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スケジュール
10:00〜10:17 報告事項の説明 松崎社長が読み上げ
10:17〜10:22 決議事項の説明
10:22〜11:07 質疑応答 6人
11:07〜11:09 決議事項の採決 拍手方式
11:09〜11:10 新任取締役・監査役の紹介
15分ほど休憩となり、飲み物のサービス
11:26〜12:04 経営報告会
12:04〜12:36 質疑応答 最後に取締役1人づつ挨拶
お土産 ブールミッシュのこだわりの焼き菓子ガトー・スフレ5個入り(525円)
子会社びっくり寿司の10%割引券3枚(2009年8月31日まで)
株主総会前に、お茶と水のサービス
休憩時間にオレンジジュースとウーロン茶のサービス
経営戦略説明会あり 1時間10分
開催場所は渋谷の渋谷エクセルホテル東急6階 プラネッツルーム
夜行バスで東京入りしたため、8時前にはエクセルホテル東急に到着し、ロビーで質問などを考えながら時間調整しました。開始1時間前の9時から受付を開始しました。

会場内には14列×9行+4形式で椅子が並べられていて、130席が用意されていました(テーブルはなし)株主総会開始5分前で20人程度の出席者数で、最終的に35人くらいでした。2006年と比べるとかなり減っています。株価が低迷しているためでしょうね

会場入り口に丸テーブルが用意され、水とお茶(ティーパック)が用意されていました。

議決権を有する株主数 2,666名、その議決権数 73,293個
議決権返送&出席株主数 367名、その議決権数 48,607個
まずは、前期第9期に当期純損失(赤字)を計上したことについてお詫びがありました。
前期の赤字は今期以降の成長のために膿を出した結果で、今期からは「原点回帰」と「選択と集中」という2つの大きなテーマを掲げて、業績の回復に向け社員・役員一同最大限の努力をしている。なにとぞご理解とご協力をいただきたい。
過去、期待しては裏切られるという繰り返しですが、今回は期待していいんですよね?松崎社長

報告事項の説明は、社長が事業報告を読み上げる形でしたが、所々詰まったりして大丈夫かなと感じました。しかし質疑応答になると自らの言葉で語っていた様に感じます。
議案の説明を行った後、質疑応答の時間となりました。
質問は議長の指名を受け、マイク係がマイクを持ってきてくれるので、その場で質問する形式です。議長からは、1人1問づつということ、今後の事業展開については経営報告会の後に質問して欲しい、との案内がありました。
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質疑応答
(1)店舗運営事業は好不況に関係なく安定して伸ばしていける事業と説明してきたが、長期未収入金の回収が困難になったり、業務委託解約損が膨らんだり、リスクが大きくなっている。なぜこのような状況になったのか?何かビジネスモデルに問題があるのでは?
→不況下で委託店舗を廃業する人も増えているが、次の開店希望者に貸し出して店舗を閉めないのが当社の店舗運営事業の特徴で、不況にも強いのは変わっていない。しかし入替えが増えて、委託店舗の純増数が計画を下回ったり、入替え時に若干の損が発生することがあるので、解約損が増える傾向にはある。長期未収入金についても保守的に計上しており、店舗の運営を続けていく中で回収していけると考えているので、ビジネスモデルに問題があるとは考えていない。
(2)1千店舗が目標ということだが、その時点でどの程度の売上・利益を考えているのか
→千店舗は目標でありはっきりした売上・利益計画を作っているわけではないが、大体売上で500〜600億円、経常利益で7〜10億円くらいと考えている。
(3)リンクワンなど過去M&Aは失敗が続いているが、なぜ今回びっくり寿司を引き受けたのか?
→びっくり寿司は飲食店の直営をしていけること、そして元々業務委託店というつながりがあったため、優先的に当社に話がきた。なぜ引き受けたかというと、今までは居抜店舗などを1店1店再生し委託してきたが、今回は事業の再生になる。飲食店の直営の経験もあり勝算があると判断したので、12月から引き受けることにした。2月までは収益を上げにくい状況が続いたが、3月以降は今のところいい方向に進んでいる。今後の事業の柱の一つにできたらなと考えている。
(4)今回取締役4名が退任するが、業績悪化の責任を取ったのか?
→今回は全役員が任期満了となるので、今後の方針を踏まえ適任と判断した6名を選任した。業績悪化の責任を取らせたというより、今後の業績回復を考えて選んだ。
(5)私は4〜5年株主総会に出席しているが、この間の印象としてこの経済危機の最中に取締役を替えるべきではないと考えている。中山取締役はずっと事業を行ってきた仲間なのになぜ解任しないといけないのか

→中山は創業メンバーで、私も6年一緒に仕事をしているので退任は残念です。ただ本人が新しい道に進んで行きたいということなので、本人の希望を優先した。今まで人材派遣など事業を広げ過ぎたので、今期は選択と集中で事業を絞り込んで業績の回復に努めるので、ご理解頂きたい。
(6)今回も石本社長が1年で社長を退任するが、最近の人事を見ると親会社の意向が強く働いていると感じる。前任の長谷部社長もM&Aの失敗など問題はあったと思うが、社長人事が冷たいと思う。こんな人事を続けていたら末端の社員にも悪い影響が出るのではないかと心配だ。(人事を決めている)青木取締役(親会社ハークスレイの会長)にどう考えているのかお聞きしたい。
青木取締役はマイクを持ち、話そうかなという雰囲気はありましたが、社長と事務局で相談し社長から回答がありました。取締役から回答してもらってもいいのにと思いますが、頑なに青木取締役を守っている様にも感じました。
→私(松崎社長)から回答します。ご心配をお掛けし申し訳ありません。冷たい人事ということですが、けっしてそんなことはない。昨年からハークスレイ社の連結子会社になり、2社間の統合のため石本前代表にはがんばって頂いた。その上で今後は原点回帰しようと決めたのが1・2月です。そのためには創業メンバーから再度社長を出す必要があるということで、私が社長になった。今期からは取締役が集まる経営会議も週2回(今までは週1回)開いて、青木会長にも出席頂いてご指導頂いている。今後は役員一同一致団結して経営して行くのでご理解頂きたい。
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(7)前期は業績が悪化し無配となったが、役員報酬は社内役員3人で5,440万円と1,800万円/人以上と多い様に感じる。取締役の責任についてはどのように考えているのか?
→社内取締役は子会社の社長を兼ねているが、これらの報酬を含めグループ全体で考えると、今期第10期は20%削減で計画している。大幅削減を行うのでご理解頂きたい。
前々期も赤字、前期は大赤字なのに役員報酬の減額は今期から、それも20%削減程度で大幅削減


(8)第4号議案について、アスカ監査法人に変更する議案になっているが、アスカ監査法人は問題企業の監査法人として名前が上がってくるイメージがある。なぜ今の時期に監査法人を変更するのか?そしてなぜアスカ監査法人を選んだのか?
→創業以来新日本監査法人にお世話になっていたが、任期が満了したことと、今期から四半期決算が始まるので機動的に動ける、日程的にも素早い対応ができるということで、アスカ監査法人にお願いすることになった。さらにこういった時期ですので、監査報酬が数千万単位で下がるということも理由の1つです。
(9)監査報酬は現状の4,200万円から数千万単位で下がるのか?
→1千万〜2千万円程度下がる予定です。
(10)復配はいつ頃になりそうか
→9期10期(今期)については内部留保を積み増す時期だと考えている。それ以降業績が回復してくれば復配していきたい。今期も計画以上に業績が回復すれば復配の可能性はある。
(11)第6期には売上が97億で経常利益が9億近くあるのに、千店舗達成時には売上500億円でなぜ経常利益が同じ位しか出ないのか?
→第6期頃までは店舗開業サポートとして、ファイナンス関連の収益が多かったが、不況になり銀行やリース会社の与信が厳しくなってきたので、この事業を縮小してきている。増えてきているのは店舗委託事業で、こちらはストック型のビジネスです。今後は原点に戻り委託店舗数を積み上げて行きたい。
(12)開業希望者はどの位いるのか
→委託店舗数は600店になっているが、毎日の様に委託を受けたいという人はいる。最終的に審査が下りるのは15〜20店/月くらいです。希望者自体は10倍以上いる。
(13)委託契約は5年契約だと思うが、現状店舗の寿命は2年ほどではないのか
→確かに店舗寿命は短くなってきているが、当社の場合は委託者が廃業した場合次の希望者に店舗を貸し出すので、収益が止まってしまうわけではない。次の希望者は小規模な改装でオープンすることができる。今後は委託店舗に食材を卸していけるのではないかとか、周辺ビジネスの拡大で収益源を増やしていく。
(14)ハークスレイの子会社になってメリットがあったのか
→大きなメリットがあったと思う。物件の情報を交換したり、共同仕入れ、ハークスレイは関西、TRNは東京と地域補完ができるなど。特に大きいのは、びっくり寿司の再建で物流システムの構築に協力頂いている事です。
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(15)先ほどの質問で青木会長が答えようとしていたのに社長が引き取った。今後TRNをどの様にして行こうとしているのか、青木会長から直接お聞きしたい。
→本日はあくまでもTRNコーポレーションの株主総会なので、私の方から回答させて頂く。青木取締役からは当社の方向性について常にアドバイスを頂きながら経営に当たっている。最大の協力を頂いているのでご理解頂きたい。
そろそろお時間も過ぎてきたので、質問を終わりにしたいとの議長発言
(16)先ほどの質問とも関連するが、取締役全員が来ているのに回答しているのは社長だけです。取締役全員で経営に当たっていると思うので、他の取締役の回答も聞きたい。第2号議案に関連して、取締役候補に選任されている方々に、この厳しい中でどのように担当職務に取り組んでいくのか、抱負を一言づつ聞かせて欲しい。
→次の経営報告会で私が説明した後、役員にも発言してもらう。話したくてうずうずしている人もいると思うので、ご了承頂きたい。
ここで引き下がっている場合ではないですよね


(17)議決前に聞かせてもらわないと意味がない。議案を見ただけでは候補者がどんな人なのか判断できないので、できればここで一言づつお願いしたい。
→少々お待ちください。
社長と事務局の小島経営企画部長(取締役候補でした)が打ち合わせ、青木会長とも調整。
それでは現取締役の中から青木取締役が代表して一言お話させて頂きます。
青木です。いくつか憶測のようなものでご心配の様なので、ポイントだけお話しします。
第7期はご覧の通り非常に良い業績を上げている様に見えた。しかし前期は21億円の損失を出すことになり、これが当社が経営に参加することになった要素だと思う。
人事については任期満了ということもあるが、この会社のビジネスモデルは、前社長も前々社長もそうですが、外から来た社長が簡単に理解できるようなものではない。この会社を作った創業者が一番このビジネスを理解していると思うので、創業者と共に事業を行ってきた松崎社長、石井副社長、中山取締役に任せることにした。
この不況下でも本来のビジネスモデルは十分機能しているが、前々社長時代の判断で行われた不動産投資や店舗サポート案件がいくつか今回の21億円の欠損に直結していることをご理解頂きたい。
千店舗達成時の利益水準目標が低いとの指摘もあったが、通常出てくるロス率を保守的に見積もっているためです。現状の不況下では店舗を有利な条件で仕入れることができるので、今後利益率は相当良くなってくると考えている。
我々が想定しているのは、千店舗達成時に売上550億円、営業利益率で10%を目指してがんばっていきたい。今はロス率(委託店舗が稼動していない期間や廃業・改装に伴う損失などを意味しているのだと思います)が多いが、減らしていく過程です。人事が冷たいという批判もあったが、そう思われることについては批判を甘んじて受ける。しかしこの1年で感じたのは、このビジネスは他の業界からトップを送り込んですぐに理解できるような仕事ではないことです。親会社だからトップを送り込んだり、意向に従わせるというのはベストではないと感じた。それで創業当時からの2人(松崎社長と石井副社長)に任せることにした。けっして責任を取らせて退任させるわけではない。私も役員として残るが、株主としての立場で見ていけばいいと思っていて、影響を与えることはないと思う。物流面で協力したり、金融機関との交渉を行うなどサポートは行っていく。
石本前社長が退任するのも元々リリーフという形でしたし、この厳しい時期に親会社から社長を送り込んで簡単に立て直せるようなビジネスではないと感じている。このような考えで行っているので、1年で社長交代させるのは冷たいと言われるのは心苦しい。
夜中の10時11時まで営業部隊は動いて頑張っているような会社で、トップが訳の分からない不動産投資などで何十億という損失を出す方がよほど問題だと思う。経営トップと現場が一体となって業務を進められるよう、創業メンバーをトップに据えて経営のスリム化を図るのが今回の取締役選任案なので、ご理解頂きたい。私に対する批判は甘んじて受けるので、それ以外の部分についてはご理解頂き、今後もご支援いただきたい。
私の質問意図とはかなり違った展開ですね。現取締役ではなくて取締役候補の方々の抱負を聞きたかったんですが

それでも青木取締役の考えが聞けて、とても参考になりました。信用力の高い親会社のサポートを得られることは、資金調達や仕入れなどを考えてもとてもいいことだと思うので、今後のハークスレイのサポートに期待したいですね

(18)よく分かったが、創業メンバーをトップに据えるなら、創業社長の江藤社長を呼び戻すという選択肢もあるのでは?江藤さんが一番ビジネスモデルを理解しているのではないか
→本人の意思もあるでしょうし今は考えていない。我々2人でも創業時の想いは伝えていけると考えている。江藤氏起用の件については貴重なご意見として伺っておく。
以上で質疑応答は終了し決議に移りました。拍手方式で決議を行い、無事株主総会は終了しました。その後新任取締役・監査役の紹介があり、15分ほど休憩になりました。休憩後に経営報告会と質疑応答がありました。
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順次まとめていきますのでお楽しみに
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