2009年01月15日

FXプライムの会社説明会報告レポート

1月15日に大阪で行われた、日本証券業協会主催 FXプライムの投資家向け会社説明会に行ってきました。FXプライムは、FX取引(外国為替証拠金取引)を提供している専業会社です。
朝早くから起きて大阪まで遠征してきましたあせあせ(飛び散る汗)

2009年1月15日の株価 733円
(JASDAQ 8711) 100株単位 3月決算
PER 3.8倍、PBR 1.36倍、配当利回り 3.41%
株主資本比率 22.0%、予想配当性向 13%

最近の株価は → ヤフーファイナンス FXプライム
ホームページは → 1万円からのFX取引は、伊藤忠グループ・FXプライム


8711.jpg

株価は2008年9月の上場以来下げ基調でしたが、ヤフーとの提携発表以降急上昇しています。とはいえ、同業のマネーパートナーズGと比べると割安ですね。マネパの方が規模が大きく、人気もあるので高く評価されているのかもしれません。
マネーパートナーズの会社説明会の様子は → こちらです

お土産は、CMキャラクターに起用した長谷川京子さんのクオカード500円分でした。

開始前に新しく製作したCMが流されていました。
三浦社長から説明がありました。大勢の人前で緊張しているそうです(笑)
説明に入る前に、当社の株価についてお話ししたい。昨年9月の上場以来、市場からは厳しい評価を頂いている。株価は市場関係者が私に付けた通信簿だと考えている。市場環境のせいにしないで、会社として落ち度はないのか、さらに改善すべき点はないかという視点で日々の株価を見ている。「自己点検のための株価」という姿勢は今後も何があっても継続して行きたい。
FX業界はイメージがあまり良くない業界であることは事実だが、当社は伊藤忠商事のグループ企業であること、上場企業であることから、自信を持って当社は健全でかつ透明性の高い会社だと断言できる

FX取引の魅力は
1テレビや新聞でも報道される身近な外国為替が投資対象であること
2世界中で同じルールで取引されており、24時間取引されていること
3350兆円/日という巨大なマーケットで、インサイダー取引の余地がないこと
   (時期にもよるが株式取引の3〜10倍くらいの取引量がある)
最近は巻き戻しの動きも出ているが、20年〜50年という大きな流れで考えると、貯蓄から投資へという流れは変わらないと考えている。

FX業界はここ10年ほどの歴史だが、当初は不謹慎な業者が個人に強引な取引を行っていたことも事実です。その後法整備もされてきて、400社くらいあった業者が120社くらいに淘汰されてきた。しかしまだ経営体制などがあやふやな会社も多いと感じている。私自身の考えですが、遅かれ早かれ5〜10社くらいに集約されていくのはほぼ間違いない、場合によっては20社くらいかもしれないが、膨大な業者が乱立する時代は今年くらいからさらに淘汰される方向だと考えている。
個人投資家のニーズに応え、FX市場は拡大している。しかし個人金融資産のうち外貨建資産の比率はまだ4%以下。5年10年と時間はかかると思うが、外貨建ての比率は5%、6%と徐々に上がっていくと考えている。円だけで資産を持つ時代ではなくなっていく。
また先行しているネット証券の口座数は500〜600万口座あるのに対し、FXはまだ160万口座程度である。すぐにネット証券並みというわけには行かないが、半分から8割くらいまでは伸ばしていけると考えている。
従ってこの業界の先行きは十分な土俵が残っていると考えている。

当社の収益モデル
FX業者の収益要素には取引手数料カバー取引による売買収益自己売買の3つがある。
クリック365などでは取引手数料を取っているが、我々のような店頭業者では取引手数料無料が標準になっている。当社も手数料は無料にしているので、この部分からの収益はない。
当社は自己売買は今後ともやらない方針なので、収益はカバー取引部分のみとなる。
カバー取引とは、お客様から受けた注文をカバー先の銀行に取り次ぐ時にその差額が当社の収益になるものです。他にもお客様からの注文で、売りと買いの両方があった場合はその差額分だけをカバーするので、売買注文がマッチングした分のスプレッドが当社の収益になる(為替マリー益)

ということは顧客数が多く、売買注文が多い会社は社内でマッチングする量も大きくなると思うので、収益機会も増えるということですね!規模の大きな会社ほど狭いスプレッドでも利益を出していけそうですね。

また金融危機の影響で為替も大きく動いたが、為替の変動率が大きくなるとお客様の取引も増える傾向があるので、当社の収益機会も増えることになる。今回の金融危機はFX業界にとってマイナスにはなっていない。

当社の強み
取引システムの安定稼動という面ではトップクラスという評価を頂いている。
相場の急変時などには取引も急増するが、当社のシステムは安定して稼動している。9月10月の相場急変時に、システムトラブルを起こした会社が45社ほどあった。当社はいっさい障害を起こしていない。
2つ目は厳格なリスク管理で、業界の中でも一番厳しい独自の損切りシステムを採用している。
また信託保全についても分別管理が義務付けられる前からみずほ信託銀行でお客様資金を信託保全しているひらめき
分別管理の方法としては、預金、カバー先への預託、信託銀行への金銭信託の3つが金融庁から認められているが、いよいよ金銭信託への一本化という腹を金融庁も昨年末あたりから固めているようである。我々業者へのヒアリングも重ねてきている。
これが実施されると、120社のうち半分くらいは資金的に対応できず退場していくのではないかと考えている。時期的には今年末くらいまでには実施する方向のようである。なぜこのようなことになったかというと、顧客の資金管理がずさんな会社が多く、預金している、預託しているといいながら実際にはしていない業者もあるので、明確に管理できる金銭信託に一本化する方向になった。

3つ目は市場混乱時にもスプレッド広げないプライスの安定力です。他社ではスプレッドを1銭などにしている会社もあるが、市場混乱時には10銭、15銭と開いてしまう。当社は9月10月の混乱時にもスプレッドを拡大させなかったが、このような安定力が大事だと考えている。
4つ目はトップクラスの金融情報提供と利便性向上です。私は外国為替と35年ほど関わってきたが、やはり思い付きとか安直な考えで為替取引をしてもうまくいかない。基本的な情報はしっかりと押さえ取引して欲しい。そのために当社は豊富な情報を提供しており、お客様や業界他社からもトップクラスだなと言われている。

それぞれについてもう少し詳しく説明したい。
システム安定力については、当社は自社構築の信頼性の高いシステムを採用している。インターネットのシステムなので、同業他社では出来合いのシステムを買ってきて提供している会社も多い。当社は積極的なシステム投資により、業界トップクラスのシステム安定性を実現している。ハード面では日本IBMのサポートを受けており、システム開発・運用面では当社の社員75名中情報システム担当が15名いるが、加えて伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)の全面的なサポートを受けている。当社は24時間体制を取っているが、CTCからは4名ほど常駐している。

厳格なリスク管理については、自動ストップロス制度を導入している。これは取引ごとに強制損切りをする仕組みで、追証も認めていない(追加で証拠金を入れると言っても強制的に損切りする。お客様の損失が膨らまないことを最優先している)この仕組みに納得していただけないなら他社に移ってもらっても良いというくらい徹底している。厳格なリスク管理をしているのは、FXはリスクが高い取引なので脇を固めることが大切だと考えており譲れない部分です。

プライスの安定力については、7つの大手外国銀行をカバー先にしているが、加えて今回の金融危機の影響が比較的少ない日本の銀行、みずほコーポレート銀行、三井住友、三菱東京UFJとも為替取引ができるよう話を進めており、3行とも了承を頂いている。

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今後の事業展開
今後の目標としては、認知度・企業イメージの向上により業界トップ3を目指したいぴかぴか(新しい)
現状は総合評価では5〜10番目あたりをうろうろしている状況。コンプライアンスやシステムの安定性では1番だと自負しているが、顧客数・預かり資産などでは5番以内に入っていない。当社に不足しているのは人気度・知名度だと考えている。その対策の一つとして上場も行った。今後は総合評価でトップ3を目指していく。本音では5位以内を目指したいと思っているが、あえて3位以内という高いハードルを掲げて、社内に檄を飛ばしている。
もちろん自力でがんばっていくが、大株主である伊藤忠商事や伊藤忠グループ会社の資源は貪欲に活用していく。みずほグループとの付き合いも密接なので、表現は露骨になるがこちらも貪欲に活用していきたい。自力が中心だがこれらの経営資源も活用していく。
当社はFX事業だけを行っているが、まずはFX業界でのシェアを固め、2009年上期に業界3位以内を視野に入れたい。その目処がついた後は収益の2番目3番目の柱も作っていかないといけないという優先順位で、FXの周辺ビジネスにも着手していきたい。

当社の顧客基盤は5万人ほど、預かり資産は100億円ほどなので、20万円/人くらいの証拠金になる。その他にカブドットコム証券からのお客様が2.5万人くらい。合わせて8万人くらいの規模になる。当社の顧客層は比較的初心者層で取引回数も少ない所に位置している。
ニュースなどでは脱税とか巨額の利益などが話題になるが、当社の顧客層は会社員やOLの方達が中心で、20万円ほどの資金を預け、そのうちの5万円ほどを使ってちょこちょこ取引している。$円、ポンド円、ユーロ円で全体の8割を占めていて、1日2〜3回の取引、夜8時から12時くらいに集中しています。無茶な取引をする人はあまりいない。

知名度・ブランドイメージ向上についてですが、当社は伊藤忠商事の子会社ということで、無茶をしてはいけない、乱暴なことをしてはいけない、コンプライアンスを徹底するなど真面目に事業を続けてきた。この方向は間違っていないと思うが、お客様から見ると取っ付き難いあせあせ(飛び散る汗)、FXプライムはタキシードを着て仕事をしているような会社だと言われることが多かった。そこでカジュアルウェアで仕事をしているような親しみやすい会社に変えていき、同時に認知度を上げて行きたいと考えている。
今回長谷川京子さんにイメージキャラクターになってもらい、11日から関東圏でTVCMも始めた。こういったことも活用して当社の認知度を高めて行きたい。
ヤフーとの提携も発表したが、これも当社の認知度向上に役立つと思う。その他にもカブドットコム証券にFXシステムを提供したり、その他の金融機関向けも開拓していきたい。
私が一番狙っているのは、大株主でもある伊藤忠商事やグループ企業です。特にリテール分野の会社には膨大な顧客基盤を持っている会社がたくさんあるので、こういった企業とタイアップしてFXプライムの顧客基盤を拡大させていきたい。
そしてあわよくばチャレンジできるかなと考えているのが海外展開です。口で言うのは簡単だが実際にやるのは大変だと思うが、韓国、台湾、中国、シンガポールなど伊藤忠商事の経験やネットワークも貪欲に活用して行こうと考えている。これも他社ではなかなかチャレンジできない部分かなと思う。

今期の業績は60億円の営業収益を目指しているが、もう少しチャレンジしなければいけない余地はあるが、現時点では達成できると考えている。
株主還元については配当で還元していきたいと考えている。今回が上場して初めての配当となる。当社は市況産業なので相場次第で業績は大きく変動するが、配当も大きく変動したのでは株主様から納得いただけない。市況に左右されない安定的、継続的な配当が重要だと考えている。
安定的とは10%の配当性向をベースに20%にチャレンジしていきたいと考えている。現時点では25円の配当を想定している。2月3月に向けて色々な経済情勢の変化もあるかもしれないので約束はできないが、25円のままなのか、25円+アルファなのかは、今後じっくりと見極めて行きたい。
2Q決算の発表時に小幅ですが通期業績の上方修正を行いました。まだ2月3月とがんばらないといけないが、現時点の判断では達成可能だと考えている。

質疑応答
(1)収益でカバー取引というのがよく分からない
→常にと言うわけではないが、顧客に提示しているスプレッドより有利なレートでカバー取引を行うようにしているので、この部分から収益が発生する。加えて社内で売りと買いがマッチングした場合は、スプレッド分が収益になる。
(2)バーチャル取引は行っていないのか
→当社では操作性を事前に確かめられるデモトレードを提供している。

質問したいこともあったんですが、カバー取引の収益について理解してもらうのに時間がかかり、1人の質問で終わってしまいました。もっと時間があったら良かったんですが
カバー取引以外にも、買いと売りのスワップポイントには差があるので、この部分もFX会社の収益になっていると思うんですが、どの会社も触れませんね。毎日入ってくるのでかなり大きいんじゃないかと思うんですが、私の認識が間違っているんでしょうか?

FX会社の説明会に参加するのは、昨年末のマネーパートナーズに続いて2社目ですが、社長・母体企業とも対照的ですね!どちらも信託保全を徹底したり、システムの安定性、スプレッドの安定性など強調している部分は同じですが、イケイケで勢いを感じるマネパに対して、落ち着いたあるいは堅いFXプライムという感じです。マネパは業績予想を開示していませんが、社長の話を聞いているとFXプライムより伸びそうな気がしてきます(笑)
そういった会社の姿勢の違いから人気や認知度の面でマネパより劣り、株価も割安なんですね。しかしヤフーとの提携を発表してから人気化し、株価も急騰しています。もっと早く説明会を開催してくれたら良かったんですがわーい(嬉しい顔)
人気が落ち着けば下がるリスクもありますから、割安とはいえ急騰局面では心理的に買い難いですね。でも今回の急騰を見ても会社の知名度やイメージが上がれば、もっと株価も上がるのかもしれません。
TVCMも始めるなど少しづつFXプライムのイメージも変わってきそうですし、伊藤忠グループの力を活用すれば確かにいろんな可能性が考えられますね。
もう少し調べてみて、人気が落ち着いたら投資を検討してみようかなと感じましたるんるん

不安要素としては、為替相場のボラティリティ低下もありますが、説明の中にもあった大きな投資家層の顧客基盤を持っているネット証券会社が本格的に参入してきた時に勝算があるのか?ということです。
ネット証券の場合、投資を行っている顧客層を持っていますし、資金や株券などの有価証券を預けています。特に有価証券を証拠金にしてFX取引ができるようにすれば、かなり利便性が高まり利用する人が増えると思います。
私も長期保有している株を使ってFX取引ができたら、すぐにでも利用したいexclamation×2と思っていますからねぴかぴか(新しい)
すでにマネパは株券を証拠金にFXができます。大手のネット証券が使い勝手(スプレッドやシステムの安定性も大切ですが)を高めて本格的に参入してくるとかなり脅威だと思います。

その点からは、ネット証券に口座を持っていないような、初めて投資を行う初心者層の取り込みがポイントになりそうですね。日本ではまだまだ投資を怖いと思っている人も多いので、この層にいかにアピールできるかが重要です。一般的なイメージとしては、株式投資よりFX投資の方がリスクが高いと思われているので、この点でもネット証券よりハードルは高いかもしれません。低レバレッジで外貨預金代わりのFXを訴求するなど、いかにリスクを抑えた使い方ができるかを伝えていくことも大切なように感じました。
円高が進んでいますし、外貨建の資産を増やすという意味でもFX取引には将来性があると思うので、この業界の勢力図がどのようになっていくのか(FX専業、商品先物系、ネット証券系、その他新規参入などどこが生き残っていくのか)を見ながら投資先を選別していきたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。
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口座開設キャンペーンでもマネパの方が大盤振る舞いですね手(チョキ)
FXプライムはここでも無茶をしないということなんでしょうかわーい(嬉しい顔)

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posted by Zaimax at 20:18 | Comment(0) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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