
スケジュール
10:00〜10:27 報告事項の説明(プレゼソフトを使用)
10:27〜11:17 報告事項に対する質疑応答(11人)
11:17〜11:21 決議事項の説明
11:21〜11:40 決議事項に対する質疑応答(5人)
11:40〜11:42 議案採決
水のペットボトル330ml
お土産 なし
経営戦略説明会はなし


開催場所は飯田橋のホテルメトロポリタンエドモント『悠久の間』です。
3列(6席)×11行で198人分の席が用意されており、1/3〜1/4位は埋まっていました。テーブルが用意されているのはありがたいですね。
報告事項の説明は、社長がプレゼソフトを使って説明しましたが、細かいデータまでグラフ化して説明してくれて、とても分かりやすかったですね。大体は原稿を読んでいるような感じでしたが、分かりやすい説明で素晴らしかったですね。
ここは優待狙いで買った銘柄なので、あまり期待していなかったんですが、ちょっと印象が変わりました。
情報処理関連の資格や、公務員試験用のコースは受講生が大幅に減っているが、当社が主力としている会計関連(公認会計士、税理士、簿記)は受講生が伸びている。これが足元の好業績につながっている。
質疑応答では私が最初に質問しました!思った以上に質問がありました。11人が質問したところで打ち切りとなりました。最初は社長中心に回答し時々担当取締役という感じでしたが、途中からは取締役からの回答が多くなりました。質問の内容次第なんでしょうが。丁寧に回答していたと思います。取締役候補の方々に簡単に今年の抱負を話して欲しいという私の質問にも躊躇することなく対応してくれました。昨年の他社の総会では、時間がないなどと理由をつけて断わられたこともありましたからね。
主な質問内容
(1)今後は新設拠点の費用先行で、利益面で影響を受けるのか
拠点を新設しますが、規模が小さいのでそれほど影響は受けません。ただ利益面で若干の影響はあります。
(2)足元の業績は好調だが、少子化が進む中で資格スクール業界の将来性をどのように考えているのか
少子化はこの業界だけの問題ではなく、どの業界にも影響があると考えている。これからは、個々人が能力を磨いて生き残って行く時代だと思うので、当社は少子化の中でも生き残っていけると考えている。
(3)監査役の一人は最近話題になっている会社の監査役を兼任しているが問題にならないか
本人からも報告を受けているし、当社とはまったく関係がないので問題にはならない。
(4)四半期決算が義務化されたことで、会計士の需要は増えるのか
四半期決算は今までの仕事の延長であり、監査もそれほどないので、会計士の需要にはそれほど影響はない。
(5)足元の業績はいいという報告だったが、なぜ株価は上がらないのか
株価については何とも言えないが、現状の株価には満足していません。
(6)株主優待の2万円割引が無くなり、10%引きのみになったが、2万円弱の簿記3級コースを無料で受講できるなど拡充して欲しい
今後の検討課題とさせていただきます。
(7)教室は賃貸しているが、今後の賃料上昇リスクをどう考えているのか
当社は持たない経営を基本方針としている。建物を所有してしまうとその場所から移動が難しくなる。当社は適切な場所にいつでも移動できるという身軽さを重視しているので、すべて賃貸です。現状賃料値上げの話は来ておらず問題ない。
(8)NOVAが問題になっているが、資格スクールも受講料は返還していない。今後は資格スクールも影響を受けるのでは?
現状は大学の授業料と同じ様に、受講開始前は返還し、開始後は返還していない。現在のところ資格スクールは規制の対象外だが、消費者保護の流れが強まっているので、今後は時代の流れに合わせて変えていく必要があると考えている。
(9)昨年も指摘したが、FPのテキストは改訂もれが多いので、早急に見直して欲しい
もれがないようチェックしてきたつもりだったが申し訳ない。来年にはいいテキストだと褒めていただけるようしっかりチェックしていきたい。
(10)夜間コースのスタート時間が6時20分前後と早いので、もっと遅くして欲しい。
通常授業に3時間くらいかかるので、スタートを遅くすると終了時間が10時を過ぎてしまい、帰宅が難しくなるという声もあるので、総合的に検討していきたい。
(11)今期減益になる理由は何か
来期から新システムの稼動を予定しており現在開発を進めている。このシステムの償却費が今期より先行して発生するため減益を見込んでいる。新システムによる利益貢献は来期以降の予定。
(12)講師個々人によりサービスにムラがある。コストカットなどの問題があるのではないか
コストカットは広告費のカットであり、人件費の削減は考えていない。講師のレベルアップのために社員教育にも力を入れていきたい。
他には受講生から、千葉には拠点を作らないのか、今期はどこに新設するのかとか、予習をしたいのでテキストを先に欲しいとか、横浜教室の扉がうるさいとか、株主総会で言わなくてもというような質問も何点かありました。
その後、決議事項の説明があり、関連した質疑応答となりました。私も含め5人が質問しました。
(1)なぜ多くの監査法人がある中から、新日本監査法人にしたのか
現在大手の監査法人は3つになってしまっている。新日本監査法人には優秀な当社の受講生も働いており、最適だと判断した。
(2)取締役候補については召集通知に簡単な略歴が載っているだけだが、これだけではどんな人なのか判断できない。簡単でいいので、一人づつ今年の抱負など話して欲しい
戸惑う会社も多いんですが、躊躇することなく担当業務と現状の課題、今年の抱負などを語ってくれました。一人一人の話の内容も好感が持てました。でも社長だけは話さなかったですね(笑)忘れてただけだと思いますが。
(3)なぜ取締役を4名増やすのか
取締役は62才定年なので、第一世代から次世代へ引き継いでいきたい。引き継ぎ期間中は併走しながら徐々に移管していくので、一時的に増員となる。あくまで一時的な増員です。今回の新任取締役も1年間の実績を見て、能力がないと判断されればどんどん入れ替えて行く。
(4)専務は中国の会社の取締役をしているが、何をしている会社か
大連にコンピュータ教育の会社を作っていて、今年で3年目になる。現地に進出した日本企業をターゲットにしている。
(5)ネットでの議決権行使は検討していないのか
集計時のトラブルなどの話も聞くので、導入した他社の状況を調査している。
(6)総会を土日などに開催する考えはないのか
開催日については検討させていただく
分かりやすい営業報告から始まり、質問にも丁寧に答えていて好印象でした。業績も来年以降は期待できそうな感じだったので、もう少し会社について調べてみようかなと感じました。
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