2013年07月12日

ダイオーズ2013年株主総会レポート

2013年6月20日(木)14時から、東京都北区王子の北とぴあ さくらホールで開催されたダイオーズの第45回定時株主総会に参加しました。
ダイオーズは日本と米国で、オフィス向けに特化してコーヒー、お茶、フロアマットなどの環境衛生用品を提供している会社です。ダイオーズの株主総会に参加するのは2011年以降3年連続です。
 ダイオーズ2011年株主総会レポート 2012年総会レポートはまだ完成していなかった^_^;

2013年6月20日(木)の株価 675円(東証1部 4653)100株単位 3月決算
PER 10.4倍、PBR 1.10倍、配当利回り 2.22%、株主資本比率 81.5%
監査費用 3,000万円(売上比0.19%、営業利益比2.32%) 三優監査法人
役員報酬 取締役4名0.95億(社内平均 3,133万円) 監査役5名500万円
株主優待 9月末の300株以上の株主に株数に応じてレギュラーコーヒーセット贈呈
 株主優待について詳しくは → ダイオーズ株主優待ページ


   ダイオーズ(4653)のホームページ
   ダイオーズ(4653)のヤフー株価情報
ダイオーズ株主総会2013
東証上場以来の株価推移を見ると、500円前後で横ばいの時期が続きましたが、アベノミクス相場に乗り?700円越えまで上昇しています。業績の伸びとともに株価も上がってほしいですね!
スケジュール
14:00〜14:16
 14:00〜14:01 役員の自己紹介からスタート
 14:03〜14:05 監査報告 高田不二彦常勤監査役
 14:05〜14:16 事業報告 パワーポイントを使って大久保真一社長が説明
14:16〜14:19 議案説明
 第1号議案 定款一部変更の件 事業目的に新規事業を追加
 第2号議案 取締役4名選任の件 3名全員任期満了に伴い再任、佐藤雅敏監査役を選任
 第3号議案 監査役1名選任の件 佐藤雅敏監査役辞任に伴い深山小十郎公認会計士を選任
 第4号議案 補欠監査役1名選任の件 員数を欠く場合に備えて松岡天平氏を再任
14:20〜15:00 質疑応答 質問者10人 計15件 40分
15:00〜15:02 議案の採決 拍手方式ですべて可決
ダイオーズ株主総会2013
お土産 コーヒー200杯分 後日郵送
飲み物サービス コーヒーサービス
経営戦略説明会 事業報告の中で説明


注目の株主総会格付けですが、お土産は後日郵送してくれると言うありがたい配慮もあり、質問にも丁寧に答えていたと思います。株主の出席しやすさを考慮して午後から開催しているのも評価できます。これらを総合的に判断し、ダイオーズの2013年株主総会格付けは、 『B−』 としました。
   議決権を有する株主数     5,148名、その議決権数  134,188個
   議決権返送&出席株主数    1,682名、その議決権数  103,120個(76.8%)
ダイオーズ株主総会2013
ダイオーズの株主総会は、今年も北とぴあで開催されました。
6月は株主総会が集中していますが、ダイオーズは14時からの開催で参加しやすくてとてもありがたいですね!
2011年の株主総会は新橋のヤクルトホールから株主が溢れていて、昨年から北とぴあに変更になりましたが、今年は2階席もかなり満杯に近くて毎年出席者数が増え続けています。それだけ株主に人気の会社ということですね!
ロビーではアイスコーヒーのサービスがありました。
会場正面にはスクリーンがあり、株主総会前にはダイオーズ商品が登場したドラマや映画のワンシーンが上映されていました。ダイオーズと言う名前が出てこないのは残念ですね。
大久保社長の株主総会開会宣言に続き、各役員が自己紹介してから株主総会は始まりました。バンダイナムコもも同様の取り組みを行っていますが、役員は株主から経営を委任されているのであり、まず株主に挨拶してから総会を始めるのはとても良いことだと思います。
パワーポイントを使っての大久保真一社長の事業報告もとても分かりやすいですね。今期の計画についても説明しており、とても良いと思います。説明を聞いていると大久保社長の人柄の良さを実感できるので、ダイオーズには安心して投資できるな〜と毎年感じますアメリカでもシェアNo1に向けて頑張ってほしいですね!
議案上程に続き質疑応答となりました。
最初はあまり手が挙がらず、大久保社長が何でも聞いてくださいね〜と会場に呼びかけていましたが、何人か質問してからは次々と手が挙がるようになりました。担当取締役も含めてバランスよく回答していました。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)コーヒー豆の相場が下がっており、ダイオーズにとってはプラスだと思うが影響はどうか?
→(大久保洋 専務取締役Daiohs USA COO)アメリカの主力事業はコーヒーであり、生産にリンクして仕入れている部分については2期連続して下がっている。スターバックスなどのブランド品も扱っているが、こちらは原価が上がると値上げされるが、生豆相場が下がっても値下げされない(苦笑)
→(萩原守 取締役国内事業担当)65%くらいまで相場は下がっているが、一方で円安になっていて国内では相殺されている。円安を理由にした値上げは難しいが、生豆が下がっているので相殺できている。
大久保社長米国事業の粗利が伸びているのは生豆相場が下がっている影響が大きい。
(2-2)中国事業についての説明がないが現状どうなっているのか?
中国は非常に難しい。オフィスコーヒー事業を行っており千葉工場から輸出していたが、放射能の問題で千葉からの輸出が禁止されて、関西のロースター業者から輸出してもらい対応している。機材の輸出も厳しくて事業展開が難しい状況。
(3-3)グローバルにビジネス展開しているが、ガバナンス体制はどうなっているのか?
→(大久保洋 専務取締役Daiohs USA COO)日本とアメリカを行ったり来たりしながら意見調整を行っている。オフィスコーヒー事業はアメリカのほうが先輩なので、現地の経営者とディスカッションしながら事業を進めている。
大久保社長)アメリカに常駐はしていない。5〜6年前は私が行ったり来たりしていたが、アメリカの事業はできる限り現地に任せて、われわれはサポートしている。
(4-3)株主総会を土日に開催してほしい。
→このホールは1,200人入る会場だが、今日も千人位に来ていただいており満席に近い。土日に開催するとさらに出席者が増えて会場を探すのも大変なのでご勘弁願いたい。
注記)株主数が5千人ほどなのに千人も出席しているとは凄い出席率です。最近株主総会への出席者が増えてきたものの、それでも出席率は普通2〜3%程度です。ダイオーズは午後から開催していますし、それだけ出席しやすいと評価できると思います。土日に開催する会社も増えてきて重なってしまうケースも増えてきているので、ダイオーズにはこのまま午後開催を続けてほしいと思っています。
(5-4)佐藤監査役が1年で辞任するのはいかがなものか?ガバナンスが利いていないのではないか?ということや感想のようなことを長々と述べていました。
→佐藤監査役は監査役を辞任し、社外取締役に就任してもらう。
(6-4)反社会勢力との決別についての記述がない。
→(稲垣執行役員)反社会勢力は徹底的に排除している。
注記)なんか思いつきの質問と言う感じでした。株主総会は株主や役職員の貴重な時間を使って開催しているので、自分の感想を長々と述べるのは勘弁してほしいですね。そういったことは会社にお手紙を出せばいいと思います(笑)もう少し実のある質疑応答を期待したいですね。
(7-5)事業報告の中で説明のあった管理チェックツールとは何か?
→(萩原守 取締役国内事業担当)営業のノウハウに関わることなので詳細は勘弁してほしい。米国事業のやり方を日本に取り入れたものです。以前はあまり記録に残していなかったという欠点があり、改善を行っている。
大久保社長)米国事業はうまくいっており、次々と新しいアイデアも出てきている。これらを学んで日本でも活かしている。
(8-6)為替感応度を教えてほしい。
→(稲垣執行役員1$=95円で設定しているが、1円円安になると営業利益で700万円、経常利益で1,100万円プラスになる。
(9-6)カバーオールジャパンのフランチャイズはどうなっているのか?
→日本での事業展開の権利を持っており、私が会長を行っている。
   カバーオールジャパン ホームページ
(10-7)大阪から来たが関西ではダイオーズの知名度が低いように感じる。ドラマに登場してもダイオーズと分からないので、CMを行ったほうがいいのでは?
→(萩原取締役売上の7割弱が関東圏になっており、マットやモップなどの環境衛生事業も行っていて目立っている。関西ではオフィスコーヒー事業のみで知名度もまだ低いので、環境事業も全国展開を進めていきたい。
(11-7)水事業は家庭向けはやらないのか?
→(萩原取締役)まずは事業所向けに特化してNo1を目指している。ここはブレずにやっていく。
→ダイオーズはBtoBに専念している。震災後安全な水を求める動きが強まりBtoCが伸びているが、BtoBに特化している。事業所を対象とし、定期的に訪問しながらニーズを把握し深堀していく戦略なので、ご理解いただきたい。
(12-8)役員の持ち株状況について聞きたい。佐藤監査役は取締役になるのに株を持っていない。役員持ち株会はないのか?
→役員になると自社株の売買は難しい。佐藤監査役には決算発表後に買ってもらったので、今は株主になっている。
(13-9)(女性)本社の入っているビルが建替えになると思うが、本社はどうするのか?
→世界貿易センタービルは日本で2番目に古いビルで取り壊しの予定だが、隣に新しいビルを先に建ててツインビルにするので、新しくできるビルに移転する。
(14-9)株主優待で色んなコーヒーを楽しめるのは嬉しいが、安かろう悪かろうにならないようにしてほしい。
→株主優待は新商品中心にお贈りするようにしているので、今後も楽しみにしてほしい。
(15-10)現預金が多すぎるのではないか?どう活用していくのか?
→(稲垣執行役員)M&Aなどで有効活用していく。
大久保社長)店舗などがあると資金が寝てしまうが、ダイオーズは工場などをほとんど持っていないので、お金を使うのは販促が中心になる。キャッシュは残るので積極的にM&Aしていきたい。日本国内はオフィス向けのサービスの幅を広げるM&A、米国では全国展開を進めるためにM&Aを行っていく。

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。
質問にも丁寧に答えていましたし、受け答えの様子を見ていても好感を感じました。
今後も強い部分に特化して、シェアを上げていってほしいですね!
来年の株主総会も楽しみにしています。
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posted by Zaimax at 16:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月11日

三井物産2013年株主総会レポート

2013年6月21日(金)10時から、東京都港区品川のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで開催された三井物産の第94回定時株主総会に出席しました。
三井物産はグローバルに事業展開を行っている大手商社で、資源・エネルギー関連に強みを持った会社です。三井物産の株主総会に参加するのは初めてです。

2013年6月21日(金)の株価 1,237円(東証1部 8031)100株単位 3月決算
PER 6.1倍、PBR 0.71倍、配当利回り 4.12%、株主資本比率 30.8%
監査費用 18.16億円(1.02億減、売上比0.02%、営業利益比0.71%) 監査法人トーマツ
役員報酬 取締役11名9.65億(平均 8,773万) 監査役2名1.13億(平均 5,650万)社外役員除く
株主優待 なし

   三井物産(8031)のホームページ
   三井物産(8031)のヤフー株価情報
三井物産株主総会2013
過去10年間の株価推移を見ると、2007年までは資源価格高騰の追い風を受け、3千円を超えるまで上昇しましたが、リーマンショック後には資源価格も大きく下落し株価も往って来いになりました。その後は1,000円から1,500円の間のボックス圏で推移しています。株価指標的には割安感が強いですが、市況に左右される業種は先行きが見通しにくいですね。
スケジュール
10:00〜10:24 槍田松瑩取締役会長が議長
 10:02〜10:05 監査報告 三浦悟常勤監査役
 10:05〜10:16 事業報告 映像による事業報告
 10:16〜10:25 飯島彰己社長から対処すべき課題と今期の計画についてパワポを使って説明
10:25〜10:30 議案の上程(説明)
 第1号議案 剰余金処分の件 12円減配の年間43円 配当性向25.5%
 第2号議案 取締役13名選任の件 13名全員任期満了に伴い全員再任
 第3号議案 監査役1名選任の件 財務省出身の渡辺裕泰氏任期満了に伴い再任
10:30〜11:29 質疑応答 質問者14人 計15件 約59分 +α
11:29〜11:30 議案の採決 拍手方式ですべて可決
三井物産株主総会2013
お土産 ふかひれ濃縮スープ、わかめなど気仙沼特産のセット 先渡し
飲み物サービス 遅れて参加したので不明
経営戦略説明会 事業報告の中で詳しく説明


注目の株主総会格付けですが、質問時間も比較的長く取っており、お土産があるのも嬉しいですね。準集中日の10時開催で、他社と重なり参加しにくいのは改善して欲しいですね。これらを総合的に判断し、三井物産の2013年株主総会格付けは、 『C』 としました。
   議決権を有する株主数    216,173名、その議決権数  18,237,603個
   議決権返送&出席株主数    67,176名、その議決権数  13,141,412個(72.1%)

三井物産の株主総会は、今年はホテルオークラから場所が変更になり、品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催されました。出席者が増えてオークラでは収容できなくなったのでしょうか?
2012年も三井物産の株主総会に行きましたが、準集中日の10時開始なので他社と重なり、株主総会には参加しませんでした。今年も多くの会社と重なりましたが、午後からも品川で株主総会があったので、今年は三井物産の株主総会に出席しました。と言っても他社を回ってから来たのですでに質疑応答が始まっていました。
会場内には多数の椅子が並べられていましたが、後方にはまだ使用していないスペースもあり、当分はこの会場で対応できそうな感じでした。
正面左右に大きなスクリーンが設置され、会場中ほど左右にもスクリーンが用意されていました。
2013年の株主総会お土産は、震災被災地の気仙沼の海産加工品のセットでした。
三井物産株主総会2013
ちなみに2012年のお土産は、タリーズコーヒーのコーヒー豆2袋とハリオのカフェオールドリッパー
三井物産が管理しているコーヒー農園の豆を使ったコーヒーでした。
住友商事はお土産なしですし、三菱商事も2012年は間伐材を使ったコースターだったようです。伊藤忠は分かりませんが、大手商社の中では三井物産のお土産がダントツに素敵ですね!

本題から外れました(笑)
事業報告の様子は三井物産のホームページで公開されています。
 三井物産 株主総会情報ホームページ
質疑応答については、飯島社長中心に回答し、一部担当取締役が回答するという感じでした。
遅れて参加したので、最初の方の質問は網羅できていません。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)連結決算と単体決算の売上の違いについて?(質問内容は不明)
→連結決算は米国基準で作成しており、単体決算は日本基準で作成している。米国基準には売上高という概念がなく収益と呼んでいる。単に三井物産を経由したものではなく、三井物産がリスクを取ったり責任を負っている売上を収益と呼んでいる。このように若干概念が違うので、連結と単体では差が出ている。
(2-2)三井物産に株主提案権を行使し、招集通知にも議案を載せるように要求したが掲載を拒否された。
提案したのはスペインでの太陽熱発電プロジェクトにおける社会的責任について、自己株式の取得について、株主還元についての3点で適法なものなのに、株主の権利行使を不当に扱った。
→(田中浩一 代表取締役CCOチーフ・コンプライアンス・オフィサー)確かに株主総会前に3点の株主提案を頂いたが、そのうちの2点は取締役や代表取締役が判断する内容であり、株主総会で決議する内容ではなかった。自社株買いの提案については、法令上必要となる株主総会決議事項の一部が欠けていたことから適法な議案とならず、専門家にも相談した結果議案として取り上げることはできないという結論になった。株主還元についての考え方は、先ほど社長から説明した通りであり、ご理解頂きたい。
(3-2)スペインでの太陽熱発電プロジェクトで、現地でのパートナー企業の親会社であるFCCが与党金庫番への賄賂を認めた。金庫番は賄賂をスイスの銀行に隠そうとして摘発された。スペインの国民は困窮しているのに不正献金などとんでもない!三井物産は不正防止を国連でも宣言しているのであり、スペインの事業からは手を引くべきではないか?
→(安部慎太郎 代表取締役プロジェクト本部担当)発電事業をコア事業と定め、世界中で色々なプロジェクトに取り組んでいる。環境に比較的優しい再生可能エネルギー分野にも重点的に取り組んでいる。質問のプロジェクトは、2010年12月にスペインの大手建設会社FCCの子会社FCCエナジーが太陽熱発電という新しい発電を行うということで、パートナーを組んでこの案件に参画した。2012年10月に無事完成し、現在も順調に発電している。FCCグループの不正献金について質問があったが、グループ会社のFCCコンストラクションの元社長が不正献金したのではないか?ということで捜査が入っていることはメディアの報道で認識している。現状ではそれ以上の情報はなく、今後も推移を注視していく。
(4-3)三井物産は収益性が低下して学生の就職人気ランキングも低い。株価も低迷しているが対策は?
→ご指摘の通り株価は若干低いと感じており、現状の株価水準にはまったく満足していないが、株価は市場が決めるもの。収益性を向上させていくことと、その基盤となる財務体質の強化を図ること、内部統制についてもしっかりと機能させていくことなどを通じて、企業価値を高めていきたい。現在アベノミクスで輸出株は好調に推移しているが、それと比べると三井物産の株価は若干低迷しているので、経営陣一丸となり努力していきたい。貴重なご意見ありがとうございました。
(5-4)ライバルの三菱商事と比較すると、シェールガス対応が遅れているのではないか?経営陣の認識をお聞きしたい。
→(川嶋文信 代表取締役エネルギー本部担当)まったく遅れていない。アメリカのシェールガスについては住友商事が最初に権益を取り、三井物産が2件目でマーシュラスという権益を取っている。オペレーターがアナダルコというアメリカの会社で、日量1,500万トン位を生産しており、そのうちの13%くらいの権益を持っているので、240MMCfdに相当する。ただ残念なことに価格が低迷しており、一時は2ドルを下回っていたが、現状は4ドルまで戻している。将来は貴重な収益源になると確信している。
他にテキサス州にイーグルフォードという鉱区も持っており、ガスのみならず液体も産出している。ガスは少ないが全体で8万バレルほどであり、10%ほどの権益を持っている。参画当初から利益が出ている。
シェールガスを使って化学品を作ったり、キャメロンからLNGにして日本に輸出することなどを計画している。商社の中では比較的前を走っていると認識している
(6-5)前期の配当は12円減配だが当初計画はどうなっていたのか?今期配当は51円の計画だが、これは最低限の保証額なのか?業績で変動するのか?
→中期計画では配当性向25%、連結純利益4千億円を計画していたので、配当も55円を予定していた。結果として配当は43円となった。中期計画2年目の目標は純利益3,700億円であり、これを達成すれば51円の配当となる。計画を達成できるように頑張っていく。
(7-6)先ほど社長から、今期の投資は金属を大きく減らし、エネルギーも若干減らすと説明があったが、市況の問題もあると思うが、今後どの分野に力を入れていくのか?
→三井物産は資源・エネルギーへの依存度が高く、2011年度86%、2012年度91%、今期の計画では78%となっている。バランスの取れた収益構造を維持することが望ましいと考えており、強い部門はさらに伸ばし、そうでない部門は補強・強化していく。今期の投資は資源・エネルギー分野へ4,500億円、その他の分野へ5,500億円を計画している。過去7年間で4.7兆円の投資を行ってきたが、そのうち2.5兆円が資源・エネルギー以外への投資で55%を占めている。非資源分野は強いと思っていないので、この分野への投資も手を緩めずに行っていく。
(8-7)対処すべき課題を注視しているが、資源価格の先行きなど色々リスク要因も考えられるが、投資にブレーキをかけるようなリスク管理の仕組みはどうなっているのか?
→世界経済は順調に回復を続けていると考えているが、中国が高度成長から安定成長に移行するなど、今後資源の爆発的な需要の伸びは見込みにくい。今期の投資計画は1兆円と大きいが、環境変化に応じてしっかりとブレーキが踏めるような体制にしている。個別案件審議会、ポートフォリオ委員会、経営会議、取締役会で大型の投資案件を審査しており、現在も過去も環境変化に応じて柔軟に計画を見直している。
さらに4月からは商品分野ごとに業務部を復活させ、フィナンシャルマネジメント部を3部作り、営業支援ユニットとして投資案件のさらなる良質化を図るための組織変更も行っている。
また、過去の投資について進捗をチェックするモニターも新たに強化している。
関所はたくさん設けており、積極的に投資を行い将来の成長ドライバーをたくさん作っていきたい。
今期の資源への投資は過去に投資した権益への追加投資が主であり、今期でピークアウトするので来期以降は資源への投資はかなり減る見込み。過去3期はフリーキャッシュフローが赤字だったが、来期からの新中期計画からは、フリーキャッシュフローの黒字化を目指した体制にして行こうと考えている。
(9-8)昨年の株主総会から日経平均は47%上昇しているのに三井物産は5%上昇でかなり下回っている。商社は全般に人気がないが、伊藤忠は49%上昇している。2007年には3千円を付けており、ここまでは無理でもせめて2千円は早期に回復して欲しい(会場から拍手)
→株価については大変ご心配をおかけし申し訳ない。先ほども説明したが、現状は輸出関連の株価が好調な半面、中国の先行き不安から鉄鉱石・石炭の価格が下落している。資源分野を得意とする三井物産には逆風が吹いている。一方エネルギー価格は安定しており、鉄鉱石についても当社の保有している鉱山はコスト競争力が高い。競争力の低い所から操業を停止していくので、鉄鉱石価格もしかるべき価格に戻っていくと考えている。
株価は企業価値を表しており、市場からの評価でもあるので、適正な評価を頂けるように努力していかなければならない。他社の株価については言及を控えるが、他社と比べると資源への依存が高いこと、ROEが低いことなどが市場からの評価が低い要因かなと考えている。企業価値を上げるには将来の成長ドライバーとなる案件をしっかりと推進していくこと、健全な財務体質の維持向上、そして内部管理体制を整備して企業価値向上に取り組んでいきたい。
三井物産株主総会2013
注記)過去1年の株価を比較してみました。青が三井物産、赤が伊藤忠商事です。2013年1月中頃までは3本ともパラレルな動きでしたが、1月終わり頃から三井物産が遅れ始め、5月までのアベノミクスに完全に乗り遅れました。でも下がる時だけは同じように下げ、さらに反発は弱い(泣)ということで、株主が愚痴りたいのも分かりますね^_^;
(10-9)資源価格の低迷が業績・株価の低迷につながっていると思うのに、今日の日経1面に伊藤忠と組んでまた鉄鉱石の権益を取得するという記事が出ていた。中国も鉄鋼生産を減産しており、日本でも高炉を止めているなかで、さらに稼動している鉱山の権益を取得するので、すぐに鉄鉱石が入ってきてしまう。今までの社長の説明と矛盾しているのではないか?
→(川嶋文信 代表取締役エネルギー本部担当)今日の9時に適時開示したが、日経に先に載った。今回の投資案件はBHPビリトン、三井物産(権益7%)、伊藤忠商事(権益8%)の3者で周囲の3つの鉱山を同時開発しているが、ジンブルバー鉱山だけはBHPが100%権益を持っていた。鉄道などの共通設備をどう課金するのか調整が難しく、従来より他の2つの鉱山と同様に7%程度の権益割合にして欲しいとずっと交渉してきたが、やっとまとまった。今年の投資計画の中に入っている。
鉄鉱石価格は乱高下しており、2011年度上期は170$だったが2012年度には133$になり、今上期も131$位まで落ちている。供給は2012年から3,500万トン増える見込みであり、来年にかけてさらに13,500万トンほど増える。中国の成長率が3%に低下しても4,000万トンの需要が増える見込みであり、既存の鉱山からの産出が減っていくことを考えると、将来的にも需給はタイトな状況が続くと考えている。
3社の外資企業と組んで鉄鉱石の開発を行っているが、3つとも価格競争力の高い山であり、鉄鉱石需要が減ってもこの3つのJVは自信を持って利益貢献してくれると言える。
→(飯島社長)中国に爆発的な需要はないと説明したが、補足すると2013年1〜4月の中国の粗鋼生産は年間7.85億トンベースで走っているが、昨年は7.1億トンだったのですでに7千万トンも増えている。鋼材価格が低迷しているので鉄鉱石価格に反映されてこないが、中国は依然として粗鋼生産を増やしている。世界の粗鋼生産は約15億トンであり、世界人口が増えていく中で生活水準も向上し、ますますインフラ整備は必要になり、今後も粗鋼生産は伸びていく。2020年には粗鋼生産量が20億トンになると言われている。掘った分は埋蔵量が減っていくので、資源のない日本としては埋蔵量を補充・増やしていくことが使命だと考えており、競争力のある資源については積極的に取りにいこうと考えている。
(11-10)(女性)被災地支援は良いことだと思うので今後も続けてほしい。原発ビジネスへの取り組みはどうなっているのか?
→(安部慎太郎 代表取締役)被災地支援の一例として、松島に太陽光発電を供給した。地域の実情に応じて支援を続けていく。
世界中で電力事業をしているが、火力発電が中心になっており、石炭、ガス、一部ディーゼル発電となっている。環境に優しい再生可能エネルギーも増やしていこうと力を入れている。三井物産が自前で原子力発電所を持つ考えは今後もない。
(12-11)三井物産は資源に強い会社として期待しているのに、社長の発言は資源について言い訳めいた発言が多い。資源関連の投資残高に対してどの程度の利益が上がっているのか?多くの利益が出ていて、強いルートも持っているなら、マスコミの論調に惑わされずもっと資源に特化して強くしていけばいいのではないか?
→(岡田譲治 代表取締役CFO)正確な数字はないが、全体の3〜4割が資源分野への投資。それに対する過去の利益の数字は手元にない。
→(飯島社長)7年間で4.7兆円投資したが非資源分野で1.5兆円投資。今期非資源分野で約1千億円の純利益を計画している。およそ半分くらいが過去7年間の投資からあがってきた利益になっている。
(13-12)シェールガス開発で環境問題になっているが、アメリカの環境保護団体からの訴訟リスクは?
→(川嶋文信 代表取締役)比較的新しい技術開発であり、地下水の汚染懸念が出ている。シェールガス層は2,500〜3,000mの地下深くであり、地下水はせいぜい数百mなので深度が違う。過去にはケーシング(井戸)の精度が低くて、ガスが漏れて地下水に入ったことが何件かあったが、今はきちんとしたオペレーターが注意しながら操業しているので、大きな問題はない。ただ環境問題には厳しい所であり、オペレーターと緊密に話し合いながら事業を進めていきたい。
 11時21分となり、議長からあと2人にして欲しいとの発言
(14-13)株主還元についての説明は株主に施しをするような説明だ。会社は株主のものでありおかしいのではないか。会社の資産は株主のものだ。三井物産は内部留保が2.4兆円もあり多すぎるので、もっと有効活用して欲しい。自社株を買ったり活用して欲しい。配当性向25%は低い。JTは40%を目指しているので、三井物産も40%を目指してほしい。会社は株主のものであり、もっと配当性向を高めてほしい。社外役員はもっとしっかりと会社を監視して欲しい(拍手)
→大変貴重なご意見ありがとうございます。今期は中期計画の最終年であり、今期も25%を下限とさせて頂きたい。自社株買いも株主還元策の選択肢の一つだが、将来に向けての投資、FCFの水準、ROEなど様々な要因を検討して株主還元を行っていく。
注記)こういった質問もよく出ますが、40%の配当性向が希望なら三井物産は売ってJTに乗り換えればいいのにと思います。JTの方が配当利回りはずっと低いんですけどね(笑) 会社によって株主還元についての考え方は様々であり、成長に伴う株価上昇を重視する会社もあれば、配当性向を高める会社もあります。すべての会社が高い配当性向にこだわる必要もないわけですし、会社はすべて株主のものという考えもちょっと極端だと思いますね。役職員を始め様々なステークホルダーが頑張ってくれている結果利益が上がり、配当も可能になるわけで、もう少し感謝が必要だと感じます。
(15-14)アベノミクスの3本目の矢は民間投資に期待しているが、三井物産も投資の多い会社だが海外中心だ。三井物産としてどのように対応していくのか?
→商社は海外事業中心というイメージだが、日本経済の産業構造の転換に貢献していきたい。2011年6月に国内ビジネス推進室も作り、様々な事業機会を追及している。農業、教育、エネルギー、観光など新ビジネスの発掘を進めている。アベノミクスについて1本目、2本目の矢は放たれているが、3本目の成長戦略については農業・医療などもう少し規制改革に取り組んでほしかったが、秋の第二弾に期待している。
ブラジルでマルチグレインという会社で農業にチャレンジしているが、日本の農業も6次産業化が言われているが、我々は9次産業化できると考えている
医療についてはマレーシア、シンガポールで取り組んでいるが、まだ日本では株式会社が医療には参入できない。これら海外での知見を日本でも活かして、産業構造の転換に貢献していきたい

以上で質疑応答は終了となりました。
飯島社長中心に丁寧に答えていたと思います。投資が成果を生み、株価も上がると良いですね!
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2013年07月04日

バンダイナムコホールディングス2013年株主総会レポート

2013年6月24日(月)10時から、東京都品川区品川のグランドプリンスホテル新高輪 飛天で開催されたバンダイナムコホールディングスの第8回定時株主総会に出席しました。
バンダイナムコはプリキュアやパックマンなどのキャラクターグッズやおもちゃ、ゲームソフトなどを開発販売している会社です。バンダイナムコホールディングスの株主総会には会社設立以来参加しているので、今年で8回目です。
 2012年バンダイナムコ株主総会レポート
2013年6月24日(月)の株価 1,536円(東証1部 7832)100株単位 3月決算
PER 13.0倍、PBR 1.37倍、配当利回り 1.56%、株主資本比率 66.0%
監査費用 2.28億円 前年比600万円増(売上比0.05%、営業利益比0.47%) あずさ監査法人
役員報酬 取締役8名4.06億(実質4名平均 8,975万円、前年比1,755万円増)監査役4名0.67億
報酬総額1億円以上の役員3名
 石川祝男社長1.61億、上野和典バンダイ社長1.77億、橘正裕ナムコ社長1.30億
株主優待 3月末の株主に対し株数に応じてこども商品券などを贈呈
 株主優待について詳しくは → バンダイナムコ株主優待ページ


   バンダイナムコホールディングス(7832)のホームページ
   バンダイナムコホールディングス(7832)のヤフー株価情報
バンダイナムコホールディングス株主総会2013
過去5年間の株価推移を見ると、1,000円前後での推移が続いています。2012年秋頃からはアベノミクス相場に乗り、2,000円近くまで上昇しましたが、その後は調整の動きとなっています。上場来高値の更新を目指して、まずは中期計画を着実に実行してほしいですね!
スケジュール
10:00〜10:21
 10:02〜10:03 役員紹介
 10:05〜10:07 監査報告 本間浩一郎常勤監査役
 10:07〜10:18 映像による事業報告 今年のナレーションは藤原歩さん
 10:18〜10:23 石川祝男社長から中期計画の進捗状況について説明
10:24〜11:23 質疑応答 質問者19人 計19件 59分
11:23〜11:52 議案の審議 質問者6人 計6件
 第1号議案 剰余金処分の件 19円増配で年間45円 配当性向30.5%
 第2号議案 取締役9名選任の件 9名全員任期満了に伴い全員再任
バンダイナムコホールディングス株主総会2013
お土産 プリキュアグッズ 保冷バッグ、入浴剤、シャンプー 花やしきフリーパスポート 後渡し
飲み物サービス コーヒー、オレンジジュースなどのサービス
経営戦略説明会 事業報告の中で詳しく説明


注目の株主総会格付けですが、お土産も用意され、集中日を外して開催していることは評価できます。質問時間もしっかり取っていますし、参加して楽しい株主総会です。一方で品川は不便ですし、駅から会場までが遠いのも少しマイナスです。お土産が花やしきパスポートになったのもショック!です。これらを総合的に判断し、バンダイナムコの2013年株主総会格付けは、昨年と同様 『C+』 としました。
今年は1段階格上げしようと思っていただけに残念です。
   議決権を有する株主数    39,422名、その議決権数  2,192,270個
   議決権返送            10,220名、その議決権数  1,762,209個(80.4%)
   議決権返送&出席株主数   11,659名、その議決権数  1,826,346個(83.3%)
バンダイナムコホールディングス株主総会2013
バンダイナムコホールディングスの株主総会は、今年も品川のグランドプリンス新高輪で開催されました。
品川駅からの上り坂を夏に歩くのは疲れますね(笑)もう少し便利な場所で開催してもらえるとありがたいんですが^_^; 館内に入ると冷えたおしぼりが用意されているなどの配慮はありがたいです。
バンダイナムコの株主総会では、例年出席票がナンジャタウンのフリーパスポートになっていて楽しみ だったんですが、今年は浅草の花やしきのフリーパスポート になっていました。他に、クレーンゲームの無料券が2枚付いています。こちらの期限は9月30日までです。
ナンジャタウンは無くなってしまったのか!と心配しましたが、現在改装中で7月11日(木)にリニューアルオープンするようです。フリーパスポートの使用期限は12月31日までなので、ナンジャタウンが来週リニューアルオープンするならナンジャタウンでも使えるようにしてくれたらいいのに!と感じますね。
毎年楽しみにしていただけに残念です。
バンダイナムコの株主総会お土産は、ガンダムのプラモデルや戦隊もののフィギュアなど男の子向けのものが多かったですが、今年はプリキュア誕生10周年ということでお土産もプリキュアグッズでした。
バンダイナムコホールディングス株主総会2013
イベント会場でも等身大のプリキュアが展示されているなど、大きく取り上げられていました。
他にはパックマンや太鼓の達人などが展示されていました。
例年株主総会後のイベントは大混雑なので、私はお土産を頂いて帰りました。
家族連れでも楽しめた昔のナムコの株主総会が懐かしいですね!

会場内には多数の椅子が並べられ、正面左右に大型スクリーンという例年通りのレイアウトでした。今年も多くの株主が参加していました。質問用のスタンドマイクが8本ほど設置されていました。
案内によると株主総会会場内でのつぶやきは固くお断りするそうで、バンナムの株主総会始まったー!とつぶやくのはだめらしいです(笑)そんなこと禁止しなくてもいいのにと思います。
正面左側スクリーンの上部に株主監視用カメラが設置されていたので、株主総会中にスマホなどで不用意に呟くと係員が飛んでくるのかもしれません(笑)
石川祝男社長の株主総会開会宣言に続き、役員一人ずつ株主に挨拶してから株主総会が始まりました。株主から1年間の経営を任されているわけですから、まず株主に自己紹介するというのはとても良いことだと思います。他社でもこのくらいは標準にして欲しいですね。担当職務や1年間の簡単な成果なども報告があればもっと良いと思います。
監査役の須藤修氏は弁護士業務のため欠席すると案内がありました。
事業報告は映像で行われ、毎年声優さんがナレーションを担当しています。今年は藤原歩さんと出ていましたがどんな人なんでしょうか?ネットでググってみてもよく分かりませんでした。私の見間違いかな?
続いて進行中の中期計画について、石川祝男社長からスクリーンを使いながら説明がありました。
例年通りですが、これも良い取り組みだと思います。
続いて質疑応答となりました。
質問の機会は報告事項に関する質疑応答と議案に関する質疑応答の2回に分かれていますが、質問内容はどちらも大差ない感じなので、まとめてしまっても良いのではないか?と感じました。最近の株主総会では報告事項に続いて議案を上程し、まとめて質問を受ける形式が主流になっています。
多くの株主から質問を受けるため、1人1問と制限がありました。
議案の説明では、第2号議案 取締役9名選任の件で、取締役候補1人づつ自己紹介と取締役として今期取り組むことについて説明があり、とても素晴らしいと感じました。株主としては取締役候補の方々の決意表明を聞いてから選任に賛成したいと思うので、これも他社も見習うべきだと思います。
他社でも決意表明をお願いしますが、抱負を述べてくれる会社もあれば、時間がないのでと逃げられたり、最悪の会社ではシダックスの様に懇親会の時間もありますので!と懇親会を人質にとって拒否するような会社もあります。こういった所からも会社側の株主に対する姿勢がうかがい知れるので、株主総会に出席するのは価値あることだと思います。
バンダイナムコだけにコアというかオタクな質問も多く出て、付いていけませんでした(笑)
間違いがあったらすみません^_^;

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)今期の計画は減収減益になっているが、バンダイナムコの実力からすればもっと業績が伸ばせると思う。保守的な計画過ぎるのではないか?
→先ほども説明したが今期は種まきの年であり、もちろん前期の実績を超えたいと思っているが、今後の成長のために先行投資に力を入れる。主な投資は、パックマンなどに15億円、ネットワークへの投資に5億円、ネットワーク関連の研究開発に10億円、スタジオへの投資に5億円など30〜40億円の投資を行い、将来の成長につなげたい。
(2-2)ナムコも覆面調査をしているが、調査員はネットで募集したような素人が多くて、調査方法も不自然だ。調査結果はどう活用しているのか?精度の低い調査結果を人事評価に使うのは問題ではないか?
→再度調査会社に確認するが、素人調査員ということはないと思う。
→(橘正裕ナムコ社長)覆面調査結果は人事評価には反映していない。依頼している調査会社は2年前から新たに使い始めた調査会社で、大手流通業などでも活用されていると紹介された。普段のアミューズメント施設の状況を把握するために利用している。イオンなど自社で覆面調査している結果も入手できるので、他社と比較して自社のレベルも把握できる。
(3-3)ナンジャタウンでのアトラクションがあまり良くない。昔のナムコの大型筐体を入れたらどうか?
→夏にナンジャタウンをリニューアルオープンするし、ジャンプワールドもオープンするので、今後テーマパークSBUの事業にも力を入れていく。
(4-4)電王戦(将棋ソフトとプロ棋士の5番勝負)のスポンサーになったらどうか?ニコニコ動画で中継されているが、視聴者も多くターゲット層も重なっていると思う。
→貴重なご意見として検討させて頂く。
(5-5)前期は増収増益だが、コンテンツ事業以外は減収減益になっている。強い事業を伸ばしていくのも必要だが、ドルアーガやゼビウスなどの昔のコンテンツももっと活用して欲しい。
→前期は過去最高益となったが、すべてのSBU(戦略ビジネスユニット バンダイナムコの事業単位)で計画を達成して、本当の意味での最高益を達成したい。
→(大下聡取締役コンテンツ担当)世の中がネットワーク化しつつあり、その波にうまく乗って業績を伸ばすことができた。まだまだ初期段階と考えており、昔のコンテンツも活用してさらに伸ばしていきたい。
(6-6)いろいろ聞きたいことがあるがどうすればいいのか?→のちほど懇親会に役員の参加するので聞いてください。
マンガ・アニメなど源流部門への展開についてどう考えているのか?
→仰る通りでコンテンツ、強いIP(Intellectual Property知的財産)をいかに生み出していくか?獲得していくか?が重要。早い段階から参画して育成していきたい。
→(上野和典バンダイ社長 トイホビー担当)出版社やメディアと良好な関係を築けている。次に来そうなIPなどについて、ご協力いただける環境になっているので、さらに関係を深めていきたい

まだまだ質疑応答は続きます。続きについては、バンダイナムコホールディングス2013年株主総会レポート2にまとめます。
 バンダイナムコホールディングス2013年株主総会レポート2 作成中
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2013年07月02日

日本航空2013年株主総会レポート1

2013年6月19日(水)10時から、東京都千代田区九段下の日本武道館で開催された日本航空JALの第64期定時株主総会に参加しました。
日本航空は日本を代表する航空会社です。日本航空の株主総会に参加するのは初めてです。

2013年6月19日(水)の株価 5,140円(東証1部 9201)100株単位 3月決算
PER 7.9倍、PBR 1.65倍、配当利回り 2.53%、株主資本比率 46.4%
監査費用 2.05億円(売上比0.02%、営業利益比0.10%) あずさ監査法人
役員報酬 取締役8名1.72億(社内取平均 3,040万) 監査役6名0.63億
株主優待 3月、9月末の株主に対し株数に応じて株主割引券を贈呈
 株主優待について詳しくは → 日本航空株主優待ページ


   日本航空(9201)のホームページ
   日本航空(9201)のヤフー株価情報
日本航空株主総会2013
再上場以来の株価推移を見ると、上場当初は横ばいの時期もあったものの基本的には順調に上昇しています。大型の再上場ですし、前回の上場廃止で損をした個人株主も多数いると思うので、なかなか上がりにくいんだろうな〜と思っていましたが、株主優待も含めてやはり人気があるようです。
スケジュール
10:01〜10:48
   株主総会開始宣言と同時にH氏が動議提出で騒ぎだし、与党総会屋?と乱戦に!?
 10:06〜10:08 監査報告 田口久雄常勤監査役
 10:08〜10:39 事業報告 映像使用 女性ナレーションで召集通知を読上げ
 10:39〜10:48 植木義晴社長が対処すべき課題を読上げ
10:39〜10:52 議案説明
 第1号議案 剰余金処分の件 190円 配当性向20.1%
 第2号議案 定款一部変更の件 株主名簿への記載を拒否された外国人等にも配当できるように変更
 第3号議案 取締役7名選任の件 稲盛和夫氏辞任、6名任期満了で再任 大川順子執行役員新任
10:52〜12:17 質疑応答 質問者15人 計28件 85分
12:17〜12:18 議案の採決 拍手方式ですべて可決
12:18〜12:19 新任取締役紹介 名前とよろしくのみ
お土産 なし
飲み物サービス 紙パックのお茶
経営戦略説明会 なし


注目の株主総会格付けですが、集中日を外して早めに開催しているのは評価できますし、質問時間を長く取っているのも良いですね。一方でお土産もなく、総会屋っぽい人が騒ぐなど昔ながらの株主総会という感じもしました。これらを総合的に判断し、日本航空の2013年株主総会格付けは、 『D+』 としました。
   議決権を有する株主数     99,091名、その議決権数  1,704,367個
   議決権返送&出席株主数    36,264名、その議決権数  1,235,175個(72.5%)
日本航空株主総会2013
日本航空の株主総会は日本武道館で行われました。日本航空は2010年に経営破綻したので、2009年6月以来4年ぶりの一般株主を迎えての株主総会になりましたが、1,627人の株主が参加しました。
九段下のメトロ駅を出ると、日航倒産時に解雇された方々が歩道の両側に並び、通りすぎる株主にビラを配りながら、会社側の不当解雇を訴えていました。両側に並んでいるので通り抜けにくく、せめて片側だけにして欲しいものです。高給の余剰人員を多数抱えていて、会社運営が非効率だったことも倒産の一因であり、リストラは避けられないと思います。経営破たんで多くの株主にも迷惑をかけているのに、その株主に不当解雇を訴えるというのも複雑な感じですね。
日本航空は経営破たんし、新生日本航空として再上場したわけですが、それでも労働組合がまだ6つもあり、一部組合はストライキを予定していたそうです。破綻してもまだゴネれば国や誰かがなんとかしてくれるだろう!という甘えが残っているような気がしてしまいますね。

武道館前には多くの受付が設置されており、個人株主向け、法人株主向けに分かれていました。受付ではキレた老人が騒いでいるなど、すでにキナ臭い感じです(笑)
昔ながらの会社の株主総会は、今でもこんなものなんでしょうか?
受付を通過すると荷物検査があり、ペットボトルは没収され、100ml以上の液体は機内、ではなく会場内に持ち込めません(笑) というのは嘘です^_^;
そこまでは厳しくないですが、ザックの中身を開けて荷物チェックするなど通常の株主総会では考えられないような厳しいチェック体制です。ANAもこんなに厳しいチェックを行っているのでしょうか?あるいは日本航空の株主には特に危ない人が多いのでしょうか?(笑)

会場内には椅子席が多数用意されており、係員が前方からびっしりと埋めるように誘導していました。とても狭くて居心地が悪かったですが、2階席はほとんど座っている人が居なかったので、質問をしないのであれば2階席でゆっくり見学する方が良かったと思いました。
会場正面左右に大きなスクリーンが設置され、JALの歴史を紹介する映像が流されていました。
役員席と株主席の間には、役員を危険な株主から守るため、グリーンバリケードが設置されていました。
会場入り口で紙パックのお茶が配られていましたが、ペットボトルを強硬に拒否するのは、役員席に投げつけられるのを恐れているのでしょうか?(笑)バリケードだけでは心許ないのかもしれませんね^_^;
日本航空株主総会2013
お茶の配布スペースの横では、JALの新しいエコノミーシートが設置されていました。別の場所にはビジネスクラスのシートも用意されていたので、タダだし座ってみればよかった(笑)

植木義晴社長が株主総会の開会宣言をするとすぐに、あちこちの総会で議長を解任しまくっているH氏が最前列から立ち上がり、またもや動議提出!と騒ぎ始めました。すぐに係員に取り囲まれるところまでは他社の株主総会と同じですが、日本航空の株主総会らしかったのは、すぐに与党総会屋?が対抗して「とっとと帰れ!」などと応戦し始めたことです。
H氏は帰れ!という怒号など無視して、動議を提出するのでマイクを渡せ!と議長席の方ににじり寄っていきます。今回は議長解任を要求しているのではなくて、監査役に最高裁判事出身者がいるのはおかしい!と叫んでいました。
ここまでの騒動は想定通りの出来事なのか、植木社長は落ち着いた対応でマイクを持ってくるように指示し、H氏はマイクを渡されると急におとなしくなって、「マイクも持ってきてくれたし、動議の提出は止める」と言い残し、スタスタと帰っていきました。これはまた意外な展開ですね。
この対応に収まらないのが与党総会屋?です!
動議を出さないなら騒ぐなボケ!」みたいな感じで毒づいていましたが、植木社長がお静かに!と呼びかけると、素直に「はい!」と返事をして自分の席に座りました。社長の言うことには素直に従うあたりが与党総会屋っぽい感じです。それにしても迫力のあるやり取りでした。こういった攻防が見られる株主総会もあまりないですね。
以上、日本航空株主総会で見かけた リアル 株主総会事件簿 でした^_^;

冒頭から大荒れの展開でしたが、その後は映像による事業報告、植木社長が読み上げただけの対処すべき課題、議案の説明と続き、質疑応答となりました。
多くの株主に質問してもらうため、質問は1人2問程度で、簡潔にまとめて3分以内で発言するように案内がありました。3分を過ぎるとマイクのスイッチを切られるらしい!というのは嘘ですw
多くの質問が出ましたが、バッテリートラブルで運航を停止していましたが、6月に運航を再開したボーイング787についての質問が多く出ていました。いま航空会社を取り巻く問題で影響が大きいのはLCCの勢力拡大だと思いましたが、LCCに関する質問はまったく出ませんでした。全日空はLCCにも積極的に取り組んでいますが、天下のJALにはLCCなんて関係ないっ!ということなんでしょうか?

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(1-1)ボーイング787の問題は、まだ完全に原因が究明できていないと思うが、現状はどうなっているのか?
→(権藤信武喜執行役員 安全推進本部副本部長)原因究明までは行きついていないが、大体の所までは追及が進んでいる。ボーイングがスペシャルチームを組んで究明にあたっている。発表されたボーイングの対策案は問題を網羅しており、787の運転再開に問題はない。再開後も問題は発生していない。
→(植木義晴社長)1月16日に787の運航をすべて止めた。翌日FAAなどが飛行停止を命令したが、その前に安全性を重視して運航を止めている。運航再開にあたっても関係当局の承認に加えて、自社でも十分にチェックしている。
(2-1)社員の解雇があって労働争議になっている。安全を支えるのはベテラン社員だと思うので早期に問題を解決して欲しい(パラパラと拍手)
→(日岡裕之執行役員 総務本部長更生計画においては人員削減が必須であり、あらゆる策を講じたが人員が過剰であり、やむを得ず整理解雇を行った。訴訟の今後については法廷で争っており、この場では差し控えさせていただく。会社を立て直すためには1.3万人の人員削減を行わなければならなかった。我々の想いは二度と同じことを繰り返さないことであり、ご迷惑をかけることのないよう株主の皆様のご期待に応えていきたい(拍手多数)
→(社長)ベテランの技術はきちんと引き継がれているので安心して頂きたい。
(3-2)787の問題について、メディアでは安全性に疑問を提示している。大体究明されたでは困る。
→(佐藤信博専務取締役 整備本部長)大体という表現をしてしまい申し訳ない。ボーイング社とも協議するとともに、バッテリーの専門家を集めて問題点を洗い出し、改修策を策定した。JALから提案した対策もすべて織り込まれている。現状想定されているバッテリーの問題については、対応が取られていると判断し運航を再開した。
(4-3)787の問題もそうだが、機種調達がボーイングに集中していることも問題ではないか?アメリカでもエアバス社の航空機採用が増えており、JALでもエアバスの採用検討が必要ではないか?
→(乘田俊明執行役員 経営企画本部長)機種選定は経営の根幹をなすものと理解している。特定のメーカー・機種にこだわることなく検討している。安全性、トータルコスト、機体の更新時期などをもとに機材選定を行っている。
(5-4)日本航空は一度倒産したのに、社長からお詫びの言葉一つもないのはおかしいのではないか!事前に質問書を提出した。最後の株主総会開催時点で倒産することは分かっていたのではないか?JALは6ヵ月後に潰れますのでお早めに避難ください、と呼びかけるべきではないか?
→経営破たんとなってしまい、過去の株主様、債権者の皆様にご迷惑をおかけした。お蔭様で再建することができた。社員も必死の努力を続けてくれており、二度と潰れない会社にしていきたい。
2009年6月の株主総会時は、JALの名古屋に出向していた。厳しい状況にあることは認識していたが、年明けに会社更生法の申請になるとは認識していなかった。
(6-4)社員は同じ家族と言いながら組合がいくつもあるのはおかしい!破綻した会社がストライキを予定していたそうだが、早く解決して欲しい。
→(清水新一郎執行役員 人財本部長組合は6つある。一部の組合がストライキを行い、ご迷惑をおかけし申し訳ない。会社破綻後、労働条件を大きく見直しており、どのように中期計画を実現していくか労使間でも話し合っている。広く社会の皆様に信頼される会社になるように、労使間でも話し合っていく。
注記)経営破たんしたのにまだ労働組合が6つもあって、ストライキを行っているとは信じられませんね!社員の意識は以前と変わっていないのではないでしょうか?
倒産してしまったらストライキや組合活動どころではない はずなのに...

まだまだ質問は続きます。後半の様子は日本航空2013年株主総会レポート2にまとめます。
   日本航空2013年株主総会レポート2 作成中
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