2011年11月30日

サンヨーハウジング名古屋の感想

サンヨーハウジング名古屋2011年株主総会については、下記に詳しくまとめましたのでご覧ください。
 サンヨーハウジング名古屋(8904)2011年株主総会レポート
株主優待廃止を発表して1ヵ月半後の株主総会なので、質問や苦情がたくさん出ると思っていましたが、意外とあっさりと終わってしまいました。しかしながら、株主優待を廃止した理由の一つとして挙げていた、機関投資家にもっと売買してもらって株価や流動性を上げたいという会社側の考え方には少し不安を感じてしまいました。
どこの機関投資家がサンヨーハウジング名古屋に興味を持って接触してきたのかは分かりませんが、株主優待をうまく使って一儲けを企んでいるのではないか?と危惧してしまいます。

まず手始めに、株主優待を廃止させて個人が投げた所を機関が安く仕入れる
→大量保有報告を出して人気化させる
→さらに買い進んで株価はさらにヒートアップ
→株主優待復活を機関投資家が働きかけ(笑)株主優待人気でさらに株価高騰!
→個人が飛びついてきた所で機関投資家は高値で売り抜け
→売り抜けられなかった分は会社側に自社株買いで引き取らせる
→後には高値掴みの個人投資家の死屍累々(T_T)
なんていう2004年当時の2匹目のドジョウを狙っているんじゃないかな〜と心配になります。
機関投資家の言いなりになって、うまく利用されていなければいいんですが...(^_^;)

過去のタワー投資顧問の売買を振り返りながら、私の考え方をまとめてみます。
タワー投資顧問がサンヨーハウジング名古屋に投資?投機?したのは上場間もない2003年頃ですが、当時の詳しい資料はほとんど残っていません。現状分かる範囲で過去のデータを探し、タワー投資顧問の持株比率と株主数の推移をまとめてみました。
タワー投資顧問の持ち株数は大量保有報告が一部残っていますが、サンヨーハウジング名古屋の株主名簿には登場していません。株式はタワー投資顧問名義で保管しているのではなくて、信託銀行などの名義で保管しているためです。そのためタワー投資顧問の持ち株数は、サンヨーハウジング名古屋の株主名簿ではゴールドマン・サックス・インターナショナルとして表示されています。以下の持ち株比率はそのゴールドマン・サックス・インターナショナル名義の持ち株比率になります。タワー投資顧問以外の株数も一部入っている可能性があるので、その点はご了承ください。大量保有報告と比べると、大部分はタワー投資顧問の保有と思われます。
データが見つからないので、前後の持ち株比率から一部推定で表示している部分もあります。
タワー投資顧問
タワー投資顧問は、サンヨーハウジング名古屋の株主として2003年3月以降に登場しています。2003年2月末と2003年8月末の大株主を比較すると、この間に宮ア宗市社長の持株比率が7.6%減っていること、現状で確認できた一番古いタワー投資顧問の大量保有報告書では、2003年6月11日時点で9.9%保有していることが分かることから、2003年3月以降6月までの間に市場で買うと同時に宮ア宗市社長からも購入したようです。晴れて2003年8月末にサンヨーハウジング名古屋の第2位株主に登場します。その後も買い進めて2004年8月頃がピークで持株比率が13%程度まで達しています。
下記の株価チャートを見て頂ければ分かる様に、2004年8月に上場来高値の27万円を付けています。
サンヨーハウジング名古屋2011年株主総会
それ以降は一気に売却に動き、持ち株比率の推移を見ればわかる様に1年で半減、そして2008年2月には大株主からも消えて1%以下になっています。
ここまでを見るとうまく売り抜けているな〜さすが清原達郎氏は運用がうまいな〜2004年の高額納税番付でサラリーマンとして初の1位に輝くだけのことはあるな〜という話ですが、そんなきれいごとだけではないと思います。
タワー投資顧問が売り抜けている間に、一方では株主数が急増しています。大半が個人株主だと思いますが、あのタワー投資顧問が買っているんだから間違いないんだろう、株価が少し下がっているのは買うチャンスかも!と考えて飛びついた人がたくさんいたのではないでしょうか?
当時サンナゴ株がどのような雰囲気だったのかは覚えていませんが、掲示板などではタワー投資顧問も買っている!などと買い煽られて、かなり熱かったのではないかと推測します。
その後の株価推移を見れば分かる様に、タワー投資顧問が売り抜けた後は高値掴みの個人株主の見切り売りがずっと続き、株価は長期低迷という状況が続いています。もちろんリーマンショックなどの外部要因もありますが、タワー投資顧問が手掛ける前と去った後を比べると、株価は往って来いであり、サンヨーハウジング名古屋の企業価値向上にはまったく寄与していないと思います。多額の含み損を抱えた大量の個人株主を発生させて、その分タワー投資顧問が儲かっただけのゼロサムゲームです。
まあこの間何回か増資を行っているので、タワー投資顧問がサンヨーハウジング名古屋株を人気化させてくれたおかげで、会社側としては有利に資金調達できて感謝しているのかもしれませんし、うまくタワー投資顧問に追随して儲けた投資家も感謝していると思います。
しかし、ゼロサムである以上大多数の個人株主は損を余儀なくされたわけです。
もちろん自己責任ではありますが、機関投資家が入ってくることで株価を上げて出来高も増やしてもらいたいという考え方は、私には非常に危険な考えだと感じてしまいます。
たとえ一時的に株価が上がったとしても、また下がってしまえば自己責任の言葉の下に損失を積み重ねられる個人株主が増えるだけですし、そんなことが続けばサンヨーハウジング名古屋に対するイメージも悪くなってしまうと思います。
日本証券新聞の記事ではタワー投資顧問について市場関係者の声として、「ファンド解約などを受けて泣く泣く処分するにも、機関投資家との相対取引、自社株買いに合わせて売却するなど、マーケットインパクト抑制の意思がうかがえる。企業や市場への誠意の表れ」と評価する人もいたようですが、機関投資家との相対取引はけっこうなことですが、自社株買いで会社側に買い取らせるのは個人投資家からすると問題だと思います。会社側に買い取らせるのが企業や市場への誠意の表れならば、グリーンメーラーだって企業や市場への誠意の表れ(^_^;)ということになってしまいます(笑)

機関投資家が株を持つと本当に株価が上がるのか?出来高が増えるのか?という点についても若干疑問に感じます。
機関投資家がまとまった株数を保有すれば、市場で流通している株数が減少します。どうやって株を買い集めるかにもよりますが、市場から買い集めれば株価は上がるもののその後の流動性は低下します。
一方でタワー投資顧問の様に大株主から直接買ったり、あるいは第三者割当増資などの形で市場外で購入すれば、株価が上がる要素は減りますが、流動性は低下しません。著名な機関投資家が購入したとなれば追随買いが入るので、株価の上昇もある程度期待できます。
機関投資家にも色々なタイプがあり、タワー投資顧問の様に比較的短期で買い仕掛けて、提灯が付いたところで売り抜けるヘッジファンド的というか仕手筋みたいなところもあれば、本当に長期視点で投資するところもあります。
ただ一つ言えるのは、機関投資家は自分のお金を運用している訳ではなくて、他人のお金を代わりに運用しているに過ぎないということです。なので、たとえ長期保有を考えていても売らなければならないこともありますし、安定した長期株主にはなりにくいと思います。
その点個人投資家は自らの資金を運用しているわけで、本当に応援し甲斐のある会社であれば、ずっと株主として応援してくれる可能性もあります。

今回のサンヨーハウジング名古屋の株主総会では、個人株主をずっと大事にしてきたし今後もその考えは変わらないと強調していましたが、本当にそう考えているのであれば、株価を必要以上に上下させて個人投資家を惑わせるような機関投資家を相手にするよりも、地道に長く応援してくれる個人株主を増やして欲しいと思います。
先日参加した個人投資家向けの会社説明会でも、個人投資家に対する姿勢として、私には正反対に聞こえる発言がありました。
スター精密の佐藤肇社長は、下記の様に語っていました。
年2回機関投資家向けの決算説明会も行うが、私は個人投資家向けの説明会の方が大好きであり、個人株主をもっと増やしていきたい。機関投資家は他人に投資を勧めたり、他人の資金を運用しているだけだが、個人投資家は大事な自分のお金をスター精密に投資してくれるので、本当にありがたいし大事にしたいと思っている。

私は、個人投資家はこういった姿勢の会社に投資した方が良いと考えています。スター精密について調べているわけではないので、買いを推奨しているわけではありません。
一方で同じ説明会に参加していたトライステージの妹尾勲社長は、質疑応答の中で下記のような発言をしています。どう考えても私の書いた記事を批判していると思われるので、若干バイアスが掛かっているかもしれません(^_^;) ググってみても、トライステージの会社説明会の様子を記事にしているのは私しかいないので、間違いなく下記の記事を批判しているものと思われます。
   トライステージ(2178)会社説明会 2011年9月6日付

あるブログで、個人投資家向け会社説明会の様子を質疑応答も含めて記事にされ、非常に悲しく感じたし、大変迷惑している。こんな風にネット上に書かれてしまうのでは、今後個人投資家向け会社説明会では質問にも答えられない。

なるほどね〜記事になんかせず自分だけの情報として囲い込んで儲ける(笑)機関投資家向けには何でも気軽に喋れるけど、こんな記事にされてしまうような個人投資家向け会社説明会では、こわくて何も喋れないんですね。
記事を読んでもらえば分かると思いますが、説明会に参加して好印象を感じたので、けっこうポジティブなレポートを書いたつもりですし、知名度の低いトライステージを少しでも多くの人に知ってもらえるきっかけになったのではないか?と感じていただけに、上記のような発言を聞いてとても悲しくなりました。
月次売上が前年割れになった要因についてはよく分からない部分もあるので、書いてほしくない気持ちも分からないではないですが、そういった姿勢も含めて率直に投資家に語りかける妹尾勲社長の姿勢を私は高く評価していたんですけどね。
妹尾勲社長もまさか記事を書いた本人がいるとは思っていなかったのかもしれませんが、面と向かってあんな風に言われてしまうと、名指しではないものの書いた本人にとっては名指しと同じであり、非常に悲しく感じました。あるいは来ていることを知ったうえで、私に対して発言したのでしょうか?
私も少し感情的になり、帰ったら反論記事を書こう!個人投資家を軽視している典型例として取り上げよう!とその場では思いましたが、今のところ自重しています。でもそのうち書くかも(笑)
批判的な記事を書くのはホルダーからは批判も受けるでしょうし、色々支障もあります。ネガティブな記事を書くのはやはり精神的に疲れる部分もあるので、少し時間を置いて冷静になってから考えます。

また脱線してしまいました(笑)
ここまで機関投資家の姿勢を問題視してきましたが、もちろん個人投資家の側にも問題があります。
17,636人の株主のうち、年2回の株主優待権利日だけの株主が相当数いると思います。
最近は現物買いと信用売りで両建てして、実質的には株主とは言えないような幽霊株主も多数いると思います。こうした株主は会社側からは歓迎されないでしょうし、こうした株主が増えたことが最近の株主優待廃止や縮小の動きにつながっているのではないか?と危惧しています。
会社側の発言を聞いていても、特にこの点を問題と感じているのだと思います。
両建てしている場合、配当については実質ゼロとなるように調整されているわけですから、株主優待についてもなんらかの対応が必要だと思います。現在では株式は電子化され、株主名簿もデータベースで管理されているんですから、権利日だけの株主を株主優待の対象から除外することも不可能ではないと思います。権利日から1ヵ月後の株主数を調査してみたら半分以下だった(^_^;)などとなれば、日本は変な市場だな〜ということにもなりかねません。
もっと長期投資が報われるような株式市場になって欲しいものです。
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2011年11月29日

サンヨーハウジング名古屋(8904)2011年株主総会レポート

2011年11月29日(火)10時から、名古屋市東区千種の メルパルク名古屋2階 瑞雲で開催されたサンヨーハウジング名古屋(8904)第22回定時株主総会に出席しました。
サンヨーハウジング名古屋は東海、関西中心に土地付き注文住宅を販売している会社です。
サンヨーハウジング名古屋の株主総会に参加するのは数えきれません(笑)上場前から参加しています。
2011年11月29日(火)の株価 72,700円(東証1部 8904)1株単位 8月決算
PER 5.0倍、PBR 0.56倍、配当利回り 5.23%、株主資本比率 54.3%
監査費用 1,980万円(売上比 0.06%、営業利益比 0.71%) 誠栄監査法人
株主優待 2012年2月末から株主優待廃止

   サンヨーハウジング名古屋(8904)のホームページ
   サンヨーハウジング名古屋(8904)のヤフー株価情報
サンヨーハウジング名古屋2011年株主総会
上場来の株価を見ると、2003年からの小型株ブームに乗り27万円(株式分割調整後)まで上昇しましたが、2006年のライブドアショック以降は株価下落が続き、8万円前後での揉みあいが続いています。
スケジュール
10:00〜10:24 報告事項
 10:03〜10:05 監査報告 池田拓夫常勤監査役
 10:05〜10:24 事業報告 スライド+女性ナレーション読上げ
10:24〜10:51 報告事項に対する質疑応答 質問者4人 計7件 27分
10:51〜11:05 議案説明・審議・採決 第1号議案で質問3人 計3件
 第1号議案 取締役6名選任の件 6名は再任、沢田正子専務、水谷彰秀氏が退任
 第2号議案 監査役1名選任の件 池田拓夫常勤監査役が任期満了で退任 千住憲夫氏新任
 第3号議案 退任取締役及び退任監査役に対し退職慰労金贈呈の件
11:05〜11:06 新任監査役の紹介 よろしくお願いしますのみ
サンヨーハウジング名古屋2011年株主総会
お土産 すみゃーのクオカード 千円分 先渡し
飲み物サービス なし
経営戦略説明会 なし

注目の株主総会格付けですが、お土産も用意されており、質問にも丁寧に答えていました。一方で株主優待廃止についての説明がありませんでしたし、中期計画を発表しているにも関わらず事業説明会などもありませんでした。これらを総合的に判断し、サンヨーハウジング名古屋(8904)の株主総会格付けは 『D+』 としました。
   議決権を有する株主数    17,635名、その議決権数  129,881個
   議決権返送&出席株主数   4,788名、その議決権数   90,846個(69.9%)
サンヨーハウジング名古屋2011年株主総会
サンヨーハウジング名古屋の株主総会は、今年もメルパルク名古屋で行われました。
今までは他社よりも少し早い第4水曜日に株主総会を開催していたんですが、なぜか今年は11月29日という集中日開催になりました。株主総会開催日はかなり前から決まっているものなので、直前に変えたわけではないと思いますが、それでも10月14日に発表した株主優待制度の廃止が関係しているのかな〜と勘ぐってしまいますね(^_^;) 突然の株主優待廃止について文句を言う株主がたくさん来ると困るので、集中日開催に変更したのかも(笑)
そんなわけで東京でビックカメラの株主総会に行くか、地元のサンヨーハウジング名古屋に参加するか迷いましたが、株主優待廃止について宮ア宗市社長がどんな説明をするのか聞きたくて、サンヨーハウジング名古屋の株主総会に参加しました。
昨年もたくさんの質問が出ていましたし、今年は直前に株主優待廃止の発表があったので、質問も昨年以上に多くて長引くんだろうな〜と思っていましたが、意外にも質問も少なくあっさりと終わってしまいました。出席者も例年より減ったような気がしますし、売ってしまって興味が無くなった個人株主が多いのかな?

会場内には(5席×5ブロック)×(7+7+6)位のレイアウトで、椅子がたくさん並べられていました。出席者数は200名ほどかなと感じました。出席者が減った影響なのか、冷房を利かせ過ぎているのか分かりませんが、会場内はかなり寒く感じました。
正面左右にスクリーンが用意され、株主総会開始前には会社紹介ビデオが流されていました。
事業報告は今年は女性ナレーションになりました。ただ内容は事業報告を読上げているだけでした。せっかくスクリーンもあるんですから、もう少し分かりやすく工夫すると良いと思うんですが。
続いて株主優待廃止について宮ア宗市社長から説明があるんだろうなと思っていましたが、説明もないままに質疑応答となりました。きっと質問がたくさん出ると考え、説明を省いたのでしょうか?
株主優待制度を改悪したり廃止した会社の株主総会にも何度も出席していますが、たいてい社長から経緯などの説明があるものです。何も説明がないというのは残念ですね。
会場内には質問用のマイクが2ヵ所用意され、指名された株主はそこまで行って質問します。質問数の制限はありません。昨年はほとんど担当取締役が回答していましたが、今年はまず担当取締役から回答し、その後に宮ア社長が補足するという形式に変わりました。とても良い対応だと思います。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)東日本大震災で液状化が大きな問題になったが、地盤の問題についてサンヨーハウジング名古屋ではどう取り組んでいるのか?
→(水戸直樹取締役 建設部長)建物については品確法の耐震等級3に相当する設計を行っている。地盤については土地の仕入れ前に地歴調査を行い、地盤調査も行っている。最近は技術の進歩により、地下水位を測定できるようになったので、液状化リスクを想定しやすくなった。
宮ア社長)サンヨーハウジング名古屋は、創業当初から土地を買ってもらって住宅を建てるという事業形態。土地は長く使ってもらうものであり非常に大事なので、以前から地盤調査にも力を入れてきた。地盤調査・補強には100万円ほどかかることもあり、他社と価格競争を行うなかでは厳しいが、震災前から力を入れて取り組んでいる。
(2-1)クオカードが楽しみだったのに、なぜ株主優待を廃止しなければならなかったのか?
→(小原昇取締役 経営企画室長)株主優待は長く続けてきた。社内でも色々と議論があったが、株主数も前期末より2,700名増えて1.7万人を超えるなど非常にありがたいことだが、株主構成も大きく変わっている。株主優待の影響ではないが、中間と期末の権利落ち日に株価が大きく動いていた。こういったことから株主還元のあり方について見直しをさせて頂いた。業績を上げて配当で株主に還元していきたい。今期は株主優待を廃止する代わりに200円の増配を予定している。
宮ア社長)上場当初は株主数も少なく出来高も少なかった。なんとか株主を増やしたいという想いで株主優待を導入したが、今では1.8万人弱の株主数になりありがたいことだが、一方で株価は低く出来高も少ないという問題がある。機関投資家にもっと株を持ってもらいたいと考えており、個人株主には株主優待廃止は残念なことだと思うが、配当で報いていきたい。機関投資家が入ってくることで株価を上げて出来高も増やしてもらいたいと考えた結果であり、ご理解頂きたい。
注記)機関投資家に株を持ってもらうために、機関投資家の意向を汲んで株主優待を廃止したようです。株価を上げて出来高も増やしてもらいたいと言う部分から推測すると、2003年から2004年にかけて株価を大きく上げてくれたタワー投資顧問のようなファンドをイメージしているのでしょうか?
別途私の考えをまとめますが、当時の再現を狙っているのだとしたらとても個人株主を大事にしているとは思えません。本当に長期で応援してくれるような株主をもっと大事にして欲しいものです。
 → 早速私の考えなどを記事にまとめました
(3-2)株主優待廃止については機関投資家にもっと株を持ってもらうためという説明があったが、個人投資家の立場からすると機関投資家は優遇されていて不公平だと感じることがたくさんある。機関投資家向けには決算説明会も開催して社長みずから詳しく説明しているし、株を売却する時も市場で大量に売ると株価が下がるので、自社株買いで引き受けるなど市場で売らなければいけない個人株主と比べると不公平だと思う。他にも色々あるが、このように機関投資家は優遇されていることがたくさんあるのに、株主優待だけを取り上げて不公平だから廃止するというのは非常に残念だ。
→機関投資家に対するご意見については、株価対策やIR活動の参考にさせて頂く。
(4-2)中期計画を見ると、神戸支店で行っている「販売代理を活用したビジネスモデル」という表現が何度も出てくるが、単なる営業の外注化なのか?あるいは何か特徴を持ったビジネスモデルになっているのか?すでに1年以上実施していると思うが、効果は上がっているのか?
→(沢田康成取締役 営業本部長)関西ではビジネスモデルを変更して挑戦しており、6月の日経新聞にも記事が出た。創業以来東海地区では営業マンを人海戦術で、仕入れた土地の周りに住んでいる人に対して飛び込み営業を行ってきたが、関西では広域からお客様が来てくれるのでこのビジネスモデルが通用しない。そこで仲介業者に委託して販売するというビジネスモデルに変えている。実績も上がっており、東海地区並みの業績を達成できるように努力していく。
(5-2)現状のサンヨーハウジング名古屋のメインターゲットは、年収500万円前後の中流階級だが、すでに中流階級は減少し始めており、今後大幅に減っていく可能性がある。長期の10年ビジョンを発表しているが、現状のターゲット層で長期的に成長していけるのか?
→(小原昇取締役)サンヨーハウジング名古屋の5年後10年後、その先の展望というのは大きなテーマになる。現状の顧客層は年収400万〜600万円が中心で、住宅の第一次取得者向けに17年間土地付き注文住宅を販売してきた。このモデルが通用しない地域についてはビジネスモデルを変えたり、あるいは建売住宅に展開する可能性もある。サンヨーハウジング名古屋グループの規模はマンション販売を入れても1,000戸/年程度であり、まだまだ伸ばしていける。今後中流層が減るかどうかは分からないが、まだまだ戸数を伸ばしていける規模と考えて中長期計画を作っている。
宮ア社長)第一次取得者向けの土地付オーダーメード住宅で成長してきたが、東京ではパワービルダーと呼ばれる安い価格をウリにした建売業者が台頭し、当然競合になってくる。注文住宅も以前は1つのモデルで対応していたので、顧客層が狭くなるなどの問題もあったが、今はモデルも増やしツーバイフォー以外も対応しており、幅広い顧客層に対応できるようになっている。

(6-3)私は懇親会を開催していた頃からの株主で、沢田先生(沢田正子専務のことの様です)の様な素晴らしい方がいて、さらに若い沢田康成取締役もいるので、この会社なら個人を大事にしてくれるなと感じてサンヨーハウジング名古屋で家も建てた。株主を続けているとサンヨーが好きになり、家を建てるならサンヨーでという人も増えると思う。株主優待廃止で少数株主は離れていくと思うが、こうした会社方針の変更はとても残念だと思う。本当に沢田先生の本意で株主優待を廃止したのかお聞きしたい。
→(小原昇取締役)個人株主をないがしろにする気持ちは全くない。上場以降個人中心に株主数が増えて、さらにお客様にもなってもらえるというのは本当にうれしいことです。不動産会社にも色々あるが、当社は個人のお客様に住宅を提供してきた会社であり、個人顧客と同様に個人株主を大事にする考えに変わりはない。マーケット環境が悪い面もあるが、当社の株価も低迷しており皆様にもご迷惑をおかけしている。上場以来定期的に公募増資も行い、発行済み株式数も13万株を超えるまでになったが、売買高は低いままだ。社長以下IR活動にも力を入れているが、株価の評価は低い。評価が低いということは(株価が下がっていることになるので)個人株主の皆様にもご迷惑をかけていることになる。こういったことを色々と考えた結果、クオカードを配る株主優待はいったん中止し、業績を伸ばしたうえで株主還元はどうするのがいいのか考えたいということで、株主優待を見直すことになった。株主優待廃止でお叱りを受けることは覚悟のうえで決断した。
宮ア社長)株主優待廃止については非常に悩んだ。もちろん株価を上げたい、企業価値を上げるためにはどうしたらいいかと考えた末の決断です。個人株主に対する考え方が変わったわけではない。
→(沢田正子専務取締役)ありがとうございます。今の言葉は涙が出るくらい嬉しかった。サンヨーハウジング名古屋は皆さんに支えられてここまで来た。地元の方、職人さんなど多くの人に感謝の気持ちでいっぱいです。個人株主様を疎かにする気持ちは毛頭ございません。サンヨーハウジング名古屋が存続する限り、1株1株を持って頂いた個人株主の方々の期待に応えられるように、成長を続けていきたい。個人株主に対する考え方が変わったわけではないことをご理解頂きたい。本当にありがとうございました。皆さんに感謝申し上げたいと思います。
注記)沢田専務は今回の株主総会で取締役を退任するので、退任の挨拶という感じでした。
(7-4)前期の業績も素晴らしいし、今期も増益計画なのに株価が上がらないのは不思議。今後も業績が良くなるのであれば、サンヨーハウジング名古屋株は資産株として持たれるのではないかと思う。
→ありがとうございます。古くからの株主様で、当社の成長を喜んでいただき、お褒めの言葉をいただきありがとうございます。来期も今期以上の業績を出せるように頑張っていきます。
以上で報告事項に対する質疑応答は終了となりました。
続いて議案の審議となり、第1号議案 取締役6名選任の件で3件の質問がありました。
(1-1)最近上場企業の不祥事が続いているが、社外取締役を入れる考えはないのか?
→(小原昇取締役)不祥事が続いているので社外取締役が話題になっているが、なかなか適任者がいないため選任していない。今回の議案が通れば、取締役6名に対し監査役4名になるので、しっかり監査してもらう。今後適任者が見つかれば社外取締役の起用も考えていく。
宮ア宗市社長)上場当時はまだ個人会社という感じもあったが、上場企業としての体制を整えてきた。今後適任者が見つかれば社外取締役も検討する。
(2-2)(女性)役員の持ち株数が少ないが愛社精神はあるのか?
→(杉浦英二取締役 財務部長)私は2007年に入社したが、10株買ってから入社した。その後持株会に入り買える範囲で持株を増やしている。愛社精神が無いわけではないのでご理解頂きたい。途中入社の役員などそれぞれに事情もある。持ち株数で仕事に対する熱意に差があるわけではない。
→(小原昇取締役)途中入社の取締役は持ち株数が少ないが、私は昨年より7株増えている。愛社精神のない役員はいない。
(3-3)(女性)機関投資家が興味を感じてくれないと説明があったが、小原昇取締役は証券会社出身でこの辺りは詳しいのではないか?もっと知識を活用してはどうか?
→(小原昇取締役)宮ア社長にも年2回東京に行ってもらったりIRにも力を入れている。東証一部上場であり機関投資家の投資対象になると思うが、本社が名古屋だったり上場している住宅会社が多いこともあって現状になっている。最近名古屋まで来てくれる機関投資家も出てきたので、今後も努力していく。

以上で質問もなくなり、無事株主総会は終了となりました。
全体を通じての感想は、サンヨーハウジング名古屋は株主にも恵まれているな〜と感じました。株主優待廃止となるとかなり厳しい質問が続きますし、かなり険悪な雰囲気になることも多いんですが、地域性もあるのか温かい雰囲気のまま質疑応答は終了となりました。
質疑応答を通じて私が感じたことや、私の考えなどは別途まとめてみます。
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ひらめき
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2011年11月27日

ジム・ロジャーズ氏の講演会

東京出張から帰ってきました。
名古屋は寒いですね!
出張中は暖かいホテル暮らしが続くので、余計に寒く感じます。
今回は株主総会や会社説明会、そして世界3大投資家の一人ジム・ロジャーズ氏の講演会に参加と盛りだくさんでした。

一番大事な株主総会なんですが、なんと議決権行使書を忘れるという失態を演じてしまいました(^_^;)
ちゃんと入れたつもりだったんですが、早朝東京に着きバッグの中を確認したら、いくつかの議決権行使書類が見つかりません。出発の直前まで決算短信を読み込んだりして質問内容を検討していたので、そのまま置いてきてしまったようです。
昨日帰ってきて机の上を確認したら、ちゃんと置いてありました(笑)
入れたはずという思い込みだけではなく、きちんとバッグの中を確認してから出発しないといけないな!と再認識しました。
議決権行使書を忘れても株主総会には参加できるんですが、面倒なので出席を諦めた会社もありました。
議決権行使書を忘れた場合は、受付で用意されている用紙に住所と名前を書きます。それを受付後方の株主データベースが入ったパソコンで照合し、株主と確認できると出席することができます。今回初めてこの方式での株主総会参加となりました。これも良い経験なのかもしれませんね(笑)
代わりに24日は映画三昧の一日となりました。東京でしか使えない映画の株主優待券もあるので、この機会に消化してきました。
見たのは、アントキノイノチ、コンテイジョン、エンディングノートの3本です。
3本とも人の死に関係した作品と言えますね。
アントキノイノチは、人知れず亡くなった人の部屋を片付ける遺品整理業を扱った作品であり、松竹としては納棺師を主人公にしたおくりびとの2匹目のドジョウを狙った作品だと思います。
良く出来た脚本だと思いますが、結末にはちょっと納得がいかないですし、ストーリーが出来過ぎというかあまりにもうまく作りすぎていて、逆に不自然に感じてしまうような感じがしました。
TBSもメインの出資者のようでしたが、TBSといえば山下智久、ソロ初仕事は葬儀屋と話題になっているように、来年の1月から葬儀屋を主人公にした連ドラ「最高の人生の終り方 〜エンディングプランナー〜」が放送開始になります。クレジットを見ながら、葬儀関連が増えているな〜と感慨深く感じてしまいました。
ぜひあの企画も復活してほしいものです(笑)

25日はレーサム、メディア工房、大庄の株主総会に参加し、午後からは大和IR主催の会社説明会に参加しました。
参加会社は、テクマトリックス、トライステージ、スター精密の3社でしたが、うち1社の会社説明会では私のブログを非難されたような気がして、少しというかかなり嫌な気分になってしまいました(^_^;)
この件については、別途詳しく記事にする予定です。
そして夜にはマネーボールを見てきました。なかなか面白い映画でしたが、予告編で流れていたドラフト漏れ選手を発掘する場面が出てこなかったような?

そして11月26日(土)にはパンローリングが主催した日本SAIKOHという投資イベントに参加し、午前のジム・ロジャース氏の講演会と午後から開催のジム・ロジャース氏へのQ&Aセミナーに参加しました。
ジム・ロジャーズ氏といえば、先日来日したウォーレン・バフェット氏、そして私も大好きなピーター・リンチ氏とともに現代の世界三大投資家の一人と言われています。
こんな人の講演を直に聞けるのは本当に貴重な体験でした。
講演前には会場の左右の出席者に歩み寄りながらお礼を言うなど、礼儀正しい人なんだな〜と感じました。いろんな人の講演会に参加していますが、ジム・ロジャーズ氏ほど聴衆に向かって丁寧にお礼を言っている人を見たことがありません。
どんな世界でも継続して成功を続けるような人は、人間的にも優れているんだなと実感しました。
貴金属と農業関連とインデックスを中心とした日本株に投資したいと考えているそうです。
日本での講演なのでいくらかはお世辞も入っているのかもしれません(笑)
エキサイティングに感じる国としては、ミャンマー、北朝鮮、スリランカを上げていました。

午前のセミナーも1時間弱話した後は質疑応答となり、午後は質疑応答です。一方的に喋るよりも質疑応答の方が楽しそうでした。
投資銘柄の発掘方法や考え方など、基本的には私と変わらないんだなと感じました。
少しでも近づけるように努力を続けていきたいですね!
質問の中で、26歳の日本人にアドバイスするとしたらどんな投資先、どこの国に行くことを薦めますか?という質問がありました。
ジム・ロジャーズ氏は、1人1人興味や関心も異なるのでこうしなさいということはできない。自分自身のパッションがどこにあるのか?何が大好きなのかを問いかけることが大事だと言っていました。
自分の人生なので、親や友人、教師などの言う通りにしていれば必ず成功するというわけではないと強調していました。
まさにその通りですよね!自分の大好きなことを仕事にするのが一番だと思いますし、自分が応援したい!という会社に投資するのが一番だと思います。もちろん応援したい会社が誰にも応援されず、割安に放置されている時に買うんですけどね。みんなに応援されている時は、こっそりと柱の陰から見守っていればいいんです。また割安になる時はきっとくるので(笑)
私も投資が大好きなので、投資が仕事になり投資のことだけを考えればいいという自由を実現できているのは幸せだな〜と改めて実感しました。

投資に関することから人生相談のような内容まで、ジム・ロジャーズ氏はどんな質問に対しても的確に答えていて凄いな〜と感じました。
ジム・ロジャーズ氏は歴史と哲学について学ぶことについても話していて、人間は何度も同じことを繰り返してしまうので歴史に学ぶことは重要であり、哲学について学ぶと何事にも疑問を感じるようになり、自分の頭で考えるような習慣が身に付くので、哲学について学ぶことも大事だと言っていました。自著にも書いているのでぜひパンローリングの本を買って読んでほしい、と主催者をヨイショしていました(笑)
1日予定を延長してジム・ロジャーズ氏の講演会に参加して本当に良かったと思いました。
講演で聞いたことや触発されて感じたことなどは、次回のキャッシュフローゲーム会で参加者の皆さんと共有したいなと思っています。
次回の名古屋キャッシュフローゲーム会は12月10日(土)に開催します。
ぜひゲーム会にも遊びに来てくださいね!
   名古屋キャッシュフローゲーム会のご案内
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2011年11月21日

環境を変える

ストップ高やストップ安が3日続くオリンパスですが、今日の寄付き前は金曜日の終値近辺での攻防が続いており、ストップ安にはならなそうな感じです。
板もかなり薄くなってきて、少しは冷静な対応になってきたのかな?と感じます。
オリンパス気配
 2011年11月21日 寄付前 8時57分頃のオリンパス板状況
出来高が増えれば増えるほど被害額も大きくなるので、出来高が減ってくるのは良いことだと思います。巨額の飛ばしで株主や金融機関を騙して上場を維持してきたような会社など、粛々と上場廃止にすればいいのに、株主保護の大義名分を掲げて変な観測気球など上げるので、より被害額が大きくなってしまうのだと思います。

オリンパスは3日連続が多いようですが、私の場合はそれをさらに上回る4日連続で賃貸物件の下見に回っています(笑)
この4日間の天気は、晴天、曇り、激しい雨、風の強い晴天と大きく変化していたので、下見をするには最適でした。
天気次第で部屋の明るさは変わりますし、風の強さで室内の静かさなども変わってきます。
4日連続で見て回り、話を聞いてきたことでほぼ絞り込むことができました。

私は縛られない自由な生き方が好きなので断然賃貸派です。なのに6年間も同じ場所に住んでいたので、そろそろ環境を変えないと!という想いから始まった物件探しですが、どうやら引越しが濃厚になってきました。
この間を振り返ると、長期投資派の悲しさで気に入った物件についてじっくりと検討しているうちに他の人に取られてしまったり(^_^;)、その物件と比較してしまうのでなかなか次の気に入る物件が見つからなかったりと、株式投資と同じような経緯を辿りましたが、気に入る物件が見つかって良かったです。
同じ場所に住んでいると要らない荷物も増えてしまいますが、引越しをきっかけに荷物も整理して身軽にしたいと思っています。
今後はある程度定期的に引越ししたいと思いますし、荷物を少なくしておくことは大事ですね。

引越しをする際に重視するのは、引越し先でも株主優待券が使いやすいかどうかです(笑)
6年間も住んでいるとその環境に合った株主優待銘柄への入替も完了し、株主優待生活にも便利な環境が整備されているので、その環境をできるかぎり維持しながら引越し先を見つけることになります。前もって計画的に引越しを検討している場合は事前に銘柄入れ替えも可能ですが、今回は突然思い立っての引越しなので、銘柄入れ替えの時間がありません。なのである程度近場での物件探しになりました。
他にも部屋の明るさや静かさ、広さなども重要ですし、家賃も大きなポイントになります。
そして今回の物件探しにあたっては、天災への対応という視点も重視しました。
いままでは1階に住んでいたので、水害には非常に弱いという問題がありました。今回はある程度高さのある部屋ということも重視して選びました。
これらの点ではほぼ満足する物件が見つかりました。
庄内川が氾濫したり、津波が遡上してきても問題ない高さになりました。

来月には引越しも完了して、新しい部屋で(と言っても全然新しくはないんですが(^_^;))新年を迎えたいと思います。
今年の12月は引越しや株主総会出席などで、本当に師走になりそうな感じです。
徐々に12月の株主総会予定も出てきていますが、株主総会日を見ながらの引越し日の選定になりそうです。投資家というものは引越しの際にも普通の人とはかなり違った視点で考えるんだな〜と改めて実感しています(笑)
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2011年11月20日

オリンパスに新事実!闇社会に流出!?

世間を騒がすオリンパス問題ですが、このブログでも最近は不祥事関連の記事ばかりになっています。
10月は株主総会が少ないことや上旬・中旬は株主総会があまりないことも一因ですが、今週後半からは株主総会も始まるので、来週からは本来の株主総会関連の記事も書きたいと思っています。

そんな前振りとともにまたオリンパス問題ですが、11月17日(木)頃から海外発の記事を中心に、オリンパスの巨額の損失隠しに使われたお金のうち2,000億円を超える金額が指定暴力団など「闇経済」に流れた可能性があるという報道が出てきました。
米紙ニューヨーク・タイムズや英紙フィナンシャルタイムズなどが伝えています。
ニュースソースとしては、日本の捜査当局に近い関係者から得た文書を基にしているそうですが、その文書は日本の証券取引等監視委員会、東京地検、警視庁の最近の会合で示されたそうです。

オリンパスが2000〜09年に疑わしい買収資金や投資助言手数料などとして支払った4,810億円のうち、決算書で説明が付くのは1,050億円にすぎず、残る3,760億円が使途不明となっており、捜査当局はその半分超が暴力団組織に流れたとみているという内容の記事です。

最近の会合で示されたそうですが、最近とはいつなのか?というのが気になる所です。
オリンパスの株価は下記チャートの通り乱高下しています。
オリンパス株価推移
以前から指摘しているように、この乱高下に伴い大儲けしている人たちがいると思います。
オリンパスの株価推移を振り返ってみると、2,500円前後していた株価が10月14日(金)以降急落を始めます。英国人のマイケル・ウッドフォード社長が解任され、コケにされたマイケル・ウッドフォード社長が解任された本当の理由として、英紙フィナンシャル・タイムズのインタビューで、オリンパス社が過去に実施していた買収に不適切な行為がなかったかどうかを調査したところ解任されたと語った、というニュースがきっかけです。
その後もオリンパス側が事実を否定するリリースや呆れた反論などが続き、泥沼化していきます。
スクープ報道などは続いたもののオリンパス側が手続きに問題はない!と強く主張したため、オリンパスの内視鏡などの事業価値なども評価して、株価は1,200円前後で踏み止まっていました。
しかし続々と新事実が明るみに出てくることで、遂にオリンパスも言い逃れができなくなり、11月8日早朝に不明朗な取引があったことを認め、12時半から高山修一社長が記者会見を行い謝罪しました。
11月8日(火)から11月10日(木)まで3日間ストップ安を付け、株価は484円まで下がりました。巨額の飛ばしをしていたんですから上場廃止が濃厚で、決算書自体も信頼できないということで株価が暴落するのは当然だと思います。翌11日もストップ安かという勢いで株価が下がっていきましたが、436円で寄り付きました。この日の最安値は424円であり、出来高は8,300万株と大商いでした。

それが翌日の11月12日(土)くらいから、風向きが変わり始めます。
きっかけは、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑について行政処分にとどめる方向で検討を始めたことにより、同社の上場廃止が回避される可能性が出てきたというニュースが出てきたことです。これは東京証券取引所などが観測気球を上げてみたのではないかと感じましたが、その背後には何らかの圧力があったのではないか?と思います。圧力を受けてまずは観測気球を上げてみて、世間の反応を探ったのではないかと思っています。
世間の反応は見事に圧力をかけた方々の思い通りで(笑)、週明けの11月14日(月)から今度は一転してストップ高の連続です。16日(水)まで3日連続のストップ高で740円まで上昇し、翌17日には878円の高値までつけています。この2日間の出来高は9,200万株ほどになります。
そうした中で、今度は2,000億円を超える金額が指定暴力団など「闇経済」に流れた可能性があるという報道が出てきたわけです。

ここまで振り返っただけでも、
悪いニュースが出て株価が3日連続ストップ安、出来高8,300万株で売買成立
タイミングよく(^_^;)良いニュースが出て株価が3日連続ストップ高、出来高9,200万株と大商い
またまたタイミングよく(^_^;)悪いニュースが出て...
という繰り返しです。たぶん明日のオリンパス株も売り注文が殺到するんだと思います。
もし今回の報道が事実で、オリンパスから巨額のお金が指定暴力団など「闇経済」に流れていたとしたら、上場廃止は確実でしょう。少し冷静に見ていると、面白いように株価が翻弄されています。
笑いが止まらない人たちがたくさんいそうですね。

しかしながら今回の報道には疑問を感じてしまいます。
ポイントは、日本の捜査当局に近い関係者から得た文書を基にしているそうですが、その文書は日本の証券取引等監視委員会、東京地検、警視庁の最近の会合で示されたという文書が示された日付です。
証券取引等監視委員会や東京証券取引所などの関係当局が観測気球を上げ始めたのも11月12日頃なので、まだ最近と言えます。証券取引等監視委員会や東京証券取引所などの関係当局が、巨額の資金が闇社会に流れた可能性があると知りながら、上場維持の観測気球を上げたのだとしたらこれは大きな問題になります。
一方では今後大きな問題になりそうな事実が出ているのに、上場維持方向の方針を示すというのは、東京証券取引所としては大きなコンプライアンス上の問題になるのではないでしょうか?
上場企業にコンプライアンスの徹底を求めている東証自体が、投資家をミスリードするような対応を行っていることになり、本末転倒です。なのでこの文書が示されたのがいつなのか?がとても重要になってきますし、本当にこんな文書が示されたのか?疑問に感じるわけです。
さすがに東証もこんな対応はしないと思うので、巨額の損失隠しに使われたお金のうち2,000億円を超える金額が指定暴力団など「闇経済」に流れた可能性があると書かれた文書は存在しないのではないかと感じます。日本人として、東証などの対応を信じたいという気持ちもあります。株価を動かすために海外発でいかにも信憑性がありそうなニュースを流しているのではないか?と感じてしまいます。
一体何が事実なのかは分かりませんが、こんなニュースに右往左往してオリンパス株で一儲けしようと売買をしていると、1,200兆円あると言われる日本国民の資産が、海外に流出していくだけではないかと危惧してしまいます。
オリンパス株の出来高が膨らむほどに背後にいる人たちは儲けやすくなり、儲けも巨額になっていきます。
そろそろ冷静な対応が求められるのではないかと感じます。

明日以降株価はどんな反応をするのか見守りたいと思いますが、残念ながらこれからも株価は面白いように翻弄されるんでしょうね。
先日話題になった、ゴールドマン・サックスがオリンパス株の空売りで20億円ほど儲けていたという記事なんてほんの氷山の一角だと思います。11月11日の売買金額が350億円程度で、11月16、17日の売買金額が680億円程度だとすると、1週間で330億円!もの売買益がさらに出ていることになります。一体誰が儲けているんでしょうねぇ(^_^;)
オリンパス株の売買手口もしっかりと調査してほしいものです。
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オリンパスの不透明な買収に関連するブログ記事一覧
 2011年10月17日 オリンパスの社長解任劇
 2011年10月19日 オリンパスの呆れた反論
 2011年10月19日 オリンパス関連のスクープが続々登場
 2011年10月23日 週刊ダイヤモンド キターーー!
 2011年11月 8日 オリンパスショック!
 2011年11月 9日 オリンパス今後のシナリオ
 2011年11月10日 金融機関が融資条件変更検討
 2011年11月13日 オリンパス上場廃止見送り!?
 2011年11月15日 オリンパス連続ストップ高!
 2011年11月16日 オリンパス株でゴールドマン大儲け
オリンパスに関連する記事
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 月刊FACTA 阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」
 オリンパス「疑惑の取締役会資料」をスクープ公開 現代ビジネス
 独占インタビュー マイケルウッドフォード前社長 週刊ダイヤモンド2011年10月29日号
 Olympian depths 2011年10月 The Economist(英文)
 粉飾決算のオリンパスが辿る、今後のシナリオ3つを考えてみた ZAI 2011年11月8日
 オリンパス疑惑の中心人物、所在不明に ウォール・ストリート・ジャーナル 2011年11月9日
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2011年11月16日

オリンパス株でゴールドマン大儲け

オリンパス問題の裏側では大儲けしている人たちがきっと居る!という記事を昨日書いたばかりですが、世界最強の投資銀行と呼ばれる米ゴールドマン・サックスがオリンパス株の空売りで20億円ほど儲けていたという記事が出てきました。

 “暴落”オリンパス株で利益20億円超…ゴールドマン凄すぎる手口 2011.11.15zakzak
こんな空売りというすぐに表面化するような分かりやすい手法で儲けているのは、氷山の一角だと思います。きっともっと複雑なデリバティブなど駆使して、20億円などというケチな金額ではない大儲けをしているんだと思います。
今回表面化したゴールドマン・サックス以外にも、巨額の儲けでウハウハな人たちがいると思います。
上記のニュースではゴールドマン・サックスの空売り残高は、11月8日時点の194万株が最大となっています。この間のオリンパス株の出来高を考えると、あまりにも少なく感じます。
この点からも氷山の一角なんだろうな〜と感じてしまいます。
そして、マイケル・ウッドフォード社長解任の前日に空売りして、底打ち直前に買い戻したゴールドマン・サックスの売買について、神業のようなタイミングで実行した と書いていますが、たぶん神業じゃないですから。すべて分かったうえで仕掛けているんですから。
まあゴールドマン・サックスが神ならば、たしかに神業と言えるのかもしれませんが(^_^;)

同じくzakzakの11月14日の記事では、オリンパスに上場維持説が急浮上してきたのは、一般株主を保護するためではなく、一般株主を隠れ蓑にして実は、
オリンパス株を大量保有し、融資もしている金融機関が大損するのを防ごうということ。米系ファンドも上場廃止に猛反発しており、“外圧”も意識しているのではないか
という記事も配信されています。
 オリンパスに“上場維持説”急浮上!そのワケは

私はそんな単純な話ではなく、もっと裏があると思っていますが(^_^;)

今日のオリンパス株は、9時27分にストップ高の740円で3日振りに寄りついています。
前場の出来高は3,559万株に達しています。
そして何ともタイミングよく11時37分に、英重大不正捜査局、オリンパスの捜査開始 というニュースが流れています。
寄りついてしまえばたぶん売り抜けていることですし、今度はドテンしてショートポジションで大儲けなんでしょうね(^_^;)
早速外圧を使ってきました(笑)
ニュースによると、英フィナンシャル・タイムズ紙はオリンパスの不正支出疑惑に関する捜査を正式に開始したと報じたそうです。
ニュースソースは事情に詳しい関係者の話だそうです。
事情に詳しい関係者とは、何とも怪しげな話しですね(笑)

オリンパス株を巡っては、まだまだこんな売りと買いの攻防が当面続きそうです。
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2011年11月15日

個人株主を軽視する会社1

私の投資先にティアという名古屋の葬儀会社があります。
会社の理念も素晴らしいと思いますし、社長の冨安徳久氏の考え方もとても素晴らしいと評価しています。
だから株主になりましたし、期待もしています。
個人投資家向けの会社説明会での冨安社長の熱弁は、聞くものを巻き込む魅力を持っていますし、その点でも素晴らしいと思います。
以下ティアが個人株主を軽視していると感じる点について、かなり厳しい意見を書いていますが、あくまでも個人株主を軽視していると感じる部分があるというだけで、ティアで頑張っている方々を非難しているわけではありません。管理部門には問題があるのではないかと感じてしまいますが、実際に業績をあげている事業部の方々やFC部門の方々など、本当に頑張ってくれているな〜と感謝しています。
それだけに余計に気になってしまうのかもしれません。

株主になる前のティアのイメージと、実際に株主になってからの印象はかなり異なる部分もあります。
特に顕著に表れたのはティアの株主総会であり、このブログでも2007年からティアの株主総会レポートを掲載しています。
冨安社長は以前から、株主はティアという会社を見守る同志だと思っている、と語っています。
実際にそう考えているんだろうと思います。
すべてのお客様に感動をお届けするために、お客様の立場に立った心のサービスを提供する、それがティアの理念ティアイズムだと思います。
しかし2007年に初めてティアの株主総会に参加すると、ティアの印象はガラッと変わってしまいました。
株主総会の質疑応答を通して感じた印象は、とてもティアイズムを提唱している会社の対応ではないと感じてしまいました。ほとんどの質問に対して、詳細は答えられない、詳細については不確定なので勘弁して欲しいなどの回答ばかりで、とても株主を同志と考えているようには感じられませんでした。
その後の株主総会でも徐々に改善はされているものの、全般的な印象はあまり変わりません。現状の株主総会運営について、冨安社長も問題意識は感じているようですが、なかなか改善は進みません。

さらに問題なのは、決算説明会への参加を断固拒否していることです。
私の主要投資先で決算説明会への参加をお願いした3社のうち2社は、毎年決算説明会に参加させてもらっています。うち1社は1年近くお願いを続けた結果やっと認めて頂いたんですが(^_^;)
ティアにはもう3年くらいお願いを続けていますが、断固拒否という姿勢です。
さらにひどいのは、決算説明会で配布した資料は株主には見せられないと決算説明会資料をホームページに掲載することさえ断固拒否していることです。
こんな非常識な対応をする会社を、私は他に見たことがありません。
決算説明会を行っているものの、決算説明会資料をホームページに掲載していない会社はあると思います。しかし投資家や株主から決算説明会資料のホームページへの掲載を依頼されて、拒否するような会社が他にもあるんでしょうか?
多くの会社が決算説明会資料をホームページに掲載していますし、動画を掲載している会社も増えています。それなのに株主を同志と考えている会社がなぜホームページ掲載することさえできないのでしょうか?

あまりにも個人投資家を軽視した対応に唖然として、理由を聞いたことがあります。
ティアの公式見解かは分かりませんが、機関投資家向けの決算説明会資料をホームページに掲載できない理由は、詳しい財務内容などを説明する資料を安易にホームページに掲載すると、あまり知識もないような人が資料を見て間違った解釈をする可能性がある、だから決算説明会資料をホームページに載せるのはリスクが大きいので載せられないという回答でした。
それなら、私はそんな間違った解釈はしないと思うので、決算説明会資料を送って欲しいとお願いしたら、特定の個人にだけ決算説明会資料を送ることはできないと、取り付く島もない回答でした。
株主でさえない特定の機関投資家には決算説明会の案内を送っているのに、馬鹿な個人株主には決算説明会資料は見せられないそうです。

要はティアという会社は、個人投資家や個人株主は、機関投資家と違って財務諸表なんて読めないような馬鹿ばかりだから、決算説明会資料など怖くて見せられないと考えているようです。
こんなに馬鹿にされて腹が立ちませんか? 私の場合はもう腹が立つのを通り越し、呆れていますが。
それでも売りもせずティア株を保有し続け、周りの人達にお薦めしている私のお人好し加減にも呆れますが(^_^;)
こんな仕打ちをされながらも、それでもティアにこだわっている私は本当に馬鹿なのかもしれませんね!

ティアという会社や冨安社長は素晴らしいが、管理部門の方々には若干問題があるのではないか?といのが私の現時点での考えであり、だからティア株を保有し続けているのだと思います。
まあ簡単には売れないという事情もありますが(^_^;)
葬儀会館ティア
今日の寄付き後の板状況は上記の通りで、売り注文はたくさんあるものの買い板はわずか300株です。
これではとてもじゃないが売れません(^_^;)
こんなに株価は安くなっているのに、買い注文が入ってこないことをもっと真剣に考える必要があると思います。ただ表面的な会社説明会を行えば良いというわけではありません。

周りの投資家仲間に聞いてもティアの評判はあまりよろしくありません。
ティアに問い合わせをしても返事が返ってくるまでに非常に時間がかかるという苦情はよく聞きます。私に言われても困るんですが、それでも小さい会社ではIR専任の担当者もいないので、総務や経理などの仕事をこなしながら、投資家からの問い合わせにも対応している事が多いので、大目に見てあげる必要があると思うよ、などとなだめている始末です(笑)
最近はIR体制も強化されたので、問合せへの対応も早くなっているのかもしれません。

上記の板状況が如実に表しているように、ティア株に注目する個人投資家は激減してしまったようです。
ヤフー掲示板を見ても書き込んでいるのは特定の1人だけです(笑)
ティアに関する情報を集めたブログも作っていますが、アクセスは激減しています。
葬儀会館ティア
一部データが抜けていますが、上記グラフはティア情報ブログへの訪問者数の推移を表しています。
2010年の終わり頃まではブログへのアクセスも順調に伸びていましたが、それ以降は激減しています。
ティア株価チャート
2011年2月と5月にアクセスが急増しているのは、予想外に悪い1Q決算を発表したことと、5月には業績下方修正および減益の2Q決算を発表して、驚いた人たちのアクセスが増えたのだと思います。こういった業績の悪化とともにティアを見切る人が増え、株価も低迷しティアについては思い出したくもないという投資家が増えてしまったのだと思います。株価チャートと比べるとよく分かりますね。

こうした様に、個人株主を軽視しているように感じられるティアですが、冨安社長が言うように個人株主を本当に同志と思っているんでしょうか? 信じてもいいのか心は揺れています。

今年の株主総会でも取締役選任議案が上程されると思いますが、今の状態では一部役員の選任には反対せざるを得ません。個別の役員選任について意思表示が難しい場合は、取締役選任議案自体に反対しなければならないかもしれません。

今年も決算説明会への参加は拒否されたわけですが、決算説明会資料を見せてもらうことさえ拒否されました。ずっとお願いを続けているので、相当嫌われているんでしょうね。
それにしてもティアの時価総額はわずか27.8億円です。上記の通り板はスカスカです。
こんな規模の会社に機関投資家が本当に投資してくれると思っているんでしょうか?
まだまだティアは個人投資家に支えられている規模の会社であり、もっと個人投資家を大事にする必要があると思います。

決算説明会への参加は断固拒否、決算説明会資料を見せることさえ断固拒否されてしまうと、なおさらどんな資料なんだろう?と興味が湧いてきます。個人投資家には見せられないような凄い内容が満載なのでしょうか?
こんな個人投資家を差別するような対応は上場企業として問題ないんでしょうか?
私は非常に疑問を感じています。
ティアは個人の消費者を対象としたサービス業の会社です。それどころか究極のサービス業を目指している会社です。
そのような理念を持っている会社が個人投資家や個人株主を軽視して事業が成り立つのでしょうか?
短期的には大丈夫かもしれませんが、長期に渡ってお客様からの支持を得続けるのは難しいのではないかな〜と心配になります。

個人株主を軽視する会社の1例目から、かなり厳しい指摘になってしまいましたが、ティアにはもっと良い会社になって欲しい!という想いから、より厳しい指摘になっている部分もあります。ぜひこういった株主からの声を活かして、改善に努めていただきたいものです。
うるさい株主なんか無視しておけ!とならないことを祈っています。

ティアの決算説明会に参加した方からの情報提供もお待ちしております(笑)
会社側の主張が正しくて、私の主張していることの方がおかしいんでしょうか?
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ひらめき
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オリンパス連続ストップ高!

今日もオリンパスの株価は連続してストップ高を記録しています。
東京証券取引所や証券取引等監視委員会などが、今回の件は大目に見て上場廃止は勘弁してあげようという観測気球なのか報道が出たことから、先週末までの下落基調から一気に反転し、2日連続のストップ高となっています。
オリンパスの株主の方には異論もあると思いますが、これだけの事件を起こしたのに、上場廃止になると株主への影響がもっと大きくなるので上場維持という考え方は、私はおかしいと思います。オリンパスが悪しき前例になってしまうと、極端なことを言えば、今後株主がいる限り上場廃止になる会社はなくなってしまいます。なぜオリンパスは良くてうちの会社は上場廃止になるんだ!ということになってしまいます。
ギリシャ国民が年金を減らすな!公務員数を減らすな!とデモを続けていたら、要求通り周りの国が助けてくれたとなれば、イタリアやスペインの国民も俺たちもデモをするぞー!とモラルハザードが連鎖してしまい、問題がより大きくなって解決不能になってしまいます。
2つの問題は飛ばしも含めて非常によく似ていますし、結局は同じような結末を迎えるのだろうと思います。オリンパスは上場廃止にしなければいけないし、ギリシャはデモを続けている限り破綻させるしかないということです。

私のブログを見て頂いている企業コンプライアンスに詳しい弁護士の先生も、個人的意見としてオリンパスは上場廃止になるのではという考えを述べられています。
 オリンパス社は上場廃止を免れるのか?(あくまでも個人的意見)
私の場合は感じたことをブログにしているだけであり、法律に基づいた意見ではないので、ビジネス法務の部屋というブログはとても参考になります。
最近はコンプライアンスに関する問題が続いているので、ブログ更新も大変だろうなと思います。
オリンパス連続ストップ高
上記はオリンパスの場中の板状況ですが、5千万株を超える買い注文が集まっています。
オリンパスの発行済み株式数は2.7億株なので、2割近い買い注文が集まっていることになります。
オリンパス上場維持か!?というニュース1つでここまで雰囲気が一変してしまうんですから、株価を動かそうと思っている人にとってはこんな儲けやすい株はないでしょうね。
オリンパス株価チャート
ここまでのオリンパスの株価推移を見ると、マイケル・ウッドフォード社長が解任され反撃に出て以降、株価は急落しています。それでもなんとか1,200円程度で踏み止まっていました。会社側は粉飾決算を否定していましたし、東証も様子見で監理ポストに割り当てることもなかったので、オリンパスの内視鏡事業などの価値を考えれば何事もなく元に戻るかも、と期待した安くなったオリンパス株を買った人もたくさんいると思います。
しかし11月8日早朝にオリンパスが損失隠しを認めて、12時半から高山修一社長が記者会見を行ったことから、これは大変だ!上場廃止の可能性が高い!ということで一気に売られて、20年来の安値にまで叩き落されました。
それが、巨額の損失を飛ばしていたのはあくまでも過去の話であり、不正な手段(笑)で損失の穴埋めは終わっている、現在の財務諸表は粉飾されていない、というけっこう無理があるような理由付けで上場廃止を回避できるかもというニュースが流れて、今度は逆にストップ高の連続という荒い値動きになっています。

今回の騒動はまだ続くと思いますが、この背後で巨額の儲けを手にしている人たちがいると思います。
まずはオリンパスの損失飛ばしに積極的に関わり、法外な手数料をもらっていた人達です。
20年前に損失の先送りを始めた時は、数百億円程度だったものが先送りを続けているうちに1,300億円まで雪だるまのように膨らんでいます。その裏ではこの間の取引で儲けている人がいるということです。
闇から暴く相場の真実というページに、この辺りのからくりについて詳しい説明があり必見ですね。
 闇から暴く相場の真実 オリンパスの闇・第5幕

こうしたスキームをオリンパスから請け負い、飛ばしの全体像をオリンパスの誰よりもよく知っている人たちがいるということです。
今回のオリンパス問題は、7月20日発売の月刊FACTA8月号に オリンパス「無謀M&A」巨額損失の怪 という記事を掲載したのが始まりです。FACTAは誰かから詳しい内部資料を入手して記事にしていますが、一体誰から入手したのかが気になりますね。オリンパス社内では誰がFACTAにリークしたのか!と犯人探しが行われているというような記事もありました。
しかしこの時には株価にはほとんど影響もなく、オリンパスも完全にFACTAを無視していました。
ところがこの記事に驚いたマイケル・ウッドフォード社長が独自調査を始め、今回の大問題に発展したわけです。
ここまではニュースなどで報道されていることですが、私にはもっと裏がありそうに感じてしまうので、ここからは私の憶測を書いてみます。あくまで憶測ですので(^_^;)

現状の報道では、最大1,300億円にも達した損失は現状ではすべて穴埋めが完了しているようです。
となると、飛ばしに協力していた人達はもうオリンパスから直接報酬をもらうことはできません
そこで今度は市場から報酬を貰おう!と考えたとしても不思議ではないような気がします。
たぶん儲けることには貪欲な方々だと思うので(笑)
今は飛ぶ鳥を落とす勢いで意気盛んな月刊FACTAと阿部重夫編集長ですが、もし情報をリークした大元締めが飛ばしのスキームを考えたり、資金洗浄を実行した方々だったとしたらどうなるでしょうか?

彼らの気持ちになって考えると、オリンパスからは多額の報酬を貰って美味しかったが、もう損失の処理は終わってしまった、次はどうやって儲けようか?
オリンパスは市場からの評価も高いし、株価も良い値段を付けているな!でもオリンパスの内実は俺たちの方がよく知っているぞ(笑)俺たちが知っていることをリークしたら株価も大暴落だろうな〜最悪倒産するかもしれないぞ!ここはオリンパスの株価が下がれば大儲けできるようなスキームを構築したうえで、少しづつ本当のことを明らかにしてやるか!たまには良いこともしないとな(笑)

と考えたとしても不思議はありません。デリバティブなどにも詳しいでしょうから、単純にオリンパス株を空売りするようなすぐに足の付くようなスキームは作らないと思います。
そうやって暴落に賭けるスキームを構築したうえで、まずはスクープネタに簡単に飛びつきそうなFACTAに情報を流してみます。狙い通りにFACTAは飛びつき記事にしましたが、オリンパスは完全に無視、他のマスコミも追随せず不発に終わります。それでもっと核心的な追加情報をFACTAに送ったり、調査を始めたマイケル・ウッドフォード社長にそれとなく情報提供したりしたのではないでしょうか?
そうした工作が功を奏して、見事にオリンパス株は下落を始めます。上記の様に10月半ばからオリンパスの株価は大きく下落しているので、大儲けできて笑いが止まらないんでしょうね!
もちろん儲けに貪欲な方々でしょうから、この程度の儲けで満足はできません。オリンパス悲観論がピークに達した11月11日には8,300万株も出来ています。凄まじいまでの売り注文です。たぶん彼らはこの売り注文に対し、ポジション解消のための買いを入れると同時にドテン買いに転じたのではないかと思います。

ギリシャ問題も大きく報じられていますが、ギリシャはスワップ契約を利用して簿外に債務を飛ばしていました。オリンパスと同じような構図です。この飛ばしに関わっていたのが投資銀行のゴールドマン・サックス・グループだと言われています。
オリンパスについてもどこの金融機関が絡んでいるのかは分かりませんが、同じような構図なのではないかと感じます。つまり裏で糸を引いている人たちは、かなり力のある人たちなんだろうということです。

オリンパスのショートポジションからロングポジション(買いポジション)に変えた方々は、今度は日本の当局に圧力をかけたのではないでしょうか?
我々もオリンパスの将来に期待して買い支えているのに、まさか上場廃止で梯子を外すなんて仕打ちはないですよね?
などと言われれば、東証なども上場維持の検討もしない訳にはいかず、まずはアドバルーンを上げてみようということになったのではないでしょうか?
そんなアドバルーンに反応して今度は一気に買い注文殺到です!
裏で操っている方々はまたしても笑いが止まらないでしょうね。
この大量の買い注文が売買成立した後は、また次々と問題をリークしたり、海外の報道機関を使って、これだけの粉飾決算を行っても上場廃止にもならない異質な日本の株式市場!みたいな記事を配信させて、日本の当局に今度は逆の圧力をかけるのではないでしょうか?
株価が激しく上下すればするほど儲かるような仕組みができているのだと思います。

では彼らは最終的にどうしたいのか?を考えてみます。
最終的に上場維持となる方が儲かるのか、上場廃止となる方が儲かるのか考えると結論は明らかです。
オリンパスが上場廃止になったり、オリンパスが破たんに追い込まれた方が彼らが儲ける機会はたくさんあります。上場維持になってある程度株価が戻ったとしても儲けは知れています。
一方で実質は債務超過だ!というような情報をリークし、オリンパスの株価を徹底的に叩き落し、上場廃止に追い込む方が遥かに彼らは儲かると思います。タダ同然の株価でオリンパス株を買い占めて、ばら売りして儲けることもできます。
そんなカネを使うのももったいない!となれば、オリンパスを破たんさせて巨額の借り入れを棒引きさせてから、企業再生のプロとしてスポンサーとして名乗りを上げる方法もあります。借り入れを大幅に棒引きしたオリンパスを手に入れることが出来たら、優良事業の切り売りで大儲けすることができると思います。

一度悪事に手を染めたオリンパスは徹底的にしゃぶりつくされるまで離してもらえないような気がします。
こんな裏があるかもしれないと考えると、いくらストップ高だからと言っても買いに走るのは危険だと思いますし、ニュースに踊らされオリンパス株を売買するのは、彼らを儲けさせるだけなのかもしれません。
どのようなスタンスを取るかは自由ですが、見物だけに留めておくのが無難だと思います。

それにしても、証券取引等監視委員会や東京証券取引所などの方針がぶれる度にオリンパスの株価が上下し、日本の国益が海外に流出していくというのは悲しくなりますね。
証券取引等監視委員会や東京証券取引所は日本の市場や投資家を守る必要があると思うんですが、私の憶測があくまでも憶測であることを祈るばかりです。
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 粉飾決算のオリンパスが辿る、今後のシナリオ3つを考えてみた ZAI 2011年11月8日
 オリンパス疑惑の中心人物、所在不明に ウォール・ストリート・ジャーナル 2011年11月9日
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個人株主は軽視されている!?

株式投資を長くしていると疑問に感じることが時々出てきますが、最近強く感じるのは
 日本では個人投資家は軽視されている、あるいは馬鹿にされている
ということです。
これは今に始まったことではなくて、ずっと昔から言われていることですが、株式投資をすればするほどそう感じる場面が増えてくる感じです。
これだけ貯蓄から投資へと叫ばれ、株式投資や資産運用の必要性が浸透してきても、やはり証券取引所や証券会社、そして上場企業の姿勢は変わらないのかな〜と悲しくなります。
昔は(今でもかもしれませんが)大手の証券会社では、資金量も少ない個人投資家はうじ虫と呼ばれていたそうです。損をして投資をやめる人がたくさんいても、次から次へと別の個人投資家が湧いてくるからです。そのような考え方が証券界や上場企業などの根底にまだ流れているのかもしれませんね。

今回のオリンパス問題への対応を見ていても、(個人投機家ではなくて)個人投資家は軽視されていると強く感じてしまいます。
本来であれば、オリンパスが不透明な決算処理をしているという疑惑が明るみに出た段階で、東京証券取引所は投資家に注意を喚起するため、オリンパス株を監理ポスト(確認中)に割り当てる必要があったのではないかと感じます。
疑惑についての報道はあるものの、東証も何も動いていないし大した問題ではないのだろうと考えて、少し安くなったオリンパス株を買ったり、あるいはまだ売らなくても良いだろうと判断した個人投資家もたくさんいると思います。
問題が表面化してからの東証の動きを見ていると、日本的な事なかれ主義を感じてしまいます。
早い段階で監理ポストに割り当てると、東証の責任を追及されるのではないか、東証が監理ポストなんかに割り当てるから株価が下がった!と非難されるのではないかと考え、オリンパスからの発表を見守るというような中途半端な態度を取り続けたのではないか?と疑問に感じてしまいます。
東証銘柄を売買してくれる投資家を守ることより、東証自身を守ることを重要視した経営判断だったのではないかと感じてしまいます。
11月12日くらいから報道されるようになったオリンパスの上場維持ニュースについても、東証の上げた観測気球なのか、本気で上場維持策を模索しているのか、あるいはなにか裏があるのかは分かりませんが、たぶん個人投資家のことを考えての判断ではなく、東証への非難が最小限になるにはどうするべきか?という視点から出てきた判断なのではないかな〜と感じてしまいます。
この問題については別途オリンパス関連の記事としてまとめてみます。

少し話題が逸れましたが、私はオリンパスのような大きな会社、グローバル企業にはほとんど投資していません。そういった大きな会社は資金量が大きな投資家に任せておけばいいと考えているからです。
個人投資家は、資金量の大きないわゆる機関投資家と言われる人たちが注目しないような、地元のまだ小さな会社に投資した方がメリットがあると考えています。
まだ知名度も低く規模も小さな上場企業の場合、創業者や役員、取引先などの関係株主を除けば、ほとんどの株主は個人投資家が占めていると思います。小さな会社であればあるほど個人投資家に支えられていると思います。

そういった小さな会社は個人投資家を大事にしているか?というと、大事にしている会社もあれば、馬鹿にしている会社もあるというのが現状です。
そこを見極めていかないとリターンにつながりにくいと思います。
小さな会社ほど経営者次第で会社の行く末は大きく左右されます。
小さな会社ほどちょっとした不祥事でも倒産してしまうリスクが大きくなります。
その会社が本当に信頼できる会社なのか?は、投資をする際にも非常に重要な判断基準になります。

会社が成長して大きくなれば、相手にする投資家も規模が大きくなり、機関投資家中心になるのはやむを得ない部分もあると思います。それでも機関投資家が運用している資金は、元をたどれば個人個人が購入した投資信託や、毎月積み立てている年金、生命保険料など個人のお金、ということを忘れてほしくないですね。

では個人投資家を大事にしているかどうか、どうやって見極めるのか?という問題になりますが、これはなかなか難しい問題です。どんな会社であっても表面的には個人株主も大事にしています!と言うからです(^_^;)
見極める方法としては、
(1)ホームページのIR情報ページ、投資家向け情報ページの充実度合を比較する
チェックポイント
決算短信だけではなくて、決算説明会の資料や動画などが掲載されているか?
決算以外にも新商品情報、マスコミ掲載情報などこまめに情報が更新されているか?
投資家向けに問合せ先が掲載されているか?

(2)会社に問い合わせをしてみる
メールの場合 返事が返ってくるまでの日数、回答内容
電話の場合 応対してくれた人の役職、質問に対する回答内容(的確な回答があったか?)

(3)会社説明会に参加して、社長の考え方などを感じ取る
これは会社説明会を開催している会社しか判断できませんし、開催日時や場所によっては参加しにくいこともあるので、上記(1)、(2)と比べると困難になります。

(4)株主総会に参加し、直接経営陣を見てみたり、質疑応答を通じて会社側の姿勢を感じ取る
株主総会はすべての上場企業が行っているので、会社を休んだり交通費などのコストをかければ出席可能です。私も気になった会社が見つかった場合、まずはよく調べてみて、それでも投資してみたい!と感じたら、まずは1単位だけ買って株主総会に参加し、質疑応答を通じて会社側の姿勢を感じ取り、最終的な投資判断を行うこともあります。本格的に投資するまでにかなりの時間が必要になりますが、集中的に投資をするのであれば、そのくらい時間をかけて調べる必要があると思います。
そうは言っても平日10時から開催される株主総会にはなかなか行けない!という方々のために、この株主総会に行こう♪というブログを始めました。
せっかく株主総会に出席した感想を、自分だけで独り占めするのはもったいない、この会社に興味を持っている多くの方々にも情報提供したい、そしてブログを通じて情報交換したいという想いからこのブログを始めました。
他にも株主総会について書いているブログはありますので、そういった情報も活用しながら会社側の考え方を知ることを大事だと思います。

(5)不祥事など大きな問題が発生した時の会社側の対応を調べてみる
不祥事など困った問題が起きた時にこそ、会社の本当の姿勢が如実に表れます
どんな会社でも表面的には、良いことも悪いこともきちんと開示します!と言います。そうでなければそもそも上場なんかできません。なので表面的な言葉など信用できません。
オリンパスのように問題が生じた時にこそ、その会社の本音や考え方が露わになります。
オリンパスの様にずっと何も問題ない、月刊FACTAなど嘘ばかり書いている、マイケル・ウッドフォード社長に問題がある、などと他者を悪者にし自分たちに非はないと言い続けました。それでも色々な事実が出てきて辻褄が合わなくなると、情報を小出しにし言い訳の内容も少しづつ変えてくるという最悪の対応を取っています。

もしオリンパスの菊川剛前会長に不祥事が明るみになる前に、
「オリンパスで不祥事が出てきたらどう対応しますか?」
と聞いたら、徹底的に調査して迅速に情報開示します!というような模範的な回答が返ってきたのではないでしょうか?
なんといっても日本を代表する経済紙の日本経済新聞社が、2011年10月25日に開催した世界経営者会議で、オリンパスの菊川剛会長(当時)に法令順守やリスク管理など企業のCSRについて講演を依頼していたくらい、オリンパスは法令順守について模範的な会社という評価だったんですからね!
たぶん(^_^;)

なので何か問題が起きた時に、その会社はどのような対応を行ったのか?というのは非常に重要な情報だと思います。
そういった参考になるケースがあまりないのが欠点ですが(笑)

簡単な調べ方から、レアケースまで書いてみましたが、このような点に注意しながら、個人投資家にとってより良い会社を見つけていきたいですね!
私が疑問に感じた会社の中から、本当に個人株主を大事にしているか、実例を分析してみたいと思います。

 1例目 名古屋の葬儀会社ティア(2485) 
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2011年11月14日

ゲオホールディングスの新体制

最近はずっとオリンパスの粉飾決算疑惑が話題を独占していて、なかなかゲオについて記事を書くことができませんでした。
この間にもゲオでは大きな動きがあり、2011年10月27日に代表取締役の異動ならびに新経営体制に関するお知らせというリリースが出ています。
2011年6月の株主総会で、11月から持ち株会社体制に移行することが決まりましたが、ゲオホールディングスという持ち株会社が発足するにあたり、統制の取れたグループ組織体制を目指してガバナンスを強化することを目的に、経営体制の充実および強化を図るために、経営体制を新たにするそうです。
ゲオの株価は下記の通り、10月13日の臨時株主総会を境に上昇に転じています。
ただ内紛が表面化する前は10万円を超えていたので、まだ株価の回復は途上です。
ゲオホールディングス株価

10月の臨時株主総会で遠藤結蔵氏の提案が可決となった段階で、取締役会の中で遠藤派が圧倒的多数を確保したので、社長就任に向けた動きが出てくると思っていましたが、こんなに早く社長に就任したのはちょっと意外でした。
私は、まずは調査委員会の報告を待ち、責任の所在をはっきりさせたうえで辞任を求めて、遠藤新社長就任という流れを想定していました。ゲオにおけるコンサルタント契約に関する不明朗な支出を伴う取引の調査については、2011年9月6日に社外の弁護士・公認会計士に調査依頼を行っているそうなので、この結果が出てから動き出すんだろうな〜と思っていました。
ただ調査に手間取っているようで、11月末ごろに調査概要に関する報告、12月までには最終調査報告を受ける予定になっています。なぜこんなに時間がかかるんだ!と思いますが、まだ調査に協力しないような人がいるのかもしれませんね。
というより、本来は6月に問題を指摘されているのに、本格的な調査開始が9月からという点がそもそもの問題なのだと思います。
8月8日に臨時株主総会の開催が決定(たぶん沢田会長や森原社長は臨時株主総会の開催には反対だったはず)し、8月19日には遠藤取締役が提案した議題を臨時株主総会にそのまま付議することが発表されています。一方で8月29日の毎日新聞には遠藤結蔵取締役を非難するゲオ役員、虚偽報告疑いという記事が掲載されています。
ゲオ社内での派閥抗争が一番激しかったのが2011年8月だと思います。
そのような中で、2011年9月6日に一連の問題についての本格的な調査が始まったということは、この日を境に形勢が逆転し始めたのかなという感じがします。大株主の議案への賛否状況をヒアリングするにつれて、遠藤取締役提案の議案への賛成が圧倒的に多く、特定の新聞(笑)を使ったネガティブキャンペーンをいくら行っても効果がないと悟ったのが9月初め頃なのかもしれません。
森原哲也社長は否定していますが、遠藤結蔵取締役によると、社外調査委員会の設置に沢田喜代則会長や森原哲也社長が反対して実現しなかった、だから臨時株主総会の開催を請求するしか方法が無かったという趣旨の発言をしています。それが一転して社外調査委員会の設置を認めたわけですから、やはり9月初めにゲオ社内の力関係が変わったのだろうなと感じます。

発表されたゲオホールディングスの新経営体制では、代表取締役だった沢田喜代則会長と森原哲也社長が代表取締役を外れ、会長と副会長に就任します。そして遠藤結蔵取締役が代表取締役社長に就任します。
この部分だけを見れば沢田派は役職のない閑職にされて、来年の株主総会で取締役からも一掃されるんだろうな〜と感じますし、新聞などの報道を見ると代表権の返上は一連の混乱を受けた事実上の引責という論調が多いようです。
しかし、実際に店舗運営事業を行う新設会社ゲオの新経営体制を見ると、そうとも言えないように感じます。また、久保田貴之副社長の役職がそのままというのも不思議ですね。久保田貴之副社長も沢田派の中心メンバーだと思っていたので、副社長という肩書を剥奪されてもおかしくないはずですがなぜが無傷です。途中で遠藤派に寝返ったのでしょうか?
役員人事を見ていると、この3ヵ月間ほどに何があったんだ!という色々な憶測が生まれてきますね。

その事業子会社ゲオの役員構成ですが、旧ゲオの代表取締役がそのまま異動してきたという形であり、沢田派が牛耳っています。
 沢田 喜代則代表取締役社長 営業本部、運営本部担当
 森原 哲也取締役 商品本部担当兼商品本部長
 今井 則幸取締役 運営本部長
 後藤 耕二取締役 営業本部長
 溝口 達也取締役 運営本部・商品流通部部長
 岡 泰宏取締役 ゲオホールディングス執行役員 総務本部長

残り4名の方々はどんな人なのか、どちらの派閥を支持しているのか分かりませんが、印象としては沢田派なのかな〜と感じます。吉川恭史取締役をゲオに送り込んでも良さそうに感じるんですが、沢田派の最後の抵抗で、事業会社ゲオの主導権は絶対に渡せない!と徹底的に抵抗した結果ではないか?と感じます。
沢田氏は店舗運営が得意のはずなので、ある意味適材適所の人事とも言えますが、森原氏までゲオの取締役にする必要があるのかは疑問です。この辺りからも沢田派の抵抗が強かったのかなと感じます。
全体の人事を通してみると、両者痛み分けというか妥協が成立したのかもしれませんね。

事業会社のゲオは、持株会社であるゲオホールディングスの100%子会社なので、ゲオホールディングスを押さえておけばゲオをコントロールすることは可能なはずです。なのでゲオホールディングスの代表取締役になること、ゲオホールディングスの取締役会を支配することが大事なんですが、いままでの経緯、そして今回の新経営体制を見ると、まだまだ一筋縄では行かないような感じもします。
事業会社ゲオの経営陣が果たして持ち株会社の指示通りに動くのかが不透明ですし、今後持ち株会社対事業会社と形を変えての内紛が続くのかもしれません。
事業会社のゲオはゲオホールディングスの利益の源泉であり、この部分を沢田派に握られている現状では、まだまだ両者の決着はついていないように感じます。

店舗は利益の源泉であると同時に、不明朗な取引が生じやすい場でもあるので、今の体制のままで大丈夫なのか?という点については若干不安も感じます。
12月には外部調査委員会の最終報告も出てくるので、この内容がどうなるのか?それを受けて再度経営体制の見直しがあるのか?この辺りが今後の注目点になってきます。
まずは11月末ごろに発表されるという概要報告に注目したいと思います。
中途半端な内容だったらがっかりですね。
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ゲオの内紛に関連するブログ記事一覧
 2011年7月22日 ゲオ役員のインサイダー疑惑報道について
 2011年7月29日 株主による臨時株主総会の招集の請求に関するお知らせ
 2011年8月 1日 ゲオ役員インサイダー取引疑惑の続報
 2011年8月 3日 ゲオ臨時株主総会の招集請求2
 2011年8月11日 ゲオ臨時株主総会開催へ!
 2011年9月 7日 ゲオの内紛劇
 2011年9月 8日 ゲオ内紛劇第3弾
 2011年9月12日 ゲオ第3の仮説登場?
 2011年9月12日 森原哲也社長漁夫の利作戦
 2011年9月14日 毎日新聞の疑問解消? 第3の仮説は間違いかも
 2011年10月10日 ゲオを揺るがす内紛 月刊FACTA
 2011年10月12日 明日はゲオ臨時株主総会!
 2011年10月13日 ゲオ(2681)2011年臨時株主総会レポート
 2011年10月14日 ゲオ臨時株主総会 番外編
 2011年10月16日 社外取締役は機能するか?
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投資の世界でおかしいと感じること

投資をしているとおかしいのではないか?と感じるようなことがよくあります。
特に個人投資家の立場からみるとそう感じることがよくあります。
株主総会とは直接関係はありませんが、投資する際には大事なことだと思うので、私がこれはおかしいのではないか?と感じたことについてまとめていきます。
今まではその時その時に記事にしていたので、過去から一覧できるようにこのページを作ります。

投資をしていて疑問に感じること

個人株主は軽視されている!?

 軽視されていると感じる1例目 名古屋の葬儀会社ティア(2485)
   個人投資家は財務諸表も読めない馬鹿ばかり!?
 軽視されていると感じる2例目 福井のドラッグストア ゲンキー(2772)
   東証上場を達成したら個人株主は不要!?株主優待を突然廃止!
 ちょっと心配に感じる3例目(^_^;) サンヨーハウジング名古屋(8904)
   個人株主より機関投資家重視!?こちらも株主優待を突然廃止!

具体的な事件簿

2011年10月 オリンパス粉飾決算疑惑 最終更新2011年11月15日

2011年7月 ゲオ取締役間の内紛勃発 最終更新2011年11月14日


なかなか日本で個人投資家が育たないのは、上記のような問題があるのも一因なのかな〜と感じます。
日本で個人投資家として生きていくのは大変ですね(^_^;)
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2011年11月13日

オリンパス上場廃止見送り!?

最大1,300億円近くもの損失を簿外に隠していたオリンパスですが、昨日くらいからの報道を見ていると上場廃止を回避する動きが出ているようです。12月14日までに過去の財務諸表を修正して提出できれば、東京証券取引所や証券取引等監視委員会なども今回の件は大目に見て許してやろうという姿勢の様です。会長と社長がコンプライアンス問題で対立しているということで、オリンパス問題と同列だと話題を呼んでいる読売新聞(笑)の報道によると、

「光学機器大手「オリンパス」の損失隠し問題で、証券取引等監視委員会が金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)容疑について行政処分にとどめる方向で検討を始めたことにより、同社の上場廃止が回避される可能性が出てきた」そうです。その理由としては、
損失隠しはあくまでも過去の問題であり、現時点では簿外に飛ばしている損失はない。現在の財務諸表は粉飾ではない、だから上場廃止までする必要はない、ということのようです。

簿外に飛ばしている巨額の損失について、穴埋め中に見つかれば粉飾決算となって大問題になり上場廃止になるが、ぎりぎりでも穴埋め終了後に見つかったのであれば問題ない!上場廃止の必要もない、というのが日本の証券業界の判断基準の様です。

要は悪いことをやっても見つからなければ問題ない(これは見つからないんですから摘発のしようもないので、残念ながらしょうがないですが)、たとえ見つかったとしても現時点で悪いことをしていなければ問題とされない、というのが日本の証券業界の姿勢だと世界的に発信するようなものです。

オリンパスと同じように、過去に損失を簿外に飛ばしていた会社は、今頃ホッとしているのかもしれませんが、こんな判断基準で日本の証券市場が世界から信頼されるのでしょうか?
私は非常に疑問に感じます。
11月に入ってからオリンパスショックで日本の株式市場だけが世界から取り残されて下げている中で、不正をしてもその時に見つからなければ問題とされないというような風土が世界に伝われば、さらに海外投資家の日本市場離れが進んでしまうと思います。加えて日本国内の投資家でもこんな市場には怖くて参加できないと思います。
いくら東証や監督官庁が大目に見て許してくれたとしても、株価は許してくれません。そんな不正を行っている会社の株価は大暴落してしまいます。
不正を行った会社は上場廃止にもならず、直接的な影響は受けないかもしれませんが、その会社に投資していた株主だけが大きな損失を被るという形で被害を受け、馬鹿を見るわけです。
そんな上場企業の都合だけを優先するような市場に投資家が興味を持つでしょうか

まだ今後の展開は分かりませんが、目先の都合を優先して今回の対応を誤ると、国内・海外を含めた投資家の日本市場離れを加速し、将来あの時から投資家の日本市場離れが加速したという記憶に残るトピックになるかもしれません。
それが本当の意味でのオリンパスショックになるのかもしれませんね。
今回の問題への報道のあり方、監督官庁などの対処の仕方を見ていると、日本の投資家も今後の投資方針を真剣に考える局面に来ているのかもしれないと感じるようになってきました。
不正をした会社は守られても、投資先企業の不正によって損失を被った投資家は自己責任の一言で片付けられてしまうんですから、ますます株式投資離れが進んでしまいかねません。

だいたい巨額の損失飛ばしに関与した人しか経営トップになれないようなオリンパスという会社は、非常に問題のある会社だと感じます。トップの姿勢が不正は隠して処理するという方針のオリンパスという会社は本当に信頼できる会社なのでしょうか?
現時点ではオリンパス社の製品については問題視されていません。
ヤマダ電機などの家電量販店の経営トップのコメントでも、デジカメなどオリンパス社の商品について特になにか対応を行うことはないと説明しているようです。内視鏡などの医療機器についても特に問題視する発言は無いようです。
しかし不都合なことは隠してしまえ!という風潮の会社が作る製品を、本当に信頼して使い続けることができるのでしょうか?
製品開発などについても、当初の計画通りに進まないことはよくあります。
新商品の発売を間近に控えた段階で目標とする品質レベルに少し足りないという状況になった時、再度開発をやり直してあくまで目標品質レベルの達成を目指すのか、あるいは少々のことなら品質をごまかして発売してしまうのか、こういった判断を求めらる場面でもトップの姿勢やその会社の考え方が大きく影響してくると思います。
大型の新商品発売であれば、その新商品効果も織り込んで業績計画も発表しています。新商品発売が遅れれば、追加の開発費も発生しますし、売上も計画未達となってしまいます。売上とコストの両面から業績下押し要因になるわけです。そのような状況で、業績未達となっても品質を優先するのか、あるいは方法は問わないので発売日を遵守しろ!となるのか、それは企業のトップの日頃の姿勢やその会社に脈々と受け継がれているDNA次第だと思います。
問題は隠してしまえ!それで今までうまく行っているではないか!ということになれば、製品開発などについても粉飾がされないとは言い切れないと感じます。デジカメなどは少々品質が低くても大きな問題にはならないと思います。写真の品質が多少悪くても人間の目では分からないかもしれませんし、撮影の仕方や画像を映しているモニターの問題だと思ってくれるかもしれません。
しかし内視鏡などの医療機器だと、解像度がスペックより低くて腫瘍などを見逃してしまった場合、最悪命に関わる問題になりかねません。こちらもスペックだけの問題ではなく、医療機器を操作している人の技術レベルや患部の状態を判断する経験などの問題もあるので、すぐに問題が表面化することはないと思いますが、企業姿勢に問題がある会社の商品よりは、問題のない会社の商品を使いたいというのが多くの人の気持ちだと思います。
製品開発などについては一切の不正を認めず妥協しないで開発しているが、決算については何でもあり、飛ばし放題だったのでしょうか?
企業の考え方というものは随所に表れてくると思うので、非常に大事だと思いますし、今回のオリンパスの粉飾決算疑惑も氷山の一角ではないのかな〜という心配をしてしまうんですが、杞憂なのでしょうか...
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2011年11月10日

金融機関が融資条件変更検討

昨日のブログ記事で、今後のオリンパスの命運を握っているのは借入先の金融機関次第と書きましたが、早速金融機関も動き出したようです。粉飾決算をもとに貸していたとなるとメンツも丸潰れですし、融資目的も偽っていたとなると、資金使途の虚偽説明に該当するそうです。
時事通信の配信した記事によると、
   配信記事はこちら→ オリンパス融資、条件変更検討=3600億円超、早期回収も−取引銀行
資金使途の虚偽説明」に該当し、期限まで返済せずに済む借り手側の「融資の期限の利益」が喪失したと判断。取引行が期限前の完済を求める可能性が高いそうです。
仮に一部融資の条件変更や早期回収に発展した場合、同社は資金繰りに大きな影響を受ける見通しだ、となっています。

長短の借入金が7,036億円もあるんですから、金融機関の姿勢が厳しくなれば資金繰りに大きな影響を受けるのは当然ですね。
オリンパスの財務部門を長きにわたり握っていた、菊川剛前会長ら今回の飛ばしを中心的に手掛けていた人達が、取引先金融機関とも融資交渉をしていたと思うので、金融機関からすると粉飾の首謀者から直接嘘を付かれて、巨額の融資を引き出されていたわけですから、通常の案件以上に怒りが収まらないのではないでしょうか?

財務内容が融資申し込み時の説明と大きく異なり、上場廃止の可能性もあるとなるとオリンパスの信用力は大幅に低下しています。そのような会社に融資するのであれば相応の金利をもらわないとペイしません。格付機関からもBBB+に格付けを引き下げられているので、この点からも貸出金利を引き上げられる可能性があります。
融資の早期回収に動いた場合、つなぎ融資先を見つけられなければ資金繰り倒産、という可能性が出てきますし、金利を引き上げられた場合ボディブローのように今後の業績に響いてきます。返済期限に借り換えに応じてもらえるのかも不透明です。

オリンパスの先行きはかなり不透明になってきましたね。
なんとか融資を維持でき生きながらえたとしても、金融機関の信用を大きく毀損しているので、事業投資資金が必要になっても新たな融資は難しく、今後の事業にも制約が出てくると思います。金利の見直しなども含めて、金融面からも長期に渡って業績への影響が大きくなりそうです。
金融機関としてもメンツを潰された問題企業に、簡単には融資してくれません。オリンパスが新商品開発などで開発資金が必要になっても、融資交渉に時間がかかったり融資に応じてもらえないなどで、事業計画が予定通りに進まない可能性も出てきます。
倒産まではいかないとしても、今のオリンパスがそのままの形で存続する可能性はかなり低くなったように感じます。
関連する業界の信用力の高い企業に買収されるか、部門ごとにばら売りされる可能性が高そうです。
買収する会社としても粉飾の全貌が分からないと買収金額の算定ができませんし、すぐに買収というのは難しいと思います。
今後の動きとしては、
 上場廃止→大幅な減資をしたうえで買いたたかれて一括買収→融資返済
 上場廃止→買いたたかれてばら売り→回収資金で→融資返済

という流れが想定され、融資返済後に残ったお金があれば株主に返却して解散ということになると思います。
買収する側、特にファンドなどが買収候補だとすると、倒産してからスポンサー企業として名乗り出た方が安く買収できるので、早期の買収に動かない可能性もあります。一方で内視鏡などシェアの高い事業部門も抱えているので、この部分については早期の売却も可能だと思います。ただドル箱部門を切り離したオリンパスにどのくらいの企業価値があるんでしょうか?たとえ内視鏡部門を売却したとしても、大きな融資残高は残ることになると思います。
まだ今後の流れは流動的ですが、予断を許さない状況であることは間違いないと思います。
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2011年11月09日

オリンパス今後のシナリオ

昨日の高山修一社長の記者会見で、損失の先送り額については公表するのを拒否していましたが、今日になり徐々に損失額についての報道も出てきました。
1千億円を上回る損失先送り額との報道が出ていますが、さすがにこんなに巨額では記者会見で口にするのは憚られますね。
オリンパスが隠していた損失額1千億円という数字が、どのような数字なのかは分かりませんが、現時点で簿外債務が1千億円あるとすると、債務超過の可能性が高くなると思います。
注記
と書きましたが、その後の報道で1千億円というのは損失額が最大に膨らんだ時の数字で、今は問題となったスキームで補填したのでかなり減っているようです

最初の損失額は数百億円程度だったと思いますが、処理を先延ばしにしているうちにどんどんと株価が下がり、さらに損失額が膨らんでいくという悪循環に陥ったようです。簿外に飛ばして損失を隠したわけですが、そんなリスクの高い不透明な工作を手伝ってくれるのは儲かるからであり、協力者である佐川肇氏への報酬も高額だったと思われます。
ウォール・ストリート・ジャーナルに オリンパス疑惑の中心人物、所在不明に という記事が出ていますが、オリンパス騒動が巻き起こる前までは優雅な引退生活を楽しんでいたそうです。オリンパスからの助言手数料として、2006年320万ドル、2007年779万ドル、2008年2,420万ドルに達していたそうなので、そのうちどの程度がオリンパスに戻されたのかは分かりませんが、佐川肇氏が優雅な引退生活を送れるくらいの額は手元に残ったのでしょうね。
これらの今までの粉飾工作に使ってきた金額を含めれば、雪だるま式に膨らんだ損失額は1千億円程度では収まらないと思います。損失額が膨らむほどますます公表できなくなり、佐川肇氏などに飛ばしスキームを考えてもらわなければならなくなり、ますます損失額が膨らみます。完全な悪循環ですね。

ダイヤモンドZAIオンラインに
 → 粉飾決算のオリンパスが辿る、今後のシナリオ3つを考えてみた
という記事が出ていますが、オリンパスが上場廃止になっても株価はゼロにはならないという趣旨の記事は、私から見ると甘いんじゃないかな〜と感じてしまいます。
詳しいゼロとはならない理由は上記の記事をご覧ください。
以下私なりにオリンパスの財務状況を簡単に分析し、今後のオリンパスについて考えてみます。

2011年6月30日時点のオリンパスの株主資本は1,511億円ありますが、仮に1,000億円の簿外損失があれば、決算修正でこれを特別損失として計上するとその分利益剰余金が減少し、株主資本は511億円になってしまいます
自己資本比率も公表されている13.5%(この数値も製造業としてはかなり低い)ですが、特損計上後は総資産が変わらないとすると4.7%まで低下してしまいます

オリンパスの資産を見ると無形固定資産としてのれん1,682億円、投資有価証券572億円が計上されています。
のれんは、買収額とその会社が持っていた純資産(現預金や在庫など金額に換算できるもの)を引いた残りであり、高い価格で買えば買うほどのれんが大きくなります。ブランドなど形のない価値を資産計上しているものなので、本当にそれだけの資産価値があるのかは誰にも分かりません。
買収した会社が期待したような利益を上げられなかった場合、資産計上しているのれんは見合った価値まで減損する必要があります。1,682億円という巨額ののれんのうち、511億円以上が減損されればその分資産が消滅することになり、債務超過になります

今回の問題の発端は、ジャイラス社の買収価格のうちファイナンシャルアドバイザーへの報酬が異様に高額だったことですが、ファイナンシャルアドバイザーへの報酬額は優先株なども合わせると673億円程度になります。これも上記ののれんの中に計上されているわけです。この報酬自体には本来のれんとしての価値はありません。ジャイラス社への支払額+ファイナンシャルアドバイザーへの報酬額が買収にかかった費用ですが、ジャイラス社への支払額の中には確かにのれんに相当する部分もありますが、アドバイザーへの報酬は費用であり、それ自体には価値がありません。この部分を減損するだけですでに債務超過の可能性が濃厚です
またジャイラス社自体が大きなのれんを抱えており、この部分について減損する必要があるのではないかと、当時のジャイラス社の監査法人から指摘されていました。この部分についても今後特損計上する可能性があります。

そして次に問題になった国内の赤字ベンチャー企業3社を法外な価格で買収した件ですが、こちらは734億円で買収し、すでに557億円の減損損失を計上しています。その後減損していないとすると、現時点で177億円がのれんとして計上されていることになりますが、今でも赤字が続いているようなので果たして177億円ののれんが適正なのか?という問題が生じてきます。こちらもゼロまで減損すると177億円の特損ということになります。
他にもITX買収についても不透明さを指摘する報道もあり、まさに底なし沼という感じです。
上記の分析はあくまで現状の貸借対照表を元に分析しているので、簿外の債務以外に貸借対照表自体も粉飾されていると、状況は変わってきます。

債務超過となれば基本的に株式の価値はゼロということになるので、上場廃止になっても株価はゼロにはならないというのは、ちょっと楽観的すぎるのではないかなと感じます。
新たなスポンサー企業が現れたとして、財務内容を精査したところ債務超過になれば、支援の前提として100%減資を求められる可能性もあります。その場合、既存の株主の価値はゼロになります。

一方で、1千億円という損失額はほとんどが今回問題になったスキームで処理済みだとすると、新たに1千億円の特損が出るわけではないので債務超過は回避できるかもしれません。ただ、のれんの額(1,682億円)が株主資本(1,511億円)以上という状況なので、のれんの減損が大きければ債務超過の可能性もあると思います。

もちろん債務超過になってもすぐに上場廃止になったり、倒産するわけではありません。利益をあげて債務超過を解消するか、増資を行って株主資本を積み増して債務超過を解消する方法もあります。
しかし現状のオリンパスが増資をして資金調達することはほぼ不可能だと思います。
粉飾企業に進んで資金を提供する投資家はいないと思います。
可能性があるとすれば転換価格下方修正条項付のMSCBを大量発行するという手(笑)がありますが、そんな手を使えば即上場廃止だと思います。というかこんな手を使うような会社は上場廃止にしないと、ほとんどのオリンパス株主がさらに損失を被ることになります。

ではオリンパスは内視鏡など素晴らしい商品を持っているんだから、毎年利益を積み上げることで債務超過を解消できるか?というとこちらも難しそうです。
円高が進んでいることで欧米への輸出が中心のオリンパスの業績は低迷しています。そのうえ粉飾決算の全貌を調査したり、東証や金融庁などへの報告書の作成など余計なコストも発生してきます。粉飾決算の全貌が明らかになれば、課徴金の納付命令が出るのも確実だと思います。
マスコミ対応などにも力を割かなければならず、本業に集中できるような状況ではないと思います。社員の士気も下がるでしょうし、優秀な社員ほどオリンパスに見切りをつけて転職してしまう可能性もあります。
海外での商談では、コンプライアンスに問題のある会社との取引を敬遠するケースも出てくると思います。
現状でも業績は厳しい状況が続いているのに、世界的に話題になるような粉飾決算が発覚したことで、さらに業績の低迷に拍車がかかるのではないかと感じます。

それ以上に問題なのは、長短の借入金が7,036億円もあることです。財務諸表では現預金が2,669億円あるそうなので、この分を差し引いても4,366億円と巨額です。この借り換えが出来なかったり、粉飾決算を理由に前倒し返済を求められれば、その時点でオリンパスはジエンドということになります。
金融機関からすると、粉飾した決算書を元に融資審査をしていたことになるので、粉飾決算が明らかになれば前倒し返済を求める十分な理由になると思います。

なので上場廃止になっても倒産にはならないというのはかなり甘い考えだと思います。
今のオリンパスの命運を握っているのは借入先の金融機関であり、これら金融機関の動き次第でオリンパスの行く末は決まります。主な金融機関は下記の通り上場しているので、これら金融機関の株主からもオリンパスのような会社に貸していて大丈夫なのか?回収できなかったらどうするんだ!というような声が上がれば、金融機関としても座視することはできないと思います。倒産の引き金を引くのも嫌だけど、債権が焦げ付くのも困るので、金融機関の間でどう対応するのか他行の出方を伺っているのかもしれません。どちらにしろ1社が回収に動けば、他社も追随するのは必至であり、そうなれば倒産になってしまうので、資金の流出を止めるために民事再生法の適用を申請する可能性も高くなります。
オリンパスの今後は、これらの金融機関の姿勢次第であり、いろいろな可能性が考えられます。
オリンパスの主要な借入先(2011年3月31日時点)
 三井住友銀行 909億円(株主総会招集通知より 内訳は不明)
 三菱東京UFJ銀行 782億円(株主総会招集通知より 内訳は不明)
 みずほ銀行 620億円(有価証券報告書より 長期借入金のみ、短期は不明)
 三菱東京UFJ信託銀行 300億円(有価証券報告書より 長期借入金のみ、短期は不明)
 日本生命 245億円(有価証券報告書より 長期借入金のみ、短期は不明)
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オリンパスの社外取締役

今日のオリンパスの株価はストップ安に張り付いており、584円まで下がっています。
ようやく日経新聞も一面でオリンパス問題を大きく取り上げるようになりました。
オリンパスの社外取締役は3名います。今年の株主総会で一部メンバーは入れ替わりましたが、オリンパスには社外取締役3名、社外監査役2名の合わせて社外役員が5名いて、その報酬総額は2010年度で6,600万円になっています。平均すると1人1,320万円となり、社外役員の報酬としてはかなり高額の部類に入ると思います。私の印象では、非常勤の社外役員の報酬は一般的に300万円前後ではないかなと感じます。
それではその高給取りのメンバーの方々を紹介してみたいと思います。

1人は今年の株主総会で就任した、順天堂大学医学部総合診療科客員教授の林田康男氏です。
この方はオリンパスの医療機器事業関連から社外取締役になったものと思われます。その前にも医療関係者の社外取締役はいたので、医療関係者枠が1つあるようです。
オリンパスの社外取締役選任理由
林田康男氏は医学博士としての豊富な経験と幅広い知識を医療およびライフサイエンスに関する事業を中心としてオリンパスの経営に反映して頂くため、社外取締役としての選任をお願いするものです。

確かにその通りなんでしょうが、ライフサイエンスに関する事業は今回問題になった赤字会社を高額で買収して、結果として巨額の減損損失を発生させた会社が属している事業部であり、赤字続きの事業部の様です。飛ばしの処理のために存続させている事業部かもしれないので、どんなアドバイスをしていたのか気になりますね。

2人目は野村証券出身で2008年6月に社外取締役に就任した林純一氏です。
一番社外取締役歴は長いですし証券のからくりにも詳しいはずなので、今回の問題についても気付く可能性が高そうなのに、残念ながら社外取締役としての監視機能は果たせなかったようです。
オリンパスの社外取締役選任理由
林純一氏は証券業界での経験や、投資コンサルティング会社の経営者としての豊富な経験と幅広い知識をオリンパスの経営に反映して頂くため、社外取締役としての選任をお願いするものです。

その通りなんでしょうが、いま読み直してみると、豊富な経験と幅広い知識を使ってどんなアドバイスをしていたのか非常に気になりますね。
この部分に関連しては、今回のオリンパスの飛ばしについて野村ホールディングスも関わっているのではないか?という報道も出ており、早速否定するリリースを出しているようです。
オリンパスの企業買収をめぐる疑惑の中心人物として注目されている米投資助言会社アクシーズの佐川肇社長が野村証券出身ということもあり、野村証券が今回の飛ばしスキームの助言にあたっているのではないか?と疑惑を呼んでいます。
オリンパスは野村証券出身から社外取締役まで迎えており、関係を疑われるもとになっています。
これだけ野村証券関係者が関わっていると、社外取締役とは言え経営陣から独立しているとは言えないですし、自分の出身会社が関係していそうな案件について、厳しく意見することができるのか?というと無理なような気がします。そこまで考えて社外取締役として迎えていたのなら、野村証券も問題があるのではないかと感じてしまいます。

そして3人目は今年の株主総会で就任した、日経新聞社で専務取締役まで務めテレビ愛知(日経新聞の関連会社)の代表取締役社長をしていた来間紘氏です。
経済に詳しい報道機関出身者ですし、今回の問題についても何かおかしいなと気付いてくれるのではないかと期待するわけですが、こちらも残念ながら社外取締役としての監視機能は果たせなかったようです。
オリンパスの社外取締役選任理由
来間紘氏は、株式会社日本経済新聞社およびそのグループ企業での経営者としての豊富な経験と幅広い知識をオリンパスの経営に反映して頂くため、社外取締役としての選任をお願いするものです。

日経新聞の今回のオリンパス問題の取り上げ方を見ると、当初は菊川剛会長の独占インタビュー記事を掲載するなど、会社側(隠蔽側)の主張を一方的に報道していたように感じます。先日の記事でも指摘したように、日本経済新聞は2011年10月25日に開催した世界経営者会議で、オリンパスの菊川剛会長(当時)に法令順守やリスク管理など企業のCSRについて講演を依頼していたわけで、菊川剛会長が不正に関与していたら困る立場であり、不正疑惑の追及に及び腰だったのかもしれません。
オリンパスは新聞広告の顧客であり、役員を社外取締役として迎えてくれるありがたい会社でもあります。厳しく追及するのは無理なのかもしれません。新聞社から社外取締役を迎えるのは天下りを連想しますし、天下りを批判している新聞社としての姿勢と矛盾するようにも感じてしまいます。

社外取締役の方々を選んだのは、菊川剛会長を中心とする経営陣であり、粉飾決算を中心になって行っていた人達です。粉飾決算の隠蔽工作をしている人が選ぶ社外取締役に監視機能を求めることがそもそも無理ですね。私が菊川剛会長の立場なら、粉飾決算にはまったく気付かないような人を選ぶか、あるいは同じ穴のムジナで絶対に裏切らないような人を選ぶと思います。間違っても自ら隠蔽している粉飾決算を暴こうなどとしそうな人を社外取締役にすることはあり得ないと思います。自分で自分の首を絞めることになりかねませんからね!
本当に社外役員制度が機能するのか東京証券取引所も含めて検討する必要があると思います。
オリンパスが同じ日本経済新聞社出身でも天敵(笑)の、月刊FACTAの発行人 阿部重夫氏を社外取締役に迎えるようになれば、社外取締役制度も機能するのかもしれませんが、うるさいやつは身内に取り込んでしまえ!という考えならそれも困りますね(^_^;)

東京証券取引所の対応にも疑問を感じてしまいます。
巨額の不透明なカネの流れという問題が浮上してからも、オリンパスの発表を待ちたいという待ちの姿勢に始終していたような印象です。
海外の捜査機関なども動きだし大きな問題になってからやっと動き出したという感じです。
問題が出てきたらもっと強く会社側に情報開示を求め、情報開示が不十分と判断されるなら早期に監理ポストに割り当てて、投資家に注意喚起を行う必要があると思います。オリンパス側の不正はないという発表や東証の対応を見て、株価が半値以下になり安くなったからチャンスだと感じてオリンパス株を買った個人株主もけっこういるのではないでしょうか?
東証の対応についても動きが遅いのではないかな〜と感じてしまいます。
この時期に東証は大証との統合交渉をしていた様なので、上場企業の不祥事を追及することより、東証自体の企業価値の高さをアピールすることに力を入れていたのかもしれません。上場企業の不祥事が続くことで投資家の東証離れを加速し、東証の市場価値、ひいては企業価値が低くなってしまうことをあまり真剣に捉えていないのでしょうか?
このままの状況が続けば、海外では東証が大証に救済合併されるのでは?というような論調が出てきてもおかしくありません。東証も不祥事企業については、会社側の発表を待つなどという悠長な姿勢を改め、期限を切って積極的に情報開示を求める、応じない場合は監理ポストに割り当てるなどの措置を迅速に取る必要があると思います。
自身の企業価値の高さを大証にアピールすることよりも、この方がずっと大事なことだと思うんですが。
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2011年11月08日

オリンパスショック!

今日の日本の株価には後場からオリンパスショックが走りました。

ジャイラスの買収時の異様に高額なアドバイザー報酬や、赤字のベンチャー企業を気前良く高値で買い取っていたオリンパスですが、2011年11月8日の12時半から高山修一社長が記者会見し、遂に粉飾決算を認めました。
月刊FACTAが追及していた通りの展開になってきました。
月刊FACTA編集長の阿部重夫氏のブログを見ても、さらにやる気満々のようです。
こういった時ほどより慎重な大人な対応が求められると思いますが、今日の記者会見ではどんな感じだったのでしょうか?また激しく高山修一社長を追及していたんでしょうか(笑)

会見によると、バブル末期ごろから業績が低迷を始めたことから他の会社と同じようにオリンパスも財テクに走り、それが1990年のバブル崩壊で大きな含み損を抱えることになった。その損失を隠すために1990年代から含み損となっている投資有価証券を期末に他社に売却して損失を隠していたそうです。
いわゆる簿外への飛ばしを行っていたわけですね。
山一證券が倒産したのも簿外に飛ばしていた巨額の損失が明るみに出たからであり、オリンパスについても上場廃止というレベルの問題ではないと思います。もちろん飛ばしの規模にもよりますが、オリンパスは借り入れが増加し財務内容が悪化している中での粉飾決算です。今まで決算書類を信じて融資に応じてきた金融機関の融資姿勢も厳しくなると思います。場合によっては一括して繰上げ返済を求められる可能性もあるのではないでしょうか?
金融機関とすれば粉飾した決算書を元に融資を求められていたわけであり、詐欺にあったようなものです。一括返済までは求められなくても、短期借入金の借り換えには応じてもらえないかもしれません。そうなれば資金繰りに行き詰まり倒産という可能性もあります。
高山社長は「上場廃止にならないよう全力で努める」と話していますが、上場廃止で済めば御の字という感じではないでしょうか?
というよりも上場廃止になればさらに信用力が低下するので、倒産リスクも高くなるわけで、倒産を避けるためにもなんとしても上場を維持したいという想いなのかもしれません。

今回の会見でも飛ばしの金額については回答していません。ここで金額を明らかにすると、第三者委員会の調査の妨げになるからというような言い訳をしていますが、なぜ金額を明らかにすると調査の妨げになるのか理解できませんね。
会社の存亡に関わるような大きな金額なので、とても怖くて言えなかったのではないか?という憶測を呼んでしまいます。本来なら「森副社長が打ち明けた飛ばしの金額はこれだけだが、正確な数字は第三者委員会の調査を待ちたい」というような回答があってしかるべきではないでしょうか?
高山社長の回答の様子も、外部の第三者委員会で明らかにできるならやってみろとでも言いたげな感じに見えてしまいました。会見の様子を見ていて、どうせ第三者委員会では全貌は明らかにできないんだから、ここで数字を言わない方がいいな、という判断なのかと感じてしまいました。

飛ばしの原因になった財テクについても、他の会社もやっていたようにオリンパスも財テクに走り と強調していて、うちだけじゃない、みんなやっていたんだと他社にも責任を転嫁するような説明でした。
こんな会見を見た海外の投資家は、日本の会社はみんな財テクで失敗し、巨額の含み損を簿外に飛ばしているのではないか!?日本の会社の財務諸表は信用できるのか?と感じてしまうのではないでしょうか?
この期に及んでも他社も巻き添えにしようとするオリンパスの甘えの姿勢には辟易としますね。
こんな会社は早く上場廃止にして欲しいものです。他の上場企業にも迷惑です。

今日の日経平均は見事に後場から下がっており、高山修一社長が記者会見が進むに連れて株価の下げが加速しています。
これは高山修一社長の記者会見を見て、オリンパス以外にも粉飾決算をしている会社がたくさんあるのではないか?と懸念した海外の投資家が売ったからなのではないでしょうか?だとするとオリンパスの無責任な姿勢が、他社も巻き込み日本株を叩き落したことになり、まさにオリンパスショックの様相です。
他社もやっている、オリンパスだけが悪いんじゃないとでも言いたげな会見は、子供言い訳みたいで見苦しいです。こんな会見を見せられたら日本株への投資をためらうのもやむを得ないかなと感じてしまいます。
ガバナンスのないオリンパスにここまで求めるのは酷かもしれませんが、粉飾を認めるなら他社がどうのという言い訳などせず、誠実な態度で謝罪してほしかったですね。

海外の投資家からするとエンロン・ワールドコム問題が想起されて、きっと他社でも同じような問題があるんだろうな、もしかしたら財務諸表の粉飾に監査法人も手を貸しているのかもしれない、まだまだ問題は広がるかもしれない、日本株はとりあえず売っておいた方が安心だな、と考えてもおかしくありません。
エンロン・ワールドコム問題では、名門会計事務所のアーサー・アンダーセンの対応も問題になり、最後は解散に追い込まれています。
オリンパスの監査法人はあずさ監査法人→新日本監査法人が担当していますが、この問題についてどのように対処していたかによっては、監査法人も含めた問題に発展する可能性もあります。

今回の粉飾決算には、直近の経営陣では菊川剛前社長、森久志副社長、山田秀雄常勤監査役が関わっていたそうですが、ずっと引き継がれていたということなので、過去の経営陣も追及の対象になるでしょうし、株主代表訴訟に発展する可能性も高いと思います。
他の取締役がまったく気付かなかったというのも不自然です。菊川剛会長の言いなりの取締役が多かったようですが、それはややこしい問題はすべて処理してもらっているので頭が上がらないからなのではないかなと感じてしまいます。具体的には分からなかったとしても、何か不透明な工作をしているんだろうなとは感じていたと思います。今後他の常勤取締役にも問題が波及する可能性はあります。
来年の株主総会でも取締役に再任されるようなことがあれば、株主から厳しい質問が飛ぶことは容易に想像できます。
さらにはオリンパスには著名な社外取締役もいるのに、こちらもまったく機能していなかったようです。
日本経済新聞社の専務取締役まで務めた来間紘氏や野村證券、BNPパリバ証券、クレディ・スイス・ファースト・ボストン証券などを渡り歩いた林純一氏などがいるのにまったく気付かなかったのでしょうか?
日本経済新聞は2011年10月25日に開催した世界経営者会議で、オリンパスの菊川剛会長(当時)に法令順守やリスク管理など企業のCSRについて講演を依頼していた様なので、来間紘氏もまったく気付かなかったのかもしれませんね(笑)
それにしても菊川剛会長が一体どんな話をする予定だったのか気になりますね!
粉飾決算も見つからなければ粉飾じゃないんです!上手に粉飾して見つからないようにリスク管理する極意を、ジャイラス社の買収などを実例に講演してくれたのかもしれません。菊川剛会長は直前までやる気満々だったという情報もあったので、隠し通せると考えていたんでしょうね。
もし講演を行っていたら、オリンパスとともに日本経済新聞社も世界の経営者から笑いものにされているところでした。まあ講演内容のコンテンツ価値は一気に高まったと思うので、一時的な利益にはつながったかもしれませんが(笑)
今後社外取締役についても問題になってくると思います。素晴らしい肩書の持ち主であまり厳しい意見を言わないような人を選ぶような会社は信頼されなくなってくるかもしれませんし、なぜその人を社外取締役に選ぶのか?について、詳しい説明を求める株主が増えると思います。これは日本の会社のガバナンス強化にとってはいいきっかけなのかもしれませんね。そう前向きに考えるしかないと思います。
それにしても日本株に投資している身としては、他社に広がらないことを祈るばかりです。
大王製紙から続く日本企業のコンプライアンス問題ですが、まだまだ目が離せません。
このような問題が続くと、やはり投資する際には経営者の姿勢をもっと重視する必要があると実感しますね。
経営トップが進んで粉飾決算を先導する、あるいは自ら進んで粉飾決算の手伝いをする人が出世して、経営陣になっていくような会社では困ります。
もっと経営者の人となりや言動に注意を払い、投資先を選別していきたいと思います。
その点で経営者を直接見る機会である株主総会の重要性はますます高まっていくのではないかと感じます。
なかなか参加できない株主の方々のためにも、これからも株主総会レポートを充実させていきたいと思います。
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オリンパスの不透明な買収に関連するブログ記事一覧
 2011年10月17日 オリンパスの社長解任劇
 2011年10月19日 オリンパスの呆れた反論
 2011年10月19日 オリンパス関連のスクープが続々登場
 2011年10月23日 週刊ダイヤモンド キターーー!
関連する記事やオリンパスからのプレスリリース
 オリンパス「無謀M&A」巨額損失の怪 月刊FACTA8月号
 月刊FACTA 阿部重夫発行人ブログ「最後から2番目の真実」
 オリンパス「疑惑の取締役会資料」をスクープ公開 現代ビジネス
 一連の報道に対する当社の見解について オリンパス リリース2011年10月19日
 一部報道についての当社の見解および当社の今後の対応について 2011年10月21日
 オリンパス疑惑、元ウォール街バンカーが重要人物として浮上 2011年10月22日ロイター
 独占インタビュー マイケルウッドフォード前社長 週刊ダイヤモンド2011年10月29日号
 Olympian depths 2011年10月 The Economist(英文)
posted by Zaimax at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 投資で疑問に感じること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大ショック発生!

ショックと言っても今日の株価下落ではなく、ギリシャショックやEU危機でもなく、気に入っていた賃貸物件が押さえられてしまった〜というショックです(^_^;)
先週からUR都市機構の物件を見て回っているんですが、その中でも一番良さそうだった物件をもう一度見に行こうと思い見学を申し込んだところ、
画面から消えています! と言われてしまいショックが走りました(笑)
自宅で空き部屋状況を確認した3時間ほど前には確かに画面にも出ていたのに、わずか3時間で消えていたことでよりショックが大きくなり、大ショックになってしまいました。
自分も気に入るような物件は他の人も気に入るということを忘れていました。今の時期はあまり賃貸物件が動く時期ではないので、誰も見に来ないだろうと甘く見ていた部分もあったと思います。
じっくり検討して良い物件があったら決めよう!と考えていたのが裏目に出てしまいました(^_^;)

長期投資をしているとこんなことはよくあります。
良さそうだなと感じてもすぐに飛びつき買いをすると失敗することがよくあります。なので、財務内容など過去の分からしっかり推移をチェックして、じっくり検討してから買おう!と思っていると、検討している間に株価が上がってしまい、しまったぁ〜〜〜と感じるケースです。
調べた結果良い会社だとなっても、株価が気付いた頃より上がってしまうとなかなか買いづらいものです。安くなったら買おうと安いところに指値注文を入れておいても、あざ笑うかのように株価は上がっていくということも良くあります。
一方で飛びつき買いするとそこが天井というケースもよくあり、なかなか判断が難しいですね。
それでも株式投資の場合は、少しプラスアルファのお金を出せば買えるわけですし、待っていたら下がってくることもよくあります。20万円だった株が検討中に23万円まで値上がりしても、長期で考えればそれほど大きな問題ではありません。

しかし不動産の場合は1つ1つ状態が異なり、1つとして同じ物件はありません。大型マンションで隣同士部屋だったとしても間取りは逆になりますし、中古物件であれば中の設備や印象などはかなり変わってきます。窓からの眺望や室内の明るさなども異なります。
なので気に入った物件を逃してしまうとその分ショックが大きくなります。追加でお金を出しても同じ物件が手に入るわけではありませんし、待っていたら簡単に手に入るわけでもありません。
待つといっても数年単位での待ちになってしまいます。
なので押さえられてしまったショックが大きくなるんですよね!

今回はいま住んでいる賃貸アパートが更新時期を迎えるので、賃貸派のメリットを活かして環境を変えようかなと思ったところからスタートしています。なのでどうしても移らなければいけないというわけでもありません。そのためまずは情報収集という感じでいろいろと見て回っていましたが、気に入った物件が押さえられてしまうと、なんかどうしても引越ししたくなってきました(笑)
逃した魚は大きいというのを実感していますし、状況が変わると考えや気持ちも大きく変わってしまうものですね。そんなに引越しをしたかったわけでもなかったはずなのに...(^_^;)
こういった時には焦りは禁物ですね。似たような物件ならいいや!早く決めないと無くなってしまう、などと焦って決めてしまうと、ずっと後悔が続くことになります。引越しはけっこう面倒ですし。
まあ引越しは来年でもいいや、きっともっと気に入る部屋が待っているんだよ♪くらいの気持ちで、またゆっくりと探して行こうと思います。
ただ今度気に入った物件が見つかったら、すぐに仮押さえしておこうと思います。

最初は投資家仲間から聞いたんですが、UR都市機構の賃貸物件は無職でも家賃を1年以上前納したり、家賃の100倍以上の貯蓄額があれば入居することができます
どちらかの条件を満たせば入居できるので、投資家に優しい賃貸住宅だと思います。
いまのアパートに入る時にはかなり苦労したので、引越しは当分無理だな〜と思っていたんですが、UR都市機構の情報を聞いてこれなら引越しもできるかもと感じました。話を聞いた時にはそうなんだ〜という程度の認識でしたが、賃貸契約更新のお知らせを見てUR都市機構を思い出し、引越ししてみようかなと動き出しました。
併せて月に2〜3回しか乗らない車も手放そうと決めました。駐車場代が必要無くなる分家賃を上乗せ出来たり、節約につなげることも可能になります。
最近はレンタカーもかなり安くなっていますし、自転車とレンタカーで十分かなと思います。
引越しをすることでなかなか手放せなかった不要な物とも踏ん切りをつけることができますし、いいリフレッシュになると思います。気に入った場所に住めるのが賃貸派の最大のメリットなので、定期的に最適の物件に住み替えることも良いことだと思います。
賃貸か持ち家かはよく議論になりますが、私は断然賃貸派です。
そのメリットを最大限に活かさないとね!
気に入った物件を逃したことで、引越しにドライブがかかってきました。
この勢いで突っ走り一気に決めるのか?それともなかなか気に入る物件が見つからないのか?
今後の展開をお楽しみください(笑)

今日はショックを和らげるため早く寝ようと思います。
でも悔しくて寝付けなかったりして(^_^;)
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posted by Zaimax at 19:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月02日

ギリシャで国民投票実施!

昨日ギリシャのパパンドレウ首相が、欧州連合やIMFなどによるギリシャ支援策を受け入れるかどうかについて、国民投票を実施する方針を表明したことで、また世界的に株価が動揺しています。
支援策には財政赤字の削減のために、年金や公務員給料のカットなどがセットになっており、ギリシャ国内では連日大規模なデモが行われていたので、支援策がギリシャ国民から否決されて、せっかくの合意がまた元に戻ってしまうのではないか?と懸念されているようです。
また一方では、国内での支持率が低迷しているパパンドレウ首相が国民に信を問うことで、自らの責任逃れを図っている面もあると思います。
新聞報道などを見ると批判的な論調の記事が多いようですが、私は国民投票を行うことはとても良いことだと思います。

最近のギリシャの報道と言えば、大規模なストやデモの映像ばかりが流されており、ギリシャ国民は大部分が公務員で仕事などせずに楽して暮らしたいと考えているように感じてしまいます。
逆に言えばそういったニュースを流すことで、ギリシャは仕事もせずにデモばかりして、義務は負わずに権利だけ主張するどうしようもない国民というレッテルを張っているのかもしれません。ギリシャはこんな国なんだから破綻させてしまえ!という世論形成を狙っているのかもしれません。
連日のデモ映像も実は一部の人達がデモを続けているだけかもしれません。
国民投票をすることで、少々我慢をしいられてもギリシャの再建に努力したいと考える国民がどの程度いるのかがはっきりします。この点でギリシャ国民の考えがより明確になる可能性があるので、私はぜひ国民投票をやるべきだと思います。

国民投票の結果も支援策は認められない!既得権益は守れ!という人が過半数なのであれば、残念ながら破綻させるしかないと思います。

現状でもギリシャ国債の保有者には50%という高率の棒引きを求めているのに、ギリシャ国民が協力しないというのでは話にならないと思います。本当にギリシャ国民は怠け者なのか、それとも実際はなんとか自国を再建しようと考えているのかをはっきりさせるためにも、早急に国民投票を行う必要があると思います。

ギリシャ国債については50%もの棒引き要請が出ているのに、デフォルトではないと主張している人たちがいます。
国際スワップデリバティブ協会(ISDA)の法律顧問デービッド・ジーン氏は、銀行が保有するギリシャ国債について50%の減免を受け入れるという、EUと国際金融協会(IIF)との合意は自発的と考えられるため、CDSの売り手が買い手への支払いを求められるクレジットイベント(信用事由)に該当しないと述べた、そうです。
ギリシャ国債の保有リスクを低減するために、余分なコストを払ってギリシャ国債のCDSを買っていた投資家にとっては、まったく意味のないCDSを買っていたことになります。
デフォルトの破綻認定さえこんなに恣意的に行われるのであれば、今後はCDSを買う人もいなくなってしまいます。数年前からギリシャ危機は表面化しておりCDS価格もかなり高かったので、リスクヘッジのために買っていた人は大きな損失を被り、一方で売っていた人は現状では大儲けというおかしなことになっています。
国際スワップデリバティブ協会という組織が中立で公正な組織なのか分かりませんが、こんな恣意的な意見を述べていいのでしょうか?
一方で格付機関のフィッチ・レーティングスは、ユーロ圏が合意したギリシャ債務の削減が実施された場合、ギリシャ国債を債務不履行(デフォルト)とみなすと発表しています。

デフォルトなのかどうかで大きなお金が動くことになるので、まだまだ議論が続きそうです。
より大きな問題としては、50%の債務減免をすればギリシャは再建できるのか?という点ですが、どうやらそれも心許ないようです。公務員の給料やレガシーコストである年金の削減なども行わないと、財政の立て直しは難しいと思います。

ソブリンリスクにさらされているのはギリシャだけではなく、スペインやイタリアなども大きな問題になっています。ギリシャをどうするのかについて、こういった周りの国々も注視しています。
もし債務を大幅に削減して、ギリシャ国民はあまり痛みを分かち合うこともなく問題解決を図れば、周りの国々もこれはゴネた方が得だぞ!ということになり、ストやデモに走ると思います。
モラルハザードがヨーロッパに広がってしまいます

個人的にはギリシャは破綻するしかないと思います。中途半端に救済すればモラルハザードが広がり、周辺国も含めてより問題が大きくなってしまうからです。
まだまだどうなるか予断を許さないので、今後も株価は動揺が続くと思います。
今後も注意深くマーケットを見ていきたいと思っています。
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posted by Zaimax at 19:11 | Comment(0) | TrackBack(0) | 投資で疑問に感じること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

株主総会コンサルタント誕生!?

10月は株主総会が少ない月なんですが、それでもゲオの臨時株主総会を含めて3社の株主総会に参加することができました。大盛工業の株主総会も受付はしてきたので、これも入れると4社になります。
10月は4社ともお土産あり♪という素晴らしい月になりました(笑)

株主総会が少ない分、今までまとめきれていなかった株主総会レポート作りに励み、16社の株主総会レポートをアップしました。そのため私のブログを見に来てくれる人も増えて、今年の10月は6月に次ぐアクセスを記録し、5.4万ページビュー、合計2.7万人以上の方に見ていただきました。
見に来ていただいた皆さん、本当にありがとうございます。
投資判断の参考などに何かお役に立てていれば嬉しいです。
例年10月はアクセスも少なくなるんですが、レポートを充実させれば見に来て頂けるんだな〜と改めて実感しました。今回はゲオの臨時株主総会の影響も大きかったので、特殊要因でかさ上げされているという部分もあるんですが(^_^;)
まだ宿題となっている会社もたくさんあるので、これからも内容を充実させていきたいと思います。

アクセスは順調に増加しているんですが、それに比例しないのがアフィリエイト収入です。
株主総会に参加するための費用はアフィリエイト収入で賄えるのが理想ですが、まだまだ遥か彼方という状況です。私の基本的な考え方は、節約+投資で資産を増やす!であり、株主総会参加にあたっても往復は安い高速バスを利用、宿泊はカプセルホテルと徹底的に節約に努めているんですが、それでも毎月の様に東京に行っていると経費もかさみます。
先月も高速バスで東京まで往復しましたが、やはりバスは疲れるな〜というのが本音で、できれば新幹線で移動したいな〜と切実に感じるようになってきました。
移動時間が短くなれば株主総会レポートのアップも早くなると思います。たぶん(^_^;)
新幹線利用となるとさらにコストが増加し、アフィリエイト収入で株主総会参加費用を賄うという目標が遠のいてしまうわけですが、なんらかの工夫が必要だな〜と感じます。

このブログでなぜアフィリエイト収入が伸びないのか?という要因については、いろいろ考えてきましたが、最近考え方が変わってきました。
以前は、株主総会に興味を持つのはすでに株式投資をしている人が中心だから、今さら証券会社の口座を開設する人は少ないんだろうな〜と考えていました。株式投資初心者向けの内容であれば口座開設などのアフィリエイト収入が期待できますが、このブログ内容では難しそうなので、証券会社よりもFX会社のアフィリエイト広告を貼るなど工夫してみましたが、あまり効果はありませんでした。
とはいえアフィリエイト収入確保が目的ではないので、アフィリエイト収入が見込めそうな初心者向けの内容にブログを作り変えるのは本末転倒ですし、投資初心者向けの市場は競争も厳しいと思います。
株主総会に特化したからこそ株主総会で検索しても上位5位以内に表示されるようになったのだと思います。

最新の分析結果(笑)では、個人投資家の方々もたくさん見てくれていますが、同じくらいに会社関係者が見ていることがアフィリエイト収入が伸びない最大の理由かなと感じるようになってきました。
総務部門などの株主総会を運営する側としては、他社の株主総会の様子は非常に気になると思いますし、最近はどんな質問が出ているのか?というのは関心の高い事項だと思います。それによって想定問答集の内容も変わってくるわけで、とても重要な情報だと思います。
その点でこのブログをチェックすれば、一部の会社ではありますが最新の質問内容が無料で分かり(^_^;)、その質問に対してどのように回答しているのか、その回答で株主は満足しているのか?などがすぐに分かります。こんな便利なサービスはあまりないだろうな〜と思います。なんといっても私も大好きな無料ですし(^_^;)
なので総務部門の方々にはマストアイテムなんだろうと思います(笑)
実際過去に取材依頼を受けたのも、企業の総務部門を主な読者とする本や月刊誌でした。他の株主総会仲間の方々が、ネットマネーやダイヤモンドZAIなどの一般誌に取り上げられているのと比べると、明らかに読者層が違いますね。

総務部門の方々が会社からアクセスしてこのブログを見ている場合、アフィリエイト収入につなげるのは困難です。仕事として株主総会の様子をチェックしていて、急に証券口座やFX口座を開設したくなったということは考えにくいです(笑)たとえそう感じたとしても、家に帰ってから口座開設しますよね!
やはり読者層が他のブログとは異なっている部分がある、ということが収益に結びつかない最大の原因なんでしょうね。いかに収益に結び付けていくか?は難しい問題ですが、こうなったら株主総会コンサルタントでも名乗ろうかな?
最新の株主総会動向について、個人株主の視点から実地経験に基づいたアドバイスをします!

なんていうのはどうでしょう。このブログはその広告という位置付けです。
ロバートキヨサキが、キャッシュフローゲームを売るための戦略として金持ち父さん貧乏父さんを書いたように、株主総会コンサルタントとして活躍するために株主総会ブログを作ったみたいなストーリー展開で(^_^)v
そんなロバートキヨサキの戦略にまんまとはまり、キャッシュフローゲーム会も毎月開催していますので、こちらにもぜひ遊びに来てくださいね! → キャッシュフローゲーム会に行こう

株主総会に対するコンサルティング需要は大きいと思いますが、現状では信託銀行や幹事証券会社などがその役割を担っています。専門の雑誌や出版物が出ていることからも需要があることは分かります。
今後一般株主の参加者が増えることを考えると、株主総会に対するコンサルティング需要は伸びていきそうです。個人株主を増やすという面でも株主総会を活用したい!と考える会社も増えてくるのではないでしょうか?個人投資家の視点から株主総会運営についてアドバイスします!とうまくPRできれば、このあたりの需要を取り込めそうです。
株主総会コンサルタントへのお問い合わせは、下記フォームをご利用ください。
 次項有 株主総会コンサル問合せフォーム

いろいろ考えていたら楽しくなってきて、問合せフォームまで作ってみました(笑)
ただいま株主総会コンサルタント開業を記念し、特別サービス中です!

あるいは速報性を重視した有料会員制ホームページを立ち上げるという方法もあります。よく投資顧問会社などが使っている手ですね。一定期間が過ぎたら無料でレポートを公開して、実績をアピールするという方法です。ただ、いままでこのブログを楽しみにしてくれていた個人投資家の方にとっては迷惑な変更でしょうし、有料のホームページを運営するのも手間がかかりそうです。

他にも色々なアイデアはあると思いますが、まだまだ模索が続きそうです。
何か良い方法はないものでしょうか?
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posted by Zaimax at 11:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ネクストジャパンHD(2409)2011年株主総会レポート

2011年10月28日(金)10時から、東京都台東区浅草の 浅草ビューホテル3階「祥雲T」で開催されたネクストジャパンHD(2409)第18回定時株主総会に出席しました。
ネクストジャパンはGAME GOLDEN、JJCOINSなどのアミューズメント店舗事業、UFOキャッチャーなどの景品の開発・販売事業、不動産を中心とした投資事業を行っている会社です。2004年9月に東証マザーズに上場しましたが、2006年度から大幅な赤字に転落し、2008年9月にネオラインホールディングスの藤澤信義社長が経営権を取得しています。
ネクストジャパンの株主総会に参加するのは初めてです。
2011年10月28日(金)の株価 1,438円(マザーズ 2409)1株単位 7月決算
PER 3.9倍、PBR 債務超過、配当利回り 無配、株主資本比率 ▲3.0%
多額の繰越損失があるので、実質PERは上記の2倍と考えた方が良い
監査費用 2,700万円(売上比 1.31%、営業利益比 16.7%) 大阪監査法人
株主優待 なし

   ネクストジャパンHD(2409)のホームページ
   ネクストジャパンHD(2409)のヤフー株価情報
ネクストジャパン2011年株主総会
上場来の株価を見ると、一時は36万円まで上昇しましたが、2006年のライブドアショック以降は株価が大幅に下落し、その後の業績悪化もあって510円まで下がっています。その後は株主も変わり株価も上昇傾向でしたが、前期末で債務超過となったこともあり1,400円前後で推移しています。
2012/7計画 3,500百万円 160百万円 365.09円
2011/7実績 4,079百万円 ▲493百万円 ▲809.32円

ネクストジャパン2011年株主総会
スケジュール
10:00〜10:25 報告事項 最初の挨拶は藤澤信義会長、その後の進行は齊藤慶社長
 10:05〜10:07 監査報告 笠原叔彦常勤監査役
 10:07〜10:25 事業報告 スライド+女性ナレーション読上げ
10:25〜10:29 議案説明 齊藤慶社長 
 第1号議案 定款一部変更の件 事業目的に保守、建物全般に対する建築設備工事を追加など
 第2号議案 取締役5名選任の件 5名全員任期満了4名再任 沖聡氏退任 鈴木清治リスク管理部長新任
 第3号議案 監査役1名選任の件 常陸泰司氏退任、吉田岳司氏を選任
 第4号議案 ストックオプションとして新株予約権を発行する件 9千株を上限に役職員に無償で付与
10:29〜10:57 質疑応答 藤澤信義会長 質問者5人 計6件 28分
10:57〜10:58 議案の採決
10:59〜11:00 役員紹介 よろしくお願いしますのみ
ネクストジャパン2011年株主総会
お土産 プライズゲーム優待券、ゲームメダル引換券、図書カード千円など 後渡し
飲み物サービス 水のセルフサービス
経営戦略説明会 なし

注目の株主総会格付けですが、お土産も用意されており、質問にも丁寧に答えていました。これらを総合的に判断し、ネクストジャパンHD(2409)の株主総会格付けは 『D+』 としました。
   議決権を有する株主数    6,254名、その議決権数   408,768個
   議決権返送&出席株主数    665名、その議決権数   282,576個(69.1%)
ネクストジャパンの株主総会は、つくばエクスプレス浅草駅近くの浅草ビューホテルで行われました。
今日は大盛工業とネクストジャパンの株主総会が重なっており、2社とも問題企業なのでどちらに参加しようか迷いましたが、初参加のネクストジャパンにしてみました。と言いつつ大盛工業に寄ってから来たので、ギリギリになってしまいました。
会場内には前方にテーブル席、後方に椅子席というレイアウトでした。テーブル席は(4×3)×4でその後ろに椅子席が30席分くらい用意されていました。出席者は60人くらいでした。役員席と株主席の間にはテーブルでバリケードが作られており、壁を感じてしまいました。こんな壁はやめて欲しいですが、上記チャートの通り株価も大暴落していますし、上場して間もなく業績も真っ逆さまに赤字に転落しています。過去の株主総会では役員席に飛びかかった株主がいたのかもしれませんね(^_^;)
アミューズメント会社なので個人株主の参加が多そうですが、前方にはスーツ姿が目立ち意外でした。ネオラインホールディングス傘下に入り、金融関係の株主が増えているのかもしれませんね。
会場後方に水のセルフサービスコーナーがありました。
正面にはスクリーンが用意され、事業報告で活用されていました。
藤澤信義会長はネクタイなしでしたが、他の役員の方々はスーツ・ネクタイの普通の株主総会でした。
最初の挨拶と開会宣言は藤澤信義会長が行い、事業報告と議案説明は齊藤慶社長が担当(と言っても事業報告は女性ナレーションが読上げです)、その後の質疑応答からはまた藤澤信義会長が担当という珍しい株主総会運営でした。藤澤信義会長はJトラストを始め多くの会社の会長や社長を兼任しているので、実質的な経営に当たっているのは齊藤慶社長だと思っていましたが、藤澤信義会長が質疑応答を一手に引き受けていたので、役割分担がますます分からなくなりました(^_^;)
吉田岳司新任監査役候補は欠席と案内がありました。
事業報告はスクリーンにグラフやポイントなどを表示していて分かりやすかったんですが、招集通知の読上げというのが残念でした。大幅赤字で債務超過に転落しており、会長なり社長からもう少し詳しく説明があっても良いのになと感じました。議案の説明後、質疑応答となりました。
質問はきちんと回答するために1回につき1問でしたが、指名されれば何度でも質問可能です。
出席者の割には質問が少なかったですし、質問件数も少なめでした。これだけ株価も低迷しているので、もっとたくさんの質問が出るだろうと思いましたが、もう諦めているのかもしれませんね。
回答は藤澤信義会長が行いましたが、事務局と相談しながら回答という場面もありました。回答で目立ったのは「ご理解いただきたい」というフレーズです。藤澤信義会長はけっこう多用していました。ご理解できる部分とできない部分があったんですが(笑)

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています
(1-1)債務超過を早期に解消するということだが、いつ頃になりそうなのか?前期は営業外の支払利息とアドアーズの減損損失計上で赤字になったが、支払利息は今後も続く。今期本当に黒字化できるのか?
→債務超過については、ネクストジャパン単体が債務超過になったわけではなく、連結しているアドアーズが42億円の戦略的減損を行った影響で、連結で債務超過となった。アドアーズとのアライアンスはとても重要だと考えており、今後も強化していく。債務超過の解消策としては、前期の決算発表後にある程度の増資をする選択肢もあったが、足元のアドアーズの業績も好調に推移しており、ネクストジャパンの営業利益もプラスで推移しているので、株式の希薄化で皆さんに迷惑をかけないよう考え、増資するのは簡単だが今回は増資をしなかった。まずは今期の業績向上に取り組み、中間決算の頃には通期の数字も見えてくるので、その時点で足りない分を増資するのがいいのか、他の方法がいいのか考えたい。債務超過を解消して、しっかりとした上場会社を維持できるようにしていきたい。私(藤澤会長)は取締役会長であり同時に筆頭株主でもある。私個人としても(早期の債務超過の解消を)お約束したい。
今期の黒字化の質問ですが、営業利益は順調に推移しており、どこまで伸ばせるか?については頑張らないといけないと思っている。支払利息が重いのは確かだが、一方である程度のキャッシュポジションもあり、これを使って新たな収益源を作り、支払利息をカバーしていくということでご理解頂きたい。
注記)ネクストジャパンの前期末の債務超過額は3.92億円であり、確かに藤澤信義氏からすればこの程度の増資に応じるのは簡単なことだと思います。一方で現状の時価総額は6.37億円まで低下しており、現状の株価で増資を行えば62%近い新株発行となり、大幅に希薄化が進んでしまいます。なので既存の株主に配慮して、まずは今期の業績を向上させてできる限り債務超過を解消し、足りない分を増資するという藤澤会長の姿勢はありがたいですね。
会社四季報には「債務超過解消に増資含めて奇手も検討か!?」という(笑)コメントもありますが、一体どんな奇手を考えているのでしょうか?ネオライン傘下の会社と合併させて債務超過解消!とかもありそうですね。ある程度のキャッシュポジションもあると強調していたので、傘下企業を買収して新たな収益源の確保し、併せて債務超過の解消も図った、なんていうリリースがすでに準備されていたりして(^_^;)
(2-2)ライブレントを買収したが、ライブレントの売上、利益、保有資産に占める株式会社バニラの割合はどの程度か?ライブレントは40億円以上の借金がある債務超過の会社だが、買収することでネクストジャパンの財務内容も悪化している。本当に債務超過の会社を買収する必要があったのか?
→バニラという話が出たが、ライブレントの保有している賃貸資産はほとんどが、これも私に関連するがネオラインホールディングスが借りていて、バニラに直接貸しているわけではない。なのでバニラの占める割合は基本的にはゼロ。ただ転貸でバニラが借りている物件がいくつかあるということでご理解頂きたい。
ライブレントが債務超過なのは、前期に相当大きな不動産の取得をしており、それに伴う不動産取得税、登録免許税、借入の際の初期事務手数料などを一括計上したため赤字になったが、今期以降はライブレントの賃貸収入だけでも2億位の利益が出てくる。アセット事業が収益の柱として必要だということでライブレントを子会社化した。確かに借り入れも増えたが、財務上の利益も増えているのでご理解頂きたい。
注記)ライブレント子会社化については→<<<こちらの記事>>>もご覧ください
どうやらライブレント→ネオラインHD→バニラという賃貸契約になっているようです。元々ネオラインHDが持っていた賃貸資産を、ライブレントがMBOする前に購入したということなんでしょうね。賃貸資産は売ったけど再度ライブレントとネオラインHDの間で賃貸契約を結び、ネオラインHDがサブリースしているような形になっているようです。ネオラインHDが間に入っているので、ライブレントから見ると確かにバニラの割合はゼロかもしれませんが、実質的にどの程度なのか知りたかったですね。
ライブレントが債務超過になったのは前期大きな赤字だったからですが、これは不動産取得に伴う赤字より、日本振興銀行株を10億円分買っていた影響であり、債務超過になったのも日本振興銀行株10億円を1円まで減損したためです。この点について全く触れていないのはちょっと不信感を感じますね。
(3-3)今期もストックオプション発行議案が上程されているが、今後も毎年続けるのか?毎年積み重なると希薄化につながり、既存の株主の権利を毀損することになる。そろそろ止めてはどうか?
→私が増資を引き受けてから確かに毎年ストックオプションを行っている。毎年発行済み株式数の2%位を目安に新株予約権を発行している。初年度を除いて2年目以降は私個人はもらっていない。他の役職員に付与していることをご理解いただきたい。
ネクストジャパンはずっと赤字が続いており、昨年やっと黒字になりました、前期も最終的には赤字でしたが営業段階では黒字になりました、という状況の会社であり、役職員の給与も上がっていないと思うし給与水準も低いと思う。給料を上げるのは体力的に厳しいので、業績を上げて株価もしっかり上げようというモラールアップのために毎年ストックオプションを発行している。給与見合いという位置付けで発行してきた、というのが正直な気持ちです。
今後については私も筆頭株主であり、先ほども言ったように毎年希薄化が進むのもどうかと思う。今回で3年目になるが、安定収益が確保でき給料もきちんと上げられるようになれば、SOはやめて固定費として計上していきたい。債務超過解消の先には、株主への配当も考えていかなければいけないと考えている。質問の意図はよく分かり私もそう感じているので、同じ株主としてご理解いただきたい。
(4-4)今の質問に関連して、個人株主としては今の株価を経営者としてどう考えているのか?確認させて頂きたい。社員のモチベーションも大事で理解できるが、同時に株主への責任についてもきちんと果たして欲しい。2005年当時には36万円を超えていた株価が今は1,500円程度だ。6年ほど株主総会にも来ていなかったが、現状の株価を経営陣としてどう考えているのか聞きたくて参加した。
→株価は色々な要素に左右されるし、我々が株価を直接いじることはできない。私が経営陣に入ってからのことしか言えないが、当時私が増資を引き受けなければネクストジャパンは無くなっていたと思う。3年前に千円くらいで第三者割当増資を引き受けた。その後リーマンショック時には500円位まで下がったが、その後株価は6千円程度まで順調に上昇し、いまは1,500円になっている。
私の考えは、株主の皆様との対話は年に1回の株主総会での対話ではなく、株主の皆様も毎日の株価をチェックしていると思うので、我々からすると株価を通じて毎日見られていることになり、株価も意識して経営を行っている。株価をいじったり、特別な手法を使って株価を上げるのは邪道だと思う。ちゃんと本業で本質的に企業価値を高めていくような施策を行っていく必要がある。我々も皆さんと同じように毎日のように株価を見て、どうしたら株価を上げて皆さんに喜んでもらえるか?を意識して経営している。不甲斐ないところはあるかもしれないが、大きな気持ちで見て頂けるとありがたい。

(5-2)先ほどの質問ではよく分からなかったが、ライブレントが債務超過になったのは、日本振興銀行から40億借りてそのうちの10億円で日本振興銀行株を買ったがゼロになったためであり、昨年の不動産取得経費による赤字が原因ではないと思う。放置しておけば潰れてしまうような会社だったと思う。そのような不透明な会社を買収して本当に大丈夫なのか?いまオリンパスの問題が大きく報じられているが、ライブレント買収のリリースを見ても不透明な感じがしたので心配だ。
→リリースの仕方にも問題があったのかもしれないが、40億の融資のうち30億は不動産取得のためにファイナンスを付けてもらい、10億円は株式見合いで融資を受けたという部分はある。ただ30億で取得した不動産の価値は30億か?というと我々はそうは認識していない。利回りもけっこう高い物件で、ここで言っていいのか分からないが(苦笑い)40億近い価値があり、東日本大震災の影響で不動産市況は少し凹んでいるが、丁寧に売っていけば40億くらいの価値はある
日本振興銀行の増資については、見せかけ増資ではないか?ということで、リリースも出している通り法的手続きも取っており、増資は無効ではないかという裁判を行っている。裁判なので勝ち負けは分からないが、上場企業として多くの株主もいるので、今は国の機関になっているがそれでもネクストジャパンの企業価値を守るために、訴訟を起こして裁判所の判断を求めている。
もしかしたら不透明に見えたかもしれないが、我々としては問題ないと考えライブレントを子会社化している。初年度は先ほど説明したように一時的な費用で赤字になっているが、今年度からは安定した賃料収入があがってきているので、私としては心配しなくても大丈夫ですよと申し上げたい。
注記)ライブレントの所有する不動産は40億近い価値があるそうなので、これを一部時価評価すればネクストジャパンの債務超過も解消できそうですが、不動産や会社の価値というものは色んな評価基準があるので、本当の価値は外部からは分かりにくいですね。今後は安定的な利益が出るという言葉を信じるしかないようです。藤澤信義氏からすると、収益性の高い不動産物件をライブレントに注入してあげたのに、なかなか理解してもらえないんだな〜という想いなのかもしれませんね。
(6-5)色んな質問があったが、私が知りたいのはネクストジャパンが今後どのような事業に投資していくのか?どんな事業に注力していくのか?というビジョンをお聞きしたい。
→一番大きいのはアドアーズとのシナジー効果を追求すること。アドアーズは10億円くらい景品を仕入れているが、独立系のアミューズメント企業としてはラウンドワンに次ぐ規模の会社であり、規模を活かしてアドアーズと一緒にアミューズメントの流行を作っていきたい。
もう一つは不動産事業であり、ライブレントは中野では一番大きい不動産業者だと思う。先ほどの収益不動産の取得と不動産の売買も行っており、ここも強化していく。
手持ちキャッシュもあり、これをどう活かしていくかも課題。突拍子もないことを始めるつもりはなく、アミューズメントに近い部分でアメーバ的に事業を拡大していきたい。M&Aもあるかもしれないし業務提携かもしれないが、相手先のあることであり確定的なことは言えない。既存の事業は割と安定しており、アミューズメント事業は柱に育っている。不動産事業もそれなりの柱に育っていくと思う。その他の肉づけをどう行っていくか?が、ネクストジャパンの課題と考えている。

以上で質問も出尽くし、質疑応答は終了となりました。藤澤信義会長は丁寧に答えていたと思います。一部回答に不満な部分もありましたし、不透明さがすべて払拭されたわけではありませんが、株主総会出席前と比べると藤澤会長に対する印象は良くなりました。この印象が正しかったのか?は、数年経たないと分からないんですけどね(^_^;)
あとは業績が回復して、増資をしなくても債務超過が解消できるといいですね!
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ひらめき
posted by Zaimax at 01:53 | Comment(4) | TrackBack(1) | 株主総会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする