2011年02月25日

2月の株主総会も無事終了です

今日は大阪にきています。
昨日までは東京で株主総会に参加し、昨夜の高速バスで東京から大阪に移動しました。価格を最優先で選んだので、4列シートの普通の観光バスタイプです。非常に狭いので体を動かせる自由度も少なく、一睡もできませんでした。まあ広いバスでも一睡もできないんですけどね(笑)
狭いと体を動かせないので、おしりが痛くなってしまいました(泣)名古屋・東京間くらいなら我慢もできますが、大阪まではちょっと遠いですね。
後ほど話に出てきますが、無理してする節約は続かないので、もう少し快適な移動方法を研究してみたいですね。宿泊場所にはお金をかけないので、移動にはもう少し予算を配分してもいいかもなどと考えながら、東京から大阪に移動しました(笑)

今月は4社の株主総会に参加しました。
 2月22日(火) 毎日コムネット
 2月23日(水) トーセイ
 2月24日(木) リーバイ・ストラウスジャパン
 2月25日(金) サムティ

リーバイスは昨年に続いて2回目の参加ですが、その他の会社ははじめての参加です。
サムティは株主優待もあって一度株主総会に参加してみたかったので、強行軍で出席しましたが、お土産もなく質問も少なく、会社説明会なども開催されなかったので、来年からは出席しなくてもいいかなと感じました。今日東京では日清食品の株主総会も開催されているそうですが、株主総会仲間の情報ではこちらの方が面白そうです。毎年思い通りに株主総会開催日が並ぶわけではないんですけどね。

株主総会以外にも、ひふみ投信主催のひふみサロンに参加したり、テラとメディアスホールディングスの会社説明会にも参加しました。
明日は東京IPO主催の会社説明会3社に参加してから名古屋に帰ります。
テラは癌の免疫療法を研究している会社ですが、癌を撲滅させるためにもがんばってほしいなと感じました。バイオ系の会社は評価が難しいんですけどね。
ひふみサロンでは公認会計士の平林 亮子 氏がゲストでしたが、お金を貯める習慣についての話がありました。私も節約と投資が資産を増やす両輪だと捉えていて実行していますが、まさに私が考えていることを分かりやすく説明してくれて、とても参考になりました。今後のセミナーに生かせそうです。
ひふみ投信のホームページで講演の様子を見ることができますので、ご覧になることをお勧めします。
   ひふみ投信セミナーページ


株主優待の期限も近づいているので、映画もたくさん見ました。
東京では
 ヒアアフター、ザ・タウン、GANTZ
今日は大阪で、あしたのジョー(実写版)、明日は太平洋の奇跡を見る予定です。
あしたのジョーはヤマトに続く実写版ですが、ボクシング映画はやはり熱いですね!
あまり期待していなかったんですが、予告編で何度も流れていた丹下段平役の香川照之があまりにも昔のテレビアニメのイメージに近かったので、気になって見てきました。
なかなか迫力ある映画に仕上がっていました。予想以上に楽しめましたね。
ぜひその後の続編も作ってほしいな〜と感じました。
ヒア アフターはクリント・イーストウッド監督の作品ですが、私は前作のグラン・トリノやインビクタス/負けざる者たちの方が印象に残りましたね。

今日は大阪の新今宮のビジネスホテルみかどに泊まっています。
初めて泊まるホテルですが、2,180円と格安なのに快適です。パソコンも無料で使えますし、フロントの方々も親切です。この値段でもカプセルホテルとは違い個室ですが、禁煙の部屋もあるので、タバコ臭さに悩まされることもありません。安いシングルルームはタバコ臭いことが多くて閉口した経験があるので、いくら安くても避けていたんですが、ビジネスホテルみかどは禁煙ルームがあったので泊まってみました。かなり快適で気に入ったので、大阪に来るときにはまた泊まりたいですね。11時からチェックインできるのもありがたいですね。
休憩室には新聞や雑誌も置いてあり、無料で使えるパソコンも4台あります。旅先でちょっと調べたいことはよく出てきますが、パソコンが置いてあるのはとても便利でありがたいですね。
こうしてブログも更新できて便利です♪

   ビジネスホテルみかど
右サイドにバナーが貼ってあるマップルトラベルのサイトから予約できます!
ご協力よろしくお願いしますね(笑)

株主総会レポートについては、帰ってから詳しくまとめたいと思います。
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来月も多くの株主総会に参加予定なので、青春18切符も買いました。東京では11,350円程度と少し高めですね。まだ発売されたばかりだからかもしれませんが、昨年の12月より100円前後高い感じがします。
ネットで大阪の金券ショップの情報を見ていたら、11,000円で販売中と書いてあり、今日行ってみたところ11,300円でした。東京よりは少し安いですが期待外れですよね!この値段なら名古屋でも買えると思うので買いませんでした。
ところがTOHOシネマズなんばの帰りに、なんばのよく行く金券ショップに寄ってみたら、青春18切符を11,100円で販売していました
11,100円は安いと思いますね。もちろん即買いです!
ここは鉄道関係は安いように感じますね。店の前には行列ができていました。お得な店はみんなよく知っていますよね。南海電鉄なんば駅の西側にある金券ショップです。

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2011年02月21日

身近なところから投資対象企業を発掘する方法

今日は朝からセミナーのはしごで、まずは10時から名証株式投資ウィンターセミナー3日目です。
今日登場する企業は、東邦ガスと三菱重工という大企業なので、こちらはあまり興味を感じなかったんですが、講演会にレオス・キャピタルワークスの藤野英人氏が登場するので、早起きして行ってきました。
2社の会社説明会は、大企業なので経営トップではなくIR部門の責任者?が行いました。大企業は中小企業ほどの成長性が期待できないので、私はあまり投資対象にしていません。
大企業は機関投資家に任せておけばいいexclamation×2個人投資家は、機関投資家が投資できないような身近な中小型株に投資した方がいいと考えて実行しています。

楽しみだった藤野さんの講演ですが、タイトルは「身近なところから投資対象企業を発掘する方法」で、まさに私が日頃実践していることで、聞きたいなと思っていたことです。
藤野さんは中小型株のファンドマネージャーなども行っていて、たくさんの会社訪問などもしているので、藤野さん流の投資対象企業の発掘法はどんなものなんだろう?と興味津々でした。
今回は45分と時間が限られているので、すべてを説明するのは難しいのかもしれませんが、金融の語源や歴史、日本人の特性などの前半部分にかなり時間を割いたため、肝心の身近なところから銘柄発掘する方法についてはざっと流す感じになってしまいました。
前半のウミヒコ・ヤマヒコの話なども面白かったんですが、やはりタイトルに直結する部分、投資先企業の見つけ方やチェックするポイントなど詳しく聞きたかったんですけどね。
やはり45分は短すぎますよね。私がセミナーをするときでも2時間くらいはかかってしまいますからね(笑)45分にまとめろというのが無理な話なのかもしれません。

藤野さんが運用している直販投信のひふみ投信は、アクティブファンドなのに信託報酬は1%程度で非常に低く抑えられています。投資家との対話も積極的に行っていて、ひふみサロンやひふみアカデミーという形で定期的に行われています。
藤野さんと直接お話しすることもできるみたいなので、私もひふみサロンに参加してみようと思っています。投資銘柄の探し方やチェックするポイントなどについて、お話しを聞いてみようと思っています。
   次項有 ひふみ投信のホームページへ
藤野さんは名古屋の旭丘高校出身だそうで、なんだか身近に感じますね。
さらにスクールエイドジャパンの理事も務めています。スクールエイドジャパンは、東京都知事選挙に立候補するワタミの渡邉美樹さんが設立した公益財団法人で、カンボジア中心に小学校や寄宿舎を建設しています。私はワタミの株主ですし、投資先のティアの冨安社長は、著書の印税をすべてスクールエイドジャパンに寄付しています。なんかいろいろとつながりがあるんだな〜と嬉しくなりました手(チョキ)
渡邉美樹さんと言えば、先日東京都知事選挙に出るという決断をしたことに理解を求める手紙が届きました。ワタミの株主としては、ワタミは大丈夫なのかexclamation&questionという声もあるんでしょうね。
私はあまり心配していませんし、政治を仕事にしている人に任せるよりは、経営者に国の経営も任せた方がいいと感じるようになってきました。韓国の大統領も経営者ですし、やはり決断が速いですよねひらめき


そして午後からは、証券知識普及プロジェクトと愛知大学経済学部共催のスペシャル経済セミナーに参加です。
武者リサーチ代表の武者陵司氏が「近未来のグローバル投資環境」と題して講演しました。
武者さんと言えば万年弱気というイメージでしたが、ここ数年は強気派に転じています。
今回も、「今の世界経済は政府が輪転機を廻してお金をじゃぶじゃぶにすることで、なんとか回復してきている」という論調が主流だが、それは間違っている。アメリカ企業は景気の減速以上に雇用を削り、グローバル展開(海外生産)やIT技術の活用で省力化を進め、生産性が非常に上がっている。企業業績は大幅に改善しキャッシュも豊富だが、一方で失業率は高止まりが続いている。ニュースでは失業率などの悪い面ばかりを強調するが、生産性を高める努力を続けて企業は利益が出やすくなっているので、今後先進国の株価が上昇する。特に日本、アメリカ、ドイツの順で期待している。
今までは新興国が成長のエンジンとなってきたが、インフレや景気の過熱などいろいろと問題が出てきたので、今後数年はまた先進国が景気を引っ張り、先進国の株価が大きく上昇する。特に出遅れている日本株は大きく上昇する。
アメリカ経済については、私は誰よりも理解しているが、過去のダウの推移を見れば、今後10年でNYダウが3〜4万ドルを目指すことになる、とかなり強気の発言で講演を締めくくりました。

武者さんはどちらにしろ極端なことを言う人ですね。まあありきたりのことしか言わなかったら誰も注目してくれないからなんでしょうが、ちょっと極端ですよねわーい(嬉しい顔)
キャッシュ・イズ・キングの時代(現金や債券運用中心)から株・不動産・外貨資産などで運用する時代に変わっていく、などその通りだと思いますし納得できる部分もあるんですが、自慢なのか思い込みが強いのか、ちょっと受け入れにくく感じてしまいますね。
リーマンショック後の悲観論が蔓延する中で強気を通したのは私1人だった、とかホントなんですかねぇ。私も少しですが恐怖におののきながらも売らずに買い増ししていましたが(笑)ウォーレンバフェットも買い出動していますし、さわかみファンドは万年強気派です。武者さん一人が強気派だったとは思えないんですが。もしそれが本当ならリーマンショック後の売り注文を買い支えたのは、武者さんと政府系資金しかないことになってしまいますわーい(嬉しい顔)
さぞや武者リサーチは大儲けしているんでしょうねひらめき
人から言われるならまだしも、自ら私が第1人者だexclamation×2とか私1人だけだexclamation×2と言い切れる自信はどこから来るんでしょう?他にも同じような主張をしている人やすごい人がいるのを認識できないということは、リサーチ能力に欠けている部分があるのではないかexclamation&questionとも感じてしまいます。
事実なら自己主張するのもいいと思いますが、あまり自慢しすぎるのもどうかなと感じました。


今日はこんな感じでセミナー漬けの一日でした。
来週は2月の株主総会シーズンに突入するので、明日夜からまた東京に向かいます。
1月の株主総会レポートも十分にまとまっていないのに、2月の株主総会シーズンに突入とは...
先が思いやられますねわーい(嬉しい顔)
来週は東京と大阪の株主総会に参加するので、移動距離も長くなりそうです。映画の優待も消化しないといけないし、忙しくなりそうです手(チョキ)
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2011年02月18日

ヤフー掲示板と株価推移

ヤフー掲示板は時々チェックしていますが、私が投資するような地味な小型株の場合、ほとんど書き込みがないのが通常です。それが株価が上がりだしたり、テレビで取り上げられたりすると、急に書き込みが増えてきます。
最初の頃は普通の書き込みが多いんですが、さらに株価が上がってくると短期の方というか浮気性な投機家?わーい(嬉しい顔)の方が増えてきます。株価が上がっているうちは調子がよく、比較的お行儀もいいんですが、株価が下がりだすと本性がだんだんと表れてきます。他の掲示板での書き込み推移などを見れば、どんな人なのかはおおよそ想像が付くんですけどね(笑)

ティア(2485)の株価も2,200円を付けていた頃からは大きく下がり、出来高も増えながら1,557円まで下げました。さすがにちょっと下げ過ぎじゃないの?とも感じますし、出来高も増えているので、売りたい人も一巡してそろそろ底打ちなのかなと感じています。
株主の1人として、そろそろ下げ止まって欲しい!という切実な思いからの希望的観測かもしれませんが(笑)
株価チャート的にはかなり崩れているので、まだ安心はできませんよね。
ティア株価チャート
この株価チャート(クリックすると拡大↑)と、掲示板の書き込みを比較しながら見ると、なかなか面白そうですね。
株価が上がりだすと新たな書き込みが増えて、イケイケな書き込みや「買いたい弱気」の書き込みが増えてきます。「買いたい弱気」というのは、自分が買いたいがためにわざとマイナスなことを書き込んだり、株価がかなり割高だexclamation×2今買うなんて高値掴みだexclamation×2みたいな書き込みのことです。
そうして安く仕込んでからは、一転して今度はイケイケ派が増えてきて、まだまだいくぞー的な書き込みが増えてきますわーい(嬉しい顔)


しかしそのような書き込みが増えてきたところで見事に株価は天井を打ち調整に入ります。当初は短期間の調整で、すぐに株価も反転すると信じている(あるいは期待している)ので、弱気派を馬鹿にしたりしていますが、それはもしかしたら本当に天井を打ったのかもしれない!という漠然とした不安感と戦っているからなんでしょうね。
当初はそれでもまだ余裕があるのでしょうが、さらに株価が下がってくると漠然とした不安が恐怖に変わってきます。そうしてついに我慢できなくなり売ってしまう、という結果になります。
そして往々にしてそこが大底になることが多いですね。株価が大きく下げると、多くの人が同じようなところで我慢の限界を迎えるということです。売りが売りを呼ぶ展開になり、恐怖が一気に伝播していきます。だから出来高が増えて大底を付けるんですね。

この一連の流れは、行動経済学のプロスペクト理論で説明されています。人間は感情に支配された生き物である以上、どうしても感情の影響を大きく受けてしまいます。こういったことも知ったうえで投資を行うことも大事だと思います。
ヤフーの掲示板というのは、株主のそうした感情面が如実に表れる場所なので、書かれている情報自体はあまり参考にならないかもしれませんが、掲示板の雰囲気や書き込みの背後にある感情を汲み取りながら見てみると、投資タイミングの参考になると思います。
特にふだんはあまり人気のない株の方が、掲示板の雰囲気の変化も分かりやすいですね。


興味のある会社が見つかったら、ヤフー掲示板をざっと確認して、その会社に興味のある人たちがどんな感情に支配されているのか?を想像してみると、より投資するタイミングがつかめそうです。
株価が下がってきて悲観論が蔓延しだしてから少しずつ買っていき、楽観論支配されてまだまだいくぞー的な書き込みが増えてきたら少しずつ売り始める、こんな感じでうまく相場の波に乗っていけそうですね。
まあ私はあまり頻繁に売買はしないので、相場の波には乗っていませんが、短期的な波に翻弄されて大きなうねりを取り逃さないように注意したいと思っています。その点では買ってからはあまりヤフー掲示板は見ない方がいいのかもしれませんねわーい(嬉しい顔)
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2011年02月16日

TRNコーポレーション(3351)臨時株主総会レポート〜その2

ハークスレイやTRNコーポレーションの個人株主を馬鹿にした超低価格でのMBOを許さないためにも、臨時株主総会の様子を詳しくまとめて、後世の記録に残すことにします
今後はこのようなひどい状況が発生しないように、金融庁や取引所側もMBOなど強制買取については厳しく審査して欲しいですね


2011年1月31日(月)10時から東京都渋谷区の渋谷エクセルホテル東急 6階 プラネッツルームで開催されたTRNコーポレーション(3351)の臨時株主総会に行ってきました。
次項有 TRNコーポレーション(3351)臨時株主総会レポート〜その1では概要をまとめましたが、これから詳しい質疑応答の様子をまとめていきます。
質疑を振り返れば振り返るほど、ハークスレイの横暴さというか青木達也氏の身勝手さを強く感じますね。
2010年の秋以降MBOが増加していますが、それらと比べてもTRNコーポレーションの買取価格は破格の安値に設定されています。名証セントレックス市場上場で誰からも注目されず、株主数も少ないから自分の好きにしても誰も反対できないだろうわーい(嬉しい顔)訴訟を起こすと金もかかるぞ!そんなのお前らにできるもんか(高笑い)と言われているようで、非常に不愉快に感じます。
我々個人株主にできることはあまりないと思いますが、消費者を馬鹿にしたような態度を取ると結局は自らに跳ね返ってくると思います。
私は今回の株主総会に参加して、今後一切ハークスレイが関連した会社の商品は購入したくないひらめきと感じました。
資本の論理だけで強引に押し通し、一番利益を得る立場の青木達也氏は臨時株主総会にも出てこない、すべて嫌な仕事は部下にやらせるという無責任な人が創業者であり、経営トップの会社です。
こんな自分の利益しか考えないような人が経営トップの会社は信頼できませんし、食品を扱う企業なのでなおさらです。こんな会社が作る弁当が本当に安心・安全なのか非常に疑問を感じてしまいます。
ほっかほっか亭を見るたびに嫌な思いを感じるわけですから、そんな弁当を美味しく感じられません。
個人株主ができるのはこれくらいのことしかありません。ハークスレイという会社がこの世から消滅しても、困ることはありません。持ち帰り弁当はプレナスの「ほっともっと」もあるし、他にも弁当屋さんはたくさんあります。コンビニだってあります。外食企業も他にもたくさんあります。
ハークスレイがどれだけ酷い会社なのかは、質疑応答の様子を見ていただければ一端を感じていただけるのではないかと思います。
ハークスレイが酷いというより経営陣、特に青木達也氏がひどいのだと思いますが、その青木氏が経営している会社なんですから同列ととらえられてもやむをえませんね。


まずは最近の主なMBOの買取価格を比較してみたいと思います。
MBO価格一覧
最近発表された主なMBO銘柄の買取価格、プレミアム、1株当たり純資産に対する比率などを一覧にしています。
最近のMBOでは幻冬舎が話題を集めています。幻冬舎のMBO価格は、純資産に比べてあまりにも安いexclamation×2ということで株主から非難も集まって問題になり、投資ファンドのイザベル・リミテッドがMBO価格より高い価格まで買い進めたことから、買取価格を見直すことになりました。それだけ大騒ぎになった幻冬舎でも、買取価格は純資産の0.6倍です。TRNコーポレーションはなんと0.2倍ですexclamation×2
こんなひどい価格ですが、悲しいことに株主も少なく目立たない会社で、さらには名証セントレックス上場で市場も目立たないということでまったく問題にもされません でした。我々の力のなさもあるかもしれませんが、わざとセントレックス市場に上場し続け、株価が下がりきったところでMBOを仕掛けたとしか考えられません。きっとわざとIR活動も行わずに、目立たないセントレックスに上場し続け、株価が下がるのをじっと見守っていたんでしょうね。11月に入り小型株が次々と上がり始めたので、これはヤバいもしかしたらTRNも上がりだすかもしれない、急いでMBOの手続きをしなければexclamation×2という感じで、青木氏の号令のもと言いなりの部下たちに作業を急がせたという感じではないでしょうか?
TRNコーポレーション株価チャート
株価チャートを見るとそんな感じがしてしまいます。
愚痴はこれくらいにして、質疑応答の様子をまとめていきます。

質疑応答 質問の数字は前が質問番号、後ろが質問者番号を表しています(敬称略)
(1-1)TRNコーポレーションは何かやってくれる会社だと期待して、株価が大幅に下がる中ずっと株を持ち続けてきたのに、今後はハークスレイに吸収されてしまう。なぜ株式交換ではなく現金で買収なのか。
→スピードを重視し、株主がすぐに現金化できることも考慮して現金での買取にした。プレミアムを付けるためにも現金にした。株式交換ではプレミアムを付けるのが難しい。
(2-1)なぜ純資産は評価されないのか?
→一つの評価方法だとは思うが、上場企業として市場価格という評価があり、重視せざるを得ない。

今までIR活動などにも力を入れずに、名証セントレックスという流動性がない市場に上場していれば、株価が低迷するのは当たり前だと思います。業績も悪化していますし。そういった背景で付けられた市場価格を都合のいい時だけ重視するというのは納得できませんね。最近多くの会社がMBOなどを発表していますが、こんなに純資産を下回った価格で強制買取を行うのはTRNコーポレーション位ではないでしょうか?知名度が低い会社は注目されないので何でもありなんですね。
(3-1)理屈は分かるが会社の持つ魅力などが全く反映されていない。名証セントレックスだから株価が安いという面があるのではないか?そんな株価をベースに決められるのは納得できない。
→最良の選択を取るため色々と検討した。厳しい市場の中でどう存続していくか考えた結果、今回のスキームが必要だった。

誰にとっての「最良の選択」を検討したのか疑問を感じますね。
(4-2)今回6回目の出席になるが、青木取締役の欠席にはあきれている。昨年の議事録を閲覧したが、私の質問内容が抜けていた。ビデオ撮影しているので確認のためビデオを見ることをお願いしたが、見せてもらえなかった。
私の質問に対し青木取締役が、黒い噂があって機関投資家が買わないので株価が低迷していると言っていた。東証を目指すとも言っていた。
→ビデオ撮影は記録のためであり、社内の人間しか閲覧できない。議事録は正確に作成しており不備はない。昨年の質問は株主総会後の経営報告会での発言です。
東証上場は市況も厳しくそこまで達成できなかった。
(5-3)なぜ青木取締役が出席できない日に開催したのか?
→12月には今日の日程が決まっていたが、青木取締役は急遽用事ができて出席できなくなった

取締役が一番大切な株主総会に出席できないとは異常なことです。そんな大事な用事が都合よく急に決まるものなんですね(笑)厳しく追及されるのを恐れて逃げ出したとしか思えませんね。今回のMBOで最大の利益を享受する人が逃げ出すなんてひどい話です。嫌な仕事は部下にやらせて自分は知らんふりというような人が経営トップの会社では、社員の方々も大変でしょうね。
(6-1)敵前逃亡と同じではないか!こんな対応をしているとハークスレイの評判も悪くなるのではないか。
→ご意見ありがとうございます。
(7-2)財務戦略ナカチなどに報酬を支払って企業価値を算定してもらっているわけだから、TRN取締役の意向に沿って(可能な範囲で)価格を算定すべきではないか?第三者機関の意見を元に、TRNとハークスレイで協議して決めた公正な価格だと言うが、ハークスレイが69%も株を保有しているのだから、ハークスレイの意向が働くに決まっている。株主が依頼して価格を算定してもらったのであれば、公正な価格が期待できるかもしれないが、ハークスレイ主導で決まった価格を私は公正だとは思えない。
→ナカチやリーガルアドバイザーには報酬を払っているが、TRNに有利なアドバイスをするわけではなく、あくまでも公正なアドバイスを行っている。
(8-1)関連でTRNのメインバンクはどこか?
→メインバンクはみずほ銀行で、借入が多い銀行は三井住友、三菱UFJなどです。
(9-1)算定機関の1社は三菱UFJグループだが、あくまで憶測だがハークスレイやTRNとの取引を深めたいために、会社側に有利な価格設定をしているのではないか?
→そのようなことはない。

後ほどの質問にも出てきますが、今回の買取価格設定の根拠の一つになっているディスカウントキャッシュフロー法(DCF法)は、割引率や算定期間など前提の置き方次第で大きく価格が異なってきます。算定根拠が示されない限り誰にも妥当性が判断できません。その点で会社側に有利な算定方法だと思います。今回の価格設定についても、あながち憶測ではないかもしれませんね。
日本は長らく超低金利が続いていますが、実勢の低い市場金利を割引率に使うと、企業価値は大きくなります。逆に高めの割引率を使えば、企業価値は計算上小さくなります。
算定期間を長く取って割引率も高めにすれば、企業価値はかなり小さくなってしまいます。つまりDCF法はいかようにも企業価値を算定することが可能です。根拠を示せないというのは、青木氏にとって都合のいい形で計算されているんだろうなと勘ぐってしまいますよね。
(10-3)完全子会社化された後、今いる役員の方々はどう処遇されるのか?
→今回の件や業績が低迷したことについては責任を感じているが、会社に残ってTRNを再度いい会社に発展させていくのが、我々の責任の取り方だと考えている。
(11-3)それは誰に対する責任を取ることになるのか?我々は株主ではなくなってしまうんですよね?青木さんへの責任を取るという意味なのか?
→そういった面では株主様というのはもちろんそうだが、取引先、お客様、従業員などステークスホルダーへの責任という意味です。

どうやら青木達也氏やハークスレイ以外の株主は、ステークスホルダーの範囲に含まれていないようです(T_T)


(12-2)前提となる利益をもとに、DCF分析でどう計算してこの結果が出たのか教えてほしい。
→市場株価分析は、過去の株価から算出している。異常値を除くために対象期間を1、3、6ヵ月などとしている。DCF分析は将来生み出される企業価値を算定し、そこから負債を引いて計算している。細かい計算式は説明できない。
(13-2)DCF法は割引率次第ではないか。前提となる利益や期間、利率が分からないと妥当性を判断できない。計算式や前提条件を教えてほしい。
→計算方法や前提条件は客観的で公正なものと考えており、数式はとても複雑なので、この場では答えられない。
(株主)では後から教えてもらえますか?
→教えられない
(株主)計算の前提となる割引率などが分からないと価格の妥当性を判断できないではないか。リーガルアドバイザーの臼井総合法律事務所も教えなくていいと言っているのか?
リーガルアドバイザーの臼井総合法律事務所も教えなくていいと言っている

後ろに控えるリーガルアドバイザーと何度も打ち合わせしながらの回答でしたが、リーガルアドバイザーの臼井総合法律事務所は一体誰のためのアドバイザーだと思っているんでしょうか?会社が報酬を支払っているとはいえ、その会社の持ち主は株主のはず。株主が報酬を払っているのと同じなのに、なぜ株主が求める計算の前提について、答えなくてもいいというようなアドバイスになんでしょうか?非常に疑問ですね。
まあその株主の69%はハークスレイだからなんでしょうね(笑)無力感を感じてしまいますね。
リーガルアドバイザーも答えなくてもいいと言っているだけで、答えてはいけない!と言っているわけではないので、取締役としては答える必要があるのではないでしょうか?
何度も公正な価格だと自信を持っているなら、なおさら答える必要があると思います。答えないという対応で、算定自体に問題があるのではないか?という疑念を感じてしまいます。割引率などをかなり高めにしているのではないでしょうか?ここ数年の低金利は反映させず、日本の過去の高い金利水準を採用したりしてね!
この回答は非常に問題だと思います。
株主代表訴訟の対象にもなるような、問題回答ではないでしょうか?
質疑の様子をまとめているだけで、怒りが込み上げてきますねわーい(嬉しい顔)

まだまだ質疑応答は続きます。続きは順次まとめていきます。
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ティア(2485)2011年2月15日会社説明会報告レポート

2011年2月15日(火)に名古屋証券取引所主催 株式投資ウィンターセミナー2011の中で開催された ティアの会社説明会に参加してきました。
ティアは名古屋で葬儀を行っている会社です。葬儀会館は名古屋市内を中心に愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県にも展開しています。
ティア会社説明会
出席者は冨安社長と山本取締役でした。
2011年2月15日の株価 1,593円(名証2部 2485) 100株単位 9月決算
PER 9.1倍、PBR 2.0倍、配当利回り 1.9%、株主資本比率 23.7%
株主優待 株数に応じてお米を贈呈
 詳しくは 次項有 ティアの株主優待情報へ

 葬儀会館ティア(2485)のホームページ
 ティアのホームページ以上に詳しい情報が集まっていると噂のティア情報ページわーい(嬉しい顔)
 ティアイズム〜名古屋の葬儀会社ティアTEAR情報

 ティア(2485)のヤフー株価情報
毎年冬と夏の2回開催される名証主催のセミナーで、ティアは欠かさず参加しています。
ただ、1社当たりの時間が40分と短いので、ティアの場合は質疑応答の時間がありません。他社では5〜10分ほどの質問時間を用意する会社もあります。
冨安社長が伝えたいことがたくさんあって、40分では足りないんでしょうね。
会社概要などについては過去の会社説明会と変わりませんので、気になったポイントを中心にレポートをまとめてみます。
ティア会社説明会
お土産は、和菓子型の箸置きでした。美味しそうですが食べられません(笑)
ティアは2月4日に第1四半期決算を発表しましたが、大幅減益となり期待を大きく下回る結果になったので、株価も急落しています。そのような中で開催された会社説明会ですので、心配になり駆けつけた株主もたくさんいたと思います。私もその1人なんですが(笑)
ティア会社説明会
株価は決算発表以降大きく下がっています。チャートを見ると、見事に天井を打って崩れたような形をしていますね。こんな安い株価で天井を打ってもらっては困るんですがわーい(嬉しい顔)
説明会資料の最後の方に、過去1年間の株価チャートやPERなどの株価指標が掲載されていましたが、基準は1月31日の株価1,900円が使われていました。上記の株価チャートではちょうど赤線が引いてある所までです。
今回の配布資料はカラー印刷で用意するのに時間がかかるのかもしれませんが、第1四半期決算の内容も資料の中で説明しているわけですから、もっと最新のチャートも載せられたのではないか?と感じます。この資料を見た印象は、会社としては株価が急落していることには触れたくないんだな〜と感じてしまいますね。できる限り正直に、最新のデータを載せてほしいと思います。
説明会の中では、減益になった要因について詳しく説明していました。

今期は直営の葬儀会館を4会館、フランチャイズ会館を現状発表しているもので6会館オープン予定です。今期三重県初出店として11月にティア桑名をオープンしたが、4月には2会館目としてティア津をオープン予定です。直営会館のうち10月にティア岡崎北をオープンしたが、残りの3会館は下期のオープンになる。4月に豊橋市内3会館目となるティア豊橋西をオープンし、三河地区にもう1会館オープンする。関西には直営ではティア門真1会館しかないが、関西にももう1会館オープン予定です。
フランチャイズ部門については、12月末時点で8社とフランチャイズ契約を結び、17会館を展開しているが、近いうちに直営会館数を上回ることになると思う。FC契約については、基本的に同業者の参加は断っていて、異業種からの参入を歓迎している。FCもただティアの葬儀会館を作ってもらうだけでは意味がないので、人財教育はティアで一括して行っている。人が育たなければ拡大する意味はないと思っているので、これからも人材教育にお金と時間と労力をかけていく


業績概要
2011年第1四半期は、前年同期比で4.8%増収64.8%減益となった。葬儀件数は10.5%増の1,543件となり、葬儀件数・売上高ともに上場以来4期連続で過去最高を更新している。上場以前は四半期決算を行っていないので4期連続と説明しているが、ティア設立以来の最高ですexclamation×2
ティア会社説明会
(注記)確かに会社設立以来の最高値だと思いますが、上記の通り葬儀会館数が伸びてきているので、過去最高になるのは当然ではないかと感じます。ティアの知名度を向上させてきたり、地道に感動葬儀を適正価格で提供してきた結果なので、当然というのは失礼かもしれませんが、ティアは成長中の会社なので、現状に満足せず過去最高を今後も継続して欲しいですね。

営業利益から純利益までは、35%〜65%の減益となった。
今期の葬儀件数は、前年の5,867件に対し6.9%増の6,274件を計画している。
地域別では、名古屋市内のシェアは1Qで19.2%となり、前年同期の3位から2位に浮上している。1位は平安会館さんで2位は愛昇殿さん、ティアは3位だったが、今は2位です。2009年7月にテレビ東京系列のカンブリア宮殿で、ティアが初めて葬儀会社として取り上げられた。感動葬儀として実際の葬儀の様子が取り上げていただき、それ以降葬儀の依頼が急増している。2010年2Q(2010年1〜3月)から名古屋市内では2位になっている。1位を目指してがんばっていく
葬儀依頼のベースとなるティアの会の会員数も順調に伸びている
2010年度はカンブリア宮殿やその後多くのテレビで取り上げられたので、会員数も19,451人と大きく伸びたが、1Qはその前年同期実績を9.8%上回って推移している。
ティアの場合、互助会のように毎月会費を積み立てる形式ではなくて、1回会費をいただくだけで大きな会員特典を用意していて、入会しやすい制度になっている。会員数を増やしていくことが将来の葬儀依頼につながるので、会員数の増加に力を入れていく。

貸借対照表については、新規オープンしたティア岡崎北の建物を取得したこと、賃借していたティア岡崎の土地・建物を買い取ったことで、有形固定資産が増加している。これらの設備投資に充当するため、借入金が増加している。
損益計算書については、葬儀の低価格化が進んだが、会員数を拡大したことで葬儀件数・売上の増加につながった。売上原価については、仕入原価率は0.3ポイント改善したが、労務費の増加、新店の出店コスト、ティア岡崎買取に伴う費用、減価償却費の増加などにより1.3ポイント悪化した。
販管費については、新店オープンに伴うテレビCMなどの広告宣伝費、店舗運営充実のための人件費が増加した。今回大幅減益となった原因なのでもう少し詳しく説明します。
前年の出店は名古屋市内のティア瑞穂・ティア名東・ティア栄生と、名古屋近郊のティア春日井であり、ティアの知名度が高い地域への出店だった。そのため知名度を上げるための広告宣伝はそれほど必要ではなかった。今期の出店はティアの知名度が低い三河地区への出店なので、ティアを知ってもらうためにテレビCMなどを積極的に行う必要があり、広告宣伝費が増加している。2会館を展開している豊橋市では、単月ではトップになる月も出てきており、4月には3会館目のティア豊橋西をオープンするので、シェアトップを目指していく。岡崎でも同じくシェアトップを狙っていく。そのための先行経費が発生している。
人件費については、テレビで感動葬儀が取り上げられて以降、葬儀依頼が急増しており、葬儀の現場で働く社員の負担は限界に達している。人員の採用も進めているが、1人前に育つまでには時間がかかるので、この面でも経費が先行している。現場の負担を減らすため、葬儀に関連する間接事務などを一括して行う部署を作って対応している。これらの人員増により人件費が増加している。

(注記)確かにティアの知名度が低いエリアへの出店では、広告宣伝費などが多くかかるのは理解できます。それなら尚更すでにティアの葬儀会館があって知名度が高い地域の周辺への出店に力を入れていく必要があるのではないか?と感じます。10月にオープンしたティア岡崎北も、イズモ葬祭のすぐそばで苦戦しているようですし、経費先行の状況が当分続きそうです。今後も知名度の低い三河地区への出店が中心となると、減益が続く可能性もあります。
三河地区はイズモ葬祭の地盤でもあり、ティアに対する対抗意識は相当強いと思います。ティア岡崎北のオープン時にも、近隣の葬儀会館で対抗して大葬祭展を開催していました。
冨安社長には、三河地区の消費者のために打倒イズモ葬祭exclamation×2という想いは強いのかもしれませんが、三河にこだわりすぎるのもリスクではないかな?と感じます。
知名度の低いエリアへ出店するなら、マーケットの大きな関東を優先して欲しいと思いますし、全国的な知名度をもっと上げてから、三河に進出してもいいのではないかと感じます。
今期の出店は三河地区とさらに知名度の低い関西ということなので、よほど名古屋周辺でがんばらないと、販管費の増加を補えないのではないか?と心配になります。
今期の2Q・通期の計画は据え置いていますので、冨安社長としては勝算があるのだとは思いますが、1Qが大幅減益となったことで2Qの目標がかなり高くなり、クリアするためのハードルが高くなっています。
広告宣伝費などは今後も高い水準が継続しそうなので、販管費の増加は続きそうです。
ティア会社説明会
キャッシュフローについては、前期の業績が好調だったので法人税等の負担が大きくなり、1Qの営業キャッシュフローはマイナスになっている。
市場環境についての説明は今までと同様です。2040年頃に向けて死亡者数の増加は続いていく。小規模な葬儀業者は、後継者難や葬儀会館への設備投資ができなくて廃業が進んでいる。葬儀会場も自宅から専用会館への流れが進んでおり、2010年では75%が葬儀専用会館になった。
結婚式も昔は自宅で行っていたが、互助会の結婚式場、ホテルウェディング、そして今ではレストランウェディング、ハウスウエディングなどに変わってきており、自宅でウエディングを行う人はほとんどいなくなった。葬儀でも同じ流れがゆっくりではあるが進んでいる。
都市別の葬儀一式価格(寺院の費用や飲食・返礼品などの変動費、火葬料などを除く葬儀式の費用)は、2005年度で133万円だったが、ティアの前期平均は82万円になっている。名古屋市や愛知県と比べても大幅に安い価格で葬儀を行うことができる。価格は安くても、悲しみにくれる遺族に寄り添い、感謝されるような感動葬儀を目指している。

経営の基本方針は、顧客第一主義を徹底し、サービス・価格・利便性をバランスよく実現していく。
人材教育にはもっとも力を入れており、ティアアカデミーでティア独自のセレモニーディレクター制度を設けている。葬儀業界にもセレモニーディレクター制度があるが、儀式や知識を問うだけのナンセンスなものだと考えているので、将来的にはティアのセレモニーディレクター資格を持っていないと評価されないひらめきというくらいの制度にしていきたい。
今後喪主もさらに高齢化していくので、近くに葬儀会館があることが重要になる。ティアはドミナント出店を基本とし、2ホールくらいの小さな葬儀会館をたくさん作っていく。以前勤務していた葬儀会社では、11ホールexclamation×2もあるような巨大な葬儀会館を作っていたが、ティアはお客様の身近な場所にたくさんの葬儀会館を出店していく。ドミナント出店をすることで、近隣の会館で人員の融通などもできて、人件費を大幅に削減することもできるので、消費者の方々に高い利便性と安心な価格を提供することができる。
最後に配当と株主優待について説明がありました。
株価チャートは参考にご覧ください。株主優待については、以前は株主優待券とお米を贈呈していたが、株主の分布が広がり近くにティアの葬儀会館がない株主が増えて、株主優待券の使い道がないという声も多かった。そのため、前期より株主優待券は廃止して、お米の贈呈のみに変更した。株主平等の原則からも、株主優待制度はティアのPRおよび株主様への感謝の意を表すものと、考えている。お米の株主優待は今後も続けていく考えですので、ぜひご理解をいただきたい。


第1四半期は減益となったが、第2半期で取り戻すべく行動を起こして頑張っています。第2四半期決算発表時には、きちんとした数字を伝えられるよう、この繁忙期おかげさまで忙しくさせて頂いています。ティアは装置産業型の葬儀ビジネスであり、今後死亡人口も増えていきます。短期ではなく中長期にわたって応援して頂く会社だと思っています。ぜひ長い目で応援していただけたらと思います。
ティアは日本で一番ありがとうと言われる葬儀社を目指しています。日本で一番ありがとうと言われるような会社になれば、売上・利益でも日本で一番の会社になると思う。私は葬儀の仕事を天職と感じ、ティアの社会的使命を果たしていきたいと考えていますので、今後とも応援のほどよろしくお願い致します。
以上で会社説明会は終了となりました。時間いっぱい使った説明だったので、質疑応答はありませんでした。せっかく経理など管理部門担当の山本取締役も出席していたのに残念ですね。
ところどころ注記も入れましたが、もう少し詳しい感想などはティアイズム〜名古屋の葬儀会社 葬儀会館ティアTEAR情報 の方に書いてみたいと思います。
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2011年02月09日

内藤忍氏セミナーに行ってきました

今日は名古屋証券取引所主催のウインターセミナーに参加してきました。
ウインターセミナーは名証上場の2社の会社説明会と、投資セミナーがセットになっています。
今日登場したのは、桧家住宅(1413)、電算システム(3630)の2社で、投資セミナーにはマネックスユニバーシティの内藤忍氏が登場しました。
内藤さんはインデックス投資の旗振り役というイメージが強く、個別株投資を行っている私からすると、インデックス投資は投資の楽しみるんるんがあまり感じられないな〜と思っています。
今回は『個人投資家が、投資で失敗しないための7つのヒント』と題して内藤忍氏のセミナーが開催されました。
投資の5つの原則として、低コストのインデックス投信を活用して、幅広い投資対象(分散投資)に長期スタンスで積立投資を行う、という方法を推奨していました。
私は個別株投資をしており、インデックス投資を否定するつもりはありませんが、今回の話は少しバイアスがかかり過ぎでは?と感じました。内藤忍氏についても個人的に嫌っているわけではありませんが、私なりの反論をまとめてみたいと思います。


個別株に投資するのをアクティブ運用というが、アクティブ運用で市場平均を上回るのはプロでも困難で、市場平均を上回るファンドマネージャーは2割以下しかいないのが実態です。
アクティブ運用というのは他人を出し抜こうという投資方法であり、誰かが市場平均以上の儲けを得るということは、他の人がその分負けていることになる。他人をカモにするのがアクティブ投資(個別株投資)の目的だexclamation×2
他人を出し抜こうとしても多くの人が失敗しているのが現状であり、それくらいならより簡単なインデックス投資を行った方がいい、というのが主な趣旨でした。この考え方は5年前も同じ話をしていたし、今後5年後、10年後もこの考え方は変わらないということでした。

いきなり手厳しい指摘ですね。そんなに個別株投資は悪者なんでしょうか?
確かに個別株について調べる時間がない、投資には興味を感じないという人は、機械的に行うインデックス投資が適しているかもしれませんが、私は個人投資家こそ機関投資家が相手にしないような中小型株に投資するのが、資産を増やすためには適していると考えています。その考えに従って実践していますし、株式投資セミナーでもそのように伝えています。
もちろん大型株に比べると中小型株はリスクが高いかもしれませんが、自分なりに出来る範囲で調べることで、リスクを減らすことができると考えています。そういった経験の積み重ねが投資のスキルとして積み上がっていくのだとも感じています。

プロのファンドマネージャーでも20%以下しか市場平均を上回れないというのは事実ですが、ファンドマネージャーがどんな株を売買しているのかというと、多くがインデックスに採用されているような大型株です。ファンドマネージャー達は多額の報酬も取りますし、ファンドに関連する証券会社なども信託報酬という手数料を取ります。インデックス投資と同じような銘柄を売買して、インデックス以上に手数料を取るんですから、ほとんどのファンドがインデックスに負けるのは当たり前だと思います。
個別株投資だからインデックスを上回れないのではなくて、大型株中心に運用するという戦略が間違っているからインデックスを上回れないのだと思います。これはあくまで私の考えであり、実績を検証したわけではありません。

セミナーの導入部では、個別株投資は他人を踏み台にして自分だけが儲かればいいexclamation×2という自分勝手な投資法だexclamation×2と決めつけられているような気がして、あまりいい気分がしませんでした
話を聞いていて、アクティブ運用で儲かっている人を悪者扱いしているように感じてしまいました。そんなに個別株投資が嫌いなのでしょうか?もしかしたら過去に大損して思い出したくもないような会社があるのかもしれませんねわーい(嬉しい顔)それからインデックス投資に目覚めたんだったりして(笑)
その後の話の中でウォーレン・バフェットを取り上げ、ITバブルに踊らなかったり、リーマンショック後の暴落時に果敢に買い出動して成功したと持ち上げていましたが、バフェットこそ世界で一番アクティブ運用で儲けている人なので、内藤さん流に言えば、多くの投資家に世界一の多大な損失を与えている悪者ということになってしまいます。おかしな話ですよね。

私が中小型の個別株に投資するのは、誰にも注目されず、本来その会社が持っている価値が正当に評価されなくて、割安に放置されている会社を応援したいと思うからであり、他人を踏み台にして儲けたいからではありません。もっと言えば市場平均などあまり意識していません。もともと中小型株は市場平均にも採用されていませんし、連動性もあまりありませんから、意識する意味がありません。
株式投資とは会社の一部を所有することであり、個別株投資が本来の姿だと考えています。だからこそ、個別株投資を悪者扱いされるのはとても残念です。
セミナー講師として人気があり、影響力もある人が、そのような論調で大衆を洗脳するのはとても残念です。内藤さんの話を聞いたら、個人投資家は怖くて個別の株式投資など出来なくなりそうです(笑)

内藤さんの言うようにインデックス投資は簡単だと思いますが、別の視点から考えると、もしすべての投資家がインデックス投資をするようになったら、株式市場というものはほとんど意味のないものになってしまいます。インデックスに採用されるような会社は大企業が中心で、たとえば日経平均であれば採用銘柄は225社しかありません。皆が日経平均型のインデックス投資しかしなくなったら、その他の上場している3,500社ほどの会社は誰も売買しなくなってしまいます。
とするとインデックスに採用されない会社は上場する意味がなくなってしまいます。インデックスに採用されないような中小型株は、上場しようとしても誰も買ってくれないので、上場ができません。上場してくるのは第一生命やカルビーのようにすでに大企業になった会社で、すぐにでもインデックスに採用されそうな会社だけになってしまいます。
そんな株式市場に将来性があるのでしょうか?上場が完全にゴールのような会社ばかりが集まっている株式市場は魅力的なのでしょうか?非常に疑問に感じてしまいますね。

本来の株式市場の機能は、今後成長する会社への投資資金の提供であり、会社の成長とともに投資家がリターンを得るのだと思っています。
だとすると今後成長が見込める中小型株にお金が回るような株式市場でないと、その国の企業もひいては国も発展していかないと思います。
時価総額が小さな会社には、資金量の大きな機関投資家はあまり興味を示しませんから、だからこそ個人投資家の出番だと私は考えています。会社がまだ小さな時にこそ個人投資家が投資して応援し、成長して大きくなったら機関投資家に任せればいいのです。

インデックス投資を薦めるのもいいですが、ゆくゆくはそこから一歩踏み出して、中小型株への個別株投資に進んでほしいと思いますし、だからこそ個別株投資で儲けることは悪だというような印象を与えるような話し方はして欲しくないと思います。
私は、中小型株へ長期応援スタンスで集中投資するのが、個人投資家にもっとも適した投資方法だと考えています。
初心者にいきなりこの方法はお薦めできませんが、勉強して投資の経験を積みながら、ぜひ個別株投資の楽しみを感じてほしいな〜と思っています

内藤さんは人気があるので、毎回名証のサマーセミナーやウインターセミナーに講師として登場していますが、インデックス投資では名証の取引にはまったく貢献しないと思います。私の方がセミナーでは地元の会社への投資を薦めていて、名証での取引増加に貢献していると思うんですけどね(笑)


その名証が2月22日にご当地ETFとして、東海地方4県に本社を置く会社50社に投資するETFを上場するそうです。
その50社は時価総額上位50社を選ぶそうで、トヨタ自動車や中部電力、東海旅客鉄道などが組み込まれます。こんな会社はほとんどが東証で売買されている会社であり、わざわざ名証ETFとして取り扱う意味がないと思います。こんなものを買うくらいなら日経平均ETFを買えば十分です。
ご当地ETFを作るなら、東海地方の優良企業だけど全国的な知名度はまだ低いような会社50社を選ぶべきだひらめきと思います。だからこそ、ご当地ETFと言えるような特徴あるETFになるのだと思います。ぜひティアやVTホールディングス、東祥など地元の特徴ある企業を組み込んだETFを検討して欲しい揺れるハートですね。そうすれば東海地方の会社にも注目が集まりますし、それが名証の売買の活発化や、名証に上場する会社が増えるきっかけにもなると思います。
名証ももう少ししっかりした戦略を立てないと、東証に吸収されてしまうのではないか?と心配になりますね。地元の証券取引所としてもっとがんばってほしいものです。
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posted by Zaimax at 23:19 | Comment(4) | TrackBack(0) | 投資で疑問に感じること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月08日

VTホールディングス(7593)の3Q決算について

2月7日(月)11時30分に、VTホールディングス(7593)の2010年度第3四半期決算が発表されました。
決算内容はすべての利益で第3四半期の過去最高を更新しており、順調に推移しています。
VTホールディングス(7593)
一方でなぜ昼休みに発表したのかは疑問に感じますね。
7日の株価は前場と後場で様相が一変しています。3Q決算と併せて通期の上方修正期待があったと思いますが、昼休みの発表で上方修正はされなかったので、後場は売られてしまい行って来いになってしまいました。結果としては高値でしこりを作っただけで終わっているので、何のために昼休みに発表したのか分かりません。
VTホールディングス(7593)
さて、ここからはそのVTホールディングス(7593)第3四半期決算を詳しく見てみたいと思います。


上記の通り3Qまでの状況は順調に推移していますが、詳しく見るためには四半期ごとの推移をチェックする必要があります。
1年だけでは傾向がよく分からないので、過去5年分の四半期ごとの業績をまとめてみました。
通常は営業利益が使いますが、VTホールディングスは借入金が多いので金融費用も含めて分析した方がいいと思い、経常利益で比較しています。
ひらめき 2009年と2010年の4Qの数字が間違っていたので修正しました
VTホールディングス(7593)第3四半期決算
上記の表で黄色でマーキングしている部分は、エコカー買い替え補助金があった期間です。
この時期は利益が多いことがよく分かりますね。
過去の傾向から4Qの売上・利益の比重が多いことが分かります。特に利益面では顕著ですね。新車販売は2月〜3月にかけてピークを迎えるのでこの期間の売上が大きくなりますし、車検などのアフターサービスも、3年後・5年後の同じ時期に増えることになります。
ですからVTホールディングスの業績は4Q次第という面があります。
昨年は何度も上方修正がありましたが、これは2008年度の新車販売が大きく落ち込んでいたことと、その対策として買い替え補助金制度が導入されたことで、4Qの業績が大きく伸びたためだと思います。今年はその反動が出ますし、9月までに多くの人が新車を買ってしまったため、最大の商戦期である2〜3月にどの程度業績を伸ばせるのか、会社側としても見通しがつき難いのではないかと思います。そのため今回は上方修正を見送ったのではないでしょうか。

業績推移をグラフにすると下記の通りとなります。
VTホールディングス(7593)第3四半期決算
今期も含めて、最近特に4Qの割合が高くなっています。
今年の第4四半期は政策面の反動など不透明な要因が多いので、見通しにくい部分も多そうです。
買い替え補助金があった期間は売上も増えていますが、傾向としては年々減少しているのがよく分かります。日本国内の自動車市場は年々縮小しているので、国内だけでは徐々に売上が減っていきそうです。インドなどでの海外展開が早く正式に決まるといいんですけどね。なかなか発表がありませんね。
VTホールディングス(7593)第3四半期決算
経常利益の推移は上記の通りです。2010年も例年通りの動きをしていますが、買い替え補助金の影響で2Qの伸びが大きくなっているのが目立ちますね。その分3Qの反動減も大きくなっています。
利益面では売上の傾向とは異なり、少しずつですが年々改善している(グラフが上方にシフトしている)様子が見てとれます。2008年のリーマンショックや、2009年2Qから2010年2Qにかけての買い替え補助金効果などがあるので変動が大きいですが、上記グラフからも少しずつ体質改善が進んでいるように感じますねぴかぴか(新しい)


ここ2年ほどでコストダウンなども進み、VTホールディングスの企業体質が強くなっていることを考えると、4Qの経常利益がここまで落ち込むことはないのではないか?と感じます。かなり慎重に見ているように感じます。
レンタカー事業や環境事業は絶好調で推移しているようなので、過去の実績と比べるとこの分は上乗せになるはずです。
今回の決算を見た印象としては、売上は未達となるかもしれないが、利益面では上方修正が期待できますし、配当性向目標20%を考えれば増配も十分期待できると思います。
私は長期間にわたってVTホールディングスの株主を続けているので、いい面に関心が向きがちというバイアスもあるかもしれませんし、もちろんポジショントークという部分もありますので、みなさんそれぞれの立場で判断していただければと思います。
今期の業績がどうなるかは、VTホールディングスの役職員の方々の今月・来月のがんばり次第でするんるん
4Qも引き続き好業績を期待しています揺れるハート
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posted by Zaimax at 13:43 | Comment(2) | TrackBack(0) | 個別銘柄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年02月07日

ウォール・ストリートを見てきました

今日は投資家なら外せない映画ウォール・ストリートを見てきました。
その前に、最近急に問題銘柄になってしまった^_^;ティアの株価もチェックしました。
大幅減益を発表して、4日(金)の株価は大幅に下げましたが、結局は高値引けで終わっていたので、今日の株価推移が気になっていました。今日は朝から成行買いが入るなど堅調に推移していたので安心しました。ティアの株主は大幅減益だろうがそれほど狼狽せず、長期で保有してくれるんだな〜と感じましたね。
とはいえ最近の高値からは20%近くも下落していて、ここ2ヵ月ほど続いている小型株急騰の流れとは完全に逆行しています。やっと待ちに待った小型株相場が盛り上がりつつあるのに、一番期待しているティアが乗っていけないのは残念ですね。
一方で今日の前場に大きく上げて、昨年来高値を更新してきたのがVTホールディングス(7593)です。
VTホールディングス(7593)
たぶん今日ぐらいに第3四半期決算が発表されるので、好決算期待で上がっているんでしょうが、上記の通りの前場の急騰で、気分よく外出することができました(笑)


そして15時過ぎに出先で株価をチェックしてみると、行って来いという感じで元に戻ってしまっていて残念です。後場の急落は一体何があったんだexclamation&questionと調べてみると、11時30分に決算を発表していました。
過去最高益で問題ない決算内容だったんですが、通期の上方修正がなかったので急落したようです。この程度で急落するとは、ティア株主を少しは見習ってほしいものですねわーい(嬉しい顔)
それにしても昼休みなどという中途半端な時間に決算発表をしないで欲しいものです。夕方発表していたら株価は高いまま推移していたでしょうし、決算内容もじっくりと検討することができたはずです。昼休み中だとざっとしかチェックできないので、通期が据え置き→とりあえず売ってしまえ!みたな流れになってしまいます。早く発表すればいいというものでもないので、会社側ももう少し考えて決算発表を行ってほしいですね。
VTホールディングス(7593)
上記の通り6割から8割の増益で、エコカー補助金がなくなってから新車販売が低迷している中で、素晴らしい内容だと思います。ティアは4割から6割の減益だったので、全く逆ですね。でも株価推移はどちらも下落という残念な結果です。
通期計画を見直さなかったのは、最大の需要期である2月の販売状況を見てから判断したかったのではないか?と感じます。例年ならティアと同様1〜3月(VTでは4Qに当たる)が一番利益が大きいですが、今年はエコカー補助金で需要を先食いしている部分があるので、この影響が4Qにどの程度でるのか読めない部分があるのではないかと感じます。なので経営陣も慎重になっているのではないでしょうか?
たぶんイケイケの高橋社長は上方修正するぞ〜という感じなんでしょうがわーい(嬉しい顔)、慎重派の山内常務が必死に押し留めているのではないでしょうか?あと1ヵ月様子を見ましょうなんて言いながら(笑)

私のポートフォリオの大きな部分を占めている2社の、最近1年の株価推移は下記の通りです。
VTホールディングス(7593)
11月くらいまではティアがポートフォリオを引っ張る存在でしたが、ティアの元気がなくなった11月からはVTホールディングスが急激に上げていて、ティアの下落に伴う資産の減少を補ってくれています。
まさに絶妙の連係プレーですね。
同じ愛知県の企業として、これからはティアにもがんばっていただきたいものです。

こんな前場の背景がありつつ、今日はゼットンの株主優待を使って金山ソウルでプルコギランチを楽しみ(五穀米も美味しかったでするんるん)、NECネッツエスアイ(1973)の会社説明会に参加し、その後109シネマズで東急レクリエーションの株主優待を使ってウォール・ストリートを見てきました。
ウォール・ストリートも面白い映画でしたが、資産運用能力を磨いておけば、どんな環境になっても生きていけそうだな!と感じました。
これからも運用能力を磨いていきたいですね。
投資家として気になっていたもう1本の映画が、ソーシャル・ネットワークです。
こちらも先日見てきましたが、成長企業の周りにはいろんな人たちが集まってきますし、いろんなことが起こるんだな〜と面白かったですね。実際に事業を行うメンバーと、資金を提供する人では考え方やリスクの取り方も異なるので、いろんな問題が生じてくるんですね。
CFOのエドゥアルドは、サイトに広告などを表示することで収益を稼ごうとしますが、クールなサイトを目指すマーク・ザッカーバーグは反対して、徐々に2人の間に溝が深まっていきます。
このページにも広告やアフィリエイトを貼っている私は完全にCFOのエドゥアルドタイプですね(笑)
クールさよりも役に立つ情報提供に努めますので、アフィリエイトへのご協力もよろしくお願い致しますぴかぴか(新しい)


こんな感じで映画を楽しんだ後は、パソコンとにらめっこしながら、続々と発表される決算のチェックです。
明日以降も続々と決算が発表されそうなので、忙しくなりそうです。
株主優待を使って映画を楽しみつつ、資産運用能力・いい会社・経営者を見抜く眼力も磨いて、これからも株式投資を楽しんでいきたいと思います。
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posted by Zaimax at 23:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする