2008年12月19日の株価 69,900円
(ヘラクレス 8732) 1株単位 3月決算
PER 8.8倍、PBR 2.77倍、配当利回り 2.9% 2000円の場合
株主資本比率 19.6%、予想配当性向 25%
最近の株価は → ヤフーファイナンス マネーパートナーズグループ
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業績予想を開示していないので、PERや配当利回りは会社四季報を参考にしました。
PERから見ると若干割安という感じでしょうか。
お土産は来年の卓上カレンダーでした。
1月15日には同業のFXプライムの会社説明会にも行ってきました。
説明会の様子は → こちらです
奥山社長から説明がありました。四日市出身の37歳で、大学卒業後東京でビジネスをしていたが、うまくいかず三重県に戻り個人投資家として生活していたこともある。その時に安藤証券の会長にもお世話になっていた。かなり取引をしていたのでしょうか?(笑)
その後金融の世界を変えて行きたいと思い、また東京に出てマネパの社長をすることになった。
マネパは個人向けにFX取引を提供している会社ですが、ここの所株式市場が暴落しているので、株から離れFX取引を始める人が増えている。円高が急激に進んだこともあり、値動きが大きくてマーケットは活況を呈している。マーケットが活況になるとFX取引も活発になり急速に成長している。マネパは2005年6月創業で2007年6月に上場したが、2年と11日で上場というのは大証の最短記録です。
当社のFX取引の特徴は、50〜100倍のレバレッジをかけることができ資金効率が高いこと。1万円の証拠金で1万ドル(約90万円)の取引を行うことができますが、そこまでレバレッジをかける人はほとんどいなくて、当社では3〜5倍の人が多い。そして取引手数料ゼロ、売りと買いのスプレッド2銭と割安な取引コスト。銀行では往復6円のコストがかかるので300倍コスト差がある。
これは正確ではないですね。銀行の為替手数料は1円で、ドル現金の入出金時には+2円かかります。つまり往復6円かかるのはドルを買って現金で引き出し、それをまた売って円に戻した場合です。外貨預金などの場合は往復2円なので、マネパと比べると100倍のコスト差というのが正しいと思います。
まあマネパが割安なことに間違いはありませんが(笑)
売りからも買いからも入れる多様な収益機会。ドル・円の金利が逆転しましたが、ドル売りから入ることも可能です。世界的に金利が下がって妙味が減りましたが、インターバンクのスポットレートをそのまま受け取れるスワップポイント(利息のようなものです)も付き、24時間取引可能。当社では3交替で業務を回している。インターバンクの100分の1サイズという少量からの注文可能。当社では200円の証拠金で100$単位から取引可能です。誰でも取引ができるような環境を作り上げています。



この外国為替のマーケットは、98年9月に外国為替法が完全に自由化されたことを受けて伸びてきた。2002−2009年の口座数の平均成長率は84.4%、預り証拠金成長率は44.8%とひじょうに高成長を続けている。簡単に言えばお客さんの数が毎年倍々で伸びているイメージ。来年の3月にはおよそ200万人の方がFX取引に参加しているという状況になろうとしている。
成長市場なのでFXへの参入も加速しており、ネット証券会社、ネット銀行、大手証券会社など次々と参入してきて競争が激化している。当社は専業のFX会社としてこれら大手金融機関との競争にさらされているが、でも負けないもんね!とがんばり独立系の会社として大手の地位を占めている。
現在FX会社は130社弱あると言われているが、経営破綻や登録取り消しなどが問題になっており、当局の監視も厳格になっている。当社では顧客資産の100%以上を信託保全スキームにより区分保管している。信託は当社が破綻しても100%戻るので安心。100%信託保全ができているのは20社強しかない。金融庁の検査も受けたが問題なかった。顧客の損失が膨らまないようリスク管理システムの拡充にも力を入れている。基幹システムの安定化も図っており、現状10万口座くらいだが、30万口座になってもシステムダウンせずに対応できるシステムになっている。為替の取次銀行も6社ありカウンパーティリスクを極力排除している。このように当社の業務管理体制および顧客資産保全体制は健全であり不安要素はない。
このレポートをまとめるのにも時間がかかっています。興味がありましたらぜひこちらのページなどにもご協力よろしくお願いします

証券会社やFX会社のお得な情報は →


マーケット拡大の中、競争環境が激化し勝ち組・負け組がはっきりと分かれる2極化が進んでいく。私はいつも説明会で言っているが、FX会社はおそらく向こう2年間で30社くらいに絞られると思っている。勝ち残った30社は勝ち組で業績を伸ばしていける。FX業界はいま戦国時代でどこが強いのかがはっきりしつつある。
当社の収益構造は、お客様から受けた注文をカウンターパーティに取り次ぐ時に(カバー取引という)1銭のスプレッド収入を頂いている。1万$の取引をすると当社に100円が入ってくる。当社ではこのスプレッド収入が95%以上を占めている。マーケットが活気付けば取引が増えて当社の売上が上がる。円高になろうが円安になろうがマーケットが動けば当社の売上が増える。ひところは円高になるとマネパは潰れるんじゃないかとか、マーケットが混乱すると潰れるのではないかと言われたがまったくの風評で、当社は相場でリスクを取っているわけではなく、注文を取り次ぐブローカーとしてしっかりと業績を伸ばし続けている。
2Qの実績は営業収益が過去最高の25.5億、経常利益が10.5億となった。仕入れはほとんどないので、営業収益のほとんどが粗利益になる。費用は人件費や広告費、システム費用などで、月5億円くらい発生している。つまりこれ以上の売上がないと赤字になる。ネットビジネスなので大きな設備投資が必要になったり、仕入れが増えたりということがなく、これら固定費は売上が増えてもあまり変わらないので、マーケットが動き取引が増えるとどーんと利益が出てくる。利益率が高いビジネスをしていて、簡単には潰れないどころかキャッシュを貯め続けている。先ほどは2Qの実績を紹介したが、10月は円高が急激に進みさらに売上が上がっており17億円となった。11月はマーケットの動きが少なかったがそれでも9億円近い売上となった。12月はまだ終わっていないが、この2ヵ月だけ見ても安定して利益を出していることは分かってもらえると思う。まじめに仕事を続けている。
なぜこんなに当社が強いのかというと、まず一つはシステムをすべて自社開発していることです。マネーパートナーズソリューションズというシステム会社を持っていて、全部ここで開発している。細かい要望に至るまで自社内で対応することができる。
2つめは、当社は今までに30億円近い投資をしてきた。FXシステムにここまで投資している会社はほとんどない。当社は業界トップクラスのインフラを整備している。
3つめは、先ほど個人投資家をしていたと話したが、個人投資家の気持ちがよく分かる。証券会社や金融機関に対する不満などもよく分かるので、そういった不満を解消するような顧客重視の姿勢から生み出される高い商品性が、当社の強みになっている。100通貨単位から取引でき、誰でも気軽にFX取引を始められるような新サービスも提供している。
FX業界は取引手数料の無料化、高レバレッジ・低スプレッド化が進み、商品性競争は頭打ちの状況になってきた。商品性の違いが少なくなってきたことから、最近は信託保全などの顧客資産の安全性やいつでも取引ができる、常に止まらない安定したシステムなどのシステムの信頼性がFX会社選びの重要ポイントになってきている。当社はこの2つの条件を完全にクリアしている。10月6日の夜10時20分頃にマーケットが大きく動き、ものの20秒ほどの間に2円も急騰して、各社ともシステムトラブルに見舞われた。この時に当社は1分間に2400件の注文を頂いたが、システムトラブルも起こさずに淡々とサービスを続けた。当社以外の会社はすべてシステムダウンというくらい大きな変動だったが大丈夫だった。
新サービスに備えたシステムの強化も進めており、楽天証券さんのFXはすべて当社に注文を頂くことになった。このように金融機関からの注文も受け付けつつある状況です。
マネパはシステムが安定していることから、取引を頻繁に行うアクティブ層から支持されてきたが、秋口からはビギナー層、そろそろFXも始めてみようかなというお客様向けにサービスも開始した。アクティブ層に加えてビギナー層にもちゃんとサービスが提供できるような会社にしていきたい。
今後の戦略ですが、今年の4月に証券会社の資格をフルで取り、代用有価証券によるFXビジネスを強化していく。当社に株券をお預けいただけば、それを証拠金としてFX取引を行うことができる。このサービスにより顧客の利便性が高まり、長期保有株式を有効利用できるため、株式保有者のFX取引が拡大すると見込んでいる。さらに当社で預かっている株式を売却する時は手数料ゼロというサービスもしている。
楽天FXのサービスを開始したが、今後も年に1〜2社のペースで大手証券会社や銀行などに当社の取引システムを提供していく。楽天以外にもヤフーとの間で業務委託契約を締結するなど顧客基盤の拡大に努めている。
金融機関などのビジネスパートナーも拡大して、ビジネスシナジーを強化していく。
配当については、連結当期純利益の25%を配当性向の目処としている。
前期の配当は2233円だったが、今期も同水準の配当はできると考えている。現在の株価が7万円前後なので、配当利回りとしては3.3%〜3.5%位をお示しできるよう努力していきたい。
(社長の発言から逆算すると2310円〜2450円くらいの配当を目指していることになりますね!)
ベンチャー企業ですし新興市場の企業ではございますが、まじめに愚直にしっかりとビジネスの方は展開し続けており、今後もいろいろと大変なことも経営としてはあると思いますが、環境も非常に厳しいですが、まじめに会社を大きくしてまいりたいと考えておりますので、皆さんのご支援をいただければと思います。
マネーパートナーズ株式の購入は、手数料もお得なSBI証券がお薦め
SBI証券
質疑応答
質疑応答は事前に寄せられた質問に答える形式でした。ぜひ会場からの質問にも対応して欲しかったですね。質疑応答も経営者の人となりを感じるのに大切な機会だと思いますので。
(1)商品性の競争は限界に来ているということだが、個人投資家の立場からすればスプレッドを1銭とか0銭にしてもらえた方が嬉しい。この点についてはどう考えているのか。
→特に10月は銀行間の取引レートも激しく動きスプレッドも広がったが、そのような中でもできる限り狭いスプレッドで取引していただけるよう努めてきた。現状2銭より狭いスプレッドで提供している会社も何社かあるが、銀行間の取引市場よりも狭いレートでプライスを提供して赤字になるような業務をしてもしかたがないがないと思っているので、ビジネスをちゃんと継続できる中で、できる限り狭いスプレッドを提供していきたいと考えている。
説明したいことがたくさんあって、特に後半は早口でページも飛ばしての説明になりました。質疑応答も含めて45分では全然足りないですね。もっとじっくり説明を聞いてみたかったです。説明を聞いていて、FX取引会社としてマネーパートナーはおもしろそうだなと感じました。信託保全もしていて、システムも使いやすく安定しているうえに、株券を証拠金にして売買できるのは長期投資家には本当に便利ですね!
株式投資をしていてFXにも興味があるなら、マネーパートナーズはお薦めのFX会社ですね。
ぜひ口座開設してみてください




会社四季報予想より配当も増えそうな感じでした。ということは利益も上回る可能性がありますね!今後のマーケット次第で利益は増減するわけですが、おもしろそうな会社だなと感じました。
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