れて上方修正を行っていく考えのようです。
高橋社長のイメージ通りの業績になれば、さらなる増配もあるのかもしれませんねるんるん

(2-1)なぜ自動車セグメントの営業利益率が0.5ポイント落ちるのか?M&Aを織り込んでいるなら一時的に利益率が落ちることも理解できるが、売上は伸びていないのでM&Aを織り込んでいるようには思えない。売上と利益計画に違和感を感じてしまう。
→前期の営業利益率5%に対して、今期は4.5%に設定しているが、利益率が落ちるとは思っていない。堅めの利益計画にしている。
自動車ディーラー業は、83〜84%はメーカーからの仕入原価であり、さらに10%くらいは値引きの原資になる。新車販売では残りの6〜7%から経費を捻出し利益を出すことになる。全国の黒字の自動車ディーラーを平均しても0.8〜1%程度の経常利益率なのに対し、VTホールディングス傘下のディーラーの5%という経常利益率は、非常に高い数字です。サービス部門など周辺業務でも収益を出す仕組みができているので、今期も利益率が落ちることはない。

(3-1)ギリシャショックなどで、足元の来客数など影響はあるのか?
→まだ新しい期に入ったばかりだが、足元は非常に好調で4月の売上も計画を5%ほど上回っている。経常利益も大幅に計画を上回っていて、現状は計画を上ブレしている状況です。


堅めの目標を出しているだけあって、足元はすでに計画を上回って推移しているようです。
日本自動車販売協会連合会のブランド別新車販売台数確報を見ても、新車販売は前年比好調に推移しています。と言ってもまだ2ヵ月しか経っていませんし、不透明なのは9月以降なので、足元好調だから大丈夫とは言い切れませんが、計画を上回っているというのは期待できますね。

 ブランド別新車販売台数確報2010年4月分   2010年5月分
   詳しくは グッド(上向き矢印)
乗用車 新車販売台数確報
 ホンダ 4月 前年比105.1%、5月 前年比114.3%
 日 産 4月 前年比133.5%、5月 前年比118.3%


毎月月初に発表される、ブランド別新車販売台数などを参考にしながら、VTホールディングスの業績上方修正るんるんの可能性をチェックしていきたいですねひらめき
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posted by Zaimax at 21:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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