2012年03月31日

ジェイエイシーリクルートメント2012年株主総会レポート

2012年3月27日(火)10時から、東京都千代田区のJACリクルートメントの本社会議室で開催されたジェイエイシーリクルートメント(2124)の第25期定時株主総会に参加しました。
ジェイエイシーリクルートメントは、中高級マネジメント層中心に転職支援を行なっている会社です。JACグループとしてアジアに兄弟会社が展開しており、アジア中心にグローバル展開にも力を入れています。ジェイエイシーリクルートメントの株主総会に出席するのは昨年に続いて2回目です。
が、JACリクルートメントの2011年株主総会レポートはまだ作っていませんでした^_^;

2012年3月27日(火)の株価 9,100円(JASDAQ 2124)10株単位 12月決算
PER 11.8倍、PBR 2.46倍、配当利回り 2.20%、株主資本比率 74.3%
監査費用 2,100万円(売上比 0.42%、営業利益比 2.66%) 新日本監査法人
株主優待 なし

   ジェイエイシーリクルートメント(2124)のホームページ
   ジェイエイシーリクルートメント(2124)のヤフー株価情報
ジェイエイシーリクルートメント2012年株主総会
最近半年間の株価推移を見ると3月以降急騰しており、それまでの値動きが分かりません(笑)
それまでの4千円前後はPER7倍くらいで割安感がありましたが、ピーク時の株価はPER20倍を超えており、ファンダメンタルからは説明しにくい水準まで買い上げられた印象です。今後どの程度の株価水準で落ち着くのか注目ですね!
スケジュール
10:00〜10:27 報告事項 松園健社長がスクリーンを使用して説明
10:27〜10:31 決議事項の説明
第1号議案 剰余金処分の件 40円増配の140円 配当性向12.1%
第2号議案 取締役5名選任の件 4名全員が任期満了に伴い再任、上野音彦営業本部長執行役員新任
第3号議案 監査役1名選任の件 大橋茂一氏の辞任に伴い東郷重興氏を新任
第4号議案 補欠監査役1名選任の件 法律顧問の小澤優一氏を選任
10:31〜10:43 質疑応答 質問者2人 計7件 12分
10:43〜10:45 議案の採決
10:45〜10:47 役員紹介 東郷重興監査役もぎりぎり間に合いました(笑)
お土産 なし
飲み物サービス ミネラルウォーターいろはす280ml
経営戦略説明会 営業報告の中で詳しく説明


注目の株主総会格付けですが、準集中日の10時からの株主総会開催で参加しにくいですし、お土産も2年連続で何も用意されていません。事業報告はスクリーンを使用して詳しく説明していましたが、質疑応答は今年もあまり質問が出ず低調に終わりました。これらを総合的に判断し、ジェイエイシーリクルートメントの2012年株主総会格付けは 『D−』 としました。

今年もJACリクルートメントの株主総会は神田神保町の本社がある神保町三井ビルディング14階の本社会議室で行なわれました。
今日は3月の株主総会の準集中日なので、不二家などの株主総会を覗いてからジェイエイシーリクルートメントの株主総会に駆けつけました。なのでかなり遅れてしまい、すでに松園健社長の営業報告も終盤に差し掛かっていました。まだ株主総会が続いていてホッとしました(笑)
会場内にはテーブル席で(3+3)×3のレイアウトで18人分の席が用意されていました。最後列には椅子が置かれ、案内の社員などが座っていました。
今年も出席者数は少なく8人でした(^_^;)うちスーツ姿の出席者が5人で、1人は新任取締役候補でした(笑)なので出席株主数は7人と非常に少なく、その中には社員株主や取引先などの株主なども含まれているようです。2年連続1桁の出席者とは寂しい限りです。狭い会場なのでこれ以上テーブルを入れるのは難しそうで、来年以降株主数が増えたらどうするのか心配になりました。
会場正面左にスクリーンが設置されており、営業報告はスクリーンにグラフなどを表示して分かりやすく説明していました。最初から聞けなくて残念です。
議案説明に続き質疑応答となりました。
質問したい人は手を挙げて議長の指名を受け、その場でマイクも使わずに(笑)質問するスタイルでした。マイクなしの株主総会は他社では経験したことがありません。それだけ株主と役員の距離が近い、こじんまりとした株主総会が続いています。来年はどうなるか分かりませんが(^_^;)
質問への回答は内容に応じて担当取締役も含めて回答していました。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)今期は1月の実績が3割増と好調にスタートしたが、2月実績は伸び率が5%と大幅に減速している。3月が転職のピークになるが、減速傾向が続いているのか?
→1月は前期に成約した繰り越し分があり、伸び率が大きくなった。2011年12月の成約が好調だった。2月が実質的なスタート月となるが、先ほど説明したように今期から組織を小ロット化してプレイングマネージャーを増やす体制変更を行った。常に進化していくために組織も含めて改革を行っているが、組織変更により一部混乱もあり内部的要因で売上が伸び悩んだ。1月の転職市場の外部環境が悪くなったわけではなく、内部要因が大きいと判断しているので、内部要因もある程度改善する3月はポジティブに考えている。
(2-1)第2号議案で取締役を1名増員するが、社外取締役の選任についてはどう考えているのか?
→(服部啓男代表取締役副社長 CFO兼管理本部長)現状では社外取締役の選任は行っていない。JACリクルートメントの場合、監査役が3名全員社外監査役であり、現状の会社の規模ではこれで十分だと考えている。今後業容の拡大や社員数の増員も進めていくので、ガバナンス体制の向上も検討していく。
(3-1)最近株価が乱高下していて、業績とかけ離れた値動きのように感じる。手口を調査するなど何らかの対応を行っているのか?それとも株価が乱高下しようが市場に任せて放置しているのか?
→(服部啓男)株価は色々な要因で動き、皆さんもヤフー掲示板などで色々な意見が交わされているのはご存じだと思う。株価が上昇した要因一つは、手前味噌ではあるがリーマンショック以降対策を講じて、JACリクルートメントの業績が回復してきたことと、ユーザーのニーズに対応し高付加価値のサービスを提供できるような会社に変わってきたことを評価してくれたのだと思う。ただ株価に過熱感が出ていたのは事実であり、その反動で足元は株価が下がっていると考えている。株価の動きに対して会社側が何か手を打てるか?というと、会社はインサイダー情報の塊なのでマーケットで直接何かすることはできない。流動性が低いことは問題と認識しており、将来的には株価水準を見ながら何らかの対応が必要だと考えている。
(4-1)株価が過度に急騰すると、会社側にも色々とデメリットが出てくるのではないかと心配だ。高値で買った株主も増えるので、業績への期待度も過度に高くなる可能性がある。流動性が低いので業績などを無視して株価が動かされているように感じる。ただ静観しているだけではなくて何らかの対応を打たないと、今後会社側が考えている以上にデメリットが出てくるのではないか?
→(服部啓男)ご指摘の点は十分に検討し判断していく。
(5-2)日本人を海外に紹介する需要など、海外市場の状況について教えてほしい。
→日系企業の海外の転職マーケットは4億円強であり、かなり伸びている。大手企業では現地駐在の日本人を減らして現地でマネージャークラスを採用する意向が強く、一方中小企業ではアジアへの日本人の派遣を考えているなど、企業の成長フェーズにより人材に対する需要も異なっている。
現地に駐在している日本人の中には、日本への帰還辞令が出ても日本に戻らず現地で転職したいというニーズも増えている。JACグループとしてアジアに兄弟会社を展開しているので、様々なニーズに応えている。
(6-2)今後5年くらいの海外マーケットの拡大見込みはどの程度か?
→はっきりとは分からないが、30〜40%の伸びが続くと見込んでいる。日系企業も海外での採用意欲は強い。
(7-2)アジアで拠点展開をしているが、ベトナムは会社設立が難しいのか?
→(田崎ひろみ代表取締役 CEO)日本からの出資ではなくJACグループとして海外展開を進めている。JACグループとしては、日系企業の進出が増えて求人需要も期待できるベトナム、インド進出などが視野に入っている。

以上で質問もなくなり、質疑応答は終了となりました。
株価の乱高下については過度の変動は高値にしこりを残すことになり、高値で買った株主からいつになったら株価が回復するんだ!というプレッシャーが会社側に対して強くなると思うので、あまり好ましいことではありません。企業のファンダメンタルを反映して株価が上昇したのなら、ある程度株価を維持することも可能でしょうが、ファンダメンタルを無視して需給だけで株価が持ち上げられた場合、株価を高値で維持することは不可能です。

会社側は今回の株価上昇はジェイエイシーリクルートメントの好調な業績が反映されたものと考えているようですが、私は少し考え方が異なります。確かにJACリクルートメントはPER5倍程度という割安な状態が続いていたので、PER10倍の7,700円程度まではファンダメンタルを反映した株価の上昇と捉えることもできます。しかし16,340円の年初来高値は現状の市場環境を考えると高すぎると思いますし、何よりも上げ方が急過ぎます。ファンダメンタルを反映した株価上昇であれば、もっとゆっくりと上昇していくのが一般的です。ストップ高を何度も続けて上昇していくのは、需給要因による上昇が大部分を占めていると思います。
なので会社側の対応には危機感の欠如を感じますし、今後の株価推移やジェイエイシーリクルートメントの評判、業績への影響などが心配です。社外取締役についての回答でも、会社が小規模なので現状の役員体制で十分と答えているのに、株主数が激増して高値で買った株主から連日のように会社側に問い合わせの電話がかかってくるようなことになったら、社内業務にも悪影響が出てきますし、株価が暴落すればレピュテーションリスクにも配慮する必要が出てきます。株価が暴落して損する株主が増えると、会社に対する印象も悪くなりますし、ヤフー掲示板なども荒れてきます。転職しようとする人が会社側について調べる時に、グーグルなどで検索するとジェイエイシーリクルートメントに対する恨みつらみばかりがヒットするようでは、他の会社にお願いしようと判断されてしまうかもしれません。
今回の株価の乱高下はまだ続いているのかもしれませんが、下記チャートの通りまったく関係のない会社と連動した動きになっており、株価が動き出したタイミングを見てもジェイエイシーリクルートメントのファンダメンタルを反映した値動きとは言えないと思います。
ジェイエイシーリクルートメント2012年株主総会
今後の株価動向次第で状況は変わってきますが、出来高が細ってきているのは心配ですね。会社側も認めているように市場に流通している株式数が少なく流動性が低いので、大口の買いを入れれば簡単に株価は上がるor持ち上げることができる(逆に言えばまとまった売りを出せば株価は暴落する^_^;)ので、株価の先行きは分かりません。参加者の考え方・行動次第です。

株価の動向とともに、来年の株主総会がどんな感じになるのか非常に気になりますね。
どちらにしろ出席者が一桁ということは、もうないと思いますが(笑)
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2012年03月24日

グローバルダイニング2012年株主総会レポート

2012年3月24日(土)10時から、東京都中央区銀座にあるグローバルダイニングの自社店舗 権八G-Zone銀座で開催されたグローバルダイニング(7625)の第39回定時株主総会に参加しました。
グローバルダイニングは、都心中心にゼスト、モンスーンカフェなどパスタや東南アジア料理などを展開している会社です。グローバルダイニングの株主総会に出席するのは昨年に続いて2回目です。
   グローバルダイニング(7625)2011年株主総会レポート まだ半分でした^_^;

2012年3月23日(金)の株価 123円(東証2部 7625)100株単位 12月決算
PER 20.9倍、PBR 0.32倍、配当利回り 無配、株主資本比率 47.9%
監査費用 2,565万円(売上比 0.22%、営業利益比 営業赤字) 清明監査法人
株主優待 6・12月末の500株以上保有の株主に15%割引株主優待証を進呈
 詳しくは 次項有 グローバルダイニングの株主優待情報ページ

   グローバルダイニング(7625)のホームページ
   グローバルダイニング(7625)のヤフー株価情報
グローバルダイニング株価
最近2年間の株価推移を見ても低迷から横ばいが続いています。上場当時は1万円を超えていた時期もあるようですが現状は100円台まで株価は下落しています。営業赤字が続いているのでやむを得ない部分もありますが、今期はぜひ黒字化して欲しいものです。
スケジュール
10:00〜10:29 報告事項
 10:03〜10:05 監査報告 若畑博常勤監査役
 10:06〜10:29 営業報告 長谷川耕造社長がスクリーンを使用して説明
10:29〜10:33 議案説明 取締役4名選任の件 3名全員任期満了に伴い再任、小林庸麿氏新任
10:33〜11:27 質疑応答 質問者8人 計20件 54分
11:27〜11:27 議案の採決
11:35〜11:50 幹部社員紹介&自由に質疑応答タイム
お土産 なし
飲み物サービス なし
経営戦略説明会 営業報告の中で詳しく説明

注目の株主総会格付けですが、参加しやすい土曜日に株主総会を開催し、役員との歓談の場も設けています。事業報告の内容もスクリーンを使用して詳しく説明しました。一方で事業報告の時間と比べると、質疑応答の時間が短いように感じます。これらを総合的に判断し、グローバルダイニングの2012年株主総会格付けは昨年より1段階格上げし 『C』 としました。
   議決権を有する株主数   3,314名、その議決権数 100,232個
   議決権返送&出席株主数   409名、その議決権数  80,752個(80.6%)
グローバルダイニングの株主総会は今年も銀座の自社店舗、権八G−Zone銀座で行われました。
会場内には椅子がたくさん並べられ、140人分くらいの席が用意されていました。到着した頃は出席者数もまばらでしたが、株主総会開始以降も続々と増えて、満席に近い状況になっていました。
会場正面右側にはスクリーンが用意されていましたが、店舗なので真ん中に大きな柱が2本あり、見難い席もありました。特に支障はありませんが、全体的に暗いとも感じました。
事業報告は長谷川社長からスクリーンを使って説明し、事業の現状や今期の改善策などについて説明がありました。2期連続で営業赤字ですが、昨年後半から業績も回復しつつあるので、今期は黒字化できるよう全力でがんばるという説明でした。株主から指摘されていたPRが下手という点についても、他社に先駆けた新たな取り組みを行なっているので、期待して欲しいということでした。今期取組む課題は
(1)組織力の強化
(2)メニュー・商品力の強化
(3)営業力の向上
(4)不採算店舗の閉鎖
(5)海外子会社(GDC)の業務改善

旗艦店であるゼストキャンティーナ恵比寿の状況についても説明がありました。今年の6月で賃貸契約が切れるが、契約更新は難しく閉店の可能性が高い。それでも黒字化可能と説明していました。ゼストキャンティーナ恵比寿は、店舗の規模と立地で高稼動だった面もあり、退店を機にさらに魅力的な業態に磨き上げていきたいと前向きに捉えていました。
続いて議案の説明があり、取締役2名が辞任したので好調な業態であるモンスーンカフェのコンセプトシェフの小林庸麿執行役員を総料理長にするとともに、今回取締役に選任したいと説明がありました。議案説明の中で小林庸麿執行役員から挨拶もあり、とても良かったと思います。やはり採決の前に、取締役候補の方々から所信表明をしてもらいたいと思います。形式的とはいえ株主から取締役に承認してもらうわけですから、採決の前に「取締役になったらこんなことに取組む!」と宣言して欲しいと思います。
小林庸麿氏は原点回帰とイノベーションが重要と強調していました。
続いて質疑応答となりました。
業績が悪化し株価の低迷が続いているのでしょうがないのかもしれませんが、今年も長谷川社長を非難する質問が続きました。毎年同じ人が同じ様な質問をしているようです。そんなこともあって、質問数は毎年多くてネガティブな内容も多いことから、レポートをまとめるのにも疲れてしまったのかもしれません。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)色々説明があったが、社員が楽しく働ける仕組みが無いと会社は良くならない。
→財務的に力が弱っているが、やる気とは例えば登山のようなもので、お金になるわけではないが自分へのチャレンジとして挑戦する部分もある。結果を出してボーナスをもらうという表面的なことだけではなくて、自分の能力を高めることに取組んでいる。社員の士気は落ちていないと思う。
(2-1)社長の力が強すぎるのではないか?外部のブレーンは活用しているのか?
→社外役員も活用している。私が独裁的に見えるかもしれないが、社内では議論を尽くすようにしている。
(3-2)社債の発行を続けているが、業績が底を打ったということは今回で終了と考えてよいのか?
→店舗などの優良な資産が多いが、借り入れも多いのでリーマンショック以降は貸し剥しに遭うなど、金融機関がなかなか貸してくれない。店舗資産を切り売りして縮小均衡を図る方法もあるが、上場時に入ってきたお金を使わずに残していたので、これを会社に貸している。資金には限りがあるので、会社には今回限りと伝えている。
(4-2)役員を始め人材の流出が続いている。店舗の社員も元気は良いが人数は足りていないと思う。
→来客数は様々な要因で変わるので予測がし難い。1人当りの生産性を上げる事で、人員が少なくても店舗が回るようにし改善している。
(5-2)バックオフィスの2人の取締役が辞任した。営業責任者は独立して店舗展開しているが好調だ。
→営業と財務の取締役が辞めたのは私の責任だと思う。厳しい言い方をするので、真意が伝わらず思い違いがあったと思う。2人ともそれぞれの分野で活躍している。
(6-3)前期は東日本大震災で業績が悪化したと説明があったが、ずっと業績は悪化を続けている。地震のせいにして欲しくない。長期的に低迷している反省がない。きっちり説明して欲しい。
→売上が落ちている理由はお客様から支持されていないため。ラ・ボエムも39年が経ち、改善・改良してきたが魅力が低下している。デフレに対応した飲食店は伸びているが、高級店のマーケットは確実に縮小しているが、グローバルダイニングはその間で中途半端な立ち位置になっている。上場前から後継者を育てようとコンセプトリーダーに任せたが、うまくいかなかった。
(7-3)数年前に辞めた取締役は、銀座で出店し店舗網を拡大させ売上も伸びている。売上が減り続けているグローバルダイニングとは大違いだ。
→私と意見が対立したから降格したり辞めさせた者はいない。能力がなくて辞めていった人間はたくさんいる。まだ人間が出来ていなくて厳しく言ったりするので、合わなかったり行き違いが生じて辞めるケースもある。辞めた中にも優秀な人材はたくさんいた。人を見る眼がまだないと思う。
(8-3)業績の悪化が続いているが、いつ頃資金がショートするのか?
→今回が私の資金を会社に入れる最後だと考えている。私の資金にも限界がある。
(9-3)新川義弘さんの店HUGEは売上が40%も伸びている。なぜこんなに差が付いているのか?
→グローバルダイニングも私が直接管理していた時は伸びていた。会社の規模が大きくなり、間接管理になっても伸びていくかが重要。彼ならうまくやれるのかもしれないが、私の場合はコンセプトリーダーに任せたがうまく行かなかった。
(10-3)いつ頃資金ショートするのかはっきり答えて欲しい。
→不動産屋から買いたいと言われている店舗物件が国内に2つ、アメリカに3つあり、資金ショートはしない。ゴーイングコンサーンの観点からも今期中に資金ショートすることはない。
(株主)不動産なんてそんなに簡単には売れない!
注記)いつ資金ショートするのかという質問に拘っていましたが、こんな質問に答えられるわけがないと思います。資金ショートすると言った時点で倒産決定になってしまうので、社長は今日の資金に不足していても、資金繰りは大丈夫!と言い続けなければいけない立場です。営業赤字が続き資金ショートが近い会社に誰が貸してくれると思うんでしょうか?この株主は空売りでもしていて、グローバルダイニングを倒産させたいのでしょうか?
(11-4)まずお聞きしたいのは、長谷川社長 昨夜はよく眠れましたか?
→よく眠れました。寝付きが良いのが取り柄で(笑)
(株主)(こんな業績で株主総会前に熟睡できるとは)図太い神経をしているんですね!
昨年もまったく同じ様なやり取りがあったので、同じ株主が同じ様な質問をしているのだと思います。これ以降も長く株主で100万円ほどで買ったのに、先ほどの質問では潰れそうだという怖い話もあった、営業赤字ではどうしようもない...などと苦情を並べていました。社長から質問をお願いしますと促され、2点質問していました。
(質問)貸借対照表を見ると流動比率が最悪だ。株主としては大丈夫かなと思う。中森監査役は公認会計士だが現状をどう見ているのか?
→(中森真紀子監査役)飲食業は日々店舗からキャッシュが入ってくる。負債には会計上の引当金なども計上しており、キャッシュとは関係のないものもある。流動比率も以前より改善している。平均よりは低いが業種によって大きな違いがあり、ありうる数値の範囲内です。
(12-4)株主構成を見ても長谷川社長の会社だ。大株主に機関投資家がまったくいない。後継者の育成はどう考えているのか?
注記)長々と質問していたためか、この件については回答がありませんでした。
(13-5)OHPの説明の中で業績グラフがあったが、前期の3Q・4Qは黒字化したのか?今期の業績予想もそろそろ分かる頃だと思うので教えて欲しい。
→前期の3Q・4Qは黒字化した。(今期計画は決算短信を見れば分かります)
(14-5)業態ごとの売上の説明はあったが、利益はどうなっているのか?
→業態別の売上から販管費7%を引けば利益になる。
(15-5)アメリカ事業のGDCは1店閉鎖してどの程度業績が改善するのか?
→今期も赤字が残るが、24万ドル赤字が減る。6億円の売上で8,600万円の赤字だったが、売上が変わらなければ今期は6,600万円ほどの赤字になる。
(16-5)社外取締役のリーブレック氏の任期中ずっと赤字が続き、結果を出していない。経歴を見てもP&Gでオムツを売っていたような人で、飲食関係の経験は少ない。なぜリーブレック氏を選任しているのか?
→リーブレック氏はIT業界で活躍しており、PRやプロモーション面などでアドバイスを頂いている。

(17-6)広尾?のお店をランチタイムに利用しているが、行列ができるほどの人気だったのに、昨年の11月頃から客足が大幅に減ってしまった。ランチタイムのポイントカードを止めたり、メニューやサラダバーの内容が変わったりしている。こんな状態ではお客さんが来なくなり赤字になって当たり前だ。12時前までは500円で食べられたのにそれもなくなる。赤字で施策がコロコロ変わるのは困る。まずはポイントカードを復活させて欲しい。
→リーマンショック以降、消費者が財布の紐を締めてしまったので、採算を度外視してビュッフェを導入した。あの料金で手作りのビュッフェを提供すれば人気が出るのは分かるが、赤字を垂れ流している状態では続かないので、ビュッフェは見直してサラダバーにしている。ランチタイムの客数は減ったが、収益性は向上した。今まではランチタイムの営業で現場が疲れ果ててしまい、ディナータイムに影響が出ていたが、ビュッフェを止めて以降ディナータイムも好調を取り戻している。
ポイントカードについては全社的に再検討している。
注記グローバルダイニングのお店で500円でビュッフェ食べ放題のお店があったとは驚きです。一度行ってみたかった(笑)そんな無理な営業を続けていたから、業績が営業赤字に転落してしまうんですね!社員や株主を犠牲にして赤字を垂れ流していたら会社として持ちません!
(18-7)店舗のコンセプトが古くなっているなどの説明があったが、現状のグローバルダイニングのターゲット層はどこなのか?
→以前は30歳前後から50代・60代までという幅広いコンセプトだったが、価格帯を下げたことでターゲット層がばらけてしまった。女性に評価される店作りに再度取組んでいく。シニアマーケットも大きくなっていくので、力を入れていきたい。
(19-8)社外取締役の責任限定条項を外した方がいいのではないか?
→責任限定を外すと優秀な人材が社外取締役を引き受けてくれなくなる。
(20-8)社外取締役のリーブレック氏はMBAも取得しており、国際的に見たこの業界の状況についてお考えを聞かせて欲しい。
→(デービット・リーブレック社外取締役)社外取締役は会社の業績を良くするのが役割ではなく、株主と同じ目線でコーポレートガバナンスなどをチェックするのが主な役割です。
飲食店は国内・海外を問わず、立地・コンセプト・PRの仕方などが重要になる。来店してくれたお客様に期待以上の素晴らしいサービスを提供することに尽きる。マージン(利益)よりもコンセプトの改善がまず重要だと考えている。良い立地に集約して伸ばしていくことが重要。

「そろそろ時間なので」という議長の一言で、質疑応答は終了となりました。
今年も業績が悪かったので、厳しい質問が続きました。どうやら社長の時間配分が間違っていたようで、株主総会後に幹部社員の紹介と自由な質疑応答の時間が設けられました。
会社経営をしているという株主から、株主は社員と同じ立場であり、お店に行ってもお客様ではないので、社員の方々や来て下さっている他のお客様に心の中ででも感謝した方が良いという意見があり、本当にその通りだと感じました。
株主総会に言っても文句を言う株主が多いですが、こうした考えの人もいるんだな〜と温かい気持ちになりました。私もよく株主優待でお店を利用しますが、ありがたいな〜と感謝しながら利用させてもらっています。会社と株主の関係がもっと良くなっていくといいですね!
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ひらめき
低株価銘柄投資の名人と言われている人が株主総会に来ていましたが、グローバルダイニングも買い集めているんでしょうか?確かに低株価ではありますが(^_^;)
posted by Zaimax at 23:37 | Comment(1) | TrackBack(0) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大物総会屋シリーズ復活!?

このブログの中でも大人気!?シリーズだった伝説の大物総会屋シリーズですが、いろいろと関係方面からのクレームもあり(笑)ながらく掲載をストップしていました。
やはり身の安全が最優先ですので(笑)
しかしながら本日出席したグローバルダイニングの株主総会で、Z氏を伴い颯爽と登場したY氏が、ワインの勢いもあっていい気分になっていたのか、久しぶりの言いたい放題&毒舌全開!という感じだったので、こっそりと別のブログで記事にしてみました。
 中長期投資で超富裕層を目指そう! お得な宿泊クーポン!

こちらのブログなら気付かれにくいと思いますし、タイトルも大物総会屋とはまったく関係ないものにカモフラージュしたので、これならバレないと思います(笑)

とはいえ不運にも見つかり、クレームが付いたら非公開になる可能性もあるので(^_^;)大物総会屋の動向に興味のある方はお早めにご覧くださいね

こちらのブログで告知している時点でバレバレなんですが(笑)、しばらくはネットも見ないのではないか?とひそかに期待しています。
早速自遊空間でチェックしていたりして(笑)
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posted by Zaimax at 17:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大物総会屋Y氏 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月23日

日本和装2012年株主総会レポート

2012年3月23日(金)11時から、東京都中央区人形町の日本和装日本橋局研修室で開催された日本和装ホールディングス(2499)の第26期定時株主総会に参加しました。
日本和装はきものや帯の販売仲介をしている会社です。子会社のはかた匠工芸で帯の生産も行なっています。日本和装の株主総会に出席するのは昨年に続いて連続5回目です。
   日本和装ホールディングス(2499)2011年株主総会レポート

2012年3月23日(金)の株価 30,000円(東証2部 2499)1株単位 12月決算
PER 9.6倍、PBR 0.89倍、配当利回り 5.0%、株主資本比率 56.7%
監査費用 2,000万円(売上比 0.31%、営業利益比 5.48%) 監査法人トーマツ
株主優待 12月末の株主に株数に応じてクオカード、VJAギフトカードを進呈
 詳しくは 次項有 日本和装ホールディングスの株主優待情報ページ

   日本和装ホールディングス(2499)のホームページ

   日本和装ホールディングス(2499)のヤフー株価情報
日本和装の投資情報が少ないので投資ブログを作りました。ネタが少ないのが悩みのタネ(笑)
   日本和装 〜きもの業界に新風を吹き込む日本和装!

日本和装2012年株主総会
最近2年間の株価は、3万円を挟んだ狭いレンジでの値動きが続いています。東証2部上場基準を満たすために吉田社長の持株比率を下げる必要があり、立会外分売を行なってきたことなどが理由の1つだと思います。2012年2月に東証2部上場を実現したので、今後は利益の伸びに期待したいですね!
スケジュール
11:01〜11:03 日本和装を紹介する映像上映
11:03〜11:25 事業報告
 11:06〜11:11 監査報告 西川勝久常勤監査役
 11:11〜11:25 営業報告 大森さん登場の映像、吉田重久社長、菅野泰弘取締役が分担して説明
11:26〜11:29 決議事項の説明
 第1号議案 剰余金処分の件 据置きの1,000円(年間1,500円 配当性向89.9%)
 第2号議案 取締役7名選任の件 3名全員が任期満了に伴い再任
 第3号議案 第7回ストックオプションとして新株予約権を発行する件
 第4号議案 ファントムストックによる役員報酬等の額承認の件
11:29〜11:57 質疑応答 質問者4人 計8件 28分
11:57〜11:59 議案の採決 拍手方式 すべて可決
11:59〜12:06 監査役・取締役が1人ずつ挨拶、吉田社長の閉会の挨拶
日本和装2012年株主総会
お土産 クオカード500円分と上場記念の紅白まんじゅう 先渡し 賞味期限3月25日
飲み物サービス コーヒー、紅茶、緑茶とお菓子のサービス
事業説明会 きものや帯の展示スペースなどオールインワン施設内の見学
懇親会 なし

さて注目の株主総会格付けですが、昨年同様11時からの開始で、他の株主総会と重なりにくい様若干(笑)配慮されています。今年は自社の施設で開催し、株主に事業内容を理解してもらおうという感じも伝わってきました。お土産もあり質問にも丁寧に答えていたと思います。もう少し質問が活発に出るといいんですが、気軽に質問できる雰囲気作りなどが課題ですね。これらを総合的に判断し、日本和装(2499)の2012年株主総会格付けは昨年から格上げし 『C』 としました。
   議決権を有する株主数       4,331名、その議決権数  90,020個
   議決権返送&出席株主数     1,285名、その議決権数  75,879個(84.3%)
日本和装の株主総会は、昨年までは東京駅前の丸ビル8階コンファレンススクエアで行なわれていましたが、今年は利益に拘り無駄な経費はケチケチ作戦で削っていく一環で、自社のオールインワン施設の一つである日本橋局研修室で行なわれました。自社施設を利用するとコスト削減とともに、商品の展示なども自由に行なうことができ、事業内容に対する理解も深まると思います。ぜひ来年からも今回のようなホスピタリティに富んだ株主総会を期待しています。
2012年2月27日(月)に東証2部に上場したことから、上場記念コーナーも設けられていました。
日本和装2012年株主総会
ふだん見る機会のあまりない上場記念3点セットも間近に見ることができました。人気の撮影スポットになっていたようです。株主総会後には、日本和装の4ヵ月間無料きもの着付教室のセミナー会場を再現した、セミナールームも見ることができました。
お土産はかわいらしいピンク色の包装紙に包まれた、東証2部上場記念の紅白まんじゅうでした。
日本和装2012年株主総会
日本和装のロゴと、「目指せ日本一!」の文字入りでした。長期に東京に滞在する身としては、賞味期限が3日間と短いのが難点ですが、持ち帰らずに食べてしまおうと思います(笑)

日本和装は株主優待を充実させたこともあって株主数が激増していますが、一方で自社施設はスペースに限りがあり、満席になってしまうのではないか?と心配しましたが、今日は他社の株主総会も多く開催されており、特に懇親会が復活したらしいペッパーフードの株主総会に向かった人が多いようです。
会場内には前方にテーブル席が(3+3)×(9+8)、後方が椅子席で7×4のレイアウトで130人分の席が用意されていました。最後まで参加していたのは70人くらいでした。
正面の壁をスクリーンに使い、日本和装の事業内容を紹介する映像が流され、株主総会はスタートとなりました。続いて日本和装株主総会の名物の一つ(笑)西川勝久常勤監査役からの監査報告がありました。今年も監査役の業務分担や監査の目的など、分かりやすく説明してくれました。
続いて事業報告となりましたが、まず映像による報告がありました。IRを担当している大森由貴子さんがニュースキャスターに扮して画面に登場し、ニュース番組のように映像も使いながら、日本和装の2011年の説明を行ないました。日本和装はブリリアンツ全国大会など大きなイベントも行なっているので、映像編集もお手の物のようです。
続いて吉田社長から対処すべき課題について説明があり、財務諸表については菅野泰弘取締役管理本部長から説明がありました。その後議案の説明があり、全体を通しての質疑応答となりました。
今回も3人の取締役がバランスよく回答していました。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)東証は100株単位を推奨しているが対応策は?
→私は1単位を5万円以下で買える様にしたいと考えており、多くの方々に株主になって欲しい。日本和装のお客様であり株主でもあるという姿を目指している。もっと株主の皆さんと近い関係になりたいと考えており、今回の株主総会もその一環です。
(2-2)自己株の取得をして欲しい。
→検討していく。
(3-2)コストも倍かかるが今後も重複上場を続けていくのか?
→コストもかかるので東証への集約を進めていくが、現状ではJASDAQでの出来高の方が多いので、すぐには難しい。
注記)今までJASDAQで取引されていたので、JASDAQの方が出来高が多いだけであり、特にJASDAQでなければいけない理由はないと思います。2つの市場に分散してしまうので、注文や出来高が少なくなってしまうデメリットもあります。JASDAQを上場廃止にすれば東証での売買に一本化されるので、注文も厚くなって売買が成立しやすくなると思います。コストの面からも早急に一本化した方が良いと思います。
(4-2)女性の役員を登用しては?IR担当の大森さんはとても優秀であり、役員にしてもいいのでは?
→品質管理担当と営業担当の執行役員は女性であり、営業所の責任者としても女性が活躍している。特に40〜50代の女性のパワーを感じている。
(5-2)第3号議案と第4号議案の違いがよく分からない。ファントムストックというものはあまり聞いたことがないので、説明してほしい。
→(菅野泰弘取締役管理本部長)株価を上げるためには利益が重要になるので、第3号議案のストックオプションは業績連動型のハイリスク・ハイリターンの設計にしている。第4号議案のファントムストックは賞与のようなものであり、仮想の株式を付与し権利を行使すれば、株価が上がった分がボーナスとして支給される。株価に連動したボーナスになり、株価を意識してもらうため導入する。
(6-2)日本和装の理論株価はどの程度だと考えているか?
→私の想いとしては今の2倍の6万円くらいだと考えている。
→(菅野)理論株価を出してもらったところ、2015年の業績予想をベースにすると7万円と算定された。
(7-3)まだ市場での出来高が少ない中で自社株買いを行なえば、さらに流通している株数が減ってしまうので、流動性が落ちてしまう。現状では自社株買いをするのは適当でないと思う。
ファントムストックは実際に株式の売買をするわけではないので、悪く言えば付与された人達が市場で日本和装株を買い上がり、その高くなった株価でボーナスをもらうことも可能になる。いろいろ問題があると思うが、なぜストックオプションだけではダメなのか?ファントムストックを付与するのは何人なのか?
→(菅野)ファントムストックはボーナスの算定方法の変更であり、議案として審議する必要はないが、株主の方々に日本和装の考え方を説明してから実施したいと思い、議案として上程した。幹部社員約20名を付与の対象にしている。ファントムストックは賞与として付与するので、ストックオプションとは分けた。
(8-4)オールインワン施設だけではなく、公共の施設も使えるように努力して欲しい。社長の今後の抱負を聞かせて欲しい。
→2011年は東日本大震災で消費が停滞するのを避けるため、コストがかかるのは覚悟の上で販売機会を多く作った。また加盟店の方々を支援するための施策も行なったので、利益は低くなった。顧客対応をもっと良くするために、コールセンターも外部の専門業者に変更した。整備をしてきたオールインワン施設をもっと活用して、より良いものを提案して業績につなげていきたい。もっと売上を伸ばせるのではないか?とよく言われるが、まずは足元をしっかりと固めていく。効率を高めるので利益は向上する。
タイの縫製工場はタイシルクと融合したものを作れないか?と考えている。アメリカで作っているきものや帯の二次製品(ソファやパーティションなど)の製造も考えている。
→(藤永新一常務取締役営業本部長)東日本大震災で4〜6月の新規顧客向け売上は大きく落ち込んだ。そのため既存顧客向けのイベント開催に力を入れてきた。今年は原点に帰り、新規顧客向けの4ヵ月間無料きもの着付教室内のセミナーを充実させていく。併せて既存顧客向けにも力を入れていく。足元の業績は順調に推移している。

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。
議案の採決の後に、役員一人一人から挨拶がありました。
東日本大震災を全社一丸となって乗り越えたことや、東証2部上場審査を通じて、社内の一体感が高まり、社員も鍛えられたそうです。
西川常勤監査役は監査報告で十分に語っていたので、挨拶はいいですよね?とスルーされましたが、私も喋りたい!という強い希望で(笑)最後に挨拶をしていました。西川監査役の監査に対する考え方は、自分の子供たちにも誇れるような会社にするという視点で厳しく監査に当たっており、3人の取締役の業務執行を厳しくチェックしているそうです。
二反田監査役は、日本和装が福岡で7.5坪から事業を開始し、売上規模も今の1/100の頃から税理士として日本和装に関わっており、東証2部上場まで成長してきたことを感慨深く感じていました。
こうした方々に厳しくそして暖かく見守られているんですから、悪いことはできませんよね!
日本和装2012年株主総会
今年は吉田重久社長が着物姿で登場し、より日本和装の株主総会らしくなりました。

株主総会後も、藤永新一常務、菅野泰弘取締役、IR担当の大森さん達が会場に残り、株主の方々と談笑していました。株主総会と違って気軽にお話できるのでいいですね。株主との距離を縮めたいという社長の考えが浸透しているように感じました。
今後も日本和装の成長を株主の一人として楽しみにしています。
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2012年03月22日

GMOクラウド2012年株主総会レポート

2012年3月22日(木)18時から、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテル地下2階 朝霧の間で開催されたGMOクラウド(3788)の第19回定時株主総会に参加しました。
GMOクラウドは、レンタルサーバー、プライベートクラウドなどのホスティング・クラウド事業と、Webサイトの実在性証明などを行うセキュリティ事業を展開している会社です。
GMOホスティング&セキュリティの株主総会に出席するのは昨年に続いて3回目です。
   GMOホスティング&セキュリティ(3788)2010年株主総会レポート
   GMOホスティング&セキュリティ(3788)2011年株主総会レポート

GMOホスティング&セキュリティは2011年4月1日からGMOクラウドに社名変更しています。

2012年3月22日(木)の株価 53,400円(マザーズ 3788)1株単位 12月決算
PER 12.6倍、PBR 1.55倍、配当利回り 2.81%、株主資本比率 59.2%
監査費用 3,000万円(売上比 0.33%、営業利益比 3.94%) 監査法人トーマツ
株主優待 6・12月末の株主に自社サービス割引券(2,500円/月×2枚)など
 詳しくは 次項有 GMOクラウドの株主優待情報ページ

   GMOクラウド(3788)のホームページ

   GMOクラウド(3788)のヤフー株価情報
GMOクラウド2012年株主総会
最近2年間の株価推移を見てみると、クラウドが注目されて時々人気化するものの11月に期待外れの3Q決算を発表してからは低迷が続いています。クラウドはまだ話題先行期のようです。
スケジュール
18:00〜18:14 事業報告
 18:02〜18:04 監査報告 藤田智秀常勤監査役
 18:04〜18:14 営業報告 青山満社長がスクリーンを使って簡潔に説明
18:14〜18:17 決議事項の説明
 第1号議案 剰余金処分の件 50円減配の2,000円(配当性向61%)
 第2号議案 定款一部変更の件 取締役会による事後承認を禁止など
 第3号議案 取締役7名選任の件 7名全員が任期満了に伴い6名を再任、唐澤稔氏を新任
 第4号議案 監査役2名選任の件 1名任期満了に伴い再任、藤田智秀氏辞任→深山智房常務を新任
18:17〜18:43 質疑応答 質問者6人 計12件 26分
18:44〜18:46 議案の採決 拍手方式 すべて可決
18:46〜18:52 ホスティング事業とセキュリティ事業について担当役員から説明
18:52〜18:53 新任の唐澤稔取締役から豊富などの挨拶
18:53〜18:54 青山社長が唐澤稔氏を起用した目的などを説明、閉会の挨拶
GMOクラウド2012年株主総会
お土産 クオカード千円分とノベルティグッズ類  先渡し
飲み物サービス 水とおかきのサービス
事業説明会 株主総会後に簡単に説明
懇親会 なし

さて注目の株主総会格付けですが、昨年同様18時からの開始で、他の株主総会と重なりにくい様配慮されていますし、質問にも丁寧に答えていたと思います。昨年と比べると、各事業の担当取締役から簡単に事業の現状と今後の展開について説明があり、改善されています。これらを総合的に判断し、GMOクラウド(3788)の2012年株主総会格付けは昨年から格上げし 『C』 としました。
   議決権を有する株主数       4,724名、その議決権数  116,027個
   議決権返送&出席株主数       950名、その議決権数   81,269個(70.0%)
GMOクラウドの株主総会は、今年も本社の入っている渋谷のセルリアンタワーで開催されました。
上記のお土産写真にも写っていますが、テーブルの上にはお水とおかきが用意されていて、小腹がすく時間帯の株主総会には嬉しい配慮ですね!
質疑応答の中でも無料の社員食堂の話題が出てきましたが、親会社のGMOインターネットの会社説明会で、熊谷グループ代表が「GMOグループに知り合いが居たら社員食堂入れるので、ぜひ食べてみてください」と冗談かもしれませんが言っていたので、株主総会後に株主は話題の社員食堂にご招待!とかあったら嬉しいな〜などと考えていました(笑)なんと言っても今日は早朝から青春18きっぷで東京に来たので、ロクに食事を取っていません。腹ペコだったので社員食堂の話題で余計にお腹がすいてしまい、株主も無料の食堂を体験させて欲しいな〜と感じてしまいました(^_^;)
株主総会後にもおかきは残っていて、他の株主総会とは違って品の良い方々が集まっているんですね!

会場内にはテーブル席が(6+6)×5+6人分のレイアウトで66人分の席が用意されていました。かなり満席に近くて60人弱の出席でした。
お土産は今年もクオカードとGMOクラウドグッズでしたが、大きな不織布製の袋も希望者には配っていました。どうやら昨年5月のクラウドEXPOで配っていた物と同じらしいです(笑)余ったのかも。
余り物といえば、今日株主総会があったデジタルアドベンチャーのお土産は、韓流スター ペ・ヨンジュンさんなどのカレンダーでした。3月終わり頃になってカレンダーをもらっても嬉しくないですし、いまさら冬のソナタではねぇ(^_^;)2004年版のカレンダーじゃないの?などと言われていました(笑)

正面にはスクリーンが用意され、事業報告や事業部ごとの説明会などで活用されていました。
昨年の株主総会レポートで、事業説明会を開催して欲しいと書きましたが、今年は早速担当役員から事業説明が行なわれました。せっかくの機会なのでできれば質疑応答なども行なって欲しいですね。
その後は皆で社員食堂で夕食!となれば最高です(笑)
質疑応答は今年もすべて青山社長が回答していました。昨年までと比べると、質問者も増えて活発な質疑応答となりました。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)2Qまでは利益率も高かったのに3Q以降一気に業績が悪くなり、株価も大幅に下落してしまった。販管費の増加は先行投資だと思うが、要因を説明して欲しい。
→販管費と原価が増加したのは、クラウドサービス開発の先行投資と、社名をGMOクラウドに変更したので、社名とサービスの浸透を図るために、2011年5月のクラウドコンピューティングEXPO春で費用をかけて大きな出展を行なったため。円高で海外での業績が円換算で目減りした要因もある。
(2-1)今期の計画でも利益率は低水準が続いている。いつ頃利益に貢献してくるのか?
→顧客数が拡大しているので、今期も売上増加に伴う費用増(サーバーの増加など)を織り込んでいる。今年は大きな経費をかけることは考えていない。従来のパフォーマンスの4倍に増強したGMOクラウドPublicが好調に推移している。その他のホスティングサービスも順調に推移しており、今年は足元を再度固めて後半からの利益につなげていく。2013年からは業績が本格的に回復する予定。
注記)2011年の株主総会では、春のクラウドEXPOに向けて新サービスも準備しており、大きな発表ができると思う!などと強気の発言が目立ちました。GMOクラウドは定期的に会社説明会も開催しているので、私もちょくちょく参加していますが、夏前までは強気の発言が目立っていたように感じます。
しかし秋を迎える頃から徐々にトーンダウンして、計画通りサービスの開発が進んでいないとか、顧客の開拓に時間がかかっているなどの発言が目立ってきたように感じます。春頃には、東日本大震災と津波で自治体の住民データなどが消失する事態となり、自治体でもクラウドを活用してデータを安全な場所に分散して保存しておく需要が高まっている、と説明していて、確かにクラウドに対する関心は高かったと思うんですが、時間が経つにつれて徐々に危機感も薄れてしまったのでしょうか?クラウド業界が期待するほどには需要は拡大していないようです。あるいは需要は増えてもそれ以上に参入業者も増えて価格競争が激化し、儲かり難いビジネスになっているのかもしれません。

(3-1)5月のクラウドEXPOにお金をかけ過ぎたのでは?1度に大きく使うより、費用を抑えながら何回も出展した方が浸透しやすいと思う。
→社名変更とクラウドサービスへの参入を大々的にPRするため費用をかけて出展した。その後は大規模なイベントには出展していない。昨年秋ごろから全国でクラウドサービスについてのスモールセミナーを開催している。こちらはあまりコストもかからないので、全国で多く開催して受注につなげていきたい。
(4-1)コストをあまり掛けずに出展回数を増やして欲しい。今年はクラウドEXPOに出展しないのか?
→今年は考えていない。他のイベントに参加するかもしれないが、スモールセミナーに力を入れていく。
(5-1)業績を細かく見るとホスティングサービスが伸びていない。
→昨年はクラウドサービスの立ち上げに注力していて、従来のサービスが手薄になっていた。秋以降従来のサービスについても再度力を入れて、リニューアルなどを行なっている。リニューアル後は順調に推移している。
(6-2)先ほどの質問とも関連するが、国内のホスティングサービスが中心となるGMOクラウドの単体業績がずっと減益が続いている。契約顧客数は伸びているが売上高は減っており、低価格サービスが伸びていると思うが、販管費などのコスト構造も低価格サービスに対応できる体制にしていかないと利益が出ないのではないか?
→1月のリニューアル以降、契約件数・単価とも上昇している。クラウドサービスは従量課金なので、お客様から評価されて使用量が増えると、単価が上昇しGMOクラウドの売上も伸びていく。詳しくは株主総会後に担当役員から事業ごとに簡単に説明させていただく。
(7-2)対処すべき課題で新規事業の研究・開発に積極的に投資していくと書いてあるが、GMOグループは様々なサービスを展開している会社が集まっているので、シナジーが出しやすい反面、GMOクラウドが新たな事業を行なおうとしても、グループ内で競合したりして実現できないのではないか?グループ内での調整はどのように行なっているのか?
→確かにグループで多くのサービスを展開しているが、それぞれ事業領域が決まっている。同じ様なサービスを提供しているように見えても、ターゲット顧客が法人・個人・技術者向けなど異なっている。
(8-3)クラウドでストレージのサービスは行なっているのか?
→ストレージ単体では提供していないが、クラウドサービスの中でストレージサービスも提供している。

(9-4)先ほども質問が出たが、グループ内でシナジーを活かして共同で販促するなどの取り組みは考えていないのか?
→共同で営業したりもしている。GMOユアーズという会社を作って、GMOグループ全体の福利厚生を行なっていて、無料の社員食堂などを運営している。もちろんコストはかかるが、無料で食事を提供するなど福利厚生を充実させることで、優秀な人材を採用していきたい。
(10-5)定款で取締役会での事後承認を禁止するが、何か問題が発生したから定款変更するのか?
→問題が発生したから定款を変更するのではなく、企業が永続的に存続するための障害になるようなことが起こらない様に、事前に定款に盛り込んでおく。定款に載せれば株主からの監視の対象にもなる。
(11-5)事後承認禁止の条文で、1項で取締役会での事後承認を禁止しているのに、2項では代表取締役は法令・定款に違反しない範囲で取締役会の決議に先んじて執行できると書いてある。この規定自体が定款に違反しているから矛盾しており、書き方がおかしいのではないか?
→原則は事後承認は認めないが、原則外の事態も起こり得る。例えばすぐに手を打たないとサービスが止まってしまう場合など、取締役会を開いている余裕が無い場合もあり得る。そのような場合でも、直後に開催する取締役会で取締役全員の賛成を得ること、と厳しい条件を付けている。
注記2項の最初に「前項の規定にかかわらず」と書いてあるので、1項と2項は矛盾しないと思います。定款案は顧問弁護士などのチェックも行なっているので、法的におかしな定款案が上程されることはあまりないと思います。
(12-6)データセンターはどこの会社を利用しているのか?BCP(business continuity plan)も重要なので、可能な範囲で教えて欲しい。
→セキュリティの問題から詳しくは説明できないが、場所としては関東と関西、アメリカの西海岸、アジアのデータセンターを利用している。セキュリティや災害リスクに対応できるデータセンターです。

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。
昨年までよりは活発な質疑になって良かったと思います。ただ質問が終わるとすぐにマイクを回収されてしまうので、回答が不足していた場合の追加質問がし難く感じました。そんなに急いでマイクを回収しなくても大丈夫だと思うんですが(笑)
来年は業績・株価とも回復して、事業説明会ももっと充実するといいですね。せっかくの機会なのでぜひ事業責任者の取締役の方々に質問する機会も設けて欲しいと思います。
できれば社員食堂の見学も...(笑)
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2012年03月20日

燦ホールディングス会社説明会

2012年3月17日(土)に読売ブリッジサロン主催で行われた燦ホールディングス個人投資家向け会社説明会に参加しました。当日はリンクアンドモチベーションの株主総会に出席してから駆け付けたので、少し遅刻してしまいました。燦ホールディングスは、関東・関西で葬儀事業を展開している会社です。主に公益社ブランドで事業展開を行っています。
2012年3月16日(金)の株価 1,685円(東証1部 9628)100株単位 3月決算
PER 11.7倍、PBR 0.49倍、配当利回り 2.37%、株主資本比率 75.7%
株主優待 3月末の100株以上所有株主に花とみどりのギフト券3千円分
株主優待について詳しくはこちら → 燦ホールディングス株主優待ページ

 燦ホールディングス(9628)ホームページ
 燦ホールディングス(9628)ヤフー株価情報
燦ホールディングス株価
上場以来の燦ホールディングス株価推移は上記の株価チャートの通りで、ずっと下落傾向が続いてきました。2011年に入りやっと上昇に転じてきた感じです。後ほど他の葬儀関連の上場企業と株価推移を比較してみますが、株価が低迷していたのは燦ホールディングスだけというわけではなく、投資家に葬儀業界の人気がないことがよく分かります。
私は人気のない業種がけっこう好きなので、葬儀業界の上場企業には幅広く投資しています。人気のない業種は成長性などが無視され割安に放置されていることが多いので、その分チャンスも大きいですし、中長期投資に適していると考えています。関連する記事は下記の通りです。
   燦ホールディングス2009年株主様向け会社説明会レポート
   燦ホールディングス2010年株主総会レポート
   平安レイサービス2009年株主総会レポート まだ未完成(^_^;)
   名古屋の葬儀会社ティア情報ページ
燦ホールディングスの会社説明は古内耕太郎社長から行われました。
古内耕太郎社長は葬儀業界では珍しく外資系保険会社のAIGからヘッドハンティングされて燦ホールディングスに転職しています。AIGの顧客戦略本部マーケティング部長を経て2005年6月に燦HDの取締役首都圏担当兼マーケティング戦略部長に就任し、2008年6月に副社長そして2009年4月から代表取締役社長に就任しています。トントン拍子に出世していることが分かります。
2008年10月のリーマンショックでAIGは実質破たん状態に追い込まれたことを考えると、古内耕太郎社長には先見の明があることがよく分かります。

燦ホールディングスは1932年(昭和7年)8月創業で本年で創業80周年を迎える歴史ある会社で葬祭業界最大手です。公益社ブランドで東京・神奈川の首都圏と大阪・奈良・兵庫の関西圏で葬儀事業を展開している。その他タルイブランドで兵庫、葬仙ブランドで鳥取・島根でも葬儀事業を行っている。葬儀業界には監督官庁がなく、規制もないので異業種からも含めて新規参入が続いている
全国に公益社ブランドで葬儀事業を展開している会社があるが、燦ホールディングスとは関係ない。どこの公益社さんも真面目に事業を行っているので(公益社ブランドが毀損せず)感謝している。

葬儀業界は大きく分けて2つあり、燦ホールディングスのような専門葬儀社と冠婚葬祭互助会で事業の一環として葬儀を行っている会社に分けられる。専門葬儀社の売上では公益社がトップで174億円、2位が名古屋のティアで76億円となっている。以下3位セレモアつくば(東京都)65億円、4位公益社(京都市)61億円、5位福祉葬祭(さいたま市)57億円となっている。
4位公益社は同じブランド名だが燦HDとは関係ない。子会社の葬仙は14億円で35位、タルイは12億円で49位となっている。燦HDとティアが上場企業です。
冠婚葬祭互助会では、1位ベルコ(大阪府)574億円、2位日本セレモニー(山口県)355億円、3位出雲殿グループ(浜松市)399億円、4位セレマ(京都市)330億円、5位平安閣グループ(名古屋市)301億円となっている。
葬祭企業の場合、市場動向が死亡者数の推移になる。非常に不謹慎な話と感じるかもしれないが、今日は投資家向けの説明会なので、今後の死亡者数推移について説明させて頂く。
2011年の死亡者数は速報値で126.1万人だが、ピーク時の2040年には約1.3倍の166.9万人になると予測されている。今後拡大するマーケットということや参入規制などもない業界なので、異業種からの参入も活発で競合が激化している。
葬儀専門業者は10名未満の零細企業中心に約4,100社あり、冠婚葬祭互助会が約300社、異業種参入組としては電鉄会社、流通企業(イオンなど)、生協・農協などが積極的に参入している。関東の電鉄会社では京浜急行が子会社で参入しており、関西では阪急電鉄が子会社で葬儀事業を展開、南海電鉄はティアのフランチャイズで葬儀事業に参入し、積極的に葬儀会館を増やしている。農協も葬儀事業に積極的に取り組んでいる。
これらの葬儀会社の中で上場しているのは、燦ホールディングス、サン・ライフ(神奈川の冠婚葬祭互助会)、平安レイサービス(神奈川の冠婚葬祭互助会)、ティア(名古屋の葬儀専門会社)の4社です。

葬儀会社は昔はBtoB事業であり、町内会やお寺さんが葬儀を行う際の裏方としてお手伝いをしていた。それが時代の変化とともに個人から直接葬儀を請け負うようになり、BtoC事業になってきた。
葬祭業を巡る行政の新しい動きとして、2010年6月18日に閣議決定された新成長戦略において、医療・介護・健康関連サービスが高い成長と雇用創出が見込める成長牽引産業と位置付けられ、葬祭業も看取りにつながる生活関連産業のひとつとして取り上げられている。
さらに2011年8月10日に、安心と信頼あるライフエンディング・ステージの創出に向けて−新たな絆と生活に寄り添うライフエンディング産業の構築 が公表され、人生の終末や死別後に備えて生前から準備を行うことや、遺族の心のケアなどが注目を集めている。
行政の関心の高まり、社会的認知の増大に伴い、コンプライアンスを重視する燦ホールディングスにとって一層有利な事業環境が整備されると期待される。
昨年までは葬式は、要らないという島田裕巳氏の本がベストセラーになったり、小規模な葬儀でいいとマスコミで騒がれたが、東日本大震災以降そのような報道は減った。命や絆の大切さについて考える機会が増え、死生観や人生観に影響を及ぼしている。価格や効率を重視し簡略化された葬儀に疑問を抱き、葬儀の必要性を見直す傾向にある。
最近は過去にないほど葬儀をテーマとした映画やドラマが増えて、社会からの葬儀業界に対する注目度も高まっている。サン・セバスチャン国際映画祭にノミネートされた2011年10月ロードショーの映画エンディングノートや、今週最終回を迎えたTBSドラマ 最高の人生の終り方〜エンディングプランナー〜も人気のAKB48や山Pなど人気のあるキャストを揃えて制作されるなど注目されている。
私もグリーフケアという本を出した   
講演の依頼も増えて年間約30回の講演を依頼されるまでになった。
燦ホールディングスが考える葬儀の役割は、尊厳ある形で故人をお送りすること、ご遺族・故人の友人・知人の悲しみをケアすることであり、葬儀本来の意義と役割を提供している。
葬儀は文化であり、葬儀など簡単でいいという人ばかりになったら日本も寒々しい社会になってしまう。葬儀会社の中にも葬儀をゲストハウスウェディングと勘違いして、イベント業になっているような会社もある(平安レイサービスの批判でしょうか^_^;)
燦HDではエンバーミング(遺体衛生保全)に力を入れており、積極的にお薦めすることで公益社の60〜70%はエンバーミングを実施している。欧米では戦争が多かったこともありエンバーミングが発達した。

燦ホールディングスは10年ビジョンを作成しており、2012年3月期までは今後の成長のための基盤整備期間と位置付けている。来期以降は積極的な出店も行い、本格的な成長を目指す。
営業エリアの拡大として、2011年3月には公益社田園調布会館をオープンした。賃借により投資リスクを伴わず、田園調布エリアでの葬儀会館を確保した。関西でも住吉御影会館、学園前会館など富裕層の多い地域で、競合条件が比較的緩やかな場所を選んで出店している。
遊休施設の守口事業センター跡地をニトリに賃貸することで、今期以降5千万円/年の税引き後キャッシュフローを生み出し、今後の新規出店費用に充当する。
今期までは今後の成長のための基盤整備期間なので減収減益傾向だったが、今期は増収増益を計画している。この3年間は新規会館のオープンはじっと我慢して、社内の体制整備を優先して行ってきた。
最近他の葬儀会社で、積極的に葬儀会館を増やしている会社がある。葬儀会館を増やせば当然売上・葬儀件数は伸びるが、ぜひバランスシートを見てほしい。たぶん借金が大幅に増えていると思う。借金が多ければ今後の投資資金が確保できない。葬儀会社は安定してビジネスを続けていくことも大事であり、継続して成長していけるかが重要です。売上・利益だけではなくバランスシートもしっかり見て投資を判断してほしい。資金余力があることが今後の成長には重要になる。
注記)ティアへの批判のようです^_^;投資できるのは上場企業だけですが、上場している互助会2社は互助会なので借金はなく、ティアへの投資は止めた方がいいよ〜と遠回しに批判していると考えて間違いないようです。今ごろアドバイス頂いても困りますね〜もう手遅れだし(笑)
燦ホールディングスはこの3年間出店を控えてきたので資金余力も十分で、今後の積極出店ができる体制が整備できた。ぜひバランスシートを良く見て投資の判断をして欲しい(と何度も強調していました(笑))
燦ホールディングスでは葬儀も文化産業だと考えており、堅実な成長をしていきたい。
配当も安定が重要と考えている。
注記)安定配当を重視と説明していましたが、2010年度までの50円配当から2011年以降は40円に減配されています。さらに株主優待も年2回でしたが、2011年度からは年1回に半減しています。株主から見ると、株主還元は安定しているとは言えないように感じますが(^_^;)

(1-1)燦ホールディングスで遺体を焼いて粉にするまでの値段はどの位か?
→火葬は燦ホールディングスでは行わず、火葬場で行っている。
(2-2)グループ会社のマネジメント体制の見直しはどんなことを行っているのか?
→以前は他社との競合も少なく、拡大路線をベースにしたマネジメント体制だった。機能ごとに分社化したり分散していて、一部機能は競合他社にも提供していた。葬儀の規模が小さくなるに従い、冠婚葬祭互助会などで自社内に取り込む動きが広がり、外部向けの売上が減少し効率が低下していた。自社内のサービスに特化してスリム化したり、再整理を行ってきた。また職務のマルチ化も行い、分業体制だったものを1人で複数の業務を担当できるようにした。これらによりグループの効率が飛躍的に向上した。
(3-2)東京と大阪で株主懇親会を開催していると聞いたが本当か?いつ時点の株主が対象になるのか?
→毎年東京と大阪で株主説明会を開催している。普段触れる機会の少ない葬儀業界の動向や、会社の考え方を株主の皆様にお伝えすることで、長く応援してもらえるように開催している。対象株主は株主名簿に基づき定期的にご案内している。
(4-2)例えば3月末の株主が対象とかではなく、テキトーに案内しているのか?
→適当ではなく(笑)ある一定時期の株主名簿に基づき案内している。いつ時点の株主なのかはこの場では分からないので、説明ブースにいる社員に聞いてほしい。
(5-2)燦ホールディングスの株を時々売買していて、板がスカスカの燦HD株の流動性向上に少しは貢献していると思うが、私が注文を入れると買う時も売る時もすぐ上や下に注文が出る様になっている。こんな状態では売買が成立しないのでやめて欲しい。
→答えようのない環境要因なので、回答はご容赦いただきたい。
(6-3)名古屋のT社が関東に進出するのでは?と噂になっているが、どう考えているのか?
→名古屋のT社が関東に進出する件についてですが。
(質問者から)値段が下がると思うんですが
会社ごとにターゲットとしている顧客層が異なり、提供しているサービスも異なるので、必ずしも燦ホールディングスの事業エリアで競合するとは考えていない。従って燦ホールディングスの葬儀単価が下がるとか、脅威になるとは考えていない。T社は名古屋は自社で葬儀会館を展開し、それ以外はフランチャイズでフランチャイジーが展開する考えだが、自社と違ってフランチャイジーでは葬儀の品質を維持することは難しいのではないか?と個人的には感じている。なので現段階では脅威ではないと判断している。
(7-3)エンバーミングとは具体的にどんなものなのか?費用はどの位か?
→日本では人が亡くなった後にほとんど遺体の処理はしない。しかし考えてもらえば分かるように、人は亡くなった途端免疫機能が停止するので腐敗が始まる遺体はある意味では危険な状態です。遺体を科学的に処理することでまずは感染症のリスクを無くすことが重要です。皆さんにお伝えしたいのは、お葬式の時に安易にご遺体に触れてはいけないということです。感染症のリスクがあります。そのリスクを低減するためにもエンバーミングが必要ですし、亡くなった方の尊厳を保つためにもエンバーミングが重要になる。
エンバーミングしていないご遺体の葬儀では、顔の部分しか見えないと思う。それは体中にドライアイスを20kg載せているので、それを布などで隠すと顔しか見えない。そんな状態でお孫さんなどに見せると怖がってしまう。エンバーミングをするとドライアイスが必要ないので、まるで寝ているかのような感じで好きな洋服を着た状態で葬儀を行うことができる。それだけでもご家族や周りの方々の心のケアにつながる
エンバーミングにはいろいろな効果があるので、ご興味があるならぜひホームページを見てほしい。
(8-3)費用的にはどうなのか?
エンバーミングの費用は東京ではだいたい15万円です。

以上で説明会は終了となりました。
古内耕太郎社長はティアは脅威ではない!と強気の発言をしていましたが、説明の端々で競合他社を批判するような発言があり、言葉とは裏腹にかなり意識しているように感じました(笑)
生き馬の目を抜く外資系の会社で出世競争を生き抜いてきた古内耕太郎社長は、相手に弱みを見せたら負け!と考えているのかな〜などと想像してしまいました。全体を通して感じた感想や、説明ブースで聞いてきた内容、競合他社との株価比較などは別途まとめてみたいと思っています。
   燦ホールディングス会社説明会の感想
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2012年03月18日

リンクアンドモチベーション2012年株主総会レポート

2012年3月17日(土)11時から、東京都中央区のリンクアンドモチベーション本社5階で開催されたリンクアンドモチベーション第12期定時株主総会に出席しました。
リンクアンドモチベーションは大手企業向けに人材開発や採用のコンサルティングを行っている会社です。アビバなどを買収して消費者向けの事業も拡大しています。
リンクアンドモチベーションの株主総会に参加するのは初めてです。
2012年3月16日(金)の株価 52,000円(東証1部 2170)1株単位 12月決算
PER 9.1倍、PBR 2.1倍、配当利回り 3.85%、株主資本比率 36.1%
監査費用 2,950万円(売上比 0.28%、営業利益比 3.63%) あらた監査法人
株主優待 なし

   リンクアンドモチベーション(2170)のホームページ
   リンクアンドモチベーション(2170)のヤフー株価情報
リンクアンドモチベーション2012年株主総会
上場来の株価推移を見ると、上場当時は10万円の公募価格を大きく上回る27万円以上まで上昇しましたが、その後はIPO銘柄特有の値動きで大きく株価が下落しています。ずっと5万円前後での値動きが続いており、長期保有株主の満足度は低そうです。株価指標的には割安感を感じませんが、小笹芳央社長は現状の株価をどう評価しているのか気になりますね。
スケジュール
11:00〜11:43 報告事項
 11:03〜11:05 監査報告 本田寛常勤監査役
 11:05〜11:43 営業報告 小笹芳央社長がスクリーンを使用して説明
11:43〜11:45 議案説明 取締役6名選任の件 任期満了に伴い全員再任
11:45〜12:13 質疑応答 質問者7人 計12件 28分
12:13〜12:14 議案の採決
12:14〜12:15 新任役員紹介 名前のみ
リンクアンドモチベーション2012年株主総会
お土産 小笹芳央社長の著書 先渡し
飲み物サービス ミネラルウォーター330ml
経営戦略説明会 営業報告の中で詳しく説明

注目の株主総会格付けですが、参加しやすい土曜日に株主総会を開催し、Link DAYという事業内容を紹介するイベントも開催しています。事業報告の内容は詳しく分かりやすく説明しており、お土産もあります。一方で事業報告の時間と比べると、質疑応答の時間が短いように感じます。これらを総合的に判断し、リンクアンドモチベーションの2012年株主総会格付けは 『B−』 としました。
   議決権を有する株主数   2,800名、その議決権数 125,293個
   議決権返送&出席株主数   563名、その議決権数 105,983個(84.6%)
リンクアンドモチベーションの株主総会は昨年も参加しようと予定していましたが、2011年3月11日に東日本大震災が発生し、関東の交通網も大幅に乱れていたことから2011年3月19日(土)開催だった株主総会出席は諦めました。なので2年越しに念願が叶っての出席ということになります。
リンクアンドモチベーションの株主総会は、本社の入っている銀座の銀座オーミビルで行われました。当日はけっこう雨が降っていて、モチベーションも上がらない天候でしたが、株主総会に出席してどの程度モチベーションがアップするのか楽しみです(笑)
エレベーターで5階まで上がると受付があり、お土産の入った布袋を渡されました。中にはペットボトルのお水と小笹芳央社長の最新刊1日3分で人生が変わるセルフ・モチベーション、事業報告で使用したプレゼ資料が入っていました。
昨年までは好きな本を何冊も選べたようですが今年は変わったようです。出席票は赤色でモチベーションアップを狙っていました(笑)赤色の出席票は珍しく、いちごHDに続いて2社目です。
午後からは事業内容を紹介するLink DAYが社内で開催されており、事前に登録すれば株主以外も参加できるようです。
会場内にはいす席が(8+8)×4のレイアウトで64人分用意されていました。開会が近付くにつれて満席に近くなり、50人くらいは来ていたようです。映像で中継された第2会場も用意されていました。土曜日開催が定着しているようで参加者も多いようです。合せると90人くらいは出席していました。
会場正面にはスクリーンが用意され、事業報告や質疑応答で利用されていました。会場の奥行きが狭いので、事務局席が会場後方隅に設置されていたようです。
事業報告は40分ほどかけて小笹社長が行い、前期の実績とともに今期の計画についても詳しく説明がありました。さすがリクルート出身の社長だけあり、プレゼは慣れたものです。途中には、7名から始まったリンクアンドモチベーションの成長の軌跡も映像で紹介され、株主のモチベーションもアゲアゲでした(笑)
創業10周年でミッションを見直し、個人向けのサービスを加えたと説明がありました。
私たちはモチベーションエンジニアリングによって、組織と個人に変革の機会を提供し、意味のあふれる社会を実現する
パソコンスクールのアビバの子会社化や、学習塾事業への進出もその一環です。
その後議案の説明に続いて質疑応答となりました。
質問には基本的にすべて小笹社長が回答していましたが、アビバについての質問は出席していたアビバ社長から回答していました。第2会場の様子がスクリーンに映し出され、第2会場からも質問可能でした。
質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)色々と説明があったが、今後拡大していく事業領域を教えてほしい。
モチベーションエンジニアリングが通用する領域を考えており、具体的には働と学の領域になる。働の領域、人材開発ではダイバーシティ(多様性)のマネージメントやグローバルにリンクするテーマに取り組んでいきたい。
学の領域はパソコンスクールや塾が該当するが、急いで拠点を増やしてネットワークを張り巡らせたい。良いご縁があれば、学の領域はM&Aなどで拠点の拡大、生徒数の拡大を目指していきたい。
(2-2)アビバAVIVAを子会社化した経緯について聞きたい。アビバは業績が悪化しベネッセ傘下に入ったが、2010年3月に債権放棄の上ほぼ無償でスリープロに譲渡した。その時点で前受金が21億円あった。リンクが子会社化を発表した2011年6月時点では買収価格が6.28億円だったが、8月に9.8億円に見直した。スリープロの決算短信を見てもアビバの業績は悪かったが、ほぼ無償で譲り受けた会社を1年少々しか経過していないのに9.8億円で買うのは高いのではないか?最近広告もよく見るが、スリープロ時代よりも売上が落ちている。広告費をかけても売上が落ちるような会社を買って大丈夫か?
リンクの株主資本比率は70%以上あったのに37%まで落ちている。アビバの前受金の影響だと思うが、以前の21億円と比べると18億円ほどに減っている。前受金が減ればもっとバランスシートもきれいになると思うが、難しいのか?スリープロ傘下よりリンクの傘下に入った方がアビバにはメリットがあると思うが、リンクアンドモチベーションの収益性を低下させてしまうのではないか?
→広告は今後も強化していく。買収価格の9.8億円は元々スリープロとの間で交渉していた価格に近い。買収を決めたのはもちろん勝算があるからであり、確かにコンサルティング事業と比べると営業利益率は低いが、買収直後からグループの収益に貢献している。アビバはのれんを除いてもすでにグループの収益に貢献してくれている。今後いかにアビバを磨き上げていけるかが腕の見せ所であり、少しずつブランドイメージを変えながらグループ内でのシナジーを生んでいきたい。収益への悪影響はまったくなく、収益に貢献してくれている。グループに加えて良かったと思うし、事業内容もリンクと親和感が強いので、今後プラスに作用すると思う。
前受金については生徒さんから預かった前払いの授業料であり、生徒数が増えれば増えていく。前受金を保全していないような業者もあるが、リンクアンドモチベーションの傘下に入ったアビバは、前受金もリンクが保証すると宣言して事業展開しており、前受金がバランスシートから消えることはないし、生徒数が増える限り減ることもない。
→(アビバ 田中良一社長)前受金は生徒数が増える限り減ることはない。アビバの財務内容も改善しており、ご心配の前受金で親会社にご迷惑をかけることはないと思う。
(3-2)前受金が21億から18億に減ったのは生徒数が減っていると考えていいのか?
→(田中社長)生徒さんの利用回数が月1〜2回だと前受金の消化が進まないが、現状ではお客様の満足度も高まり、月8回以上通ってくれる生徒さんが増えて前受金の回収が進んでいる。現状の前受金の減少は良い傾向と考えている。
小笹社長アビバの累損も今年中には解消予定です。ご指摘のようにアビバは厳しい状況が長く続いてきたが、再成長期に入っており、リンクグループに入ったことで成長の角度をさらに上げて行きたい。アクセルを踏んで新規の教室も増やしていくし、アビバブランドを活用してフランチャイズにも取り組んでいきたい。積極的に拡大する領域と考えている。
注記アビバは名古屋が本社なんですね!なんか急に親近感が湧いてきました(笑)
(4-3)子会社化したインテックジャパンもアヴァンセも社長がリンクアンドモチベーションの取締役に代わっている。前経営陣が蓄積してきたノウハウが継承できないのではないか?前経営陣の処遇はどうなっているのか?子会社化したら追い出してしまうのか?
→インテックジャパンは創業社長がご高齢であり、先方から社長も含めて事業を引き継いでほしいという意向だった。ノウハウは実際に事業展開をしている人たちに引き継がれている。アヴァンセも同じように先方からの要請で社長を送り込んでいる。両社とも実際に実務を行っている幹部の方々とは信頼関係が出来ているし、前社長にも当面は顧問や相談役などの形でご指導も頂くので、ノウハウの継承も問題ない。
(5-3)リンクアンドモチベーションは目に見えないモチベーションを指標化して見えるようにしてきたと説明があったが、小笹社長はリンクアンドモチベーションの株主の満足度をどう評価しているのか?
→私が答える立場にはないと思うが、リンクがやろうとしていることやどこを目指しているのかなどをしっかり伝えていく必要があると思う。事業内容が分かりにくい部分もあるので、事業展開の背景なども含めて今まで以上に力を入れていきたい。私が言うのもなんだが、非常にポテンシャルのある事業領域であり、優秀な人材も育っているので、もっともっと理解頂ければ評価頂ける会社ではないかと考えている。
注記)株価は上記チャートの通り大幅に下落し低迷しています。今期以降は業績も改善を見込んでいますが、配当は2千円で据置きです。現状に満足している株主は少ないと思いますが、小笹社長の回答は答える立場にはないという残念な回答でした。株価指標面からは割安感は感じませんし、株主の期待に応えるような業績は達成できていません。株主の満足度は株価に現れるのかもしれませんが、IR支援も行っているんですから、どんな対策を行えば株主の満足度が高まるのかもっと考えてほしいと思います。自社の株主も十分に満足させられないのに、他社のコンサルティングを行うのはおかしくないでしょうか?
上場以来業績の伸び悩みと株価の低迷でご満足を頂けない状況になっている。今後業績の改善とともに株主還元にも力を入れていきたい、などの現状認識を聞きたかったんですけどねぇ(^_^;)

(6-4)人材開発は大手企業は自社内でできるので、地方の中小企業などが顧客になるのでは?
→売上の8割は大手企業です。大手企業では人材開発や採用のアウトソースが進んでいる。中小企業を対象にするのは非効率です。人材の採用から開発、人事評価制度など組織の制度や企業風土の改善などを行っている。
(7-5)BtoC事業のCは、コンシューマーよりクライアントの方がふさわしいのでは?
→クライアントは顧客企業というイメージであり、アビバなどの個人から直接お金をもらうビジネスは、クライアントというより消費者という捉え方が適していると思う。
(8-6)今期の純利益は17%増益を計画しているが、配当2千円は今後も固定なのか?
→未来の配当については答えられない。過去上場記念配を除けば2千円固定できているので、実績を見れば分かってもらえると思う。今後の利益水準をみながら検討していく。
(9-6)招集通知15ページの社外役員の出席状況がほぼ出席という書き方ではどの程度出席しているのか分からない。回数や出席率など正確に記載してほしい。
→検討する。社外役員の方々からは貴重なアドバイスを頂いている。
(10-6)東証からは社外取締役の選任を求められていると思うが、どう考えているのか?
→最適な人材がいれば検討する。最近の風潮として、社外取締役の選任など外見的なルールばかりが先行しているように感じる。社外取締役を選任しておけば問題ないという雰囲気を懸念している。リンクアンドモチベーションに最適な人材であれば、社外・社内を問わずに選任したい。
注記)確かにオリンパスにも立派な経歴で高給取りの社外取締役が3人もいましたが、まったく機能しませんでした。下記の記事もご覧ください。
   オリンパスの社外取締役
なので、小笹社長の懸念ももっともだと思います。形だけ整えればいい!では困ります。
12時9分となり、時間の関係であと1人にして欲しいとの議長発言あり
(11-7)リンクプレイスの売却について説明して欲しい。
→リンクプレイスは、モチベーションエンジニアリングを用いた様々な「場」の構築とその運営支援を行ってきたが、オフィス設計の需要が減少しており、モチベーションエンジニアリングとのシナジー創出も難しいと判断し、MBOで経営陣に売却した。MBO資金を工面するため彼らの持ち株を自社株買いすることで支援した。現在はディー・サインde-sign incと社名を変えて頑張っていて、良好な関係を築いている。
(12-7)積極的なM&Aで業績は伸びているが、既存事業は不調ではないか?
→人事・教育支援などのモチベーションマネジメント事業は、東日本大震災が発生して半年くらいは、多数の社員を集めて実施する研修の中止や延期が続き、厳しい状況だった。昨年暮れ位からかなり回復しており、先ほど報告した通り今期は大丈夫。採用支援のエントリーマネジメント事業は順調に推移しており、企業の採用協定の問題を心配していたが、むしろプラスの影響が出た。
以上で質疑応答は終了となりました。

事業報告の時間と比べると質疑応答の時間が短いのが気になりますし、小笹芳央社長以外の取締役の発言がなかったのが少し残念ですね。午後からLink DAYというイベントを開催するので時間が限られるのは分かりますが、それなら最初から11時開始ではなく10時から株主総会を開始すればいいと思います。年に1回の貴重な機会なので、もう少し質疑応答の時間も大切にして欲しいと思います。
コンサルティング事業は社長の力に依存している部分も大きいと思うので、後継者が育っているのかがとても気になります。その点で他の役員の方々の発言も聞けると判断材料になりますが、まったく発言の機会がありませんでした。小笹芳央社長が先頭に立って引っ張れなくなった時、リンクアンドモチベーションは大丈夫なのか気になりました。
最後の取締役紹介も名前だけでしたし、来年の株主総会では他の取締役の方々からの回答や、一人ずつ株主に挨拶するなど検討してほしいなと感じました。
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ひらめき
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2012年03月11日

FPG会社説明会

2012年2月7日(火)にモーニングスター主催で開催されたFPG(7148)の個人投資家向け会社説明会に参加しました。社名のFPGはFinancial Products Groupの頭文字で、お客様の役に立つ、金融分野での「真のプロフェッショナル」を目指しているそうです。
FPGは法人税の繰り延べ効果のあるリース商品を組成して、中小企業向けに販売している会社です。海上コンテナや船舶、航空機のリース商品を組成しますが、定率法で減価償却することで組成当初は経費がリース料を上回って赤字になります。購入した中小企業は自社で発生した利益とこの赤字を相殺することで、法人税負担を軽減することができます。減価償却が進めば黒字になるので法人税軽減効果はなくなりますが、課税時期を先送りすることになります。このような事業をタックスリースアレンジメント事業と称して行っています。FPGの会社説明会に参加するのは2回目です。
2012年2月7日(火)の株価 558円(東証2部 7148)100株単位 9月決算
PER 6.4倍、PBR 0.70倍、配当利回り 4.84%、株主資本比率 21.1%
株主優待 3月・9月末の株主に対し株数に応じてクオカード贈呈

 FPG(7148)ホームページ

 FPG(7148)ヤフー株価情報
FPG株価チャート
1月26日に第1四半期決算を発表しましたが、売上高が半減、利益も軒並み9割近い減益というひどい決算内容だったことから売りが出て、(振り返ってみれば)ちょうど会社説明会を行った辺りが底値になっています。2月24日にALIP第3号の出資金完売、SHIP第21号の出資金完売に関するお知らせが発表され、3月8日には東証2部上場記念配5円の増配発表があったので、1Q決算発表前の水準を軽く突破して上昇トレンドが続いています。

説明は谷村尚永社長が行いました。
直前に発表した2012年9月期1Q決算が大幅減収減益だったことで、株主から多くの質問が来ているようで、それを打ち消すためなのか谷村尚永社長は非常に強気で、通期で下方修正になることはあり得ない!などと発言していました。
1Qの売上は51.8%減であり、普通であれば下方修正も必要になる水準だが、我々は一切そんなことは考えていない。現状の販売の状況も極めて好調であり、発表している通期予想を変える気などまったくない!というのが正直なところです。
1Qが落ち込んだのは前年が伸びすぎたためであり、想定内の結果です。

こんな大幅減益決算でどうなっているんだ!という問い合わせが山ほど来ていて、いい加減にして欲しい(^_^;)と思っているのかもしれませんが、あまりにも強気な発言が続き、逆に大丈夫なのかな?と心配になるほどでした(笑)金融関係や不動産関係の会社は、社長が弱気の発言をしたらジ・エンドという部分もあるので、7割引きくらいで聞いておいた方がいいんですが、ここまで強気な発言はあまり聞いたことがありません。
完売や新規募集開始のリリースが出た現時点では、確かに順調なんだろうなと感じますが、2月7日の説明を聞いた時点では大丈夫かな〜と感じたのが正直な感想です。当時は今以上にギリシャ危機なども混迷の度合いを深めていましたし、先々どんな変化があるのか分からないのに、通期予想を変える気などまったくない!というのは恐ろしいほどに強気だなと感じました。

このように谷村社長は強気な発言に始終したものの、株主としてはやはり心配に感じていた様で、一部の出席者から多くの質問が出ました。通常FPGのような分かりにくい事業をしている会社の場合、あまり質問が出ないか、あるいは見当外れの質問が出たりするものですが(笑)けっこう的確な質問が出ていました。
なので、この記事に興味を持つ人は基本的にFPGの事業内容は理解していると判断し、説明会の内容は割愛して、質疑応答の様子中心にまとめます。

(1-1)1Qは大幅な減収になっているので心配したが、説明を聞いて安心した。しかし四半期ごとの業績を見ると2011年の3Q、4Qも前年からあまり伸びていない。成長が止まっているのではないか?
正直言って四半期決算はFPGには適さないと思う。確かに4半期ごとに比較すると伸びていない期もあるが、通年で見てもらえば成長していることは分かってもらえると思う。四半期決算よりも通期で見てほしい
(2-1)LCCの成長が続いているが、FPGの業績にもプラスになるのか?
→大手のLCCも出てきているがまだ財務内容は弱いと思うので、まずはナショナルフラッグキャリアなどの、一流企業の航空機リース取り扱いを増やしていきたい。一流エアライン会社の航空機リース案件も多いので、まずはこちらを重視していく。
(3-1)コミットメントライン(CL)が急激に拡大しているが、業績の伸びと比べても枠が拡大しすぎではないか?バランスが悪いように感じるが、今後リース取扱量が急激に拡大する見込みなのか?
→前期は2010年9月7日の上場と同時にFPGの知名度が上がり、タックスリースアレンジメント商品に対する問合せが増えて急激に売上が伸びた。多くの会社の決算期末で、例年掻きいれ時の3月にリース商品の在庫が無くなってしまい、瞬間的に営業マンが遊んでしまうような状況にもなった。その反省もあり相当手厚く在庫を持って販売していく体制にしている。そんなに在庫を持って売れ残ったらどうするんだ!という懸念もあると思うが、足元の販売状況を見ると適正な在庫水準だと考えている。逆に言えばまだまだ売れると思っているので、もっと資金調達を増やして案件を組成していきたいというのが正直なところ
1Qの決算が大幅減収でご心配をおかけしたが、足元の状況は好調に推移しているし、我々としては通期予想を変えるつもりは全くない
(4-2)経常利益率が異常に高いが、こんな状態を今後10年先でも続けられるのか?
→FPGの売上はネットの手数料部分なので、他社と比べると利益率は高くなる。
今後利益率が維持できるのか?という点については、売上の背景を説明したい。
前期19億円の売上を上げるために組成したリース金額は400億円ほどであり、その出資金販売額は134億円です。本来はこれが売上になるが、監査法人の指導もあり、この中に含まれる手数料部分だけを売上に計上している。
134億円の有価証券を販売すれば19億円の利益になるので、金融商品の中でも非常に利益率の高い商品を販売している。今後組成する案件を増やしていく中で、多少利益率の悪い案件も取り扱う必要が出てくるので、利益率は多少低下すると思うが、大きく下がることはないと思っている。
10年先がどうなっているかは分からないが、当面は問題ない。
(5-2)営業CFが大きなマイナスだが、借金で賄っており財務内容が悪化している。これは成長過程なのでしょうがないと考えているのか?
→工場などが必要になるようなビジネスではないので、B/Sも非常にコンパクトになっている。
リース案件の組成から販売までは3〜6ヵ月の範囲内なので、この間のつなぎ資金として短期の借入を行っているのであり、長期の借入をしているわけではない。四半期末だけ切り取って見ると、借入金も出資金在庫も多くて自己資本比率が低く見えるが、心配ない。

(6-3)1Qの大幅減収減益決算は計画通りということだが、東日本大震災や円高などもあって景気が良くないと言われている。中小企業の業績も厳しくて赤字になってしまい、タックスリースへの需要が減っているのではないか?
→決してそんなことはない。リーマンショックが発生してもFPGの業績にあまり影響はなかった。5%の法人税減税が決まったが、3年間は復興支援税が3%乗るので課税を繰り延べたいという需要がある。
どの業種が好調なのか?とよく聞かれるが、特定の業種というわけではなく、万遍なく好調な会社が存在する。中小企業の中でも勝ち組・負け組の差が広がっているのだと思う。勝ち組の会社は少々の環境変化では赤字にはならない
(7-3)売上に対する手数料率を見ると、以前は20%を超えていたが現状では14%程度まで下がっている。融資枠の拡大でボリュームの確保を優先し、利益率の劣る案件も手掛けているという説明だが、CL枠がさらに拡大しているので、今後も収益性の低下は進むのか?
一方で今期の2Q計画を見ると手数料率が17.1%への回復を見込んでいる。なぜこんなに回復するのか?
以前は融資枠も少なかったので、極端に選別して利益率の高い案件のみを受注していた。
融資枠が広がってからは多少利益率が低くても量を重視して積極的に組成してきた。そのため手数料率が下がっている。ただ手数料率12%が下限と考えており、営業政策上などの特別な理由がなければこれ以下の手数料率の案件は見送る。
2QにはFPGが得意としていて、競合もなく高収益が見込める海外コンテナの組成が増えるため、手数料率の改善を見込んでいる。

以上で時間切れとなり質疑応答は終了となりました。
1Qの結果が前年比であまりにも悪く見えるため、同じような質問をたくさん受けるので、何度も問題ない
ことを強調していました。あまりに強調されると本当に大丈夫なのかな?と感じてしまうのが投資家の疑い
深さなんでしょうが(笑)、それにしてもちょっと強調しすぎだな〜と感じました。
質疑応答などを聞いた印象では、納得できる内容だと感じました。
タックスリースアレンジメント商品の需要が一番大きい第2四半期の結果が楽しみですね。

現状のリリースを見る限りでは谷村尚永社長が説明した様に順調に推移しているものと思われますが、もし業績の下方修正となったら完全に嘘つき呼ばわりされて、投資家の信頼を失ってしまいます。
未来は誰にも分からないので、この先何があるかは分かりません。
いくら自信があるとはいえ、あまりに強気の発言に徹するのは、リスク管理という点ではどうなのかな〜と感じたのが正直なところです(^_^;)
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2012年03月03日

キャンドゥ2012年株主総会レポート

2012年2月28日(火)10時から、東京都新宿区のハイアットリージェンシー東京 地下1階センチュリールームで開催されたキャンドゥ第18回定時株主総会に出席しました。
キャンドゥは全国で100円ショップを展開している会社です。
キャンドゥの株主総会に出席するのは初めてですが、伝説になっている2010年キャンドゥ株主総会の伝聞情報(笑)をまとめています → キャンドゥ2010年株主総会伝聞情報レポート
2012年2月28日(火)の株価 87,000円(東証1部 2698)1株単位 11月決算
PER 13.6倍、PBR 1.52倍、配当利回り 1.15%、株主資本比率 38.7%
監査費用 3,000万円(売上比 0.05%、営業利益比 1.26%) 監査法人トーマツ
株主優待 5月末・11月末の株主に株数に応じて株主優待券贈呈

 株主優待について詳しくは → キャンドゥの株主優待ページ
   キャンドゥ(2698)のホームページ
   キャンドゥ(2698)のヤフー株価情報
キャンドゥ2012年株主総会
5年間の株価推移を見ると、9万円前後での値動きが続いていますが、2010年10月末に業績の下方修正と増資・売出しを発表し大きく株価が下落しています。その後2011年2月には城戸博司社長が急逝するなど大変な時期が続きましたが、最近では株価も回復傾向です。
スケジュール
10:00〜10:22 報告事項
 10:04〜10:06 監査報告 古澤武雄常勤監査役
 10:06〜10:10 営業報告 城戸一弥社長が招集通知を読上げ
 10:10〜10:22 計算書類報告 古山利之執行役員管理本部長がスクリーンも使用して説明
10:23〜10:27 議案説明
 第1号議案 剰余金処分の件 750円(年間1,250円 配当性向30%)本社移転記念配250円分増配
 第2号議案 定款の一部変更の件 本店所在地を板橋区から新宿区に変更
 第3号議案 取締役5名選任の件 経営体制強化のため2名増 古山執行役員 林滋社外取締役
 第4号議案 監査役2名選任の件 任期満了に伴い再任
 第5号議案 役員退職慰労金支給の件 創業者城戸博司氏の在任中の労に報いるため1.92億円支給
 第6号議案 取締役および監査役の報酬等の改定の件 役員賞与が報酬額に含まれることを明確化
10:27〜11:02 質疑応答 質問者10人 計11件 35分
11:02〜11:04 議案の採決
11:04〜11:05 新任役員紹介
キャンドゥ2012年株主総会
お土産 自社商品10点詰合せ 1,240円相当 後渡し
飲み物サービス なし
経営戦略説明会 なし

注目の株主総会格付けですが、お土産もあり、たくさんの質問も出ていました。一方で事業説明会などはなく、質問への回答はあっさりした感じで時間も短く意見交換ができる雰囲気ではありませんでした。これらを総合的に判断し、キャンドゥの2012年株主総会格付けは 『C−』 としました。
   議決権を有する株主数   36,660名、その議決権数 164,709個
   議決権返送&出席株主数  8,059名、その議決権数 109,959個(66.8%)
キャンドゥの株主総会は新宿のハイアットリージェンシー東京で行われました。新宿のホテルはヒルトンも含めて駅から遠いのが難点です。
会場内には椅子がびっしりと並べられていて、正面左右には大きなスクリーンが設置されていました。
ホテルの地下が一番安全なので、地震が来ても慌てないようにという案内が何度も流れていました。
会場内には質問用のマイクが4本設置されており、質問を希望する株主はマイクのそばに座る様に案内放送がありました。キャンドゥの株主総会は荒れることで有名?なので、どんな株主総会なのかドキドキしながら参加しました(笑)
2010年の株主総会では上記伝聞レポートの通り社長が病気で欠席したり、当時24歳で入社3年目の息子を取締役に選任したりで揉めていましたし、2010年10月には業績下方修正+増資+社長の持ち株売出しという、株主にとってはこれ以上ないような豪華3点セットを発表したことで掲示板も大荒れとなり、2011年の株主総会もさらに荒れる展開が予想されていましたが、株主総会の5日前に城戸博司社長が都内の高級マンションの一室で死後数日が経った状態で発見されるという予想外の展開となり、株主総会もそれほど荒れることなく終わったようです。
 株主総会直前に「怪死」 100円ショップ社長の後継者
上記の記事では、株主総会で厳しく指弾されることを恐れていたようです。
振り返って考えてみれば、2010年の株主総会で息子を取締役にしておいて良かったですし、株主から嫌われる増資も決行したうえで、キャンドゥの経営を息子に引き継いだのかもしれません。持ち株の売出しも相続税納税に備えてなのかも。出席を恐れるほどの株主総会でも自分を犠牲にすることで乗り切れると考えたのかもしれません。自分の寿命は長くないと悟ったうえで、できることはすべて実行したのかもしれませんね。

さて今回の株主総会が城戸一弥社長が取り仕切る初めての株主総会であり、かなり厳しい表情のように見えました。役員全員が壇上に揃うと、事務局も全員起立して株主に一礼し、株主総会開始となりました。
営業報告はその城戸一弥社長が行いましたが、招集通知を読上げるだけであり、対処すべき課題もわずか8行しかなくあっさりと終わってしまいました。せっかくスクリーンもあるんですから、図表などを使って分かりやすく説明してい欲しいと思います。続いて管理本部長の古山利之執行役員から計算書類について説明があり、その中でグラフなども使いながら詳しい説明がありました。ぜひ来年はもう少し内容を充実して、城戸一弥社長自ら説明して欲しいですね!
人件費を中心に販管費率が1ポイント下がったので、増益につながったという説明でした。
続いて城戸一弥社長から議案の説明があり、役員退職慰労金については、城戸博司は創業者でここまでキャンドゥを成長させた労に報いるため、特別に支給する。役員退職慰労金制度を作るわけではない。金額についても最終報酬年額や勤続年数などから算定しており、他社の事例と比べても相応と判断したと説明がありました。
続いて質疑応答となりました。
多くの株主に質問してもらうため質問は1回1件で、複数の質問がある人は再度手を挙げてほしいと案内がありました。1件はかなり厳密に守られていて、2件質問しようとすると議長から止められる感じでした。女性の株主だけが無視して2問質問していました。私も2件聞きたいことがありましたが、初参加ということもあり1問に自重させて頂きました(笑)
議事に関係ない質問や業務上の秘密については答えられないと注意もありました(笑)
質問には取締役や執行役員を含めてバランスよく答えていましたが、社長からの回答を求める株主が多く、その点では不満が残る感じもしました。ただけっこう悪意を持って、若い社長を困らせてやろうと考えて社長を指名する感じもしたので、株主の間には不信感が根強いんだな〜と感じました。
確かに過去のIR戦略は非常にお粗末だと思うので、株主が不信を感じるのもやむを得ないと感じる部分もあります。主幹事の野村證券がもう少しアドバイスすればいいのにと思いますが、自分の身売り話に翻弄されてそれどころではないのかもしれません(^_^;)
もう少しうまくIRを行えば株主との関係もうまくいくと思うんですけどね。

回答者には事務局からメモが入っていましたが、回答者によってメモを見る人ほとんど見ない人などそれぞれという感じでした。全体的に回答はあっさりとした感じで、この回答で良かったか?という確認もないので、議論が深まらない感じで残念でした。
30分ほどであと2人にして欲しいとのお願いがあり、多くの株主の質問に答えるという姿勢が感じられなかったのも残念です。昨年までは12時前くらいまでかかっていたようですが、新社長の方針なのか、慣れていないだけなのかは分かりませんが、1時間ほどであっさりと終わってしまいました。
来年はもう少し質疑応答にも時間を割いてほしいですね。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)対処すべき課題で競争力ある商品開発が挙げられているが、セリアなど他社と比べると負けていると思う。どう競争力ある商品を開発していくのか?
→(伊藤和憲 取締役商品本部長)市場調査を基に他社と差別化できる商品開発を進めている。時間短縮につながる様な商品開発を考えている。
(2-2)監査役にお聞きしたい。中国子会社が赤字で債務超過になっている。キャンドゥからの仕入代金も未払いになっている。売上も在庫もないが一体どうなっているのか?ちゃんと監査しているのか?
→回答者は私が指名します。
→(古山利之 執行役員管理本部長)5年前に中国に進出し100円ショップモデルを中国で試行してきた。10元、15元ショップとして展開したが、日本とは貨幣価値が異なりうまく行っていない。赤字額は一定程度で止める必要があり、昨年店舗はいったん閉鎖することに決めた。店舗を閉鎖して在庫も処分したので、売上も在庫もない。中国市場は大きいので、今後は卸売に特化したい。
(3-3)亡くなった城戸博司の議決権はどうなっているのか?決算期末には相続が終わっていないので、野村信託名義になっているうちの城戸博司分の議決権は誰が行使するのか?相続人の行使は有効なのか?この質問には城戸一弥以外から回答してほしい。(数人拍手)
注記)キャンドゥに憎しみを感じているのか、亡くなった前社長も現社長も呼び捨てでした。
→(古山執行役員)城戸博司氏は逝去しているので相続人が議決権を持っている。具体的な個人名や議決権数は差し控える。
(4-4)(女性)卸売で中国展開という説明だったが、中国で作っている商品を中国で売れるのか?中国人はお買い物が好きで人口も多いので可能性が大きいが、どんな展開をしていくのか?
→(小泉 執行役員)店舗は閉鎖したが、中国市場は大きいので現地法人は存続させている。ここを起点に中国の有力企業と組んで、卸売中心に展開を図っていく。当期の海外戦略については、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピン、UAE、ブラジル、アメリカなど世界各地で卸売事業が成立している。
(5-4)私もシステムエンジニアだがソフトウェア資産でどこに費用がかかっているのか知りたい。1人でもシステム開発はできるのでできるだけお金を掛けずに開発してほしい。
→ご意見は参考にさせて頂きます。
注記)社長から何度も1人1件と言われながらもそのまま質問を続けていました。
(6-5)前は店舗に葉書を置いて顧客の声を吸い上げていたが、最近は置いていない。商品を見てもシルクの方が他社にないような商品が置いてあり負けていると思う。
→(伊藤取締役)店長やスタッフを通じて顧客の声を集めて、商品開発に活かしている。市場調査も常に行っており、今の時代に合った商品、より差別化できる商品を品揃えしていき、税込200円商品も含めて価格以上の価値ある商品を提供していく。
城戸社長)お客様の声を頂く仕組みは直営店全店に設置しており、貴重な情報として業務改革などに活かしている。
(7-6)以前の株主総会では顧客の声と回答をまとめてスライドで説明していた。今後もやって欲しい。
本社移転について詳しく説明して欲しい。どこに移転するのかや移転の目的など何も書いていない。移転に経費をかけるより商品開発に使った方が良いのではないか?こういった大きな問題はきちんと株主に説明する必要があると思う。移転場所、目的、費用についてぜひ社長から答えてほしい。(何人か拍手)
→回答者の指名があったが回答者は私が指名させて頂く。この件は古山執行役員から回答してもらう。
会場からいい加減にしろ!お前がやれ!社長がやれ!などの怒号が飛び、怖いですね(^_^;)
→(古山執行役員)本社の移転については2011年10月13日に開示済みで、三菱地所が建てた新しいビル新宿フロントタワーに移転する。現在の本社は板橋の古いビルで、6階と9階の2フロアを使っているが、東日本大震災ではかなり揺れて、9階の商品棚がすべて倒れ壁にもクラックが入った。キャンドゥは全国展開しており、どんな震災が起こっても耐えられる本部にしなければいけないと考え、移転を決めた。2フロアに分かれているのも不便だった。
費用について答えてないぞーという声は無視。新築ビルだし答えられないほど高いのかも^_^;
城戸社長)お客様の声の報告は検討したい。
(8-7)優待で買ったらレシートがもらえなかった。確認したら機械が壊れていてレシートが出せないと言われた。故障ならしょうがないが、領収書も売っているんだから手書きの領収書で対応してほしい。
→ご意見は参考にさせて頂きます。
(9-8)前社長のご逝去にお悔やみ申し上げます。若い社長でどうなるのかと思い見に来た。第5号議案で慰労金の支給を提案しており金額も妥当だとは思うが、他社は役員退職慰労金制度を廃止する方向です。今後役員退職慰労金制度を設けるのか?また役員へのストックオプション付与についてはどう考えているのか?社長から回答してほしい。
ここ数年業績が回復しているが、売上はほとんど変わっていない中で利益が回復しているのは、ほとんど円高の恩恵だと思う。足元円安方向に転換しており今後が心配だ。
→役員退職慰労金制度を設ける予定はない。ストックオプションについては、昨年承認頂いたストックオプションがまだ未行使なので、役員のモチベーションを上げて業績・株価を上げて行きたいと思っている。
10時59分となり、活発な質問を頂いたのであと2名にして欲しい。今までと重ならない質問をお願いしますとの議長発言あり。質疑応答を開始してまだ30分しか経っていないんですが^_^;
(10-9)質問ではないがキャンドゥは業績も順調で株主優待もあって感謝している。11月決算で株主総会に参加しやすいのもありがたい。これからも社長の力を存分に発揮してほしい。
→ご意見ありがとうございました。
注記)質問はあと2名と限定されている中でこの発言はないよな〜という感じはしますね。意見には賛同しますしその通りだと思いますが、他にも質問したかった人が多数居たことを思うと少し残念です。
(11-10)業績改善は円高による仕入原価の低下の影響だと思う。今後円安になっていくと思うが、どのような対策を考えているのか?城戸一弥社長のビジョンを聞きたい。
→仕入先は多数あるが、為替により仕入価格変動しないように、固定レートで定期的に買っている。直接貿易分で多少の影響はあるが、大きく円安に振れない限り、現状程度のレートであれば問題ない。

以上で質疑応答は打ち切りとなりました。
まだ質問したい人もいたので、せめて1時間弱は質疑応答の時間を取って欲しいですね。株主総会は年に1回の株主との対話の場なので、もう少し株主との対話に時間を割いてほしいと思います。現状は厳しい意見も多かったですが、そういった地道な対応が株主との間の信頼関係構築につながっていくと思います。城戸一弥社長も徐々に総会運営に慣れていくと思うので、来年の株主総会に期待したいと思います。
自社商品詰合せのお土産は、色んなものが入っていて嬉しいですね!
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2012年03月02日

ダブル・スコープ会社説明会

2012年2月26日(日)に日興アイアール主催で行われたダブル・スコープ個人投資家向け会社説明会に参加しました。当日は東京マラソンが行われていて、会場に辿り着くのが大変でした。
ダブル・スコープW-SCOPEは、リチウムイオン電池のセパレータを開発・生産・販売している会社です。
2012年2月24日(金)の株価 1,770円(東証マザーズ 6619)100株単位 12月決算
PER 12.5倍、PBR 3.51倍、配当利回り 無配、株主資本比率 84.4%
ダブルスコープは法人税がゼロに近いので、実質的なPERは倍の25倍くらいと捉えた方が適切です
株主優待 なし

 ダブル・スコープ(6619)ホームページ

 ダブル・スコープ(6619)ヤフー株価情報
ダブル・スコープW-SCOPE
ダブル・スコープは2011年12月16日に東証マザーズに上場した新しい会社です。
新規公開価格は2,500円でしたが、初値は2,300円となり公開価格を割り込んでの厳しいスタートとなりました。取引初日の高値は2,379円でしたがその後は下落が続き、1月11日に1,476円を付けて反発に転じ2月8日に2,365円まで上昇しましたが、初日の高値は更新できずまた反落に転じてしまいました。
まだ株式公開して間もないので荒い値動きが続いていますが、もう少ししたら値動きも落ち着いてくるのではないかと思います。

ダブル・スコープの崔元根(Choi WonKun)社長はサムスン出身の韓国人なので、英語での通訳付き説明会かなと思っていましたが、崔社長が日本語で説明しました。崔社長は日本語を独学で覚えたそうで、釣りバカ日誌のビデオを見ながら勉強!?したそうです。なので時々変な日本語になっていました(笑)が、自ら日本語で説明したのは素晴らしいと思います。質疑応答はさすがにちょっとかみ合っていない部分もありました。
今までは機関投資家向けの説明ばかり続いたそうで、今回が個人投資家向けの初めての説明会だそうです。私は新規公開銘柄には投資しない方針なので、ダブル・スコープについてもほとんど知識がなく、韓国人社長だけど一体どんな人が登場するのだろう?なぜ日本で上場したのだろう?と思っていました。
日本でお金を集めて韓国に持って帰ろうとしているのかな?などと漠然と感じていました(^_^;)
説明者席に座った崔元根社長は厳しい表情で会場を睨みつけているように見えましたが、多くの出席者を前にして、初めての会社説明会できっと緊張していたんでしょうね。
説明が始まるとたどたどしい日本語でしたが熱弁をふるっていて好印象でした。
複雑なビジネスの方が付加価値が高いと考えている人が多いが、これは間違いでシンプルだけど付加価値の高いビジネスを行っていると強調していました。
本日説明したい内容として以下のような点を挙げていました。
 どうして日本に会社を設立したのか?
 どうして韓国に生産工場を設立したか?
 どうして日本で上場したのか?

私も関心のある質問ですが、機関投資家からもよく聞かれる質問だそうです。

事業内容はリチウムイオン二次電池(LiB)を構成する主要4部材(正極材料、セパレータ、負極材料、電解液)のひとつであるセパレータの開発・生産・販売を行っている専業メーカーです。
日本では旭化成、東レ、宇部興産がライバルになるが、専業メーカーはダブル・スコープだけ。
リチウムイオン電池は材料費が60〜70%を占めているので、材料費が下がらないとコストが下がらない。
1kW/hあたりの価格は現状600$だが、2015年には300$、2020年には200$、2030年には100$となると予測されている。価格を下げて普及させるためには材料費のコストダウンが重要になり、コスト競争力があるかが重要になる。
ダブルスコープは高い技術競争優位性を持っており、独自開発の生産技術により品質面・生産面で競争優位を確立。W-SCOPEの生産技術は100%単独技術であり、4年前に日本と韓国で特許を取得している。
石油もそのうち無くなるので、クリーンエネルギーで発電し、スマートグリッドで蓄電対応が必要になる。今後もリチウムイオン電池の需要は伸びていくので、5年後・10年後を見据えて投資してほしい
リチウムイオン電池の大型バッテリー用途としては、乗用車や産業用の蓄電池需要などがある。
2010年から2015年の年平均成長率は全体では22.8%だが、車載用は120%の伸び、スマートグリッド・蓄電などの産業用が360%という高い伸びが見込まれており、大型のリチウムイオン電池が市場を牽引していく。一方でノートPCや携帯向けの伸びは小さい。
LiB主要4部材の中でセパレータの製造には、高分子設計、フィルム化、多孔質化など複数の技術が必要になり、最も参入障壁が高い。セパレータの量産で一定以上の規模があるのは世界でも6社程度であり、1位はシェア34.5%の旭化成イーマテリアルズ、2位が22.4%の東レ東燃機能膜、3位が21.7%で米国ナスダック市場に上場しているCelgard、他に宇部興産、SKイノベーション、そしてダブルスコープであり、ダブルスコープのシェアは5〜6%となっている。Celgardは乾式セパレータで他社とは異なる。
ダブルスコープは世界最大級のラインを1年で立ち上げ可能であり、今後シェア拡大によりLiB市場の伸びを上回る成長を目指す。今期は3号ラインを増設するが、ダブルスコープは利益率が高いので、手持ち資金で賄える。
30年ほど前の日本の高度成長期には、製造業でも利益率は30%ほどと高かった。日本・韓国・中国はアメリカなどとは違い、やはり製造業で成長する必要があると思う。製造業に適した人材も揃っており、日本の競争力の源泉は製造業だと思う。
これからはコスト競争力が重要になるが、サムスンが成功したのもコスト競争力のある世界最大級のラインを持っているため。ダブルスコープも他社よりコスト競争力のある世界最大級のラインを作っていく

セパレータの開発に成功し生産工場が必要になったが、土地20億、工場20億、設備5億、運営費5億で合計50億円が必要となった。当時そんな資金はなかったので、まずは韓国で資金調達しようとしたが、当社のようなベンチャー企業がセパレータを開発できるはずがない!と相手にしてもらえなかった。セパレータは韓国の大手化学メーカーが2000年から10年かけて開発に取り組んだが失敗した。だからダブルスコープが開発したと言っても信じてもらえなかった。日本はリチウムイオン電池の開発国でもあり、韓国よりも評価してもらえると考え、日本で会社を設立し資金調達を行った。
韓国に工場を作ったのは、投資優遇税制が充実しており、キャッシュフローや生産コスト面で大きなメリットが享受できるため。利益が出てから5年間(2013年12月期まで)は韓国の法人税22%がゼロになり、その後も2年間は法人税が1/2に減免される。
ダブルスコープは外国企業になるので、外国人投資地域入居契約により原則として50年間土地賃借料が減免される。これで土地への投資20億が不要になる。敷地面積は7.6万uで15ラインまで増設可能。
上場するにあたり、1年かけて韓国のコスダックと日本のマザーズを比較検討した。マザーズを選んだのは日本で資金調達ができた義理を果たすため。
そして2つ目の理由は日本の顧客は安心できないと買ってくれないため。サムスンもなかなか日本では苦労していた。日本で上場すれば信用されると考えた。
現在4社が取引を検討中で、来年くらいには結果が出ると思う。

ダブルスコープは今年も来年も成長を続けると思うが、ダブルスコープはまずは目標利益を決めて、そこから逆算して売上目標を決めている。今年は20億円以上の利益が目標で、ここから計画がスタートする。
ダブルスコープのビジネスコンセプトは、セパレータについては装置産業であり、需要に応えられるよう生産キャパを適切に用意することが重要で、投資タイミングが大事になる。高い生産性を持つ設備に投資して、競争力のある製品を生産し投資の回収を図る。サムスンも市況の悪い時にも適切な投資を続けたので成功した。セパレータ事業は限界利益率が7割以上と高いが、こんなビジネスはあまりない。
注記限界利益=売上−変動費であり、限界利益には固定費と利益が含まれている。装置産業では原材料などの変動費より工場設備などの固定費の割合が高くなり、売上が増えれば増えるほど利益率が高くなっていく。

四半期ごとの売上推移を見ると1Qの売上が他の四半期の半分程度になっている。ダブルスコープの販売先は69%が中国であり、中国では春節に1ヵ月ほど工場がストップしてしまう。そのため1Qは売上が大きく減少する。しかしセパレータ工場は24時間稼働で生産量の調整が困難なので、1Qはラインを止めてメンテを行っている。リチウムイオン電池の生産は今後中国生産が中心になる。エンジニアは日本人・韓国人で、中国で指導している。リチウムイオン電池組立産業は中国以外では厳しいと思う。
今期の設備投資は35億円を計画しており、第3号ラインの量産稼動は6月の予定。第4号・5号ラインは今期発注し、来年4月完成を予定している。マザーズへの上場で34億円の設備投資資金を調達できた。
生産キャパシティの拡大により、顧客との商談を加速させている。北米でプラグインハイブリッドカーPHVに採用されており、今期納品開始予定。EUでもB社PHVに採用される。

中国はまずは安く作ることを重視し、品質よりも低価格で大量販売し、その利益で人材などに投資して品質を上げNo1を目指している。日本はまず品質の良いものを作ってから売り出すが、これでは遅い。変化の早い市場ではスピードについて行けない。サムスンも他社の10倍の規模の工場を作っている。ダブルスコープも同様に価格競争力のある大きなラインを作っていく。
今期もラインが立ち上がる下期中心に成長を見込んでいる。中国には電池メーカーが400社あるが、非公式には800社あるとも言われており、今期の国別売上高も中国で73%を見込んでいる。

(1)今後も高い成長を維持できるのか?
→ダブルスコープはまだラインが2本だが、日本のトップ企業は10本以上ある。しかしライン1本当たりの規模はダブルスコープの方が大きく、コスト競争力が高い。サムスンと同じビジネスモデルで、最初から5年後、10年後を考えて大きなラインを設置している。利益・コストをもっとも重視しており、今後も成長を続けていく。
(2)配当はいつごろ可能になるのか?
→今は成長期であり、当面は利益を設備投資に回す。2ライン分の投資がフリーキャッシュフローで賄えるようになれば、配当も可能になると思う。そんなに遠い話ではないと思う。
(3)韓国社員の働きぶりはどうか?
→最初は社員もダブルスコープの成長に懐疑的だったが、今は世界一を目指して頑張っている。サムスンからもセパレータを調達したいと話があったが、より高く買ってくれる顧客に販売したいので納入していない。サムスンもセパレータを安定的に調達したいのだろうと思うが、サムスンの要求する価格は安い。
(4)NAS電池との競合は?今後もリチウムイオン電池が主流となるのか?
→他にも燃料電池など色々ある。リチウムイオン電池が現状では一番性能とコストパフォーマンスが高い。2030年くらいまではこの状況が続くと言われている。

以上でダブルスコープの説明会は終了となりました。
確かに高い成長を続けていますし、リチウムイオン電池の需要も伸びていくと思います。しかしその分競争も激しいでしょうし、もう少し様子を見たいと思います。
上場間もない会社は分析できる資料も少ないですし、過去に何度も痛い目に遭っているので(^_^;)
と言いながらも簡単に分析してみました(笑)
   ダブルスコープの分析その1
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