2008年11月17日

テンポスバスターズの会社説明会報告レポート

10月24日に開催された証券教育広報センター主催の、テンポスバスターズの個人投資家向け会社説明会に行ってきました。
テンポスバスターズは新品・中古の厨房機器を買取・販売している会社です。私のイメージでは中古品専門に扱っているのかと思っていましたが、最近は新品の方が多いそうです。

2008年10月24日の株価 18,300円
(JASDAQ 2751) 1株単位 4月決算
PER 2.1倍、PBR 0.42倍、配当利回り 3.8%

最近の株価は → ヤフーファイナンス テンポスバスターズ
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お土産は2穴リングバインダー。お土産のバインダーは新品ですと観客を笑わせていました。倉庫からまとめて買ってきたので、原価は10円くらいだそうです(笑)
森下社長から説明がありましたが、話がとても面白い人ですね。所々で笑い声が上がっていました。社名が分かりにくくて、昔はハウステンボスと間違われたそうです

資源価格の上昇で厨房機器も2割くらい値上がりしているが、今当社が買い取っている中古品は定価が安い頃の商品なので買い取り価格も安い。一方、売値は値上がり後の新品価格の2〜3割なので、高く売ることができる。資源価格の上昇もマイナスにならない。
すかいら〜くや京樽、スーパーの閉店などで不要となる機器をテンポスで引き取っている。一流会社なのでいい商品を仕入れることができる。最近の不況は当社にとっては追い風になっている。
当社の事業は、景気が悪くなると飲食店の廃業も増えるので、中古品を安く仕入れることができる。一方景気がいい時には、大手との競争に負けた中小から仕入れることができるので、好不況にかかわらず事業を伸ばしていける。ただ急激に伸びる会社ではなく、着実に伸びていく会社です。

厨房器具を引き取る時に食器や調理道具をタダでもらってくるが、店頭に置いておくと10円〜500円くらいで売れていき、捨てるものがない。環境にもやさしい事業なので、そのうち表彰されるんじゃないかと思っている(笑)
高齢者も積極的に雇っていて、60歳以上が70人くらい、70歳以上も5人働いてもらっている。

経営者はいつも自社株は安い!と思っているものだが、当社の株価は異常に安いと思う。(たしかにPER2倍台というのは中古厨房機器並みに激安ですね) 6億円くらい自社株買いをしてきたが、あまりにも株価が安いので自社株買いにも力を入れていく。緊急株価対策で自社株買いのルールが緩和されたので、機動的に買いやすくなった。自社株は将来のM&Aに使う予定。
大手で中古厨房機器を扱っている会社はほとんどなく、各地の中小企業が行っていることが多い。フジマックが5〜6年前に1店作ったが、その後拡大はしていない。

厨房機器の販売を中心に、M&Aなどで周辺分野へ手を広げている。店舗内装業のハマケンは、厨房機器の販売だけでなく内装まで自社に取り込もうと買収したが、赤字が続いて連結決算の減益要因になってきたが、だんだんと改善してきた。テンポハンズでは厨房機器のネット販売を行っており、少人数での運営で6億円/年ほどの売上に育ってきた。
ただ機器の販売だけではなくて、資金面、人材面なども含めてフードビジネスプロデューサーとして、飲食店の経営に関わる全てを提供する体制作りを行っている。
名古屋の会社ではステーキのあさくまにも出資している。
中期的な目標としては、5〜10年後に100拠点、売上高250〜300億円を目指していく。

最近の業績については、単価の安い中古品の比率が上がってきたので売上高は横ばいだが、利益は大幅に伸びている。07年に売上が大幅に伸び利益が減っているのは、ハマケンなどを子会社化した影響です。

中古厨房機器販売業界は小さな会社が150社ほどあって、500億円ほどの売上規模です。当社は新品の厨房機器でも安いクラスを扱っており、マルゼン、フジマックなどの競合会社はアッパークラスの取り扱いとすみ分けができている。リース・クレジット部門の競合会社はワキタなどになるが、ワキタは借金0のいい会社です。
新品については商社から買っているが、よく売れるものは中国から直接買ってくる予定。粗利が5割くらいに改善する。

今後の課題としては、単なるリサイクル屋から脱皮するため、グループ力の強化が必要だと考えている。
中古機器の買取をしていることから廃業の情報が早く入るので、居抜店舗の情報を提供したり、店舗の設計施工、人材紹介、場合によっては出資も含めて、お客様の店舗と一緒に大きくなっていくのをサポートしていく。それが当社の売上拡大にもつながってくると考えている。

コスト削減は徹底していて、本社も借り物、机やいすもタダでもらってきた物なのでバラバラ(笑)コピー・FAXももらい物です。店舗についても家具店の退店店舗や、運送会社の倉庫を借りたりしており、低コストで運営している。改装にも300万円くらいしかかけていなくて、そのうち150万円は看板です。本社にも店舗にもお金をかけず、安い価格でお客様に商品を提供している。100万円くらいの冷蔵庫を1年保証をつけて20〜25万円くらいで売っている。
子会社のあさくまも今期は黒字見込みで、ハマケンも改善してきている。
ダイヤモンド株データブックでも強気と評価されたが、株価は本当に安いと思うのでぜひ応援して欲しい。


質疑応答
(1)中古販売なのでもっと利益率が高いと思っていたがなぜ低いのか?安く売りすぎなのではないか?
→新品の割合が7割くらいまで高まっていたので利益率が低くなっている。現状利益に占める新品と中古の割合は半々であるが、新品の利益率は3割、中古は6割くらいです。3年位前から中古の販売に再度力を入れ、改善してきている。新品についても中国から直接買い付けるなど利益率向上に取り組んでいく。
販売価格については、一律ではなくいい商品は高めの価格設定にするなど利益向上策を行ってきている。
(2)株式の流動性が低いが、もっと配当を増やしたり株主優待などは考えていないのか?
→創業者など固定株主が6〜7割持っているので、増配しても一部の人が喜ぶだけ。なので少しづつ増配していく予定です。個人株主が増えてきたら大幅増配も考えたい。ちょうど昨日マルゼンの社長と話していて、食事券の株主優待を導入したら500人株主が増えたと聞いたところです。当社も株主優待を検討しているが、今のところ導入予定はない。
(3)何か懸念はないのか?
→大きなものはない。投資先の企業が上場を目指しているが、環境が悪く先延ばしにしている。

株価も割安でなかなかおもしろそうな会社ですね。社長の話もとてもおもしろいですし(笑)
帰ってからちょっと調べてみたら、前社長が信用取引で大きな損を出して追証で自社株を取られそうになったので、テンポスが追証分を貸し付けているようです。その影響もありテンポスの借入金が増えています。いつ返済してくれるのかがはっきりしませんね。
週間ダイヤモンドでも会社を私物化と非難されています
土地を担保に取っているとはいえ、ちゃんと返済できるのか気になりますね。
この貸付がなければもっと財務体質が良くなるのにと感じます。
ダイヤモンド株データブックでは割安で強気と評価され、週間ダイヤモンドでは会社を私物化!と非難されるというのも面白いですねわーい(嬉しい顔)

まあそれを差し引いても興味を惹かれる会社です。
 1時代にあったリサイクル産業で比較的高い利益率も見込める
 2本社や店舗にお金をかけない低コスト体質
 3財務内容もしっかりしている
 4不況の影響が小さく、逆に追い風となることもある
 5自社株買いにも積極的に取り組んでいく
などいい点が思いつきます。会社のお金で株式投資をしたり、M&Aで失敗したりがなければ期待できそうですね♪
もっと詳しく調べてみようと思いました。

今年は株主になって、株主総会に参加してみたいですね。昨年のテンポスバスターズの株主総会レポートを見つけたので、リンクを貼ってみました。

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posted by Zaimax at 13:28 | Comment(2) | TrackBack(0) | セミナー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
前社長向けの融資2億円について、何か説明がありましたか?
Posted by at 2008年11月28日 22:25
コメントありがとうございます。
2億円の融資については何も説明はありませんでした。帰ってからホームページを見ていて気付きましたが、会社説明会の中で現状報告があってもいいですよね!
Posted by Zai at 2008年11月29日 17:41
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