2月3日9時38分配信の産経新聞の記事が詳しいですね

未公開株話、巨額集金か 金商法違反 警視庁が近く本格捜査
「時事評論家」の肩書で活動する増田俊男氏と言えばたくさん本も出していますし、私も何冊か本屋で立ち読みしたことがあります。図書館で借りてきて読んだこともあるかもしれません。内容はほとんど覚えていませんが、タイトルを見てみると『バブル再来』という感じの本が多いみたいですね。やはり評論家としては『バブル・急騰』か『暴落』が来ないことには商売にならないみたいですね

増田俊男氏に対する捜査が今後どう進むのかは分かりませんが、たくさん本を出していて講演会なども行っている人だから信用できる、安心だというわけではありません。
なぜ今回この記事に反応したか

当時もいろいろと無料の


講演会ではきっと今回捜査の対象になっている、『パラオ共和国に設立した銀行(サンラ国際信託銀行)への定期預金(金利10%以上



そういった意味ではネット上の噂に助けられたと言えます。たぶん講演会に参加していても、こういった自分で現地を確認することが難しい案件には投資していないとは思いますが、油断は禁物ですね

エビの養殖話では現地視察ツアーも開催されていましたし、現地に見に行ったから安心というわけでもありません。和牛商法でも他人の牧場を勝手に投資先の牧場として見せていた、という報道もありましたし、自分の目で見たから大丈夫という思い込みも危険ですね。
今回操作対象になっている増田俊男氏以外にも、評論家としてスペシャリストとして危機感を煽っている人はたくさんいます。そういった人達の中にはたくさん本を出している人もいますし、会員制クラブを作って囲い込みを図っているケースも多いです。そこまで大々的に行っていなくても、海外投資や未公開株投資の勧誘を行っているグループはたくさんあります。
なかにはまともなグループ(本当に貴重な投資情報を持っている人)もあるかもしれませんし本当に儲かるような投資話もあるのかもしれません。しかし、なぜ一般人の自分にこんなおいしい話を持ってきてくれるんだろう


みなさまもご注意くださいね

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で「増田俊男」を検索してみると、自称がたくさん載っていて面白いですね。権威付けのためいろいろな自称が必要になるのでしょうか

フリー百科事典『ウィキペディア』の増田俊男項目
赤穂浪士の早水藤左衛門の末裔
ハワイ王国全権大使

パラオ国国会アドバイザー
ウィキペディアの経歴を見てもなぜ国際金融スペシャリストになったのか経緯がよく分かりません。通常こういった方々は何らかの金融機関などに勤めていることが多いんですけどね。この略歴だけでは一体今まで何をしてきた人なのかよく分かりませんね。
こういった評論家の話は参考にはしてもやはり自分の頭で考え自分で判断して投資をすることが大事ですね。自分で銘柄を発掘して投資し、その会社を応援していくという中長期投資の方がずっと楽しいのにな〜と私は感じてしまうんですが

私はこれからも自らの目でいろんな会社の経営者を見て、質疑応答の様子なども参考にしながら投資先を発掘していきたいと思います。そういった経験を積むことでいい投資先を見つける精度も上がってくると思いますし、なによりそういった多くの経営者と触れられる毎日が楽しいですね。
と言っても個人投資家ですから特に特別なことをしている訳ではなくて、会社説明会に参加して質問したり、株主総会に出席して質問したりしているだけです。こういった機会なら個人投資家でも経営者と接することは可能です。
それでも仕事の都合や地方に住んでいて、株主総会や会社説明会になかなか参加できないよ〜


