2010年02月01日

エイチ・アイ・エスHIS(9603)2010年株主総会レポート〜その1

2010年1月27日(水)10時から東京都新宿区のヒルトン東京 4階 「菊」で開催されたHISエイチ・アイ・エス(9603)の株主総会に行ってきました
エイチ・アイ・エスは、格安海外航空券のパイオニアで、学生対象の個人旅行からスタートし、今ではパッケージツアーやクルーズなど総合的に取り扱っている旅行会社です。
2009年5月には、HIS子会社のクルーズプラネットの企画したアラスカクルーズに参加しました。

   ウェステルダム号アラスカクルーズ 日記

エイチ・アイ・エスの株主総会に出席するのは初めてです。
HIS

2010年1月29日(金)の株価 1,746円(東証1部 9603)100株単位 10月決算
PER 13.8倍、PBR 1.19倍、配当利回り 1.37%、株主資本比率 49.1%
株主優待 4月末・10月末の株主に株数に応じて2千円の旅行割引券を進呈
 100株以上 1枚、500株以上 2枚、千株以上 3枚
 3万円以上のツアーで1人につき1枚使用可能。有効期限1年間


     エイチ・アイ・エス(9603)のホームページ

     エイチ・アイ・エス(9603)のヤフー株価情報

HIS
     上場以来の株価推移 グッド(上向き矢印)
長い目で見てみると株価は2千円を挟んだレンジで動いています。下値は千円くらいですが、時々人気化して上値は高くなる傾向もあるようです。

スケジュール
10:00〜10:24 事業報告 ナレーション+スクリーンに映像
10:24〜10:25 決議事項の説明
10:25〜12:23 質疑応答 質問者15人 計32件 118分exclamation×2
12:23〜12:25 決議事項の採決 拍手方式 すべて可決

 第1号議案 剰余金処分の件 配当24円
 第2号議案 取締役1名選任の件 経営体制強化のため1名増員
 第3号議案 第29期役員賞与支給の件

12:25〜12:25 新任取締役紹介
12:25〜12:26 社長から挨拶

HIS
お土産 ヒルトンのパン 昨年と同じお土産のようです 賞味期限1月31日 後渡し
9603_31.jpgけっこうな大きさだったので、大庄でもらったようなデニッシュ食パンかな?と思いましたが、パンというより食べ応えのあるパンケーキという感じでした。
夜お腹が空いたので早速食べてみました手(チョキ)

HIS 
飲み物サービス 会場隣でコーヒー、オレンジジュースなどのサービス
経営戦略説明会 なし
懇親会 なし


さて注目の株主総会格付けですが、質問がなくなるまで質疑応答を尽くしていて、お土産も良かったので、エイチ・アイ・エス(9603)の株主総会格付けは 『C−』 としました。

   議決権を有する株主数       9,221名、その議決権数 322,867個
   議決権返送&出席株主数     1,547名、その議決権数 279,106個
HIS
会場内には30×10の配置で300人分の席が用意されており、出席者は150人ほどでしょうか。椅子のみで両側にスクリーンが設置されていました。取締役席の前にも大型モニターが置かれていて、同じ映像を映しているようです。
株主総会会場の隣に株主控室が用意されていて、飲み物サービスがありました。室内には旅行パンフレットや相談カウンターも設けられていました。さすが商売上手ですね(笑)
どうやら昨年の株主総会で株主から提案があり、飲み物サービスと旅行カウンターが設置されたようです。年々改善されるのはいいことですねわーい(嬉しい顔)
HIS

平林社長の元気な挨拶から始まりました。
営業報告はナレーションで行われ、スクリーン上に関連する写真やグラフなどが表示されていました。ところどころ画面の切り替わりが早すぎて、内容をじっくり見ることができない部分がありました。このあたりはもう少し見やすい様に改善して欲しいですね。対処すべき課題もナレーションですが、なぜか女性に代わりました。この部分は社長から詳しく説明して欲しいですね。
その後決議事項について社長から説明があり、質疑応答となりました。
質問は重複しないように、また簡潔にお願いしますと平林社長からお願いがありましたが、あまり守られているとは言えませんでしたね。例年質問は4名ほどで時間は1時間前後かかっています。人数の割に長いな〜と思いましたが、出席してみてなぜ長いのかよく分かりました。
プロ株主と思われる方が1人で30分近くも質問したり、トルコのバス事故にあった家族が長々と会社を非難する主張を続けたり、長々と自分の意見を述べているが堂々巡りになっている人がいたり、株主優待券について同じ様な質問をする人がいたりという感じで、2時間近く質疑応答をしていましたが、内容が充実しているという感じではありませんでした。電力会社では原発反対の人が長々と演説するらしいがく〜(落胆した顔)ですが、そんな感じの株主総会でした。電力会社の株主総会に行ったことはないんですが。少々いらついていたのは、HISの株主総会が予定より1時間以上も長引き、パーク24の経営説明会に間に合わなかったちっ(怒った顔)こともあります(笑)
『プロ株主』というのは株式投資のプロという意味ではなく、機関投資家ということでもありません(笑)ぜひググッてバッド(下向き矢印)調べてくださいね。私はプロの方の質問を聞くのはたぶん初めてだと思います。


質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)旅行相談カウンターも用意してくれてありがとうございます。ところで先日新聞を見て驚いた。HISがハウステンボスの経営支援について管財人と協議に入ったということだが事実か?
→事実です。
ハウステンボス(以下HTB)は野村プリンシパルが250億も投資したのに立て直せず手を引こうとしている案件なのに、HISが30億円程度の投資で本当に立て直せるのか?施設も老朽化しているので改修費用も必要になる。今後の目玉になるのかもしれないが、回収期間が長期に渡る様な投資には懸念を感じる。どのように考えているのか?
→HTBについては、昨年の11月末くらいに長崎県や佐世保市などの行政から再建支援の依頼を受けた。現状は再建の可能性について管財人と協議を進めているところです。ご指摘の通り難しい案件ということは十分理解しているので、現段階では協議中であり結論は出ていない。必ず成功する、HISグループのメリットになるという結論にならない限り支援はしない。やるとなれば、必ず成功させると言う気持ちで行う。やる場合のメリットは、HTBは装置産業だが観光業であり、県・市をあげて観光業としてビジネスになるよう再建の努力をしている。その手助けにもなりかつ我々にもメリットになるという結論にならないといけない。慎重に取り組んでいく。

私も気になっていた質問です。HISにテーマパーク運営のノウハウがあるとは思えないし、一度引き受けたら簡単には手を引けない案件だと思います。どこまで投資金額が膨らむか分かりませんし、リスクの方が大きい案件だと思いますね。株主としてはもっと本業の方に力を入れて欲しいものです。
と思っていたら、翌日の日経新聞に「管財人に対して、投資額が想定より大きくなりそうなので支援は難しいと伝えた」という記事が載っていました。これで一安心だなと思っていましたが、今度は前原国土交通大臣が企業再生支援機構などの活用も含め検討したいと述べて、改めてHISの沢田会長に「HISの支援がうまくいく仕組みを考えたい」と電話で伝えたそうです。
なんかだんだんと外堀を埋められているようで心配ですねもうやだ〜(悲しい顔)
こんな老朽化した施設に数百億もつぎ込むより、本業の海外ネットワークの充実などに投資して欲しいものです。平林社長も旅行業は利益率の低いビジネスだと再三強調していたくらいですから、こんなリスクの高い案件に手を出す余裕なんてないと思います。当面ニュースから目が離せませんね。

さて、ここから30分以上に渡る質問が続きます。やり取りなどおもしい部分もあって、質問の参考になるところもありますが、さすがに30分は長いですね。HISの株主総会では毎回のことなんでしょうか?

(2-2)みなさまおはようございます。HTBについては先ほどの株主の様に、損得をよく考えて検討して欲しい。議案については賛成しているが、B/Sについて質問したい。HISは今まで無借金経営だったのに、前期約3億円と少額だが長短の借入金が発生している。なぜ借入をおこなったのか?
→HISは無借金経営を経営ポリシーとしており今後も続けていく。その点で借入金が発生していることでご心配をお掛けし申し訳ない。借金はすべて子会社のもので短期借入金1.8億は韓国ソウル支店の運転資金として借りたもので、現状ではすべて返済している。長期借入金1.4億は前期M&Aした欧州エキスプレス、ヨーロッパの鉄道の専門会社ですが、ここが持っていた借入金で、現時点でも若干残っており早急に返済して行く。ご心配をお掛けし申し訳ありませんでした。

(株主)なぜこんなことを聞くかというと株価が2千円に近付くと下がってしまう。借金があることも一因だと思う。利益剰余金が300億円以上あるんだから、あなたが出してあげれば済むことじゃないか。1億そこらのことでごちゃごちゃしないで欲しい。
(3-2)第2問ですが投資有価証券が48億あるが内訳は何か教えて欲しい。特にJALが企業再生支援機構送りとなったが、JAL株があるのかも含めて教えて欲しい。
→株式の中で一番多いのはスカイマークの株式ですが、ご指摘の通り日本航空の株も若干保有していて、取得価格300円で3千万株、9千万円分保有している。
(株主)1株300円で3千万株保有で9千万円分?
(平林社長)すみません。間違えました。1株300円で30万株保有で9千万円分です。
(株主)大きな違いだ。しっかりしてくださいよ!
(平林社長)はい。ちょっと動揺してしまいました。申し訳ございません。
(株主)動揺することはないよ。ゆっくりやりましょう

おもしろいやり取りだったので詳しく載せてみました(笑)
もう少しスピードアップでお願いしたかったんですがあせあせ(飛び散る汗)

(平林社長)JALはご存知の様に株価が低迷しているので、前期特別損失で5,500万円分減損を行った。残り3,500万円が簿価になっているが、今現在の株価ではこれも厳しい状況になっている。その他の投資有価証券の中にはサブプライム関連などはない。前期ご心配をおかけしたスカイマーク株も株価が上がってきており、前期と比べるとかなり価値が上がってきている。
   スカイマークの株価推移 右斜め下
HIS
 確かに2008年10月時点と比べると4倍くらいexclamation×2に上がっていますねグッド(上向き矢印)
簿価は100円くらいだと思うので、本当にスカイマークの1株主という立場なら、利益が出ている今のうちに売却した方がいいんじゃないかな〜と思いますね。

(4-2)投資有価証券評価損が67百万円計上しているが、株価も低迷していてしょうがないと思う。聞きたいのはJALについてはずっと支援機構送りになると言われてきたのに、30万株は持ち続けている。紙屑になるまでず〜っと持ち続けるつもりなのか
→現段階では紙屑になるとは思っていなくて、営業上の取引先なので健全経営に戻って欲しいと思っている。投資というよりは業務上にもそれなりの影響があると認識しているので、紙屑になるまで持ち続けたのかという質問に対しては、結果的にそうなったということで...
(株主)早く持って来いよバカヤローちっ(怒った顔)...
社長の回答中ですが、何か後方でトラブルが発生したようでたらーっ(汗)株主がお怒りになっていますがく〜(落胆した顔)
1つ質問するたびに会場係がマイクを持っていってしまうので、怒っているようです。確かにマイクを持って行ってしまうと質問しにくいんですが、一方ず〜っとマイクを離さず質問し続けるのも困るので、会場係は必死にマイクを守っていたんでしょうね(笑) 会場係もなかなか大変な仕事ですね〜がく〜(落胆した顔)

(5-2)持ち続けることも一つの判断だが、もうだめだexclamation×2となれば90円でも60円でも売却して下さいよ!我々の大事な資産の一部なんだから。機構送りになれば紙屑になるんだから、たとえ1円でも売って欲しい。30万円でも何かの役に立つでしょう。危ないとずっと言われていたんだから半分くらいはヘッジしておきなさいよ!今後も気をつけて欲しい。
→貴重なご意見として承っておきます。けっしてお付き合いで持っているわけではない。



(6-2)次の問題ですが、為替差損が28億発生している。円高になると海外旅行にも行きやすいので業績も良くなりそうだが、為替の水準がどの程度になると為替差損が0になるのか? なぜなら我々素人は為替差損と言われてもよく分からない。ぜひ分かりやすく説明して欲しい(何人か拍手)
→はい、それではできるだけ分かりやすく説明します。HISは為替予約を行っている。旅行商品を設計する時は3〜6ヵ月先の出発分の商品を企画し、価格も決める必要がある。そのためこの間の為替変動の影響を少なくするため為替予約が必要になる。クルーズや修学旅行だと1年〜1年半先の商品の受注であり商品の販売になる。このヘッジのため(レートを確定するため)為替の先物予約が必要になる。前期も営業外費用として為替差損が出ていたが、これは2007年7月に3年物の長期の為替先物予約を行った。当時1$=120円前後で推移していたが、加重平均すると1$=109.5円ほどで契約したものが2010年7月まで残っている。今でも支払いにはこのレートを使用している。
先ほど営業利益が前年に比べて20%アップと説明したが、営業努力により確実にこの枠を消化し続けている。昨年の株主総会でも同じ様な質問を頂いたと思うが...
(株主)去年は質問していない
(平林社長)失礼しました。あの時と比べると営業努力で確実に消化してきている。現状の為替レートでは為替差損を計上しているが、市況が変わってくれば(109。5円を超える円安になれば)差損はなくなる。為替の先行きは分からないが、円安になってくればこの予約が利益になってくることもある。ただご心配をお掛けしている大きな為替差損というものは、契約が終了する7月以降は発生しない。現在は為替予約は慎重に協議して行う様に改善していて、3年というような長期の予約はできないようになっている。実需に応じた3〜6ヵ月先の為替予約を行う様にしている。

(株主)あなたが言った様になればいいと思う。なぜならば、汗もかかないようなこんなものが利益に貢献することはない。博打的でないにしても投資や為替は非常に難しいと思う。あなたが言う様に長期の予約を行わないなら、利益も大きく上昇すると思う。かように思うので、ぜひあなたが仰った様に今後はこんなものを営業損益で出さない様にひとつよろしくお願い致します。
(平林社長)はい


HIS
   ここ5年ほどの米ドル・円為替レート推移 グッド(上向き矢印)
何ということでしょう。110円くらいでず〜っと支払い続けてきたとはexclamation×2ここ1年ほどの円高メリットをまったく享受できていないということではないですか!どこの金融機関に丸め込まれたのか知りませんが、上記の為替チャートを見ても、引き受けた金融機関は大儲けです。再度ヘッジし直すなど何らかの対応策があったんじゃないでしょうか?
昨年3月頃にHISで支払いをしましたが、米ドルのレートが90円台の時にHISの社内レートは106円で異様に高いな〜と感じました。あまりに実勢レートとかけ離れていたので、米ドルで支払ってもいいですか?と聞いたらダメだと言われました。社内レートが高いのは為替予約した109円にできるだけ近づけるためだったんですね!社内的な要因でお客様に負担を強いるというのはなんか納得できませんねちっ(怒った顔)
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まだまだ質問は続きます。この時点で大体10時50分くらいですが、株主総会は12時26分まで続いたので、まだ序の口ですねわーい(嬉しい顔)あまりに長い株主総会はまとめるのも大変です。

   エイチ・アイ・エス(9603)2010年株主総会レポート〜その2ひらめき

やっとその2まで完成しました。それでもまだまだ先は長いたらーっ(汗)
posted by Zaimax at 00:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
CINTAIレポートを見に来たのだけれど、やっぱり、総会の良いこちらに惹かれます〜、

次回は、パーク24とここにも行きたいでーす!
Posted by ようこりん at 2010年02月03日 20:21
ようこりん、コメントありがとう〜!
たしかにHISは見どころ満載ですね(笑)
その分時間が長いのが玉に傷です。
HISに軽く顔を出してパーク24に向かうのがベストかなと思います。まあ来年の開催日がどうなるかはまだ分かりませんけどね!
私はお土産が豪華な正栄食品にぜひ行ってみたいで〜す\(^o^)/
良い情報ありがとう♪

http://blogs.yahoo.co.jp/wmxfr453/23385848.html
Posted by Zai at 2010年02月03日 21:54
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